日帰り最難関百名山『 平ヶ岳 』
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,806m
- 下り
- 1,797m
コースタイム
天候 | 晴れ & 暑さ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口 〜 下台倉山間のやせ尾根・ロープ場は下りの際に要注意 |
その他周辺情報 | 登山口に「バイオトイレ」・「登山ポスト」あり 桧枝岐温泉「駒の湯」利用(500円) |
写真
感想
日帰り最難関百名山と言われている「平ヶ岳」に挑戦した。往復20kmを超える登山路,約1,300mの標高差,そして連日の猛暑を考慮して,早朝4時に出発する登山計画とした。そのため,桧枝岐の道の駅「尾瀬桧枝岐」に前日車中泊し,4時前に鷹ノ巣登山口駐車場に移動したが,既に多くの車が駐車しており,ヘッドライトをつけた登山者が出発していた。こんな山奥でアクセスも悪い所なのに,沢山の登山者がいることに少々驚くとともに,厳しさに加えて魅力多い山なのかという期待を持った。
最初の難所の「やせ尾根」は薄暗かったので怖さを感じなかったが,下台倉山までの登山道は,心身が疲労した下山時に「ロープ場」と合わせて注意が必要だ。早朝で暑さもそれ程ではなかったが,急登で汗をかいたために給水をこまめにとった。台倉山を過ぎた先の水場は,「台倉清水」は未確認だが,「白沢清水」は涸れていたので,「水分は多め」とするべきだろう。その先の「池ノ岳」までの急登は,気温も高くなり我慢が必要だったが,「姫ノ池」の池塘や「平ヶ岳」が間近になったことで元気が回復した。山頂まではほぼ木道で,美しい景色を見ながら歩いた。
この山のトピックスは,次の2つだろう。まず,山頂からの景色だ。山頂や湿原は平凡(7月に苗場山登頂)であり,尾瀬の燧ヶ岳・至仏山や越後三山などは少し雲がかかりハッキリは見えなかったが,その景色は素晴らしいに違いない。もう一つは,「玉子石」だ。自然が作ったものにしては出来過ぎであり,背景の池塘と相まって絶景となっている。長時間歩いた脚には決して近くない距離だが,大きな感動があり,「ここまで歩かせる価値はある」と一緒になった登山者達が言っていた。
下山は,男性,夫婦と追い越し合い,挨拶しているうちに,チームのような一体感が生まれた。「脚は棒のようだがもう少しだ」「沢の水音が大きくなってきた」などの声の掛け合いとなり,唯一の登山ルートでピストンだがら,このようなことになるのだろう。一期一会の中で心使いが何とも嬉しく,難関突破で達成感が大きい山行となった。
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