奥秩父/金峰山
- GPS
- 06:21
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 520m
- 下り
- 1,357m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:15
天候 | 雨後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
塩山駅8:12着の中央線で集合。 8:30 塩山駅北口→9:15 柳平(1000円) 9:25 柳平→9:55 大弛峠(800円) (共に栄和交通バス http://eiwa-kotsu.jp/root.html 要予約) ◆復路 16:30 瑞牆山荘→17:45 韮崎駅(2060円) (山梨峡北交通 韮崎瑞牆線 http://kyohoku.jp/) 韮崎駅19:25発の中央線でそれぞれ帰宅。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 危険箇所は特に感じられなかった。 ◆登山ポスト 大弛峠登山口にあり。瑞牆山荘側登山口にも設置してあった。 |
写真
感想
下ノ廊下を目指す会の今年の5回目の山行は奥秩父の雄峰金峰山を大弛峠から目指し、瑞牆山荘に抜けるルート。晴天であればアルペン的な岩稜帯と展望が楽しめる筈だったが、残念ながら雨後曇り。それでも初めての奥秩父で高山の空気に触れて楽しい山旅になった。下りては韮崎で呑んで特急の中で呑んで、中央線からの帰路は皆山よりもっと大変だった様子だった。
個人的には24年前に大弛峠からの往復、25年前に瑞牆山荘からの往復で2回金峰山には登っているが流石に四半世紀経つと色々と変わっているところがある。一番の違いは大弛峠までの林道が舗装されていることと峠の整備が素晴らしいことだ。塩山駅から柳平までグイグイ標高を上げた後にバスからミニバンに乗り換えて大弛峠へと約1時間半掛かるが快適に2365mの高地に引き上げて貰える。塩山駅から2000mを超える手前までは曇りだったがそれからガスの中に入って行くと徐々に霧雨状態になり、峠ではシトシト降り続けるようになった。残念ながら雨具を着ての出発だが、Iさんは逆に初めて雨具を使うと新鮮な気持ちだったようだ。
峠の混雑も大したもの。100台近いクルマが駐車しているし登山者を運ぶミニバンもひっきりなしに登ってくる。大弛峠からの往復が金峰山のメインルートになっているみたいだ。確かに瑞牆山荘からよりもずっと楽だけど瑞牆山荘から登る方が景観的には楽しいのだが。登山口を超えると一気に山中の雰囲気になり樹林帯の登高が続くが、傾斜は厳しくない。先頭を行くIさんは良いペースで引っ張ってくれた。元々の標高が高いがそれでも標高と共に植生も変化しやがてコメツガの甘い匂いに周囲が包まれて行く。露岩帯に出るとほぼ朝日岳の頂上域だ。晴れていれば朝日岳から金峰山ははっきりと望めるのだが今日は生憎の雨。しかも雨の勢いは強まり風もここでは強かった。撤退も視野に入れるが今戻ってもバスには時間があり過ぎるので兎も角金峰山までは行くこととする。
朝日岳を下り、鉄山はトラバースして行く。そうすると雨も上がり風も収まった。少し登り基調になって行き小川山の岩峰群が望める辺りになるとハイマツも見えだす。ハイマツが出て来たねと話しているとポンと森林限界を超えて金峰山の山頂域に飛び出す。この突然さが僕的にはイマイチなんだよなぁ。瑞牆山荘から登ってくると千代の吹上から五丈岩を目指して来る感が強いんだけど。ともあれ山頂域に出て岩がゴロゴロした所を山頂に向かって行くと金峰山山頂の標識に出合う。おそらく五丈岩の手前のここが最高地点なのだろう。写真を撮って更に進み五丈岩の基部で小休止とした。ここには登山者が大勢集っている。過去の2回はいずれも五丈岩には登っていたので今回も登るつもりでいたが、雨に濡れた岩に少し怖気て頂上から2つ下のテラス止まりになってしまった。そんな自分の小心に我ながら少し嫌な感じだが、やっぱり若い頃の方が大胆だったし登る力も強かったのは真実なんだろうと受け入れるしかないよね。
金峰山までIさんが良いペースで引っ張ってくれたので貯金が出来たがこれが幸いした。下りで段々と皆疲労の色が出て来てOさんが膝の痛みを気にしだしたけれどこの貯金を有効に使ってペースを緩めたり、林道を歩いたりすることが出来た。グッドチームワークでしょう。登りはそれ程登るルートでは無いけれど下りはしっかり1000m以上下ることになる。やっぱり中高年には下りが厳しいもの。
大日岩周辺ではひと時晴れ間を享受することが出来た。以前登った時には大日岩は見もせずに通過したけど今日は小休止の間に中腹まで登ってみた。北側にトラバースして行くと瑞牆の岩峰群も展望できてとても楽しい時間を過ごすことができた。もうひと頑張りする時間があれば頂上までも行けるかも?少し五丈岩を登れなかった鬱屈を晴らすことができた。
瑞牆山荘前には16:30発のバスが待っていたが乗客は僕らパーティ以外には2名だけだった。バスの車中で乗る特急の時間を決めて、韮崎駅では切符を買った後に1時間半限定で呑み会。例によって暴走列車のようにウィスキーのボトルを注文し、残りは特急の中に持ち込んでと言う状態だ。呑むらのご主人は親切にもプラコップをくれるし。山行の後の酒は実に楽しいのだけれどもう少しコントロールを効かせるのが課題だなぁ。ともあれお疲れ様でした。次回は紅葉の山旅を計画しましょう。
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