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Yamareco

記録ID: 1553163
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳 2回目の北アルプス

2018年08月10日(金) ~ 2018年08月12日(日)
 - 拍手
makotomoto その他19人
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
49:53
距離
43.7km
登り
2,245m
下り
2,649m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:42
休憩
0:35
合計
3:17
12:32
12:34
12
13:23
13:28
4
13:32
13:33
41
14:19
14:38
12
14:50
14:52
46
15:38
15:44
0
15:44
宿泊地
2日目
山行
6:48
休憩
1:15
合計
8:03
4:13
46
宿泊地
4:59
5:01
11
5:12
5:23
9
5:32
34
6:06
6:27
21
7:44
7:49
68
8:57
9:06
69
10:15
10:31
3
10:34
10:37
99
3日目
山行
7:52
休憩
1:19
合計
9:11
5:08
9
5:17
5:22
108
7:10
7:16
102
8:58
9:05
76
10:21
10:31
2
10:33
10:51
98
12:29
33
13:02
13:15
27
13:42
15
13:57
14:17
0
14:19
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR松本駅から貸切りバスで上高地バスセンターへ
コース状況/
危険箇所等
 横尾山荘から槍沢ロッヂ経由のルートの全過程は整備された登山道で,危険個所,道迷い箇所はありません。槍の全貌を直接とらえるところまで樹林地帯の道をひたすら登り続けます。槍ヶ岳山荘までの最後の1500メートルあたりから疲労の蓄積,体力の消耗でへとへとになります。
 下山は通り抜けで,新穂高温泉に出るルートでしたが,最初はガレ場の道を下っていきます。樹林地帯に入っても浮石多く,歩きにくい道です。途中滝谷を経由しますが,ガイドさんの説明では,増水時には危険になることがあり,警告の標識が設置されています。途中から林道に出ますが,とにかく登り以上の長距離ルートで下山なのに時間はかかりました。
その他周辺情報 平湯温泉のひらゆの森を利用。
着替え用ボックスの利用に100円硬貨がいるのですが,普通は後で戻ってくるはずなのが,ここでは戻ってきませんでした(笑)。
予約できる山小屋
槍平小屋
貸し切りバスで上高地バスターミナルへ。
山の日の前日なのに観光客も含めて想像していたよりお客さんは少なかったです。台風13号はそれ,天気は上々。
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貸し切りバスで上高地バスターミナルへ。
山の日の前日なのに観光客も含めて想像していたよりお客さんは少なかったです。台風13号はそれ,天気は上々。
バスターミナルから出発して最初の休憩場所の明神館前から明神岳を望みます。
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バスターミナルから出発して最初の休憩場所の明神館前から明神岳を望みます。
昨年の北穂高岳登山の時はのがした徳澤園のソフトクリームを今回は最初にゲット。水も自由に飲めますが,あいかわらず美味しいお水でした。店前ではミストサービスもあり。
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昨年の北穂高岳登山の時はのがした徳澤園のソフトクリームを今回は最初にゲット。水も自由に飲めますが,あいかわらず美味しいお水でした。店前ではミストサービスもあり。
翌日横尾山荘を午前4時に出発。最初の通過ポイント。まだ暗いのでヘッドランプを使用。これほど長時間使ったのは富士山登山以来です。ランプの角度を調節する機能が付いていたのをこの時初めて知りました。登山用具っていうのはこれ何のためについてるのか最初はわからなくて,使っているうち意味が理解できるようになることが結構多いです。
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翌日横尾山荘を午前4時に出発。最初の通過ポイント。まだ暗いのでヘッドランプを使用。これほど長時間使ったのは富士山登山以来です。ランプの角度を調節する機能が付いていたのをこの時初めて知りました。登山用具っていうのはこれ何のためについてるのか最初はわからなくて,使っているうち意味が理解できるようになることが結構多いです。
途中で出会う小屋はこれだけです。水分補給しておきます。ボトルは2本程度でまあ十分でした。昨年は4本持っていきましたが,途中で補給できるんでそんなに多くは持参しなかったのは正解でした。経験というものは生きてきますね。このあたりもまだまだ樹林地帯です。
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途中で出会う小屋はこれだけです。水分補給しておきます。ボトルは2本程度でまあ十分でした。昨年は4本持っていきましたが,途中で補給できるんでそんなに多くは持参しなかったのは正解でした。経験というものは生きてきますね。このあたりもまだまだ樹林地帯です。
大曲まで来ました。ここまで来てもまだ樹林地帯が続いていきます。この日(山の日)は曇りで,ガスで遠望できません。ガスがなければ槍の穂先が遠望できる地点なのか,わかりません。
大曲まで来ました。ここまで来てもまだ樹林地帯が続いていきます。この日(山の日)は曇りで,ガスで遠望できません。ガスがなければ槍の穂先が遠望できる地点なのか,わかりません。
樹林地帯を抜けました。場所は不明ですが。秒単位でガス状況が変化していきます。もやのかかった槍。
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樹林地帯を抜けました。場所は不明ですが。秒単位でガス状況が変化していきます。もやのかかった槍。
高度を上げていくと,ようやくクリアな槍を拝めるようになりました。整備された登山道ですが,ガレ場のジグザグ道が延々と続きます。疲労困憊です(笑)。
高度を上げていくと,ようやくクリアな槍を拝めるようになりました。整備された登山道ですが,ガレ場のジグザグ道が延々と続きます。疲労困憊です(笑)。
下には殺生ヒュッテ。宿泊しないかぎりここへは寄る必要はありません。
下には殺生ヒュッテ。宿泊しないかぎりここへは寄る必要はありません。
槍ヶ岳山荘まで登頂できました。山荘と槍の穂先までの間から飛騨側を望んだ写真です。ガスって写真では見えませんが,双六岳,笠ヶ岳,西鎌尾根が望めるようになっています。ガスの晴れ間から遠望しましたが,ほんとに絶景です。こんな見るからに恐ろしい山容を見たのは初めてです。自分にとっては,槍の穂先に登るよりこちらの景色が一番印象に残りました。
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槍ヶ岳山荘まで登頂できました。山荘と槍の穂先までの間から飛騨側を望んだ写真です。ガスって写真では見えませんが,双六岳,笠ヶ岳,西鎌尾根が望めるようになっています。ガスの晴れ間から遠望しましたが,ほんとに絶景です。こんな見るからに恐ろしい山容を見たのは初めてです。自分にとっては,槍の穂先に登るよりこちらの景色が一番印象に残りました。
山荘までくれば,それで十分満足でした。ですが,せっかく登ったので,自分も祠の横で写真を撮るため,一応登ってみることに。山の日ですから,渋滞です。数珠繋ぎ。富士山登山の様。でも富士山よりは怖い。
山荘までくれば,それで十分満足でした。ですが,せっかく登ったので,自分も祠の横で写真を撮るため,一応登ってみることに。山の日ですから,渋滞です。数珠繋ぎ。富士山登山の様。でも富士山よりは怖い。
ふと,横を見ると,穂先のとなりにある断崖絶壁の岩でロッククライミングしている人が。うそでしょ,って思いながら,眺めていました。登りの待ち時間待ちのひと時。
ふと,横を見ると,穂先のとなりにある断崖絶壁の岩でロッククライミングしている人が。うそでしょ,って思いながら,眺めていました。登りの待ち時間待ちのひと時。
ようやく穂先の頂点へ。上には20名程度の人。順番に記念撮影していきます。槍の木製看板は割れてしまっていますので,持たずに撮影。もう少し時間があって,待つ人が少なくて,晴れていれば,下界はどんな様子だったんでしょうか。穂高も見たかったなあ。贅沢を言えば。
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ようやく穂先の頂点へ。上には20名程度の人。順番に記念撮影していきます。槍の木製看板は割れてしまっていますので,持たずに撮影。もう少し時間があって,待つ人が少なくて,晴れていれば,下界はどんな様子だったんでしょうか。穂高も見たかったなあ。贅沢を言えば。
ガスの晴れ間に山荘から穂先を撮りました。確かに圧巻ですが,山荘からはわずか200メートルの小山。これが何百キロも離れたところからこのとおり遠望できるんですからすごいもんです。
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ガスの晴れ間に山荘から穂先を撮りました。確かに圧巻ですが,山荘からはわずか200メートルの小山。これが何百キロも離れたところからこのとおり遠望できるんですからすごいもんです。
山荘から晴れ間を狙って撮った常念岳。やっぱり目立つ山です。
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山荘から晴れ間を狙って撮った常念岳。やっぱり目立つ山です。
穂先もガスるとこんな感じ。山は晴れないとわくわくしないな。
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穂先もガスるとこんな感じ。山は晴れないとわくわくしないな。
山荘で泊まって,翌日午前5時に下山。飛騨川から槍平小屋経由で下山します。最初はU字谷のガレ場をジグザグ道で降りていきます。お花畑コースではあります。ガイドさんからは花の名前を教えていただきましたが,時期的にはいつが絶頂期なんでしょうか。やたらトリカブトが目立ちました。
山荘で泊まって,翌日午前5時に下山。飛騨川から槍平小屋経由で下山します。最初はU字谷のガレ場をジグザグ道で降りていきます。お花畑コースではあります。ガイドさんからは花の名前を教えていただきましたが,時期的にはいつが絶頂期なんでしょうか。やたらトリカブトが目立ちました。
もう槍平小屋まで下ってきました。このコースからの登山者も多かったです。登山道の整備度は上高地側より劣りますが,ここから登り,下山は横尾山荘,上高地バスターミナルへ抜けた方が,帰りのバス便が便利なバスターミナルを使えるのでお勧めだそうです。
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もう槍平小屋まで下ってきました。このコースからの登山者も多かったです。登山道の整備度は上高地側より劣りますが,ここから登り,下山は横尾山荘,上高地バスターミナルへ抜けた方が,帰りのバス便が便利なバスターミナルを使えるのでお勧めだそうです。
林道に入り,途中にある穂高平小屋でかき氷を。何年ぶりでしょうか。オアシスに出会った感じです。こういうシチュエーションでの氷菓は最高です。今回の食べ物では山荘の生ビールより印象深い体験でした。冷えたトマトも美味しそうでした。
林道に入り,途中にある穂高平小屋でかき氷を。何年ぶりでしょうか。オアシスに出会った感じです。こういうシチュエーションでの氷菓は最高です。今回の食べ物では山荘の生ビールより印象深い体験でした。冷えたトマトも美味しそうでした。

感想

某ツアーに参加して槍を目ざしました。昨年も同じ会社のツアーで北穂高を目ざしたので,北アルプス登山としては2回目となりました。経験を重ねていくと少しづつ山へのアプローチが具体的なイメージになっていきます。

北穂高との比較で言うと,北穂高は急こう配の登山道で足の筋力が必要になります。そのためか途中で足を吊ってしまい,グループから離れて添乗員さんと一緒に登ってもらいました。今回はばっちり熱中症対策をしてきました。その1,CWXのタイツを着用。ハーフマラソン用に買ったのですが,登山でも利用。その2,漢方68番を服用。その3,水分はポカリスエットと塩タブレットで補強。

槍の今回のコースは坂は急ではないものの,距離が長く,徐々に疲労が蓄積していく感じです。対策していったので大丈夫かと思っていたら,森林限界を超えたところでまた足が吊りました。年なんで仕方ないです。それでも対策していたお陰か,幸い軽くて済み,登りながら足の筋肉をもんでいると収まりました。吊ってもしばらくすると回復します。焦らないことですね。何とかグループに留まり,山荘に到着してほっとしました。

槍の穂先まで登るか少し思案しました。下から見ると岩登りする感じで,不安感があります。でも皆登ってるようなのでもう覚悟は必要ありません。登りが怖い,いや下りが怖いとか人によって感想はまちまちですが,私は登りが怖かったですね。足を大きく伸ばさないとステップ踏めないところがいくつかあります。しかも,渋滞ですから3点支持の姿勢で崖にへばりつくのは正直怖いものです。近くに若いご婦人でソロで北穂高から大キレットを経て槍まで縦走してきたという方がいました。縦走より簡単ですとか。うーん,カッコいいな。れいの梯子ですが,登りも下りも,見た目ほど怖くはありません。添乗員さんの話では,この梯子から落ちた人はあまり聞いたことがないとか。

今回はガスって穂高を見通せなかったのが残念です。昨年は北穂高から槍を見て感動し,今回は槍から穂高を見返そうと密かに期待していたので。それでも,槍の穂先を目前で見られ,双六岳方面の絶景が見られ,自分の体力でも登れたことを感謝すると,北穂高の経験が90点とすれば,今回は85点くらいの経験満足度でした。

来年は奥穂高へとシリーズは続きます。その次も決まっていて西穂高です。こちは講習参加が条件なんで,近々講習登山する予定です。自分の体力,年齢ではここまでが限界ですね。


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5/5
体力レベル
5/5
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
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利用交通機関: 車・バイク
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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
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体力レベル
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