小仙丈沢遡行〜仙丈ヶ岳(神田会山行)
- GPS
- 28:27
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,413m
- 下り
- 1,156m
コースタイム
- 山行
- 1:52
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:52
- 山行
- 10:03
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 10:21
2日目、先行パーティ待ち等もあります。
カール底に到着は10:20くらい
休憩後、
登山道までは底から30~40分くらい(仙丈小屋分岐の少し手前(小仙丈側))
天候 | ☀ 夕方ころ、ちょっとだけ雨(ポツポツ数滴雨粒が落ちてきただけ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
野呂川出合までバス。この日は暑かったので林道歩きを短縮できて助かった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●参考情報 遡行図はありませんでしたのでヤマレコのレコを参考にさせていただきました。 北沢峠からは野呂川までは歩いて行けますが、バスで10分程なので乗り継ぎ良ければ迷わずバスに乗車します。野呂川から入渓点まではトラックが頻繁に通るので注意。 ●入渓点〜2,000m幕営適地 明るい沢で難度の高い滝はありません。標高2,000m付近になると右手に草野高台と枝沢が見えてきますが、ここが幕営適地で、大滝がちょうど見えます。張り場所は上段と下段2カ所かな。先行者が上段だったのでうちらは下段を使いました。流木は腐るほどありますので盛大な焚き火が出来ました(ノコギリは必須)。 ●幕営地点〜小仙丈カール 1つ目の大滝は右手から簡単に巻けます。ロープなくても大丈夫なレベル。 すぐに2つ目の大滝になりますが、10m位登ったところで4人位立てる場所あり。支点あり、高さがあるので念のためロープを出します。最初は水流右を登り途中から水流沿い、最後は左手の草付を登りますが、ホールドスタンス分かり易いです。登ったら本流に復帰します。しばらくは快適な小滝が続き、振り返ると鳳凰三山、北岳の展望が広がります。 何回か二俣で水流が多い方を選択していくと水流がなくなります。ここで水を汲みます(キンキンに冷えていて南アルプスの天然水は絶品)。ほどなく小仙丈カールに出ます。 ●小仙丈カール〜登山道 登山道へ復帰する場所は視認できます。直登もできますが、なんとなく踏み後らしきものをジグザグと辿って行く方が歩きやすいです。上部は急斜面でガレているので落石注意。うまく登ると藪漕ぎ無しで登山道に出ます。 登山道から仙丈ヶ岳は軽身で20分程度。帰りのバスの時刻を見て余裕があればピークを踏みましょう。登山道付近で可愛い雷鳥の親子を発見しました。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
カメラ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
セルフビレイランヤード
食器
雨具
タイブロック
ハンマーバイル
シュラフカバー
防寒着
|
---|---|
共同装備 |
ガス
ガスヘッド
コッヘル
50mロープ
30mロープ
タープ×2
テント
調理器具
カム
ハーケン
|
備考 | 写真・その他情報等、後日もう少し追加予定 |
感想
「沢を詰めて3000mの稜線へ上がる」... なんて魅惑なフレーズ (*''▽'')
それを十二分に実感した山行でした。
泊りの沢は初めてでしたが、焚火遊び&宴会を存分に堪能して、タープで自然に包まれて就寝、なかなか楽しい山行でした。火にくべる薪がたくさんあって、盛大にキャンプファイヤー!ってのも豪快で良かったですわ\(◎o◎)/!
一番絵になる仙丈ヶ岳は小仙丈沢カールを入れた構図だと思っていましたが、その広大なカールの底へは、小仙丈沢を詰め上げてしか行けない、そんなカールの底から見上げるカールを包む稜線の景色、本当に最高な眺めでした。
9名という大所帯でしたが、難しい滝もなく、明るい沢を順調に詰めて、最後は仙丈ヶ岳の山頂も踏めたし言うことなしです。
昨年天候不良で中止になった小仙丈沢。今年は9人と言う大所帯でにぎやかな山行となりました。三千メートル峰へ詰め上がる沢登りは初めてだったため幾分か緊張しましたが、達成感のある満足度の高い沢登りとなりました。1日目の幕営地は草地で快適、倒木がたくさん流れ着いているため焚き火用の木も事欠きません。北岳を仰ぎ見ながら焚火を囲んで串焼きを楽しむシチュエーションは他では味わえない贅沢ですね。特にkokさんが用意した肉肉肉の肉づくしの夕食は最高に旨かったです。ついつい飲みすぎて焚火の近くで居眠りしてしまったらしいです。
2日目1段目の大滝はロープを使わない巻き、2段目の大滝は水流少ない左手の支流を登りますが、ここでようやく登りが登場です。先発4人パーティーが既に取り付いていたためしばらくは下で休憩。登り待ちが意外に長かったですが、ロープは必要ないくらいの難度(高度感があるので念のためロープは出す)で快適に登れました。
本流に復帰し、ここからは小滝の連続する楽しい沢登りが続きます。うだるような暑い日だったのでキンキンに冷えた沢水が心地よいですね。水流がなくなるまで登り上げると視界がバーンと開け、そこは小仙丈カールが広がります。一般登山道からでは見えない景色に感激もひとしおでした。
装備を解除していよいよ登山道に向けてこのカールを詰め上がります。
結構なガレでしたが想像していたよりは楽(ルート取りをしっかりしていれば)で登山道に出ました。軽身で仙丈ケ岳のピークを踏みに行きますが、荷物が無いと羽が生えたように歩けました。
今年1月に訪れた白銀の仙丈、沢から登った夏の仙丈と本当に良い山です。そして仙丈ヶ岳から見る甲斐駒が美しいですね〜。
小仙丈沢での初の泊まり沢経験となりました。
透明感のある渓流、沢筋は明るく開放的、そして沢を登り詰めての小仙丈カールは文句なしの景観。
南アルプスらしいスケールの大きい気持ちの良い沢でした。
そして初日の焚き火を囲んでの宴会も一度はやってみたかったシチュエーション。
肉祭りで美味し楽しかったですね。ご馳走様でした!
リーダーのkok555を始め、今回ご一緒されたメンバーの皆さん、そして本山行を計画され、残念ながら欠席となってしまったCKoneさんへ感謝します。
ありがとうございました!
天気、食事、景色、良かったです!
メンバーの方々のおかげです!!
今回は頼れるリーダーCKさんが怪我で大事をとって不参加のため、臨時でCL任せてもらいました。
至らない点などもあったかと思いますが、事故等もなく無事に下山できてよかったです。
またよろしくお願いしますー
遡行途中のタープ泊と焚き火。これが楽しい。
パーティでは肉を食った食った。
なんで山ん中でこんなうまいもん食えるんだ?!
焚き火も派手に燃やしまくった(らしい。アタシャ途中で寝入って人事不肖になった)。
それでも標高2000メートルではシュラフカバーだけでは寒く、ダウンを着込んでも途中で何回か目が覚めた。
9人もいたのに、4人の先行パーティを追い抜きかけたり、計画通り仙丈ケ岳頂上も踏んだり、特にヒヤリハットもなく、できすぎのような山行でした。
リーダーさん、お疲れでした!
初めての沢泊まり 仙丈ヶ岳山頂手前の稜線に突き上げて、山頂を踏む。という、素敵な計画。
沢は広く 明るい、釜は深くない。
朝早くの出発で 水が冷たいのでは、っと心配した。それ程ではなかった。高度も高く、日を浴びて、息が切れる。テント装備の荷物が重い。
時間切れで 山頂を踏めなくなったら---。
足が止まりそう!ドンドン行くんだよ っといつものリーダーの声が聞こえてきそうな あれは、励ましだったのかな?
遡行を続けて行くと、音が止まった。
ザッザー ゴーゴーとすざましかった音が消えた。沢の源流に辿り着いた瞬間だった。
前方に仙丈ヶ岳の綺麗なカールが広がる。
最後のガレを 稜線まで詰めて 山頂まで登った。
沢を遡行して 山頂に到達するって 最高じゃないですか、っと言っていたあの人の笑顔が見れて良かった。本当に素晴らしい山行になりました。
リーダー、今日も ありがとうございました。
1年ぶりの沢!
みんなフェルトで私だけラバーソール、でも何とかなった。
明るくて、開放感のある沢。
シャワークライム、ドキドキしたけど、気持ちよかった。
小千丈カールがとても美しい。感動!
みなさんありがとうございました。
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