塩見岳・蝙蝠岳・小河内岳 雷鳥も

2018年07月20日(金) ~ 2018年07月21日(土)

• GPS: --:--
• 距離: 38.5km
• 登り: 3,410m
• 下り: 3,412m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:51
• 休憩: 1:30
• 合計: 9:21

4:43 鳥倉第一駐車場
5:15 5:15 鳥倉林道登山口
6:44 6:44 塩川・鳥倉ルート合流点
7:00 7:11 三伏峠小屋
7:49 8:01 烏帽子岳
8:39 8:43 前小河内岳
9:15 9:28 小河内岳
9:30 9:35 小河内岳避難小屋
10:12 10:23 前小河内岳
10:51 11:02 烏帽子岳
11:32 11:53 三伏峠小屋
12:04 12:04 三伏山
12:47 12:49 本谷山
14:04 塩見小屋

2日目

• 山行: 9:57
• 休憩: 2:27
• 合計: 12:24

3:22 塩見小屋
4:17 5:17 塩見岳
5:38 5:38 北俣岳分岐
6:00 6:06 北俣岳
7:17 7:41 蝙蝠岳
9:17 9:19 北俣岳
9:40 9:40 北俣岳分岐
10:09 10:34 塩見岳東峰
10:37 10:37 塩見岳
11:18 11:24 塩見小屋
12:36 12:36 本谷山
13:25 13:25 三伏山
13:34 13:52 三伏峠小屋
15:08 15:14 鳥倉林道登山口
15:46 鳥倉第一駐車場

天候

午前中　快晴　午後ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳥倉の第一駐車場

コース状況／危険箇所等

登山口〜三伏峠　全般に緩くどこで1000m程度の標高を稼いでいるのか？
三伏峠〜小河内岳　3つピークがあり森林限界を超えたハイマツ帯で景色が良い
三伏峠〜塩見小屋　距離があるのに標高差150m。このため帰りも登りがあるし長ーい樹林帯
塩見小屋〜塩見岳　天狗岩を超えると岩稜帯となる。ヘッドランプ状態でもコースは迷わなかったが急斜面のもろい石を落とさずに歩くのは至難の業。何故か高齢の方はヘルメット装着率が高かった。
塩見岳〜仙塩尾根との分岐　急斜面で所々ハイマツを手でかき分けるところ有り。
仙塩尾根との分岐〜北俣岳　岩稜とハイマツのミックス尾根。注意すれば問題ないと思います。
北俣岳〜蝙蝠岳　蝙蝠岳の手前のコルまでは開放的な広ーい尾根の緩斜面。コルから蝙蝠岳までは背位のハイマツ帯エリアもあるが手でかき分ければ通れるしコースも明瞭でそれほど長くなくて助かった。

写真

7/20 5:15

鳥倉の第一駐車場（ゲート）から30分程車道を歩き登山口到着。

7/20 5:30

三伏峠小屋までの10分の1づつの表示が有りわかりやすい

7/20 6:14

よくみる木の階段。問題無

7/20 6:40

中央アルプスが見えた

7/20 6:44

塩川小屋ルートと合流するが閉鎖されてるみたい

7/20 6:55

仙丈・甲斐駒が見えてきた。期待できる天気

7/20 7:11

三伏小屋で事前に予約している昼食（うどん）が小河内から戻って12時頃になる旨伝える。荷物預かり（200円）も可。

7/20 7:13

左　塩見岳　右　小河内岳方面。この分岐は4回通ることにになる

7/20 7:16

小河内方面は花が豊富です。

7/20 7:17

マツムシソウ。大ぶり系

7/20 7:18

黄色は難しい。→弟切草でした。ありがとうございます。

7/20 7:46

イワツメグサ

7/20 7:49

烏帽子岳。100高山47座目。長野県の雷鳥調査の3人と一緒になる

7/20 8:07

これから向かう前小河内、小河内を望む

7/20 8:07

初めて見た気に入った花。→他の方のレコでシコタンソウと判明。ありがとうございます

7/20 8:16

ふり返って烏帽子岳。マイナーだけど立派な山容です。

7/20 8:17

・・・

7/20 8:19

勉強不足。他のレコによると他のツマトリソウ？

7/20 8:32

チングルマ。わずかに遅かったか

7/20 8:39

前小河内岳。ここも眺望見事

7/20 8:41

塩見もコントラストが出てきた

7/20 8:42

右が目指す小河内岳。左に荒川岳が迫ってくる

7/20 8:45

大好きなハクサンイチゲ。大好きといいつつ正しいか自信が無い。

7/20 8:46

見事なお花畑

7/20 8:47

やっぱり今回一番のお気に入りだな

7/20 9:16

着きました。小河内岳。48座目100高山

7/20 9:20

荒川岳へ続く縦走路。勿論今日は行けません。交通手段が・・・

7/20 9:20

悪沢から荒川前岳への稜線

7/20 9:21

大沢岳から兎岳のアップ。ここは未踏・・アクセスが課題

7/20 9:21

小河内避難小屋は直ぐそこ

7/20 9:30

ご主人とお話しました。宿泊もできるそうです。

7/20 9:33

明日行く塩見〜蝙蝠の緩やかな稜線

7/20 9:37

僅かに残るイワカガミ

7/20 9:37

僅かに残るチングルマ

7/20 9:37

こうなって

7/20 9:03

こうなる？前の写真の黄色の綿毛も本当に同じ花？

7/20 9:40

イワヒゲかな？

7/20 9:46

チングルマは綿毛だけでも見ごたえある

7/20 9:59

黄色はわからないってば

7/20 10:23

戻る稜線を。

7/20 10:30

こんな素晴らしいのに皆、塩見しか見てない。不遇なエリア

7/20 10:38

南アルプスはどこも崩壊が激しい。老年期の山？

7/20 10:49

仙丈から北岳までやはり雲が出てきた

7/20 10:56

烏帽子岳まで戻ってきた。エーデルワイス系？

7/20 11:23

自分の中では珍しいコゴメグサ。好きです。

7/20 11:53

三伏峠に戻ってきた。予約した山菜うどん（1000円）を食し備える。

7/20 12:04

三伏山。だいぶガスって来た

7/20 12:47

本谷山。ガスの中。ここから下り長ーい樹林帯のほぼ平らな道を進む。

7/20 13:57

樹林帯を抜けると小屋まで急登。小河内往復で体力が削られキツイ。

7/20 14:04

小屋到着。一瞬ガスが切れたが残念

7/20 16:33

夕食は十分なクオリティ。部屋では隣の茨城からきた単独の方とずっと山談義。

7/21 4:18

翌朝。行程も長いし3時半前に出て1時間かからず登頂

7/21 4:24

今日も晴天が約束されている

7/21 4:33

小屋の弁当はおいなりさん。日が出るまでに無理やり食べる

7/21 4:46

日の出。富士山と一緒に撮るには遠すぎた。

7/21 4:53

直ぐそばの西峰と中央アルプス

7/21 4:53

これから向かう蝙蝠岳への稜線。私のカメラ画角では入りきりません。

7/21 4:59

仙塩尾根も見えてきた。

7/21 5:01

塩見岳の影が背後に映ってます。手を挙げたが映るわけなかった。

7/21 5:04

荒川岳方面も目覚めてきた

7/21 5:16

これも綺麗だが・・・。イブキジャコウソウでしたありがとうございます。

7/21 5:17

蝙蝠への冒険の始まりです。誰もいないエリアに行くのが私の山の醍醐味

7/21 5:21

あっという間に降ります。塩見北面は光線の関係でとても鮮やか

7/21 5:25

まだ暗い蝙蝠への稜線。富士山も見える

7/21 5:33

槍穂高も見えるが今日はいまいち

7/21 5:39

仙塩尾根との分岐。いつ行けるか。さほどのアップダウンはなさそう

7/21 5:42

分岐直後の北俣岳への途中の岩峰。岩場で頂上に行けるが向こう側の降り方がハイマツでわからなかったが帰りは逆から登れた

7/21 6:01

北俣岳から塩見をふり返る。なかなか楽しい岩稜歩きだった

7/21 6:06

一転してここからはなだらかな広い尾根歩き

7/21 6:04

富士山は頂上部分だけ霞みがかる

7/21 6:17

2845m峰。巻けるみたいだが行きは余裕なのでピークを経由

7/21 6:19

2845m峰から蝙蝠だいぶ近くなった

7/21 6:19

こんなに下っちゃった。帰りが怖い

7/21 6:21

足長ー

7/21 6:26

トレースも明確。ガスってなければトレースなくても平気ですが

7/21 6:37

2758m峰でリス君登場。だが警戒心が強く動きが速いのと腕が悪いためブレブレ

7/21 6:42

2758m峰から蝙蝠岳。過去レコによるとここからが本番。写真のコル付近の船窪地形の樹林帯を通ります。

7/21 6:52

樹林帯を抜けていよいよハイマツ帯突入。

7/21 7:17

蝙蝠岳登頂。記念すべき100高山の50座目にふさわしい南アルプスど真ん中のひと気のない山頂。

7/21 7:35

字が釘でできてます。

7/21 7:29

こちら二軒小屋方面。だれか来ないかなー。

7/21 7:30

荒川岳も立派です

7/21 7:30

昨日登った。小河内の稜線

7/21 7:33

間ノ岳・農鳥・広河内。問題はその右の残してしまった黒河内（笹山）

7/21 7:41

50座目を記念してセルフ。

7/21 7:42

素晴らしい塩見までの稜線。

7/21 7:55

蝙蝠岳から戻る直後で雷鳥遭遇。親子でピヨピヨ会話してます。かわいい

7/21 7:59

メス親1匹と子供5匹を確認しました

7/21 8:01

20分位撮影していると絶好のポジションに。ありがとう。

7/21 8:08

ハイマツ突入。背丈ほどのハイマツに覆われてますが下はちゃんと道があります。ハイマツ漕ぎというのか、ハイマツかき分けなのか

7/21 8:23

行きに撮らなかった船窪地形。ここだけ水っけがあるのか高山植物が豊富

7/21 8:32

帰るのが大変。と思わないで長くこの稜線を楽しめて幸せと思おう。

7/21 8:32

北俣岳周辺の岩稜の稜線

7/21 8:50

疲れてきたので花を撮りながら

7/21 8:57

間ノ岳の左にちょこんと出っ歯ているのが三峰？2999mあるけど限りなく間ノ岳の一部だなー

7/21 9:09

エーデルワイス系のお花畑

7/21 9:09

あれこれなんだっけ。

7/21 9:18

仙塩尾根の急登の登山者が印象的

7/21 9:19

疲れているけど岩稜帯を楽しみます

7/21 9:23

チシマキキョウで良いですか？

7/21 9:32

岩峰は蝙蝠側からも直登できました

7/21 9:41

岩峰を超えたところで仙塩から来た単独の方が塩見に行きたいのに蝙蝠方面に来てしまったので教えてあげました。そのまま行ったら大変。

7/21 10:03

展示コーナーみたいにいろんなのがつめつめ

7/21 10:09

塩見に戻ってきました。ピストンは精神力が必要。

7/21 10:15

帰りがけのおじさんに蝙蝠バックで撮ってもらいました。疲れた私。

7/21 10:22

仙塩バックに山頂の綺麗な花

7/21 10:31

充実した蝙蝠への尾根歩きをふり返り感傷に浸る

7/21 10:32

相変わらずの良い天気

7/21 10:40

調べます

7/21 10:42

下ります。行きは暗くてわからなかったが中々の高度感

7/21 10:51

落石というより、もろい岩がずりずり落ちないよう気を使います。

7/21 10:57

チシマキキョウも正面から撮ると違う花みたい

7/21 10:57

天狗岩を巻く辺りから。なかなか立派です

7/21 11:16

小屋の手前から、天狗岩と本峰で双耳にみえるんですね

7/21 11:23

塩見小屋で雷鳥情報提供しました。この情報が保護につながるといいな

7/21 11:25

小屋の近くから昨日ガスで見えなかった小河内の稜線

7/21 11:25

最後に間ノ岳から農鳥を見納め

7/21 11:44

長い樹林帯を進み

7/21 12:36

本谷山の登り返しでヘロヘロ

7/21 12:48

岩のぞきというところでガスでわからなかったが

7/21 12:52

ガスが晴れると下は数100mの空間。上昇してくる冷気が気持ちいい

7/21 13:34

三伏峠に戻ってきた。オレンジジュースを購入し下山開始

7/21 14:17

ほとけの清水。顔を洗いリフレッシュ

7/21 15:00

下山口近くの可憐な花。センジュガンピでしたありがとうございます。

7/21 15:14

到着。休まれていた関西からの単独テント泊の方と駐車場まで移動。

7/21 15:46

駐車場。本日帰った方のおかげで空きスペースが何台かあった。ここで一緒に帰った方と車種が同じであることが判明。トヨタの今では滅多に見ない車種にお互い驚く。

撮影機器：

PowerShot G1 X Mark II CANON

感想

shin123

　金曜日代休だったので行ったことの無い塩見エリアに行きました。アクセスが東京からだと悪いので塩見岳だけじゃ勿体なく100高山を目指すものとしては烏帽子岳・小河内岳・蝙蝠岳も行かなくては・・・。そこで例によってヤマレコで探した結果1件だけそのようなコース取りのレコがありました。小河内岳への尾根は三山ありますがそれぞれ100m程度のアップダウンで素晴らしい景色を楽しめるしとても静かで玄人好みという感じです。みんな塩見岳めざしで忘れられた不遇のエリア。ちょっと寄るという感じではありませんが自分好みでした。
　塩見岳は当然素晴らしい山で多くの方が登るのは当然です。南アルプスのど真ん中ということでほとんどの山が見えるし高山植物・岩歩きと楽しめます。
　蝙蝠岳はレコが少なくコース状況が不安でしたが北俣岳までの岩稜歩き、北俣岳からのだだっ広い尾根歩きが素晴らしいです。蝙蝠岳直前にハイマツ帯を通過しますが道はしっかりしているので迷うことは無く手でかき分ける部分がありますが大変には感じませんでした。（ハイマツに乗っかるところは無）が人は少なく、太陽を遮るものもないので水、食料を十分持参し体力を残しておかないと塩見まで戻れなくなるし広大な尾根なので天候（ガス・雷）も重要な注意点と感じました。
　今回も塩見小屋で隣になった茨城の単独の方、下山口で一緒になった関西単独の方と色々と話させていただきました。
　100高山のうち50座は達成。残りはアクセスなど難しいのが残ったので最大1泊でどう攻略するかますます楽しい悩みが増えます。
240座烏帽子岳、241座前小河内岳、242座小河内岳、243座本谷山、244座塩見岳、245座北俣岳、246座蝙蝠岳

コメント

野風

shin123さん、暑い中お疲れさまでした
Pinball_1957です。
私の拙いレコが参考になったとのこと、うれしい限りです。
また、わざわざお礼のメールありがとうございました。

小河内岳への稜線、静かでいいですよね。荒川三山がどんどん近づいてきて迫力ありますし、本当に気持ちのよい稜線です。百名山の消化試合みたいに塩見岳に向かう人が多いのが残念です。復路には塩見の素晴らしい眺めを楽しめる稜線なのに・・。

この時期はあの稜線にシコタンソウが咲いているんですね。ぜひ再訪して見てみたいです。以下の写真の花、多分これだとおもいます。

１１番：オトギリソウ
６２番：イブキジャコウソウ
１２８番：センジュガンピ

楽しい山を続けてください。

shin123

Re: shin123さん、暑い中お疲れさまでした
Pinball_1957様、返信ありがとうございます。
人気のあるコースもいいですが、そこから外れた人の少ない静かなとこが好きだったりします。（あまりないですが）
シコタンソウは小河内だけでなく塩見岳周辺にも咲いていたと記憶してます。小ぶりで可憐な花ですよね。
花の名前ありがとうございます。弟切草とかは平地の植物と思ってました。高山植物に興味が出てからまだ３年ほどで、恥ずかしながらそれまではイワカガミの名前さえ知らなかったです。
お互いに良い山旅を楽しみましょう。

トーチー

当日はお疲れ様でした。
帰りの駐車場までご一緒させて頂いた単独テント泊の関西人です。
長い林道歩きも色々とお話させて頂いたおかげで短く感じました。
お話にありました蝙蝠岳や小河内岳にも興味が出てきましたので、
いつかはチャレンジしたいと思っています。

お車も同じという事でいっきに親近感がわいています。（勝手に）
また、どこかのお山でお会いした時はよろしくお願いします。
当日はありがとうございました。

shin123

Re: 当日はお疲れ様でした。
10chiさん先日はお疲れさまでした。
塩見は勿論良いですが小河内や蝙蝠も静かなルートがおすきでしたらお勧めです。
また街でも数ヶ月に一度位しか見かけない車なのでビックリですね。渋滞が嫌で温泉入って下道で永遠甲府まで行き高速に乗ったら家に着いたのが11時でした。またどこかでお会いしましょう