鳥海山 9歳長男と(象潟口ピストン)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,318m
- 下り
- 1,298m
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
象潟口は登山者用の駐車場があります。山荘が建っていない敷地の駐車場なので間違えないように注意です。 ※時期によっては登山口の駐車場での車中泊は冷えるので、道の駅等で車中泊するのがおすすめ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況 ◇象潟口〜御浜小屋 観光者でも通行できるようにコンクリの階段から始まり、石段がしっかり整備された道。樹林の背も低いので景色を眺めながら登山でき気持ち良い。 ◇御浜小屋〜七五三掛分岐 しっかり踏み固められた登山道。ここも石段など足を置く場所がしっかり作ってある。 ◇七五三掛分岐〜御室小屋(千蛇谷) 分岐から一旦下る。木段がつくられているが一部崩れているところもあるので注意。登り返しからは岩場が続く。視界があれば問題ないが、濃霧時は注意が必要となる場所も。 ◇御室小屋〜新山山頂 ゴツゴツした岩場。浮石はほとんどなかったのでバランスよく矢印に従っていけば問題ない。季節によっては凍りつくようなので念のための装備は持参しておいた方がよいだろう。 ◇新山山頂〜七高山頂 岩場を下る。下りきると火山灰の泥濘。登り返しは鎖があるがなくても登れる。下る場合は鎖があると楽に行けると思う。 ◇七高山頂〜七五三掛分岐 外輪山の稜線。溶岩のゴツゴツした岩場、短い梯子、ハイマツに覆われた道。北側は切れ落ちているので、強風時は南側を歩くといいだろう。 ■登山ポスト 登山口にポスト有。 |
その他周辺情報 | ■温泉 鳥海温泉あぽん西浜で入浴。内湯は大きいが露天風呂は小さめ。早めにいければゆったり入れる。 http://chokai-yuza.com/apon/ ■飲食店 ◇稲倉山荘 象潟口にある食堂、売店。観光客で賑わっていて昼食、スナック等いろいろ食べられる。下山後すぐに食べるようであればここかな。 ◇道の駅鳥海ふらっと 山形県側にある道の駅。昼食、スナック等たくさん売っている。長男は海鮮丼、私はミックスフライ定食をいただいた。夕食用に串に刺した肉や貝、揚げ餅や玉こんにゃくを買って帰った。 ◇とりみ亭 営業に昼休憩(14~16時)があり早朝登山者には使いづらいと思う。営業時間中にすぐ横の温泉に到着したがほとんど客が入っていなかったので、スルーした。 ■バッジ 和倉山荘のスナック売店の奥側カウンターにかごに入って売っている。1種類のみ。 ■その他 和倉山荘には鳥海山のお土産多数。オリジナルTシャツやモンベルとのコラボTシャツ、鈴などがある。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
長男との日本百名山62座目。
この日は大朝日岳を予定していたが、積雪がなく天候も穏やかで紅葉も楽しめて、運転時間の長い山を行っておきたくなった。
特に最後の条件が重要度高し。
残す山の本州最北端である鳥海山に行けそう、ということで前日18時に自宅を出発。
長男は日中の疲れもあり、出発して15分で熟睡。
高速道路を乗り継ぎ、道の駅鳥海に到着したのは深夜。
雲が出ていなさそうだったので、外に出てみるとサムイ!
それ以上に、星空がスゴイ!
星空に満足する前に、寒さにやられ寝床を作って布団にもぐりこんだ。
未明の3時半にもそもそ起きだし象潟登山口に向けて車を走らせた。野生動物に遭遇せず駐車場に到着。
まだまだ真っ暗だったので昨晩と同じような星空が見える。
長男を起こして窓を開けて星を観させたが、眠気と寒さには勝てず5秒で引っ込んでしまった。
準備をしているとヘッデンを点けた登山者が続々と入山していく。さすが人気の山だ。
われらもヘッデンを点けて登山開始。
登山口にある小さな小屋に登山届を提出して、コンクリートの登山道を上がって行く。途中からは石で整備された登山道に変わった。
夜が明けてくるが、日の出の方向はちょうど鳥海山の向こう側。
周囲を見回すと北側に岩木山、八甲田山の山塊が望める。
昨年の9月に登った山だ。あの時長男はまだ8歳で体も小さかったが、二日で4座をよくやったなぁと思い出す。
御浜小屋は扉の前に上と下に板を置いているが、扉の鍵は開いていて有料だが休憩、素泊まりができる状態になっている。
ただ、トイレは全て閉めてしまっているので携帯トイレは必要。
ここからは月山方面が眺められるが、どれが月山か特定はできなかった。
御浜小屋を後にして歩き出すと、一旦下って登り返していく。
しばらく行くと七五三掛の道標がでてくるが分岐はもう少し先。
トラロープが引いてあるところは旧道で廃道になっている。
その先に新しくできた分岐があり、ドーンと下って行く。
崩壊しているところもあり注意が必要。
春、夏ころまでは沢になっていそうなところを渡ると登りが始まる。
道は整備されているが、濃霧になると分かりにくいところもあるが、今日のコンディションでは全く問題なし。
山頂御室小屋に到着するとガスの中。
風が冷たく凍りつきそう。
あまりゆっくりしていると汗冷えしそうだったので、お菓子を一つ口に放り込んで山頂へ向かう。
ここかからは手足を使う岩場の急登。
長男を先行させて後ろからフォローのフォーメーション。
一旦上がりきると、下にある岩の間をくぐって行くルートへ。
6月に検討していた時に残雪が行く手を阻んでいたところ。
この時期は特に何もなく通過。
右手に回り込んでいくと山頂に行けるが、いくつかピークがあり一瞬迷った。
鳥海山新山登頂。
日本百名山62座目。
寒いわ、風が強いわ、ガスガスだわですぐに下山。
山頂直下の岩の一部が凍り付いていたのでそこだけ注意。
次は七高山に向かう。
岩場を通過し終えるとルート不鮮明。どこからでもいけそうだが、右手に行けば小屋に行けるのでそちらに行くと矢印がありそこから行くことに。
万年雪の雪渓をみつつ外輪山に上がって行く。
七高山に着くとガスが少しとれて新山が。
寒さもあったがおにぎりタイムとあったかいみそ汁で一息。
外輪山を下って行く。
行者岳は立入禁止で上には上がれず、伏拝岳、文珠岳はピークどこ?という感じで通過。
ハイマツで覆われた登山道は子供は頭が出ずにちょっと苦戦していた。
分岐まで下りてくれば気持ちに余裕が。予定よりも早いペースだし。
御浜小屋で岩木山と紅葉を愛でながらゆっくり休み再度下山開始。
途中、県警の方がひとり上がって行った。
パトロールかな、と思っていたが、しばらくすると消防が10名弱で上がって行った。ムムッ、これはただことではない?
天候もまずまずで紅葉も見ごろ。
よい登山になった。
駐車場に戻ると、消防の車が何台も停まっていた。
稲倉山荘で山バッジを購入。
車で下山途中に、消防の車がサイレンを鳴らしながら登山口方面へ2台も走って行ったので、確実に何かあったに違いない。
温泉はあぽん西浜。
この日は小学生以下が無料になっておりラッキー。
道の駅で遅い昼食と、夕食を調達して帰路に着いた。
休憩時間を節約して帰ったので比較的早く帰宅でき、娘ともすこ〜しだけ遊ぶこともできた。
ずいぶん遠くに行きましたね〜
遠距離移動があると疲れやすいかと思いますが、CTよりだいぶ速く歩けたようですごいですね
怪我しないように頑張ってください〜
この時期でもギリギリ行けそうなところをチョイスしました。前日午前に娘の行事があったので早めに出発できる予定だったことも背中を押した感じですね。
来年より今年の方が体力的にマシかなと思っているので、遠方の山はできるだけ行ってしまいたいんですよね〜。
雪が降り積もるまでは今年は頑張りますよ!
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