嵐の前に不帰キレットから帰還！

2018年09月02日(日) ~ 2018年09月03日(月)

• GPS: 14:47
• 距離: 23.8km
• 登り: 2,961m
• 下り: 2,357m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:58
• 休憩: 0:34
• 合計: 5:32

距離 8.6km 登り 1,780m 下り 307m

7:11 猿倉荘
7:54 白馬尻荘
7:57 8:00 白馬尻小屋
9:40 9:41 岩室跡
10:23 避難小屋
11:09 11:12 白馬岳頂上宿舎
11:29 11:32 白馬山荘
11:50 12:12 白馬岳
12:23 12:25 白馬山荘
12:43 白馬岳頂上宿舎

2日目

• 山行: 7:26
• 休憩: 1:28
• 合計: 8:54

距離 15.2km 登り 1,185m 下り 2,064m

4:51 白馬岳頂上宿舎
4:57 丸山
6:03 6:13 杓子岳
7:00 7:12 鑓ヶ岳
7:30 鑓温泉分岐
7:49 8:15 天狗山荘
8:50 天狗ノ大下り
9:22 不帰キレット
9:42 不帰嶮（不帰一峰）
10:38 10:39 不帰嶮（不帰二峰北峰）
10:51 10:56 不帰嶮（不帰二峰南峰）
11:25 11:34 唐松岳
11:45 12:05 唐松岳頂上山荘
12:33 12:37 丸山
12:44 12:45 扇雪渓
13:12 八方池
13:18 八方ケルン
13:22 第2ケルン
13:45 八方池山荘

天候

9/2曇りのち霧 9/3曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

往路：無料の八方第5駐車場に駐車(日曜日ですがガラガラでした)。駐車場前のバス停から6:40のバスで猿倉登山口へ(\930)。
復路：八方池山荘から八方アルペンラインのリフト＋ゴンドラで麓の八方駅へ下山(片道\1550)。駐車場まで徒歩15分。

コース状況／危険箇所等

●猿倉〜白馬頂上宿舎
　危険個所はありませんが、大雨の翌日だったため、川の水量が多く登山道も水浸しの所がありました。大雪渓は軽アイゼンがあれば安心です。あと、白馬鑓温泉のトラバースルートは通行止めでしたが、稜線上の分岐点には通行止め表示がなく、温泉まで下って通行止めを知った登山者もいたようです。
●白馬頂上宿舎〜唐松岳
　天狗の大下りから不帰嶮の区間は、高度感はありますがクサリや足場はしっかりしています。
　あとマーキングが少なかったり消えかかっていたりする所もあるので、踏み跡を頼りにルートを外さないよう注意が必要です。
●唐松岳〜八方池山荘
　危険個所はありませんが、日帰り登山者も多い区間です。

その他周辺情報

白馬龍神温泉
https://www.hakuba-ryujin.com/hotspring.html

写真

9/2 6:27

八方第5駐車場(無料)に6時に到着、さっそく白馬3山がお出迎え
駐車場は100台位のスペースに約20台でガラガラ

9/2 7:13

7時過ぎ、猿倉到着

9/2 7:20

登山開始

9/2 7:21

鑓温泉への分岐ですが、このルートは現在通行止め

9/2 7:36

9/2 7:58

9/2 8:05

9/2 8:08

9/2 8:09

白馬尻に到着

9/2 8:11

いろいろ細かく注意書きがあります

9/2 8:25

このケルン？が見えたら、もうすぐ大雪渓

9/2 8:35

軽アイゼン装着して、大雪渓歩き開始

9/2 9:28

上見てもガス

9/2 9:04

下見てもガス

9/2 9:36

大雪渓が終わり、ここで軽アイゼンを外します

9/2 9:31

大雪渓の上部は落石が多いようです

9/2 9:44

この季節、雪渓にも大穴

9/2 9:50

9/2 9:52

この看板は下山者向け

9/2 9:54

岩室跡

9/2 10:37

非難小屋

9/2 10:46

9/2 10:47

9/2 11:08

標高2600mでこの水量

9/2 11:17

霜降り岩！？

9/2 11:21

頂上宿舎に到着、とりあえずスルーして白馬岳に向かいます

9/2 11:42

白馬山荘

9/2 12:18

3度目の白馬岳山頂です

9/2 16:32

山頂宿舎とテント場、今日は10張ほど。

9/2 16:21

小屋の脇に気象観測施設

9/2 16:45

小屋のそばに雪渓と水場

9/3 5:00

2日目、未明に小屋出発

9/3 5:10

夜明けの白馬岳

9/3 5:11

杓子岳と鑓ヶ岳

9/3 5:16

ご来光は拝めず

9/3 6:02

杓子岳への分岐

9/3 6:22

杓子岳に到着

9/3 6:18

山頂東側から見下ろすと断崖絶壁

9/3 6:28

横から見るとこの通り

9/3 6:26

鑓ヶ岳への稜線

9/3 6:48

白馬岳と杓子岳を振り返り

9/3 7:21

鑓ヶ岳に到着

9/3 7:23

これから向かう唐松岳方面の稜線

9/3 7:43

鑓温泉分岐、立入禁止の表示ありませんが温泉ルートは現在通行止め

9/3 8:02

天狗山荘

9/3 8:23

一部は基礎がむき出しになってました
現在は宿泊不可

9/3 8:43

天狗の頭

9/3 9:03

ここから天狗の大下り

9/3 9:04

一気に下ります

9/3 9:17

下ってきた岩壁の振り返り

9/3 9:28

稜線の東側にガスが出てきました

9/3 9:36

剱岳と立山連峰

9/3 9:56

一峰の頭に到着
いつの間にか不帰キレットは通過^^;

9/3 9:58

二峰が壁のように迫ってきます

9/3 10:07

この岩壁のどこを登るんだろう？

9/3 10:13

岩壁への取り付きから見上げる

9/3 10:13

見下ろすとやはり高度感あり

9/3 10:19

岩壁の終点がまだ見えない^^;

9/3 10:21

途中で橋を渡ります

9/3 10:27

大下りと二峰の振り返り

9/3 10:33

岩壁の傾斜はこんな感じ

9/3 10:34

油断できないクサリ場が続きます

9/3 10:48

白い三角形の岩は両端だけで支えられ浮いてます
その脇を抜けて、

9/3 10:48

垂直の壁を登ると、

9/3 10:50

二峰北峰に到着

9/3 10:53

二峰の振り返り

9/3 11:01

間もなく二峰南峰
この先にもう難所はありません

9/3 11:41

無事、唐松岳に到着

9/3 11:54

唐松岳の山頂山荘

9/3 11:59

ここでお昼休み

9/3 12:16

あとは八方池山荘に下山するのみ

9/3 12:20

トラバース道は崩落で通行止め、尾根ルートに迂回します

9/3 13:12

9/3 13:14

9/3 13:25

第3ケルン

9/3 13:35

第2ケルン

9/3 13:42

山荘の近くは木道とお花畑

9/3 13:38

9/3 13:40

9/3 13:40

9/3 13:45

白馬の町が見えてきました

9/3 13:58

ようやく八方池山荘に到着

9/3 14:02

リフトで下れるって幸せ♪

9/3 14:25

ゴンドラで下れるって幸せ♪

9/3 14:42

リフトとゴンドラでの下山はとても楽チンでした

撮影機器：

DSC-WX350 SONY

感想

kobagon

　1シーズンで3大キレット制覇しました。初めから狙ってたわけではないけど、5月両神山、6月八ヶ岳（硫黄〜赤岳）で岩場に慣れて、7月に八峰キレット、8月に大キレットを踏破した時、「あとは不帰キレットだけじゃん、どうせ行くなら今シーズン中に！」と思い立ったわけです。

　3大キレットの中で唯一破線ルートである点が不安材料でしたが、調べてみると格段に難しいわけではなさそうということが分かり、少し安心。台風直前の嵐の前の静けさを狙って9/2-3で計画、下山時の便を考えて、白馬→唐松のルートに決定しました。

　1日目、白馬大雪渓ルートは3回目で不安はありません。ガスがかかって展望がなかったのは想定内だけど、想定外だったのは前日の大雨の影響で至る所で水が湧いており、登山道が川になっている所があったこと。幸い、靴を水浸しにすることなく通過できました。白馬岳山頂の展望はイマイチでしたが、雨に降られなかったのでラッキーでした。山頂宿舎の宿泊客10名ほどでガラガラ、おかげでゆっくり静かに休養できました。

　2日目、4:50に小屋を出て丸山の少し先で弁当食べながら5:20のご来光を待つが、雲に遮られて拝めず。ここで同じ山頂宿舎泊の登山者と会い、天狗山荘まで抜きつ抜かれつご一緒させていただきました。ルート上ですれ違ったのは3人だけ、ルートのクライマックスである天狗の大下りや不帰嶮はワクワク楽しみながら通過。渋滞もなく気持ちよかったです。目標通り昼前に唐松岳まで辿り着いたとき、山頂の登山者に祝福されました。
　八方池山荘までは、ガスの中でしたが至福の下山道でした。3大キレットを制覇したことは達成感とともに大きな自信になりました。