白馬岳（テント泊） ↑大雪渓 ↓栂池ヒュッテ

2018年07月14日(土) ~ 2018年07月15日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 19.3km
• 登り: 2,255m
• 下り: 1,664m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:57
• 休憩: 10:46
• 合計: 17:43

5:19 猿倉荘
6:15 6:36 白馬尻荘
6:36 白馬尻小屋
9:03 9:15 岩室跡
9:57 10:10 避難小屋
11:19 13:07 白馬岳頂上宿舎
13:32 14:04 白馬山荘
14:19 14:41 白馬岳
15:15 19:15 白馬山荘
19:30 22:48 白馬岳頂上宿舎
23:02 丸山

2日目

• 山行: 7:25
• 休憩: 7:04
• 合計: 14:29

0:46 丸山
1:00 3:52 白馬岳頂上宿舎
4:03 4:51 丸山
5:05 6:43 白馬岳頂上宿舎
7:08 7:22 白馬山荘
7:41 7:46 白馬岳
8:25 8:33 三国境
9:21 9:38 小蓮華山
10:30 10:40 船越ノ頭
11:28 11:47 白馬大池山荘
12:24 12:27 乗鞍岳
13:26 風吹大池方面分岐
13:26 天狗原/白馬岳神社
14:29 栂池山荘
14:36 15:06 栂池ヒュッテ
15:15 栂池パノラマウェイ 自然園駅
15:15 ゴール地点

GPSログ取れていないので写真撮影時刻から行動時間を割り出しています。
1日目の宿泊地が丸山ですが、実際には白馬だけ頂上宿舎に1日目のお昼にテントを張って、夜中に星空を撮影するために丸山で撮影していたので、ログ上は丸山が宿泊地になっています。

天候

二日共に快晴、1日目は午後から稜線下に雲は上がってきたが視界良好、1日目夕方から夜、2日目の早朝、午前中までは素晴らしい眺望が得られました。

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

14日　AM5：00　猿倉駐車場　三連休初日だけあって8割程度埋まっていました。
15日　栂池ロープウェー、ゴンドラからタクシーで猿倉駐車場へ　5300円

コース状況／危険箇所等

大雪渓と白馬乗鞍岳の下りにある雪渓以外は危険な個所はありませんでした。

どちらもアイゼン（軽アイゼン）とストックが無いと、登り降りに時間がかかり、緊張を強いられるので、装備品として必須と感じます。
また、当初予定していた白馬鑓ヶ岳から白馬鑓ヶ岳温泉から猿倉までのルートは登山道のコンディションが悪いので通行禁止になっていました。

■大雪渓
渋滞の中登る感じなので自分達のペースではなく、周りに合わせる感じが強かったです。また小雪渓近くの藪を抜けた場所で雪渓の上をトラバースする箇所のみ注意が必要です。基本的に午前中であれば雪が固いので楽に登れます。

■乗鞍岳からの下りにある雪渓
大雪渓と異なりアイゼンを持っていない人が登ってきてしまうせいかロープが張ってあり、山岳救助隊の方が急な下りのため本日何人か雪渓で滑落している人がいるのでアイゼンを付けてくださいと警告を受け、自信がない方は滑落時にロープを掴めるようにロープ付近を歩いてくださいと説明がありました。装備がちゃんとして、雪での降下を経験している人ならロープに頼らずに普通に降りれると思います。

■白馬岳頂上宿舎（テント場）
AM11：20の時点では3割程度で小屋、トイレに近い場所へ張ることができました。白馬岳に登り行くPM1：20時点では奥側のスペースにテントを張っている方がいて、白馬岳から白馬山荘へ戻ってきたPM3：15時点では遠目で見るとほぼ埋まっている状態でした。


■栂池ヒュッテ
ロープウェイは三連休の中日で15時付近だった為、200人くらい並んでいましたが、通常は20分間隔のところ、ロープウェイをフル回転していたので6，7分おきにロープウェイが上がってきたので30分待たないくらいで、ロープウェイに乗れました。

その他周辺情報

倉下の湯　大人600円
深山成吉思汗　とっても美味しいですが予約必須です！

写真

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撮影機器：

ILCE-7M2 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 サンダル ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 調理用食材 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コッヘル 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 タオル ストック カメラ ポール テント テントマット シェラフ 軽アイゼン（6本爪） 三脚 飲料水2L 調理用水1L 重さは22?

備考

行動食に高カロリーのもの、行動食の1食分カロリーが少なくてバテ気味になりましgた。

感想

raist

5月の常念岳以来の北アルプスである白馬岳に登ってきました。
ルートは大雪渓から登り、栂池自然公園に降りるルートです。
一緒に登るPTはノリズム君、ヒロさん、えみちゃん、ぜんちゃんと自分の5人。
ぜんちゃんは初対面でしたが日帰りで同じルートを周るという健脚ぶり。
そこまでは望まないですが、健脚な方が羨ましいな~。

山行の内容ですが、大雪渓は下からの冷気が涼しくて、7月とは思えない快適な登りで、雪渓歩きも軽アイゼンとストックがあったので安心して登れました。大雪渓は白馬尻小屋から岩室後までずっと続いて想像以上に長くスケールの大きさを感じました。しかし大雪渓後に岩室後ぐらいから先週痛めた膝がぶり返して、一人置いていってもらい、ここからはマイペースで登りました。

山頂宿舎でのテント設営では風が強く、手際の悪いところを周りの人に心配されて手伝ってもらい隣の方々に感謝でした。このテント、前回の常念乗越で夜に風が強くてフライシートがバタバタ行って煩くて寝れなかったのでフライシートの前側以外の左右後ろに引き綱を追加したところ、夜半の強風時にも煩くなくなりぐっすり眠れて、装備改善の効果を実感できました。


テント設営後、白馬山荘泊りの3人と白馬山荘で合流後、白馬岳の山頂に向かい、絶景を見て撮影タイム、その後、白馬山荘で皆で生ビールを飲みながら談話、夕食を取ってから夕陽を眺めました。夕日によって照らされる杓子岳、白馬鑓ヶ岳や、遠くの立山、劔の美しさに感激した後、夕日が落ちて1人でトボトボとテント場に戻りました。(笑)


夜は22時半に起きて、テント場近くの丸山まで移動して星空を撮影しましたが、生まれて初めて天の川を見てこれにも感激！！
白馬岳山頂から立山方面にかけて頭の上を天の川が通っている。。。
カメラ機材や撮影の実力が足りなくてうまく取れませんでしたが、今回の山行で一番興奮しました。撮影している最中に、同じ場所で撮影している方とカメラの話をしつつ、あっという間にまに日を跨いでしまったが充実していた時間を過ごし、1時にテントに戻り就寝。


朝は3時40分に起きて、また、丸山まで行って朝日を撮影。
白馬山荘に泊まっているメンバーと合流してみる予定でしたが、足の痛みがとれていないので無理に白馬山荘に行かない方針に変更しました。
白馬岳の横に見える妙高三山の上から朝日が登場して、甲武信ヶ岳、常念岳ではしっかり見えなかった朝日を見れて満足。眼下には雲海でており、朝日が昇り始めると赤く染まり、一気に周りの山も照らされてきました。


その後、朝食を取り、テントを撤収後、白馬山荘で待つメンバーと合流後、白馬岳に登り、そこからは下り基調の稜線歩き。
やはり下りは体力的に楽でいい。
景色を見ながら、写真を撮りつつ、話しながらワイワイとして下っていきました。
白馬岳の馬の背を過ぎるとハイマツと砂礫の稜線歩きが船越の頭ぐらいまで続き、振り返ると白馬岳や杓子尾根が見えるという絶景。自分が歩く先の稜線自体も綺麗で本当に堪能しました。

白馬大池は上から見るとリゾート地みたいな穏やかな姿で、いつか、ここでテントを張ってゆっくり過ごすのもいいなと考えてしまいました。
そこから乗鞍岳までは緩やかながらハイマツの中のガレ場を登っていき、そこから少し下った先は雪渓が残っており、沢山の人が固定ロープを掴まりながら降りていました。自分は蝶ヶ岳での残雪期の下りと比べたら難しくなさそうなのでロープから離れて降りましたが、かなり密集してロープを掴んでいるの、一歩間違えれば道連れもありそうな状況で、他のメンバーが大丈夫か心配でしたが、無事に下まで降りてこれました。

そして、よくよく考えるとこの雪渓、今年の4月に栂池にバックカントリーに滑り着た場所と同じだったんで、季節によってこんなに状況が違うのかと驚かされました。

ここから先は天狗原から栂池ヒュッテまでは八ヶ岳の下側にあるような登山道で、眺望が無くなり暑くなってきて苦行になってしまいましたが、なんとか、栂池ヒュッテまでたどり着き無事下山完了。


下りの最後を除けば、初めての白馬岳は2日間で絶景に恵まれた楽しい山行で、
次に来るときは白馬三山である杓子岳や白馬鑓ヶ岳にも上って、不帰を渡ってみたいなと妄想を抱いてしまいました。