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Yamareco

記録ID: 1559042
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

立山〜剱岳(別山尾根ルート) 50歳を機に挑戦!

2018年08月12日(日) ~ 2018年08月14日(火)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
17.9km
登り
2,102m
下り
2,104m

コースタイム

1日目
山行
5:59
休憩
2:40
合計
8:39
6:51
89
室堂
8:20
9:00
60
10:00
11:20
0
11:20
12:00
0
12:00
0
12:00
36
12:36
174
3日目
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
3日目
山行
9:53
休憩
3:20
合計
13:13
3:27
14
3:41
3:50
30
4:20
40
5:00
5:10
24
5:34
37
6:11
17
6:28
6:35
35
カニのたてばい
7:10
8:00
15
8:15
38
8:53
27
9:20
13
前剱の門
9:33
42
10:15
10:24
16
10:40
11:00
45
11:45
20
12:05
13:05
40
13:45
14:00
110
15:50
16:10
5
16:15
15
16:30
室堂
8/13は一日中天候悪くテント内で停滞。雷、雨、強風の中剱岳に向かう方もちらほらいましたがこんな中で出発するのは危険すぎると判断しました。
天候 8/12(日)曇時々雨、13(月)雨、14(火)曇のち晴れ時々雨
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
往路 毎日アルペン号利用 (新宿都庁〜室堂)
復路 アルペンルート利用し富山側へ出て深夜バスで池袋着
コース状況/
危険箇所等
室堂〜雄山〜剣沢野営地 特に危険なし。ただガスがでてしまい富士の折立と別山は登らなかった。別山は迂回のトラバース道がありそこを通ったが道狭いのと崖際なので少し注意が必要です。トラバースを越えたところにキャンプ場へ下る道がついていますがかなり急な下り。剣御前小屋へ迂回したほうが早く降りられる気がします。
剣沢野営地〜剣岳 出発してすぐに雪渓の横断が2か所ほどありますがゆっくり通過すれば問題なし。剣山荘裏から急登が始まります。今回一服剱あたりで日の出を迎えライトを外しましたが、それまでは真っ暗で道がよくわからず明るいハンドライトと併用して通過できました。以降頂上までは岩場、崖の連続です。整備が行き届きコースに問題ないですが度胸と体力、腕力は必須です。注意箇所はカニのたてばいの最後の鉄杭のところ。足、手の置き場が分からず腕力で支えていたが霧で岩が濡れていて滑ってしまい1−2mほどずり落ちてしまった。カラビナでセルフビレイしておいて本当によかった…。してなかったらぞっとします。落ち着いてよくみれば足の置き場はあります。たてばい後も安心できません。岩と岩の間を通るところが白い砂が踏み跡になりそれがツルツルと滑ります。下り時もここを通るので注意ください。カニのよこばいは鎖をつかんで体を宙に浮かせて右足の置き場を見つけてしっかり岩の上に立てればそこからは普通に降りれます。私はセルフビレイすることで怖さもなく通過できました。以降も鎖場、岩場の連続ですがこれまでに比べれば怖さも半減し無事通過できました。むしろ下り時は体力の消耗が激しくこの往復だけで9時間かかりました。
予約できる山小屋
毎日アルペン号で室堂へ。高いが快適で最速で室堂に到着できる。
2018年08月12日 06:51撮影 by  SH-01H, SHARP
1
8/12 6:51
毎日アルペン号で室堂へ。高いが快適で最速で室堂に到着できる。
ガスって眺望なし。
2018年08月12日 07:35撮影 by  COOLPIX S32, NIKON
8/12 7:35
ガスって眺望なし。
少しだけ雪渓あり。
2018年08月12日 07:49撮影 by  COOLPIX S32, NIKON
8/12 7:49
少しだけ雪渓あり。
2018年08月12日 07:56撮影 by  COOLPIX S32, NIKON
8/12 7:56
エーデルワイス
2018年08月12日 08:12撮影 by  COOLPIX S32, NIKON
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8/12 8:12
エーデルワイス
一の越山荘前にトランスジャパンアルプスレースの垂れ幕が。この日このあたりを通過するようです。実際たくさんの選手とすれ違い、寝ずに剣岳を越えて立山に向かってこられていました。私たちも応援しながらも元気をもらいました。
2018年08月12日 09:00撮影 by  SH-01H, SHARP
8/12 9:00
一の越山荘前にトランスジャパンアルプスレースの垂れ幕が。この日このあたりを通過するようです。実際たくさんの選手とすれ違い、寝ずに剣岳を越えて立山に向かってこられていました。私たちも応援しながらも元気をもらいました。
他二名は浄土山経由で雄山を目指したので私は雄山神社社務所前で1時間半ほど待っていましたが寒くて寒くて。お汁粉があたたくて染み渡りました。
二人を
2018年08月12日 11:36撮影 by  SH-01H, SHARP
1
8/12 11:36
他二名は浄土山経由で雄山を目指したので私は雄山神社社務所前で1時間半ほど待っていましたが寒くて寒くて。お汁粉があたたくて染み渡りました。
二人を
二人を待ってから山頂でお祓いを。おそらく数百年変わらぬしきたりでしょう。剱岳の無事登頂を祈りました。
2018年08月12日 12:00撮影 by  COOLPIX S32, NIKON
8/12 12:00
二人を待ってから山頂でお祓いを。おそらく数百年変わらぬしきたりでしょう。剱岳の無事登頂を祈りました。
別山から剱沢キャンプへの下り道。コースタイム40分は無理でした。
2018年08月12日 14:47撮影 by  COOLPIX S32, NIKON
8/12 14:47
別山から剱沢キャンプへの下り道。コースタイム40分は無理でした。
テント張ってから少したって雲が取れて剱岳が少し見えた。この日のテント場は大盛況で張る場所にも困ったが少し傾斜していたが何とか確保。ビールも品切れで残念だが目の前に剱岳も見れました。それにしても剱、怖そうだし遠いな。
2018年08月12日 16:36撮影 by  SH-01H, SHARP
8/12 16:36
テント張ってから少したって雲が取れて剱岳が少し見えた。この日のテント場は大盛況で張る場所にも困ったが少し傾斜していたが何とか確保。ビールも品切れで残念だが目の前に剱岳も見れました。それにしても剱、怖そうだし遠いな。
ではスタートします。真っ暗で何度も道を確認しながら通過。レッドレンザーのハンディライトを予備でもってきてよかった。明るい光線が夜道を照らしてくれました。この後、名古屋からいらしたSさんがヘッドライトの電池切れとのことで、予備電池をお渡ししてその後行動を共に。
2018年08月14日 03:17撮影 by  COOLPIX S32, NIKON
8/14 3:17
ではスタートします。真っ暗で何度も道を確認しながら通過。レッドレンザーのハンディライトを予備でもってきてよかった。明るい光線が夜道を照らしてくれました。この後、名古屋からいらしたSさんがヘッドライトの電池切れとのことで、予備電池をお渡ししてその後行動を共に。
写真がピンボケですが遠くに槍・穂高がくっきり見えてました。
2018年08月14日 05:14撮影 by  COOLPIX S32, NIKON
8/14 5:14
写真がピンボケですが遠くに槍・穂高がくっきり見えてました。
いよいよ難所の一本橋に。しかも晴れてくっきり全部が見えます。前後も崖際の鎖場、止まるとビビッて動けなくなりそうなので止まらずサクッと通過した。
2018年08月14日 05:34撮影 by  COOLPIX S32, NIKON
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8/14 5:34
いよいよ難所の一本橋に。しかも晴れてくっきり全部が見えます。前後も崖際の鎖場、止まるとビビッて動けなくなりそうなので止まらずサクッと通過した。
鎖場が連続しますがそんなに怖くありません。でも写真を撮る余裕はなし。
2018年08月14日 06:11撮影 by  COOLPIX S32, NIKON
8/14 6:11
鎖場が連続しますがそんなに怖くありません。でも写真を撮る余裕はなし。
カニのたてばい。メインイベント開始です。がっつり鎖場50m続きます。あと10m位のところで足がすべり1−2m鎖をつかんだままずり落ちてしまった。腕力すべてをここで使い果たすことに。セルフビレイしておいて本当によかった。
2018年08月14日 06:28撮影 by  COOLPIX S32, NIKON
4
8/14 6:28
カニのたてばい。メインイベント開始です。がっつり鎖場50m続きます。あと10m位のところで足がすべり1−2m鎖をつかんだままずり落ちてしまった。腕力すべてをここで使い果たすことに。セルフビレイしておいて本当によかった。
頂上。よかった無事ここまでこれて。コースタイム+1時間の4時間かかったが混んでなくてもおデブの私にはこれくらいは普通でしょう。
2018年08月14日 07:18撮影 by  SH-01H, SHARP
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8/14 7:18
頂上。よかった無事ここまでこれて。コースタイム+1時間の4時間かかったが混んでなくてもおデブの私にはこれくらいは普通でしょう。
ガスった頂上で30分以上休憩後、下りに取り掛かる。すぐに最大の難所、カニのよこばいが現れます。体を宙に浮かせないと足場が見えません。
2018年08月14日 08:15撮影 by  COOLPIX S32, NIKON
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8/14 8:15
ガスった頂上で30分以上休憩後、下りに取り掛かる。すぐに最大の難所、カニのよこばいが現れます。体を宙に浮かせないと足場が見えません。
下山中に晴れ間が。今頃頂上の方は景色を堪能されていることでしょう。私たちはバスの都合があり今日中に下山しないとならず景色を堪能する余裕なし。
2018年08月14日 08:56撮影 by  SH-01H, SHARP
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8/14 8:56
下山中に晴れ間が。今頃頂上の方は景色を堪能されていることでしょう。私たちはバスの都合があり今日中に下山しないとならず景色を堪能する余裕なし。
行きは一本橋を通ってきましたが帰りは裏側を回り一本橋は通らないようです。ここを越えれば一安心です。
2018年08月14日 09:17撮影 by  COOLPIX S32, NIKON
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8/14 9:17
行きは一本橋を通ってきましたが帰りは裏側を回り一本橋は通らないようです。ここを越えれば一安心です。
剣山荘で祝杯の生ビール!嬉しさ余って飲んでしまったがこれで酔っぱらってしまい、この後剣沢キャンプ場への道を間違ってしまった。
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剣山荘で祝杯の生ビール!嬉しさ余って飲んでしまったがこれで酔っぱらってしまい、この後剣沢キャンプ場への道を間違ってしまった。
間違えた道の途中から。この道は剣御前小屋へ抜ける道です、かなり登ってから間違いに気づく。
2018年08月14日 11:13撮影 by  SH-01H, SHARP
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8/14 11:13
間違えた道の途中から。この道は剣御前小屋へ抜ける道です、かなり登ってから間違いに気づく。
やっと剱沢キャンプへ到着。ここまで8.5時間行動。帰りの方が時間がかかってしまった。
2018年08月14日 12:03撮影 by  SH-01H, SHARP
8/14 12:03
やっと剱沢キャンプへ到着。ここまで8.5時間行動。帰りの方が時間がかかってしまった。
13時に剱沢を出発し15時ころ雷鳥沢到着。あいにくの天気だがテン場は大盛況。空いてるのは水はけが悪いぬかるみのところばかり。ここは雨の場合、張る場所を考える必要がありそうですが温泉もお店も近くにありしかも眺望も抜群でぜひ来てみたい。でも家族連れも多くいつも混んでいるそうです。
2018年08月14日 14:56撮影 by  COOLPIX S32, NIKON
8/14 14:56
13時に剱沢を出発し15時ころ雷鳥沢到着。あいにくの天気だがテン場は大盛況。空いてるのは水はけが悪いぬかるみのところばかり。ここは雨の場合、張る場所を考える必要がありそうですが温泉もお店も近くにありしかも眺望も抜群でぜひ来てみたい。でも家族連れも多くいつも混んでいるそうです。
室堂からの立山。絵はがきのようです。肉眼では虹もみえていました。
2018年08月14日 15:28撮影 by  SH-01H, SHARP
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8/14 15:28
室堂からの立山。絵はがきのようです。肉眼では虹もみえていました。
16時過ぎに室堂バスターミナル到着し美女平行の臨時バスが次々運行されてましたのでそれを利用。
富山駅に出て銭湯に行き、帰りは路面電車で駅に戻る。バスまで時間があるので駅近くのお店を従妹に教えてもらい富山のお魚を堪能した。
2018年08月14日 20:32撮影 by  SH-01H, SHARP
8/14 20:32
16時過ぎに室堂バスターミナル到着し美女平行の臨時バスが次々運行されてましたのでそれを利用。
富山駅に出て銭湯に行き、帰りは路面電車で駅に戻る。バスまで時間があるので駅近くのお店を従妹に教えてもらい富山のお魚を堪能した。
最後の〆は富山ブラックラーメンで。見た目よりもあっさりしたスープで満腹でも食べられました。すり減らした脂肪をチャージして剱岳挑戦、これにて終了。
2018年08月14日 21:48撮影 by  SH-01H, SHARP
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8/14 21:48
最後の〆は富山ブラックラーメンで。見た目よりもあっさりしたスープで満腹でも食べられました。すり減らした脂肪をチャージして剱岳挑戦、これにて終了。
撮影機器:

感想

ついに剱岳へ挑戦し、登頂できました。高所恐怖症、しかもおデブな私ですのでだいぶためらい、計画から3−4年経過してしまいましたが50歳を機に挑戦しました。途中滑落しかけましたが安全対策のためカラビナ&シュリングの簡易ハーネスでセルフビレイしていたので命拾いしました。もう二回目の挑戦はしないと思いますが、本当に素晴らしい山でした。

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