【北アルプス】剱岳~立山連峰【周回】【テント泊】
- GPS
- 16:25
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 2,218m
- 下り
- 2,209m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 5:58
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 9:55
天候 | 9/2 くもり 9/3 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前剱への登りは道をロストしやすいので注意。 |
その他周辺情報 | みくりが池温泉が気持ちよかった。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
テント
テントマット
シェラフ
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感想
★★★まとめ★★★
「剱岳点の記」を読んで、観て、「いつか登ってみたい」と思ってから3年が経っていた。
剣御前から、白馬岳から、唐松岳から、下ノ廊下から、色んな角度からその姿を見てきた。
ついに、剱岳に登頂した。
★★★9/1(土)★★★
一週間前の天気予報は絶望的だったが、直前まであきらめずに見ていると、金曜日の夜には、望みありそうな感じになっていた。すぐにOさんに連絡し、決行することに。
土曜日の昼下がりに待ち合わせして、Oさんに運転してもらい、夕方に富山に着いた。駅前をブラブラして居酒屋に入り、海の幸に舌鼓を打つ。白エビの唐揚げがすごくおいしかった。富山に来たら毎回食べたい。
★★★9/2(日)★★★
室堂行のバスからは立山連峰と剱岳が見えてたのに、室堂着くとすぐにガッスガス。まぁいいや、今日は立山連峰経由で剱澤キャンプ場まで行くだけ、明日は本命の剱岳、だから明日晴れてくれればいい。そんな感じで、まずは浄土山を目指す。
途中の展望台からは、Oさんが見たいと言っていた五色ヶ原が見えた。山荘も見えた。しっかり見たのは初めてかもしれない。立山から薬師へ縦走する時に通るコースだ。玄人感がビンビン漂ってる。いつか行ってみたい。
浄土山登ったところでおにぎりタイム。あいにくのガス。でもたまに雄山や一の越山荘がうっすらと見える。晴れたらキレイなんだろうなあ。
一の越山荘まで下って、何気に山荘に入ってみる。すると、なんと、剱岳トランプが売ってるではないか!!!トランプなんかいつするんだ?と思いながらも、52枚も剱岳の写真を楽しめるなんて最高だ!今日のテントでニヤニヤしながら眺めよう、と思い購入!
(でもテント入ったらすぐに爆睡しました(笑))
雄山神社まで登って軽食タイム。晴れてもまわりにはくもがあるから見渡せる感じではない。登拝は去年したからパスした。そういえば、ちょうど一年前、全く同じルートで立山連峰に登ったなあ。あの時は、剱御前小舎に泊まって、翌日は大日三山から称名滝に降りたっけ。奥大日岳からの360度パノラマ展望がすごかったなあ。
そんなことを思い出しつつ、雄山から大汝峰、富士の折立に向かう。ガッスガスだから山頂はパス。真砂岳も巻き道で。別山は巻いた方が危ないから仕方なく登頂(笑)
別山から剱澤への下りはなかなかハード。あまり歩いてる人がいないせいか、踏み跡なのか土砂崩れの跡なのか分からない。なるべく大丈夫そうな道を選んで進み、剱御前小舎からの下りルートと合流する。
剱澤キャンプ場は空いていた。14時の段階で10張程度。日曜日だし、天気イマイチだからかな。風除けの石積んでるところにテント張った。ペグダウンもちゃんとした。
剱澤小屋まで行ってみる。微妙に遠い、買い出しは一回で終わらせたい、ということでビール2本購入。テントに戻ってご飯食べながらビール飲む。カレーメシがうまいと聞いたので試してみる。たしかにうまい。これはいける。
明日はいよいよ剱岳、色んな角度から見てきた剱岳、やっぱり道は険しいのかな、どんなもんなんだろ、そんな事を考えながら眠りにつく。
★★★9/3(月)★★★
気持ちが高ぶっていたのか、あまり寝ることができなかった。Oさんとは4時出発の約束だったが、1時30分には目が覚めてしまった。仕方ないので、起きて、牛丼食べて、豚汁食べて、コーヒー飲んで、パン食べて、またコーヒー飲んで、とかしてたらお腹パンパン(笑)まあ、食事しながらゆっくりと準備したり片付けしたりできたからいいか。
午前4時、予定通りOさんと剱岳山頂に向けて出発。まだ夜明け前なので暗い、ヘッデンつけて歩く。剱澤小屋を過ぎて、石ころ地帯を抜けて剱山荘を目指す。黄色の丸や線だけが目印であり、手掛かりである。暗いと、こうも道が分からないものなのだ。地面も照らしながら気をつけて進む。
ほどなくして剱山荘に到着。もうみんな登ってる。一服剱までヘッデンの列が見える。激混みではなく、ちょうどいい感じだ。ある程度人が居てくれる方が安心する。
微妙に渋滞しないペースで進んで一服剱に到着。ここでヘルメット装着。夜が明けつつある。黎明が美しい。
前剱までの道は、途中の登りがよく分からなかった。マークを見失ったので、最も安全と思われる道を選んで登った。下山時に分かったが、登り箇所は左端だったようだ。
前剱からは順調に進み、有名なカニのタテバイに到着。前後の人と「オーケーです」と連絡し合いながら進む。ここはガチでクサリを使った。ってかクサリがないと進めないと思う。
カニのタテバイを越えると、後はゆるい道を歩いて、ついに、午前7時、山頂に到着。立山曼荼羅で「針の山」と恐れられている剱岳。「岩と雪の殿堂」と拝まれている剱岳。その山頂に立っている。「剱岳点の記」で読んだ、観た、その山頂に立っている。登れるものだ、感慨深い。立山連峰、裏銀座の山々、遠くには後立山連峰も見えていた。キレイだ。
山頂でOさんと記念撮影してもらって、少し粘ったが天気があまり良くないので下山開始。カニのヨコバイにさしかかり、「何だたいしたことないじゃん」と最初は思った。が、しかし、途中からブラインドで足を置くところがあり、前言撤回。マジで怖い。下見ちゃダメだけど、下見ないと足の置き場が分からない。ヨコバイは精神的にしんどかった。
前剱、一服剱あたりまで戻ると安心。天気も晴れてきて、後立山連峰の白馬岳や鹿島槍ヶ岳がよく見えた。山から他の山を眺める時が気持ちいい。
剱岳には何箇所もクサリ場があるが、本当にクサリが必要なのは前剱/カニのタテバイ/カニのヨコバイの3箇所だ。他の箇所のクサリはあくまで補助であり、なくても進める。というか、クサリに頼らずに登る技術が必要だと感じた。
午前9時、剱山荘まで戻り、少し休憩。Tシャツ買おうか迷ったが、ぐっとくるものがなくてやめた。Oさんはバンダナ買ってたな、どこかで使うんかな。
剱澤キャンプ場まで戻ると晴れ渡ってすごくいい天気になった。めっちゃ気持ちいい。太陽のおかげでテントは結露なく、あらかじめほとんど片付けてあったので、ゆっくりと撤収してパッキングした。やっぱり登山は晴れてる日に限るなあ。晴れてよかったなあ。
剱御前小舎まで登って、そこから雷鳥沢まで一気に下る。雷鳥沢は雰囲気がいい。雄山から別山までの縦走路がよく見える。今度はここにテント張って、山を眺めながらまったりするのもいい。
雷鳥沢から室堂までの道は何気に登り。ここが一番しんどかったかもしれない(笑)途中の地獄谷付近は硫黄ガスがマジでやばいし。みくりが池温泉に着いた時はほっとした。温泉入って、すっきりして、全部着替えて、ソフトクリーム食べて、室堂に戻った。
剱岳、無事に登れてよかった。
★★★さいごに★★★
Oさん、富山まで遠いのに運転してくれてありがとう。
あらかた、登りたいところは登れたね。
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