塩見岳 鳥倉コースピストン

2018年08月03日(金) ~ 2018年08月04日(土)

• GPS: 31:14
• 距離: 31.6km
• 登り: 2,917m
• 下り: 2,902m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:32
• 休憩: 1:59
• 合計: 10:31

距離 16.4km 登り 2,035m 下り 941m

5:51 鳥倉林道ゲート（駐車場）
6:30 6:35 鳥倉林道登山口
7:33 7:38 豊口山のコル
8:20 8:21 ほとけの清水
8:47 9:04 塩川・鳥倉ルート合流点
9:23 9:50 三伏峠小屋
10:08 三伏山
11:03 11:08 本谷山
13:06 13:39 塩見小屋
14:59 15:07 塩見岳
15:11 15:19 塩見岳東峰
15:22 15:32 塩見岳
16:22 塩見小屋

2日目

• 山行: 6:26
• 休憩: 0:58
• 合計: 7:24

距離 15.2km 登り 884m 下り 1,983m

5:39 塩見小屋
6:39 6:56 塩見岳
6:58 7:04 塩見岳東峰
7:06 7:08 塩見岳
7:49 8:05 塩見小屋
9:33 9:35 本谷山
10:31 10:36 三伏山
10:47 三伏峠小屋
10:58 11:02 塩川・鳥倉ルート合流点
11:23 11:26 ほとけの清水
11:57 11:58 豊口山のコル
12:29 12:31 鳥倉林道登山口
13:03 鳥倉林道ゲート（駐車場）
13:03 ゴール地点

天候

二日間とも晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳥倉登山口駐車場（トイレあり）。
午前6時現在で数台の空きスペースありました。
翌日、下って来た時には車を駐めていた駐車場はほぼ満杯。第二駐車場にも20台程度駐車していました。

コース状況／危険箇所等

塩見岳直下の岩場にはハシゴ、クサリはありませんが、ホールドは豊富なので基本に忠実に三点支持を行うことで登れます。
ただ途中にザレた場所があるので、下にいる人に対して落石を発生さないような歩き方をして下さい。また上部を観察して、登山者がザレた場所を通過している時には安全な場所で待機するなどの配慮が必要です。（山では自分の身は自分で守ること）

また丸太で組んだ足場（橋）が数ヶ所ありますが、滑りやすそうな上に手摺りもないので慎重に足を置いて下さい。特に濡れている時は要注意です。この日は晴れていましたが、それでも濡れている箇所がありました。

その他周辺情報

下山後の温泉はまつかわ温泉 清流苑 500円。
大鹿村の温泉に入りたかったのですが、小渋温泉は道路が通行止め？鹿塩温泉は日帰り入浴時間が午後2時までと希望は叶わず。（どおちらも私の勘違いの可能性あり）

写真

8/3 5:52

座光寺PAで3時半に起床。午前5過ぎに駐車場に到着後、準備をすませて出発。水は2Lを持参しました

8/3 6:30

舗装路を歩き約40分で登山口に到着。昨夜のPAは暑くて熟睡出来なかったせいか体が超ダル重。先が思いやられます

8/3 6:53

三伏小屋まで1/10ずつ標識がありました

8/3 7:25

マルバダケブキの群落を通過。今年は開花時期が早いようで既に終盤の趣き

8/3 7:36

カラマツの森を登り、豊口山間のコルに到着しました。ペース上がらず相変わらずダル重＋頭ぼんやり感が続きます

8/3 8:01

登山口から1時間半で5/10通過。ダル重感は続くものの半分まで来たかと思うと少しホットします

8/3 8:05

丸太で組んだ崖沿いの足場。このルートの名所でしょうか。NHKのにほん百名山でも紹介されていました

8/3 8:22

そして水場（ほとけの清水）。飲んだ分だけ補給しました（残2L）

8/3 8:50

塩川ルート分岐に到着。お腹が空いてきました。おにぎり1個食しました

8/3 9:24

三伏峠小屋が見えてきました

8/3 9:25

ダル重感が寝不足要因と思われたので、長イスに寝っ転がりました。10分程度でしたが効果あり、ここからはダル重感は解消しました（とはいえ好調ではありません）

8/3 9:52

ここで初めて塩見岳とご対面！　遠いなぁ・・・

8/3 9:54

右：小河内岳〜荒川岳方面。左：塩見岳に進みます

8/3 10:04

ほどなく三伏山（1615m）

8/3 10:06

この尾根を行きます。森林限界を超えたと思いきや・・・

8/3 10:23

少し進むと、樹林帯に戻ります

8/3 10:28

途中、垣間見る塩見岳はカッコイイ！　左肩のピークが天狗岩、塩見小屋はその左の平たいピークにあります

8/3 10:36

タカネマツムシソウ。この時、カメラがマニュアルフォーカスに設定されていることに気付きました。ということで、ココまでの写真は全てピンぼけです

8/3 10:41

のぞき岩。この辺りはマルバダケフキやコバイケイソウのお花畑ですが時期遅れ

8/3 10:42

のぞき岩からの眺望。山名は不明

8/3 10:56

進むにつれ塩見岳の姿が変化していきます

8/3 11:04

本谷山 2658.3m。ハイマツに囲われ展望は少なめ

8/3 11:05

それでも北に仙丈ヶ岳（左）と甲斐駒ヶ岳（右）を望むことが出来ました

8/3 12:18

本谷山からは樹林帯を下り、権右衛門山を巻く平坦な道を進むと、

8/3 12:23

権右衛門沢源頭に出ます。「小屋まで40分だに」

8/3 12:30

枯れ沢を登り、

8/3 12:46

塩見新道分岐を過ぎ、

8/3 12:54

「もうじきだでな」

8/3 12:55

白根三山からエールをもらい、

8/3 13:03

「もうじきだに」（小屋まで1分）

8/3 13:06

で3分後、小屋に出ました。予定では本日ココまで

8/3 13:20

トイレは便袋式。使用後は奥の箱に入れます

8/3 13:19

54番が今夜の寝場所。53番は使用せず定員3名の所2名です

8/3 13:39

さて...時間があるので、その日のうちに頂上に登ることにしました。明日、目覚めたら大雨ってこともなくはないですからね

8/3 14:10

登山道は天狗岩の右側を巻きます

8/3 14:23

夏雲湧く

8/3 14:25

岩場を飾るイワギキョウ

8/3 14:27

天狗岩を巻き終えるといよいよ核心部

8/3 14:37

黄色のペイントを辿って進みます

8/3 14:45

よく見ればホールド、スタンスあります

8/3 14:46

ザレ場では石を落とさないよう慎重に進みます。例え下に人がいなくても

8/3 14:56

振り返ると天狗岩と、その右奥に塩見小屋の赤い屋根

8/3 15:03

空が近い！

8/3 15:05

そして山頂（西峰）へ。西峰には三角点標石が二つありました。手前の三角点標石は、

8/3 15:28

御料局三角点というもので、かつては皇室の領地だったようです

8/3 15:06

そして、奥には二等三角点（点名：塩見山 3047.28m）

8/3 15:06

南アルプス北部の山々

8/3 15:07

甲斐駒ヶ岳（右）と仙丈ヶ岳（左）

8/3 15:08

東峰にも寄ってみることにします

8/3 15:13

東峰 3052m

8/3 15:18

東峰から見た西峰

8/3 15:25

ひとりぽっちの山頂（西峰）

8/3 15:26

仙塩尾根

8/3 16:16

小屋まで降りてきた時には山頂にはガスが掛かっていました

8/3 16:56

今夜の夕食。メニューは？　肉を煮たものでした

8/3 16:58

小屋の壁に貼ってありました。フムフム、なるほど。その後、歩き疲れていたこともありぐっすり寝ることが出来ました

8/4 4:59

翌朝。日の出前、山頂はガス

8/4 5:25

5時に朝食を摂り、小屋を出ると既に陽が揚がっていました。そして再び山頂へ...昨日見えなかった富士山見えるかなぁ

8/4 6:22

昨日と違って登山者で大賑わい。以下、昨日アップした経由地の写真は省略します

8/4 6:37

タカネシオガマ？

8/4 6:40

タカネツメクサ（たぶん）

8/4 6:46

山頂からの眺め。左から北岳、間ノ岳、農鳥岳

8/4 6:50

中央アルプスの山々

8/4 6:52

せっかく持って上がった望遠レンズで、日本第二位、第三位コンビをアップで

8/4 6:53

そして第一位は・・・見えない？

8/4 6:53

画像処理でコントラスト上げてみました。かすかに見えたでしょうか？

8/4 6:55

荒川三山

8/4 7:00

南アルプス南部の山々。笊が岳？

8/4 7:36

ここからは食堂で見かけた石の写真。先ず天狗岩近くにあった赤色チャート岩

8/4 7:36

そして緑色岩

8/4 8:22

そして下り道にいっぱいあった普通？のチャート石

8/4 8:45

山と高原地図にある「美しい森」

8/4 9:07

象さんの鼻のような木

8/4 9:45

ハクサンフウロ？　一輪だけ咲いていました

8/4 10:37

三伏山頂から望む三伏峠小屋

8/4 11:31

標高2300m付近の苔の森

8/4 12:26

美しいカラマツの森を下って、

8/4 12:32

登山口に出ました

8/4 13:02

そしてゲートに到着。お疲れ様でした

8/4 15:08

まつかわ温泉 清流苑でサッパリしてから帰途につきました

撮影機器：

E-PL6 OLYMPUS IMAGING CORP.

iPhone 7 Apple

感想

Ham⭐

南アルプスにはまだ登ったことがない名山がゴロゴロ。
そのうちの一つ、塩見岳に訪れることが出来ました。

シーズン本番とあって、土日の山行では小屋が混みそうな予感。
ということで一日前倒ししましたが正解でした。
小屋では定員3名のスペースに2名の宿泊者。
歩き疲れやビールのほろ酔いもあり、ぐっすり寝ることが出来ました。
山小屋でこんなに熟睡出来たのは久しぶりです。

三伏峠から塩見小屋に掛けての稜線は小アップダウンが続き、森林限界を超えることもないので視界は開けず、ひたすら歩くだけなので意外と長く感じました。
その分、直射日光を避けることが出来て暑さを感じないルートでした。
南アルプスの山の魅力でしょうか。静かな森の山歩きを楽しむ方にはピッタシですね。

雨の心配は全くなし。霞んではありましたが富士山の姿も見ることが出来たし、とても満足の山旅でした。ありがとうございます。