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Yamareco

記録ID: 1624416
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

南八ヶ岳縦走 −にごり酒と追憶の硫黄岳−

2018年10月20日(土) ~ 2018年10月21日(日)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
17:02
距離
31.9km
登り
3,160m
下り
2,970m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:58
休憩
1:50
合計
8:48
6:21
78
7:39
7:45
33
8:18
8:23
74
9:37
9:40
5
9:45
9:46
3
9:49
10:03
16
10:19
10:19
10
10:29
10:33
14
10:47
10:54
18
11:12
11:12
2
11:14
11:14
0
11:14
11:26
4
11:30
11:48
19
12:07
12:10
2
12:12
12:14
5
12:19
12:20
15
12:35
12:36
5
12:41
12:43
2
12:45
12:52
4
12:56
12:56
4
13:00
13:03
3
13:06
13:20
10
13:30
13:31
11
13:42
13:42
18
14:00
14:05
27
14:32
14:32
4
14:36
14:36
23
14:59
15:00
9
15:09
2日目
山行
6:30
休憩
2:04
合計
8:34
6:24
11
6:35
6:36
31
7:07
7:08
3
7:11
7:11
9
7:20
7:20
29
7:49
7:49
11
8:00
8:04
7
8:11
8:12
14
8:26
8:44
9
8:53
9:08
9
9:17
9:22
10
9:32
9:33
9
9:42
9:42
4
9:46
9:46
21
10:07
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5
10:12
10:12
44
10:56
11:07
11
11:18
11:58
10
12:08
12:12
28
12:40
12:42
3
12:51
13:10
41
13:51
13:52
29
14:21
14:21
4
14:25
14:26
32
14:58
ゴール地点
天候 1日目阿弥陀岳ピークまでは赤岳は見えていたが、以後はガスで隠れたり現れたり。その後雪。2日目終日ピーカン
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
やまのこ村への林道の橋が崩壊したため(歩行通行は可能)、美濃戸口に駐車。1日500円なり。ただし500円駐車チケット1枚につき500円のコーヒー無料のサービスあり。
コース状況/
危険箇所等
帰路の赤岳鉱泉-美濃戸山荘間で一部ログ消失。

積雪情報があったので、アイゼン・ピッケルは装備していったが、結果的に使用しなかった。使用するとしてもチェーンスパイクの方が御しやすい。
2300m以上くらいで積雪数cmあり。早朝はところどころ凍結もあり。

<美濃戸口-御小屋山-不動清水>
快適樹林歩き。水場は未確認。

<不動清水-阿弥陀岳>
金曜夜の雪がちらほらと出てくるが登行に支障なし。

<阿弥陀岳-中岳との鞍部>
急下降。この日は雪がついてなかったため支障なし。

<中岳との鞍部-文三郎尾根分岐>
雪がついているが整備されたつづら折りで歩きやすい。

<文三郎分岐-赤岳>
クライミング要素の入る岩稜帯。雪が岩の隙間に入っておりスリップ注意。下降の方が難しそうではある。

<赤岳-地蔵の頭>
雪付きの下りはスリップ滑落に注意。注意していけばアイゼンは不要ではあった。

<地蔵の頭-台座の頭>
岩稜帯ではあるが、雪付きだったものの注意深くスタンス・ホールド選べば特に支障なし。

<台座の頭-硫黄岳>
特に問題なし。

<硫黄岳-夏沢峠>
1日目は雪も少なくガレ場の浮石に注意すれば特に問題なし。
2日目は雪も増えておりスリップに注意を要した。下りの方が危険そうであった。

<夏沢峠-本沢温泉>
特に支障なし。本沢温泉-本沢入り口、本沢温泉-根石岳(白砂新道)は台風の影響で閉鎖中。後者は倒木のためとのこと。

<夏沢峠-根石岳山荘>
朝は凍土・霜柱状態。

<根石岳山荘-西天狗>
朝は凍結、雪でスリップ注意。

<硫黄岳-赤岳鉱泉>
支障なし。

<赤岳鉱泉-美濃戸山荘>
旧道使用。苔ぬめりでのスリップ注意。雪よりもスリップした。
微妙に登り返す。

<美濃戸山荘-美濃戸口>
柳川の橋が崩壊。歩行者用の橋がかかっている。
その他周辺情報 もみの湯 500円なり。
八ヶ岳山荘手前の駐車場。一番奥にぎりぎり空きがあった。
2018年10月20日 06:17撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 6:17
八ヶ岳山荘手前の駐車場。一番奥にぎりぎり空きがあった。
舗装路の坂を真っすぐ上って
2018年10月20日 06:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 6:23
舗装路の坂を真っすぐ上って
御小屋尾根の登山口
2018年10月20日 06:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 6:44
御小屋尾根の登山口
御小屋山手前で射す日射し
2018年10月20日 07:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 7:38
御小屋山手前で射す日射し
御小屋山ピーク。卒塔婆に見えるが境界を示す立て札。以後何回も出現。
2018年10月20日 07:43撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/20 7:43
御小屋山ピーク。卒塔婆に見えるが境界を示す立て札。以後何回も出現。
シンモンさんは「ふどうしょうず」と読んでいた。それ北陸流ですよ。
2018年10月20日 08:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 8:19
シンモンさんは「ふどうしょうず」と読んでいた。それ北陸流ですよ。
樹林帯はこの程度の雪。
2018年10月20日 08:54撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/20 8:54
樹林帯はこの程度の雪。
朝は硫黄岳、横岳も綺麗に見えた。
2018年10月20日 09:08撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/20 9:08
朝は硫黄岳、横岳も綺麗に見えた。
諏訪方面をバックに
2018年10月20日 09:09撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/20 9:09
諏訪方面をバックに
阿弥陀山頂の手前で、摩利支天など岩峰を越えていく。
2018年10月20日 09:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 9:39
阿弥陀山頂の手前で、摩利支天など岩峰を越えていく。
阿弥陀への登り。何箇所かロープがあり、スリップに注意。
2018年10月20日 09:43撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/20 9:43
阿弥陀への登り。何箇所かロープがあり、スリップに注意。
赤岳に対峙して鎖場を下りる。
2018年10月20日 09:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 9:43
赤岳に対峙して鎖場を下りる。
ここは雪がなかったので良かったが、あったら痺れるところ。
2018年10月20日 09:44撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/20 9:44
ここは雪がなかったので良かったが、あったら痺れるところ。
雪化粧した赤岳。
2018年10月20日 09:45撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/20 9:45
雪化粧した赤岳。
阿弥陀山頂にも「卒塔婆」
2018年10月20日 09:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 9:49
阿弥陀山頂にも「卒塔婆」
阿弥陀仏と赤岳。
2018年10月20日 09:49撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/20 9:49
阿弥陀仏と赤岳。
雲が増えたがまだ赤岳が見えている。
2018年10月20日 09:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 9:49
雲が増えたがまだ赤岳が見えている。
ここを登り返しますぞ。
2018年10月20日 09:53撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/20 9:53
ここを登り返しますぞ。
阿弥陀をバックに。
2018年10月20日 10:30撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/20 10:30
阿弥陀をバックに。
青空と雪付きの稜線と樹林とのコントラスト。
2018年10月20日 10:30撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/20 10:30
青空と雪付きの稜線と樹林とのコントラスト。
中山のコルからの横岳と硫黄岳。
2018年10月20日 10:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 10:41
中山のコルからの横岳と硫黄岳。
赤岳山頂直下
2018年10月20日 11:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 11:07
赤岳山頂直下
赤岳ピーク
2018年10月20日 11:23撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/20 11:23
赤岳ピーク
雪も少しついて怖そうに見えるが、それなりに幅のあるトラバース。
2018年10月20日 12:32撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/20 12:32
雪も少しついて怖そうに見えるが、それなりに幅のあるトラバース。
ここは岩の間に雪が入り込んでおり、スリップしそうな場所だった。慎重に!
2018年10月20日 12:40撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/20 12:40
ここは岩の間に雪が入り込んでおり、スリップしそうな場所だった。慎重に!
ここも緊張
2018年10月20日 12:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 12:40
ここも緊張
2018年10月20日 12:43撮影 by  iPhone 8, Apple
10/20 12:43
2018年10月20日 12:52撮影 by  iPhone 8, Apple
10/20 12:52
shinmon的にはカタツムリ
2018年10月20日 12:53撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/20 12:53
shinmon的にはカタツムリ
横岳は数々のピークを越えて最後に最高点の山頂。
2018年10月20日 13:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 13:07
横岳は数々のピークを越えて最後に最高点の山頂。
ここも危なそうだが、スタンスは十分にあり。
2018年10月20日 13:20撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/20 13:20
ここも危なそうだが、スタンスは十分にあり。
硫黄岳山荘への下り。風・雪で凍えた場面。雪もこのあたりは多め。
2018年10月20日 13:27撮影 by  iPhone 8, Apple
10/20 13:27
硫黄岳山荘への下り。風・雪で凍えた場面。雪もこのあたりは多め。
かっての硫黄岳石室と同じ場所だろうか。
2018年10月20日 13:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 13:42
かっての硫黄岳石室と同じ場所だろうか。
41年前のNishiden青年はこんなだったか… 1日目はガスで何も見えない。
2018年10月20日 14:00撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/20 14:00
41年前のNishiden青年はこんなだったか… 1日目はガスで何も見えない。
崩壊地を迂回するところ。
2018年10月20日 14:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 14:28
崩壊地を迂回するところ。
本沢温泉小屋近くのカラマツ。
2018年10月20日 15:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 15:01
本沢温泉小屋近くのカラマツ。
本沢温泉到着。凍えている。3時からの山神祭りの祭事は天候不良で取りやめになったとのこと。
2018年10月20日 15:08撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/20 15:08
本沢温泉到着。凍えている。3時からの山神祭りの祭事は天候不良で取りやめになったとのこと。
混んでました。
2018年10月20日 15:09撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/20 15:09
混んでました。
凍えるはずです。稜線は氷点下だったかも。
2018年10月20日 15:27撮影 by  iPhone 8, Apple
10/20 15:27
凍えるはずです。稜線は氷点下だったかも。
そして至福のとき!!!
2018年10月20日 15:43撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/20 15:43
そして至福のとき!!!
硫黄成分で特殊な苔しか生えていない。
2018年10月20日 16:08撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/20 16:08
硫黄成分で特殊な苔しか生えていない。
小屋の夕食。桶に濁り酒、これを4人で3杯飲んだ。
2018年10月20日 17:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/20 17:02
小屋の夕食。桶に濁り酒、これを4人で3杯飲んだ。
爆裂火口壁の雪が増えている。
2018年10月21日 06:12撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
10/21 6:12
爆裂火口壁の雪が増えている。
さ、寒い…
2018年10月21日 06:12撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
10/21 6:12
さ、寒い…
カラ松が綺麗。
2018年10月21日 06:29撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/21 6:29
カラ松が綺麗。
葉の新雪がまばゆい。
2018年10月21日 06:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/21 6:59
葉の新雪がまばゆい。
山びこ荘前。寒風で凍りつく。
2018年10月21日 07:13撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
10/21 7:13
山びこ荘前。寒風で凍りつく。
霜柱の上を歩く。
2018年10月21日 07:46撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/21 7:46
霜柱の上を歩く。
根石岳山荘前。快晴で快適そうだが、この鞍部は寒風が吹き荒れれいた。体感-10度。
2018年10月21日 07:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/21 7:52
根石岳山荘前。快晴で快適そうだが、この鞍部は寒風が吹き荒れれいた。体感-10度。
根石岳から天狗岳を。大勢の人がいる。
2018年10月21日 08:01撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
10/21 8:01
根石岳から天狗岳を。大勢の人がいる。
振り返れば硫黄岳。
2018年10月21日 08:01撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
10/21 8:01
振り返れば硫黄岳。
白砂新道は通過禁止。
2018年10月21日 08:12撮影 by  iPhone 8, Apple
10/21 8:12
白砂新道は通過禁止。
西天狗・東天狗・根石
2018年10月21日 08:12撮影 by  iPhone 8, Apple
10/21 8:12
西天狗・東天狗・根石
北八ヶ岳もうっすら雪化粧。
2018年10月21日 08:27撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/21 8:27
北八ヶ岳もうっすら雪化粧。
東天狗岳
2018年10月21日 08:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/21 8:27
東天狗岳
お約束ですな。
2018年10月21日 08:55撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4
10/21 8:55
お約束ですな。
テカポさんが登っている浅間山。
2018年10月21日 09:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/21 9:02
テカポさんが登っている浅間山。
さて硫黄岳へ戻りましょう。
2018年10月21日 09:26撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/21 9:26
さて硫黄岳へ戻りましょう。
硫黄岳の登りは雪が多めで注意が必要。
2018年10月21日 10:27撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
10/21 10:27
硫黄岳の登りは雪が多めで注意が必要。
このあたりのNishidenさんはすごい登行スピード。ついていくのがやっと。
2018年10月21日 10:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
10/21 10:35
このあたりのNishidenさんはすごい登行スピード。ついていくのがやっと。
爆裂火口。
2018年10月21日 10:50撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
10/21 10:50
爆裂火口。
そしてもう少しで二日目の硫黄岳へ。
2018年10月21日 10:55撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
10/21 10:55
そしてもう少しで二日目の硫黄岳へ。
根石・天狗の向こうに北八。
2018年10月21日 10:57撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/21 10:57
根石・天狗の向こうに北八。
爆裂火口に通ずる小さな小窓…
2018年10月21日 10:57撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/21 10:57
爆裂火口に通ずる小さな小窓…
絶景撮りまくりのシンモンさん。
2018年10月21日 10:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/21 10:58
絶景撮りまくりのシンモンさん。
そして完璧な硫黄-横-赤-阿弥陀岳。
2018年10月21日 10:59撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
10/21 10:59
そして完璧な硫黄-横-赤-阿弥陀岳。
41年目の展望です。
2018年10月21日 11:05撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
10/21 11:05
41年目の展望です。
Nishidenさん、ご満悦!
2018年10月21日 11:06撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
10/21 11:06
Nishidenさん、ご満悦!
硫黄岳の2774.9mの三角点。もうすぐ火口壁の崩落でなくなるのでは?
2018年10月21日 11:13撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/21 11:13
硫黄岳の2774.9mの三角点。もうすぐ火口壁の崩落でなくなるのでは?
本日のベストショット。
2018年10月21日 12:05撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
10/21 12:05
本日のベストショット。
キャンディ作成中。
2018年10月21日 13:05撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/21 13:05
キャンディ作成中。
旧道を使います。
2018年10月21日 13:19撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/21 13:19
旧道を使います。
あとは林道へ。
2018年10月21日 13:50撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/21 13:50
あとは林道へ。
やまのこ村を過ぎて
2018年10月21日 14:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/21 14:29
やまのこ村を過ぎて
下界は秋まっさかり。
2018年10月21日 14:29撮影 by  iPhone 8, Apple
2
10/21 14:29
下界は秋まっさかり。
林道の橋流失箇所。仮設の橋で歩いては渡れる。
2018年10月21日 14:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/21 14:51
林道の橋流失箇所。仮設の橋で歩いては渡れる。
駐車料金がコーヒーに化けます。ナイスサービス!!!
2018年10月21日 15:12撮影 by  iPhone 8, Apple
2
10/21 15:12
駐車料金がコーヒーに化けます。ナイスサービス!!!
諏訪PAからの八ヶ岳。
2018年10月21日 16:54撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/21 16:54
諏訪PAからの八ヶ岳。

感想

濁り酒飲み放題の本澤温泉小屋ツアーと言うシンモンさんの誘いに乗ったのは、お酒の魅力もさることながら、提案された生き返りのルートに大変魅かれたからだった。というのも...

登山に興味を持ち始めた学生時代、一人では初めての3000m級の山にと八ヶ岳を選び、その時のルートは稲子湯から入って中山峠、天狗岳、夏沢峠から硫黄岳に上がって硫黄岳石室(今の硫黄岳山荘)に泊まった。次の日は横岳、赤岳と縦走する予定が悪天候で赤岳鉱泉へと真っすぐ下山した。それが41年前だ。その後赤岳には何度か登り最近では一昨年の12月だが、天狗岳、硫黄岳にはそれ以来行っていない。横岳はその数年後にも正月山行として赤岳から行く筈だったが、この時も天候理由で赤岳から引き返し、未踏のままだった。阿弥陀岳は多分38年ほど前でそれから行っていない。ということで40年の空白を一気に埋めるまたとないチャンスを掴んだのだった。この話を歩きながら散々していたので、それに沿ったタイトルをシンモンさんが付けてくれている。

上記のように、本沢温泉には近くをかすめて通っているがここも行ったことはなく、標高の高い温泉地としてそれこそ40年前から知ってはいるので、それも楽しみだ。しこたま飲んで2日目はヘロヘロであるくとシンモンさんが宣言していたので楽勝コースを設定するかと思ったらさにあらず。南八ッと北八ッの間で稜線の東側にある本沢温泉に行くのに、西側の美濃戸口からアプローチし、南の主要峰を軒並み越えていく贅沢コース、それもやまのこ村への林道が車両進入不可で歩く距離が伸びた。土曜日の天候不安で阿弥陀岳は外しても良いかと相談していたのに、結局フルに歩くことになった。2日目も本沢温泉から天狗岳への最短ルートが倒木で通行止めで夏沢峠回り、西天狗まで行ってまたまたロングコースとなった。

1日目の土曜日、美濃戸口から少し別荘地を歩いていくが、ほぼいきなり御小屋尾根へと登って行く。青空も見えて案外天気は良いじゃないかと思ったのは束の間で、次第に雲が増えて来たが、それでも阿弥陀の山頂からうっすら雪化粧の赤岳が堂々と見えていた。赤岳に移ったところで視界がなくなり、そのまま晴れずに横岳の稜線を渡って行って僕の横岳デビューとなった。そして41年ぶりの硫黄岳。これも41年ぶりの視界なしで方角を見失いそうで怖かったのを思い出した。明日に期待して夏沢峠、本沢温泉へと黙々と(時々しゃべってたか)下って行く。

こうして1日目は少しがっかりさせたのもお天道様の演出か、2日目の劇的で完璧な晴れは嬉しかった。硫黄岳爆裂火口を眺めて小屋を後にし、凍った道を夏沢峠へ登り返し。夏沢峠の雰囲気は全く覚えていない。峠から根石岳、あ、こんなピークもあったっけという感じ。西と東の天狗岳、ここは硫黄岳に先立って同じ日に登ったけど展望はあったので覚えているぞ。硫黄岳はもちろんよく見えている、待っていろよ。そして再び夏沢峠から硫黄岳。山頂への登りで先頭を行く僕がかなり速かったとシンモンさんに言われたけど、僕はそんなに急ぐつもりはなかった。酒がやっと抜けて丁度元気が戻って来たのと、こみ上げる懐かしさで無意識に頑張っていたかも知れない。

快晴の硫黄岳に着いて見て、写真などでは知っている景色だけど、横岳・赤岳・阿弥陀岳と並ぶ姿は直に見ると絶句に尽くしがたい。たっぷりのんびり休んで、コーヒーも沸かして飲んで、ご満悦で赤岳鉱泉へと下りていくことになった。

露天風呂と濁り酒三昧の本澤温泉小屋も期待通り楽しかった。本人大丈夫だろうと思っているが記憶にないこともあるかも知れない。ご迷惑かけていたとしたらシンモンさん御免なさい。

寒気が入り高所では降雪が予想される10月終盤の土日。行き先を思案していたら八ヶ岳の本沢温泉で「山神祭」と称してにごり酒が振る舞われるとのこと。
HPで確認するとこの時期に毎年2週続けて執り行われるらしい。
せっかくのお酒なので連れを探そうと思い、およその計画とともにIMPの掲示板に同行者を募ったところ、Nishidenさんからお付き合いしますよと書き込みをいただけた。そもそもよく考えれば条件に合うのはNishidenさんくらいしかいない(笑)。指名しているようなもんですね、ありがとうございます。

私にとっては全てがはじめての八ヶ岳。
Nishidenさんにとっては学生の頃から通い慣れている八ヶ岳。しかし今回通るピークでは横岳は未踏だという。硫黄岳は40数年前に登ったきりで眺望は得られなかったらしい。本沢温泉は通過したこともないと。

道中は様々なことをお話した。Nishidenさんの学生の頃の自転車や山の話、留学中のカリフォルニアの山の話、奥さんの話、山の会の話、昔友人と果たせなかった山行の話、英語をしゃべること、「記憶」の話、漢方の話、オーレンの謂れ、などなど。Nishidenさんとの普段の会話はくだけた内容がほとんどだが、時折はっとするような知的な話題が出てきて新鮮に感じる。自分は面白い話題をなかなか提供できない。
Nishidenさんは近々米国時代を振り返ってお話をする機会があるらしく、色んな記憶を辿ったためか、いつもよりは昔語りが多い印象だった。

その一つ。同僚で山仲間だった友人との30年以上も前の鹿島槍の山行の話。
後立山を縦走したが、天候の加減でキレットを超えれず鹿島槍のピークを逃したらしい。その後大分経って同窓会の席で「もう登れる体じゃないよ」と友人に言われるまで、いつか一緒にピークを踏むつもりで長い間未踏としていたのだという。「すぐに一人で登りに行きましたよ」と照れ隠しのように言う。

赤岳にはいくつかの登山道があるが、Nishidenさんは権現からの縦走以外はすべて踏破しているとのことだった。それこそ夏も冬も。
自分は阿弥陀岳のピークに立って初めて赤岳を見た。写真もまじまじと見たことはなかった。想像していたよりも荒々しく、八ヶ岳ってバブリーなお気軽な山域と勝手に思っていた自分がおかしかった。なんだ普通に岩場じゃないか。
楽しく攀じってピークを踏んだ。赤岳以後はガスに覆われて我慢の縦走となったが、雪付きの岩場歩きはそれなりにスリリングで楽しめた。

硫黄岳にさしかかるころにはプチ冬山となってしまい乾いた雪もパラパラ降ってきた。しかしNishidenさんの足が絶好調で、ものすごい勢いで硫黄岳山荘前からピークへ向かう。ついていくのが大変。

残念ながら初の硫黄岳ピークでは全く眺望がなかった。しかし明日は必ず晴れるので自分はただの一日待てばよい。
たまたまピークで写真を撮ってあげた女子達に、40数年前も全く見えなかったんですよ、とNishidenさんはこぼしておられた。
えー40数年前って…お幾つなんですかぁーと喧しい。
長居は無用なので本沢温泉に下山した。

夕食の時間に追われつつ野天風呂を満喫。標高ランキング上位三つの野天風呂(本沢温泉、白馬鑓温泉、高天原温泉)を制覇!
食事の場でにごり酒が振舞われた。同席となった埼玉からのカップルと小桶に入ったにごり酒をお代わりすること3杯。小一時間ですっかり酔ってしまった。
談話室では西尾市から来た仲良し五人組とお話。紅一点の女子を中心に楽しそう。西尾市のゴレンジャーですね。西尾市主催のマラソン大会が開催出来たらお邪魔させてください。
しかし皆さんピークは踏まないという。そういうのも有りなのね。
酔い覚ましに内湯にも入って就寝。アルコールと温泉でポカポカ温まって快適に眠れた。

翌日、更に雪景色が増していた。放射冷却で冷え込んでピリッとしている。最高の朝だった。
前夜のアルコールは残っているものの快適に登り返して夏沢峠へ。真っ白に化粧し土は凍り、霜柱が降りている。
根石岳から東西天狗岳を踏んで、北八ヶ岳を目にした。こちらは南と異なり柔らかい山容。やっと地図が三次元化された。

天狗岳からの引き返している道中で、「ここからは40数年前と同じルートですね」とNishidenさん。違うのは今日は完璧な晴れであること。
来た道を夏沢峠まで引き返した。あとは硫黄岳へ最後の登り返しを残すのみ。
自分にとっては初めての、そしてNishidenさんにとっては40数年前に見逃した硫黄岳からの眺望を目指す。
やっつけちゃいましょう!と一声かけて登り返した。昨日と同じく硫黄岳への登りではものすごい勢いで進んで先行者を追い抜いていく。自分の中で「追憶の硫黄岳」なんてドラマを作りながら、少しずつピークに近づくNishidenさんを後ろからカメラに収めた。まぁついていくのは大変です。

ピーク!

ここからの展望を始めて目にする二人。片や40数年越しのベテラン、片や一日越しの八ヶ岳初心者。
感慨深さは人それぞれかも知れないが、景色は40数年前も今もきっとさほど変わっては居ないだろう。
誰もが喜ぶ素晴らしい景色だった。

大勢のピストン登山者とともに広い山頂でお昼を食べて、あとは紅葉を楽しみつつ下山した。

Nishidenさん、同行・八ヶ岳の様々なレクチャーありがとうございました。
そして今シーズンの山スキーもお手柔らかにお願いします。

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コメント

ご迷惑!?
いえいえ、布団を敷かずに畳んだ布団に斜めに寝始めてしまったので、そっと毛布を2枚おかけしただけですよ!
風邪を引かれては困りますしねっ
一人でこっそりと内風呂に入っちゃいましたし
2018/10/22 20:32
にごり酒風呂?
都合が合えば同行させてもらいたかったのですが、惜しいチャンスを逃した。にごり酒ではないですよ、八ヶ岳の縦走の方です(笑)
Nishidenさんのいつもより嬉しそうではしゃいだ感じが微笑ましいですね。
お風呂もにごり酒、ってことはないですよね。そうだったら明日にでも出かけます(笑)
2018/10/22 23:42
Re: にごり酒風呂?
redsronさん、おはようございます。

外湯は白濁・硫黄臭、内湯は茶濁・鉄臭でした。
濁ってはいますが残念ながらアルコール分はなさそうでしたねぇ。
2018/10/23 7:56
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