【空木岳】中央アルプス千畳敷まで縦走
- GPS
- 18:07
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 3,271m
- 下り
- 1,471m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 8:42
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
下山:千畳敷〜(ロープーウェイ)〜しらび平〜(バス)〜菅の台BC (千畳敷からの下りロープーウェイは2時間待ち) |
コース状況/ 危険箇所等 |
菅の台バスセンター〜空木岳 林道終点まで車が入れますが、バスセンターからだと標高差約2000mの登り。 大地獄、小地獄付近は痩尾根、岩場・鎖場あり。水場は池山小屋近くの1箇所のみ。 空木岳〜千畳敷 約8kmの稜線歩きですが、岩場、鎖場が多く、大小のアップダウンも激しい。特に空木岳からの下りと熊沢岳からの下りは注意が必要。またハイマツの間を漕ぐように進むところも多い。また、所々登山道が分かりにくいところもあります。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉:駒ヶ根高原家族旅行村こぶしの湯 610円(モンベル・JAF割引あり) 食事:駒ヶ根といえばソースカツ丼@明治亭 |
写真
感想
アルプスを縦走したいけれど混雑はイヤということで、今回は中央アルプスの空木岳から千畳敷への山旅ををしてきました。中央アルプスはロープーウェイを使って木曽駒ケ岳にしか登ったことのない、ほぼ未知の山域。想像以上に美しい山々で、すっかり魅了されました。
中央アルプスの縦走は千畳敷から空木岳へと行くほうがロープーウェイが上りに使えるので一般的のようですが、千畳敷に行くまでの混雑が半端なさそうなので、厳しいのを承知で池山尾根で一気に空木岳を目指しました。
【1日目】
駒ヶ根高原から空木岳山頂まで標高差2000mの池山尾根。大地獄、小地獄あたりはヤセ尾根、岩場・鎖場が続くところですが、高度感はなく思ったよりスムーズに通過できましたが、終始段差の大きいところもあって、後半は何度か足を攣りながら、なんとか空木平の分岐へ。
ここでようやく空木岳山頂が姿を見せてくれます。花崗岩の白とハイマツの緑に覆われた山稜、目の前に現れる数々の奇岩の素晴らしさにここまでの疲れも吹き飛びました。
今回お世話になったのは空木岳山頂直下に建つ定員30人ほどの空木駒峰ヒュッテ。地元の山岳会が運営していて、小屋番も山岳会の方々の交代制だそう。空木岳や稜線を望む展望テラスは最高です。こじんまりとした自炊小屋ということもあって、他の登山者との距離も近くて消灯間際まで話も弾みます。
夕方、小屋番さんの言っていたとおり、ガスが下がり、中央アルプスの主稜線はもとより御岳山、南アルプス、北アルプスまで見渡せるようになる。雲海に浮かぶ御嶽山への日の入と天空全体に広がる夕焼けは、とってもドラマチックで、感動的でした。
【2日目】
軽く朝食を済ませ、昨夜消灯間際までお話した方たちと日の出前に空木岳山頂へ。東に連なる南アルプスの左側から静かに太陽が昇り、山頂の白い花崗岩が赤く染まります。それを見届けてから、それぞれの今日進む方向へと分かれていきました。
空木岳からは花崗岩の間を縫うように一気に下ります。風化した花崗岩がザレていて、スリップしやすく、岩場や鎖場も多いので気をつかう。木曽殿山荘から空木岳を目指す登山者と次々とすれ違います。けっこう団体が多いのには驚きました。
木曽殿山荘からは再び登り返し。その先も登っては下っての繰り返し。南アルプスは一つ一つの山が大きくて長いけれど、ここの稜線の山はひとつ一つは大きくないけれどとにかく登り下りの回数が多い。岩場も数多くあって、気が抜けない稜線。木曽殿山荘からは行き交う登山者もとても少なく、静かに山と向き合うことができます。
檜尾岳に着く頃にはかなりバテバテで、最後の島田娘への登りは休憩を繰り返しながらなんとか一歩を踏み出すほどキツイ。けれどそこから見た空木岳への稜線はアルプスと呼ぶにふさわしい、素晴らしい景色でした。
1日目は標高差2000mを越える登り、2日目はアップダウンの厳しい縦走とかなり体力的に限界だった今回の山行でしたが、その分達成感を感じることができました。しばらく山はいいかなと思ったほどですが、たぶん次の休みも天気が良ければ、どこかに出かけたくなるんだろうな…。
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