南ア絶景山旅 ゆったり北岳

2018年09月16日(日) ~ 2018年09月18日(火)

• GPS: 56:00
• 距離: 11.8km
• 登り: 1,832m
• 下り: 1,834m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:47
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:47

10:13 広河原山荘
13:00 白根御池小屋

2日目

• 山行: 5:40
• 休憩: 1:18
• 合計: 6:58

3:00 白根御池小屋
5:27 5:30 小太郎尾根分岐
6:00 7:00 肩ノ小屋
7:30 7:45 北岳山頂
9:58 北岳山荘

3日目

• 山行: 6:33
• 休憩: 0:12
• 合計: 6:45

5:05 北岳山荘
7:08 7:10 八本歯のコル
10:10 10:20 大樺沢二俣
11:50 広河原山荘

天候

連休を1日ズラした企画だったがギリまで予報とにらめっこ！☂秋雨前線が少しだけ北へ押し上げられて最後の18日☀快晴予報が的中。結果良ければ何とか…です(>_<)

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

奈良田バス停が満車で第二駐車場へ。早めに着いたのでウォ−ミングアップがてら始発停留所まで戻る(7分)。9:00発広河原行き(￥1130)に乗車。雨天予報で諦めた登山者が多かったのか？乗車率は30％ほど。

コース状況／危険箇所等

八本歯のコル付近の雨や朝露で濡れた丸太階段がスリッピー。大樺沢ルートは大小あらゆる石が浮石で、気を抜くとケガをしやすい。携帯電波は全体的に圏外多し。

その他周辺情報

南ア街道｢ヘルシー美里｣は､旧木造校舎を温泉･宿泊施設として再利用するエコ･ヴィレッジ。疲れたカラダを癒すには､最高の場所にある。温泉入浴料／￥550
http://www.hayakawa-eco.com/misato/

写真

10:05　広河原IC(バス発着所)をスタート

いよいよ3日間の感動山旅が始まる！

チラチラ見える稜線に興奮気味の隊員ひとり

広河原吊橋　北さん顔をだす

10:13　山荘横手が登山口

気温は高くないが水分補給を

鳳凰山の稜線も気持ち良さそう…

急登を越えて緩やかな道へ

沢の音って♥癒されるの

13:00　白根御池小屋　本日のミッションはここまで

テント￥500(南ア天然水飲み放題付)+チップ制トイレ

時々工事関係者も休憩しています

御池テン場　のんびり昼寝で体力温存

故 二見泰司君の冥福を祈る　昭和34年6月3日北岳バットレスに遭難死す　不屈の闘魂は人に勝り　体力また衆に倍する岳人　惜しくもこの世を去る　後より山を訪づる岳人　君を景仰せん　願わくは英霊安らかに憩ひ　この山に登るもの守れかし　昭和36年9月　成城大学山岳部建之

深紅に色づきはじめたナナカマド

ヤマハハコ(山母子・キク科)

珍しいカメノコてんとう虫

翌3:00テン場出発〜5:27小太郎尾根分岐

突風の悪天候→肩ノ小屋へ一時退避

7:30　ここが山頂でガス(T_T)

写真はおろか草紅葉を楽しむ余裕なく

過酷な環境でも色づくウラシマツツジ

助かった！赤い屋根が桃源郷の目印

9:58　テン場到着(>_<)急転直下☀晴れ間も

明日は八本歯のコル方面へ

稜線側サイトは風が強く設営断念

山荘周辺もすっかり秋の装い

北岳制覇を背中で語る男

黒川紀章デザインの天空山荘

17:20　明日に備えてYシェフ特製酢豚をいただく

肉団子のとろみと玉ねぎの甘みが絶妙や〜

東の空がオレンジに広がると

バットレスの稜線が浮かびあがる

5:05　3000mのテン場からスタート！

振り返って北岳山荘　お世話になりました

黄金色のコバンザメが飛んでいる！

ようやく雲間から恵みの太陽が…

✿秋の花に命を吹き込む

朝陽を浴びて岩と擬態する男

秋色を帯びる中白根〜間ノ岳

6:22　わくわく八本歯コルへ

山頂の賑わいも落ち着いただろうか

一角獣？南ア深南部をのぞむ

恐ろしいほど高度感ブルー

7:08　八本歯ノ頭

甲斐駒ちゃんひょっこり

地蔵のオベリスクもポチっと

もしや…バットレスよじ登りポーズ？

6年前に歩いたアサヨ峰〜早川尾根

もっと❄雪渓で遊びたかったのに…

大樺沢ノスタルジー　北さんありがとう！

まだまだ余裕の？A嬢が今旅のMVP！

水量次第では通行止　ラッキーでした

もうすぐ広河原　おなかペコペコ

11:50　広河原山荘のフジアザミ　最終バスまでのんびり〜今回もお疲れでした！

感想

shosuke

　いよいよ2018年最大のミッション「南ア・北岳」の山旅がスタート。連休を1日ズラした3daysプランだが、ギリまで予報とにらめっこ。幸い秋雨前線が少しだけ北へ押し上げられて、後半は快晴予報…隊員たちは、すべての望みを最終日に賭けて出発した。

　奈良田バス停9:00発に乗り込む。不安定な天気のせいか？広河原行の乗車人数はわずか数組と少ない。広河原吊り橋から、遥か遠くに北岳山頂が見え隠れする。13:00 白根御池小屋着。午後は高度順応含め、ゆったり体力温存しながら明日に備えよう。

　翌未明から2時間後、稜線の小太郎尾根分岐で雨混じりの強風に遭遇。止むなく肩ノ小屋にて小1時間の休憩＆停滞〜スキをついて北岳山頂へ。恐怖を感じるほど、容赦ない横殴りの暴風雨。背をかがめて霧とハイマツの中を這うように進む。重装備だけに、耐風による体力消耗は想像以上だ。山荘手前からウソのように鎮まるも、♂隊員たちは既にヘロヘロ。オプションの間ノ岳往復は敢えなく中止〜次回ミッションとなった。

　テン場は縦走グループやソロが数組のみ。時折の強風を除けば、気温は10℃前後で過ごしやすい。目の前の超絶景と★満天の星空を心に刻んで夢の中へ…(-_-)zzz

　最終日復路は「大樺沢ルート復旧」を山荘受付で聞き、ピストンRを変更→果敢にチャレンジ〜これが大正解！秋晴れ大絶景の中、八本歯のコルのハシゴや沢橋の復旧に尽力された方々に感謝しつつ、天空のバットレスを眺める幸福感に包まれながら下山。奥深い南アの大自然の魅力と脅威、そして3000mの世界に圧倒された感動山旅だった。