高島トレイル 二の谷山〜武奈ヶ嶽
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,400m
- 下り
- 1,395m
コースタイム
天候 | 晴れのちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
高島トレイルのルート上は黄色いテープも多く、迷う心配はほぼない。 水坂峠から東に上がるところの地形とルートが分かりにくく、要注意。 稜線上は倒木が非常に多い。 乗り越えるか潜るか巻くか、いずれにしてもかなり時間と体力は消費する。 歩く人はそれほど多くないように思うが、倒木を避けてそこら中の地面が踏まれてしまう。 踏み荒らされた稜線は植物が芽を出しにくくなってしまうので、道が整備されればと思う。 |
写真
装備
個人装備 |
ソフトシェル
雨具
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
日本海を目指す山旅は9日目を数え、そろそろ終わりが見えてきたようだ。
ただ、どこでゴールするかを未だに決めてないのがいい加減なところだが、とりあえず北に向かって今回も歩いてみた。
前回の到達点は桜峠。 今回どこまで歩くにしても、ピストンか周回か、出発点まで戻らなければならない。
バスの利用も難しそうなので、あれこれ考えた結果、水坂峠スタート、ゴールの変則的な8の字コースになってしまった。
まあ、はなから時短や効率などは考えて歩いてもいないので、気にせずに出発する。
気温は10℃。 星のきれいな空。 夜明け前の峠道。
水坂峠から国道を1時間南に進み、桜峠の二の谷山登山口に着く。
尾根道を登る間に日の出を迎え、真横からの光を浴びながらの登り。
登り出しが急勾配だが後は快適な稜線歩き。
しかし、この日一日悩まされるのが稜線をふさぐ倒木の多さ。
ほとんどは植林された杉の木だ。
それほど深く根を張らないので、根こそぎ倒れた木が重なっている。
跨いだり乗り越えたりできるなら気にもしないが、壁のように通せんぼされていると巻いて進まなければならない。
比良のように歩く人が多くはないけれど、人の足で踏み固められる地面が広がると、植物の生えない荒れた尾根になってしまいそうで心配だ。
二の谷山からはいったんスタート地点の水坂峠に下る。 峠道を越えて武奈ヶ嶽方面に登り返す道沿いに登山ポストが設置されていた。
まだ古くないポストだが、台風の被害か支柱がぽっきり折れて地面に転がっていた。
こうして歩いていると、山道の維持管理がいかに難しいものかを思い知らされる。
観光の目玉になるほどの山域ならまだしも、役所に窓口一つ作って解決するものではないし、地元の有志の善意に頼ってばかりでは限度がある。
ゴミを拾うくらいしかできない自分が無責任に口を開くのも恥ずかしいが。
倒木に悩まされながらも標高をまた上げていく。
できてしまった靴擦れのおかげで登りの急勾配がかなりきつい。
絆創膏で応急処置して多少改善した。 早めにしておけばよかった。
武奈ヶ嶽でゆっくり目の食事休憩。
ここからR303への下りが地形図に表示のない下りのバリエーションルート。
トレイルルートでもないので赤テープの設置も少なくなりそう。
尾根の分岐等で間違えると間違いなく迷う。
緊張しながら下りだす。
テープの表示はあったりなかったり。
何度もルートを外れかけて立ち往生、その度にGPSに助けられ、かろうじてルートに復帰する綱渡りを繰り返しながら、最後はほとんど無理やり道路に出ることができた。
なんだか考えさせられることの多かった今回の山行。
山はゴルフ場でもないし、日本庭園でもない。
でも「自然」ってのは、人間のためにきれいに安全に保ってはくれない。
ただ自分たちが山を楽しむ為に、できる維持管理ってなんだろう。
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