薬師岳〜日帰りは無理なので雨を押して〜

2018年10月07日(日) ~ 2018年10月08日(月)

• GPS: 25:48
• 距離: 21.3km
• 登り: 1,779m
• 下り: 1,766m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:51
• 休憩: 0:07
• 合計: 3:58

距離 7.6km 登り 1,047m 下り 90m

9:42 折立
9:48 十三重之塔 慰霊碑
10:31 太郎坂(アラレちゃん)
11:03 11:04 青淵三角点(青淵山)
11:15 積雪深計測ポール
12:22 12:23 五光岩ベンチ
12:41 太郎兵衛平
13:13 13:18 太郎平小屋
13:40 薬師峠

2日目

• 山行: 6:13
• 休憩: 0:44
• 合計: 6:57

距離 13.7km 登り 730m 下り 1,681m

4:31 薬師峠
5:08 薬師平
5:44 薬師岳山荘
6:17 薬師岳避難小屋跡
6:38 6:39 薬師岳
6:49 薬師岳避難小屋跡
7:05 薬師岳山荘
7:26 薬師平
8:00 8:41 薬師峠
9:02 9:03 太郎平小屋
9:18 太郎兵衛平
9:35 五光岩ベンチ
10:16 積雪深計測ポール
10:26 10:27 青淵三角点(青淵山)
10:47 太郎坂(アラレちゃん)
11:20 十三重之塔 慰霊碑
11:25 折立
11:28 ゴール地点

天候

初日：雨　二日目：ピーカン

アクセス

利用交通機関：

自家用車

住まいの金沢からは北陸自動車道立山ICから県道6号で立山駅方面へ向かって途中「芳見橋」信号右折して有峰林道方面へ向かって有峰林道「亀谷料金所」で1,900円支払って折立登山口まで約18km走って到着です。住まいからは約2時間でした。

コース状況／危険箇所等

取り立てて危険な個所はありませんが、一つの山に登るにしては比較的ロングコースであることがすなわち十分注意すべき事柄であるような気がします。
標高差こそ1,570mですが片道10kmを越えますし、薬師峠テント場約7.5kmを越えたところでクライマックスの沢登りコースで標高をグッと稼ぎますので、ご自身の体力と相談して日帰りで行くのか、2日かけるのか、その場合どこを宿泊地とするのか、などなど決定してください。ちなみに薬師岳山荘は今日から小屋じまいの準備をしていましたので、今年の営業は終了のようです。

その他周辺情報

立山方面に来る際は必ず寄る吉峰温泉で今日も汗を流して帰りました。
いつも同様JAFカード提示で610円のところ550円で入れました。

写真

10/7 9:39

ここに来るまでずっと雨が降ってたんですけど、ここに駐車した途端雨が止みまして、「持ってるかな？」と思い歩きはじめたのですが…
ちなみにお隣の宮城ナンバー仙台在住の若者とは初めだけじゃなく要所要所でご一緒する場面がありました。

10/7 9:42

登山口によくある周辺地図を撮影していたんですが、雲の平もここからのアクセスがいいんですね。
ちなみに南北逆になった地図です。

10/7 9:42

意気揚々とスタートです。

10/7 10:21

昨日の台風の仕業？
このあと下山してくる方に聞いたところ昨日登るときにはすでに倒れていたといいますので、先週の台風ですかね？

10/7 10:31

有名な「アラレちゃん」看板

10/7 11:03

1,870m三角点
これが「太郎山」ですかね。

10/7 11:06

「氷柱節理」でしたっけ？

10/7 11:08

こんなガレ場がずっと続きます。

10/7 11:10

今回唯一の花、ヤマハハコ

10/7 11:15

立派な鉄塔が建ってるんですけど、周辺になんの説明もないんです。一体なんの印？

10/7 11:23

明日の写真と比べてください。雨って罪だね。

10/7 11:44

やっと2000mを越えました。この少し前から森林限界を超えています。

10/7 11:50

斜度は激しくないんですけど、地味に登ってて結構体力持ってかれます。

10/7 12:53

たぶんチングルマの「なれの果て」

10/7 12:59

冬毛に変わりつつあるライチョウさん

10/7 13:00

結構近いんですけど逃げる様子全くなし。

10/7 13:00

むしろ近づいてからハイマツの中から出てきたし。
保護意識の薄い時代ならあっという間に絶滅しちゃいますよね。

10/7 13:09

霧の中に「太郎平小屋」が出現！

10/7 13:14

薬師岳と黒部五郎岳と小屋のバッチ
ちなみに自分は集めてませんが。

10/7 13:14

ご参考に

10/7 13:15

こちらも

10/7 13:15

メニューに書いてませんでしたがコーラ350mlは400円。

10/7 13:17

「行者ニンニク」入り太郎ラーメン、気になります！

10/7 13:18

明日の写真と比べてください。

10/7 13:36

本日の目的地「薬師峠テント場」

10/7 14:17

テントに入った瞬間から雨がザーザー降りとなって周辺写真を撮れず。昼食はパンとコーヒーです。

10/7 17:19

昼寝して日が落ちるちょっと前にたった今まで降ってた雨が止んで、その瞬間に晴れ間が出てきました。テントにこもってた人たちが皆一斉に出てきて「やったぁ！」と会話が始まりました（笑）

10/7 17:20

本日の我が家

10/7 17:20

隣は仲間じゃないけどなぜか仲間と同じエアライズ�供幣弌�

10/7 17:20

夕焼け

10/7 17:29

テント場の水場

10/7 17:29

トイレと夕焼け

10/8 5:08

翌朝暗いうちから歩き始めてクライマックスの沢登りを越えて一休みの「薬師平」で

10/8 5:08

暗くてもこいつだけはわかりますね。

10/8 5:35

10月初旬に氷点下。
ちなみにテント内も氷でバリバリでしたが、#5番の寝袋で何とかなりました。もちろんダウンジャンパーとダウンパンツ履いてですが。

10/8 5:35

下界は雲の中ですね。

10/8 5:39

雲の滝！

10/8 5:43

薬師岳山荘

10/8 5:44

薬師岳山荘

10/8 5:47

明るくなってきて再び槍ヶ岳

10/8 5:48

加賀白山

10/8 6:11

山荘から少し上がってきて山荘を見下ろすと、遠くに太郎平小屋も見えてました。

10/8 6:17

薬師岳山荘が確認できる前から見えてた山頂近くに設置された避難シェルター

10/8 6:18

雲の中にまあるい虹が出ています！

10/8 6:18

山頂はひとつめのピークの向こうの祠が建ってるところ。

10/8 6:19

カール（圏谷）形状

10/8 6:29

山頂です！

10/8 6:31

登頂！
朝6時半です。

10/8 6:31

山頂から見る立山と先々週行った剱岳
立山もこちらからだと3ピークが並んで普通に山に見えるんですね。

10/8 6:38

一応三角点もチェック！

10/8 7:03

薬師岳山荘に戻ると小屋じまいの準備をされていました。

10/8 7:25

薬師平から見る北ノ俣岳（右）と黒部五郎岳（左）

10/8 8:55

テント場でブランチ後にテントを回収して太郎平の池塘を撮影

10/8 8:56

太郎平から再び北ノ俣岳（右）と黒部五郎岳（左）

10/8 9:01

太郎平小屋

10/8 9:02

昨日とは打って変わっていい景色！

10/8 9:21

再び加賀白山

10/8 9:39

立山、剱岳も見納め

10/8 9:51

有峰（ありみね）湖と麓の紅葉

10/8 10:23

登山口の麓まで降りてくると昨日の雨の中では感じられないくらいきれいな紅葉

10/8 11:03

日に映えてキレイ！

10/8 11:20

十三重之塔

10/8 11:24

下山完了
疲れました〜

撮影機器：

DMC-SZ8 Panasonic

SHV38 SHARP

装備

個人装備

雨具(1) ヘッドライト(1) 携帯ラジオ(1) auスマホ(1) モバイルバッテリー(1) シングルバーナー(1) コッヘル(1) コーヒーセット(1) 非常食兼行動食(1) 食事(3) 手袋(1) タオル(1) テーピング(1) 絆創膏(1) トイレットペーパー少々(1) ビニル袋(1) 水1500ml サングラス シェルター シュラフ サーマレスト 防寒具 着替一式 バーボン

感想

matary

先々週薬師岳を計画しつつ急遽剱岳に浮気してしまったので、今週も先々週同様台風の影響を受けつつ午後からの天候回復を期待して雨中登山覚悟で折立登山口へ向かいました。
それまで小雨が降ったりやんだりの天候だったところ有峰（ありみね）林道の料金所を過ぎたところから急に大雨になって、「こりゃ午後まで折立登山口で待機かな？」と思いながら登山口に着いた瞬間にパタリと雨が止んで、「持ってるな！」！と喜び勇んでスタートしました。しかしよくよく考えればこれまで持ってたことなんてなかった訳で、結局夕方まで結構な雨に降られることとなり、ほぼ同時刻にスタートする自分を見て登りはじめた仙台から来たという単独の若者には申し訳なかったなと。
しかし日が落ちる直前に突然晴れて、そこからは夜中中天の川まで見えるような快晴に恵まれて、雨中登山も結果オーライとなりました。その分放射冷却で気温はどんどん下がり氷点下となって、起きたときにはシングルウォールのテント内はバリバリに凍り付いてる始末に。
#5番の夏用シュラフでしたが、ダウンジャンパーとダウンパンツを着込んでたお陰で何とか凍えることなく生きて朝を迎えることができました（笑）
そんなこんなで朝を迎えて、体力的に自信のない自分としては暑くならない時間帯に何とか登りを終わらせたい思いで、まだ暗い4時半にテント場をスタートして3時間かかると思っていた頂上に約2時間で着いて8時にはテント場に戻れ、ゆっくりとブランチをして下山できました。
あとから聞いた話、ダブルウォールテントでも今朝の状況では同じようにバリバリに内部は凍ってたらしいです。
また、テント場にはこれから雲の平に向かうというカップルや、かれこれ9日間縦走してきたという若者などもいて、自分なんかまだまだヘナチョコって思わされます。