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Yamareco

記録ID: 1626464
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

バリエーションで登る兎岳、中盛丸山、大沢岳

2018年10月21日(日) ~ 2018年10月22日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
31.9km
登り
3,078m
下り
3,064m

コースタイム

1日目
山行
10:20
休憩
0:00
合計
10:20
5:00
50
スタート地点
5:50
90
7:20
60
8:20
420
2日目
山行
13:40
休憩
0:40
合計
14:20
4:30
50
5:40
20
6:00
70
7:10
7:20
80
8:40
30
9:10
60
10:10
10:40
270
15:10
180
18:10
40
18:50
ゴール地点
天候 両日快晴
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
現在、土砂崩れや路肩崩壊により、車は湯折の3キロ手前の釜沢までしか入れません。
コース状況/
危険箇所等
釜沢-小渋温泉の橋まで:林道歩き(ところどころに崩壊箇所あり)
小渋温泉-広河原小屋:河床歩き、渡渉10数回
広河原小屋-福川二俣:本格的沢登り。
福川二俣-百間洞森の家:急斜面のザレ場+藪漕ぎで登りづらい。廃道跡やマークは全く見つからず。最低鞍部にたどり着くまで頻繁にGPSで位置確認。
百瞭郷垢硫-兎岳:メイン縦走路につき道明瞭。ただし大沢岳-百間洞森の家のダイレクトルートは一部崖に面した個所があり積雪期は危険。
釜沢を5:00出発、本来の登山口である湯折を5:40通過
2018年10月21日 05:40撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/21 5:40
釜沢を5:00出発、本来の登山口である湯折を5:40通過
廃れた林道の先に立派な橋があることろはカムエクを彷彿とさせる。
2018年10月21日 06:08撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/21 6:08
廃れた林道の先に立派な橋があることろはカムエクを彷彿とさせる。
橋を渡ったところ。トンネルには入らず、ここから河原歩きとなるので沢装備となる。
2018年10月21日 06:12撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/21 6:12
橋を渡ったところ。トンネルには入らず、ここから河原歩きとなるので沢装備となる。
高山の滝
2018年10月21日 07:15撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/21 7:15
高山の滝
遥か赤石岳は雪が積もっているようだ。
2018年10月21日 07:54撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/21 7:54
遥か赤石岳は雪が積もっているようだ。
秋と冬が混在する世界
2018年10月21日 08:06撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/21 8:06
秋と冬が混在する世界
目立たないがこの標識をみつけたらそこが広河原小屋への入り口
2018年10月21日 08:19撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/21 8:19
目立たないがこの標識をみつけたらそこが広河原小屋への入り口
広河原小屋は割としっかりしている。
2018年10月21日 08:25撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/21 8:25
広河原小屋は割としっかりしている。
広河原小屋から2.5Hで福川の二俣に出る。左の広い沢ではなく、右側の狭い滝を遡行しなければならない。最初の滝は右岸を高巻く。
2018年10月21日 10:52撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/21 10:52
広河原小屋から2.5Hで福川の二俣に出る。左の広い沢ではなく、右側の狭い滝を遡行しなければならない。最初の滝は右岸を高巻く。
最初の滝を高巻いた後もしばらくは高低差の激しい箇所が続く。
2018年10月21日 10:58撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/21 10:58
最初の滝を高巻いた後もしばらくは高低差の激しい箇所が続く。
次の沢の分岐では左側の水のない沢の方を登っていく。
2018年10月21日 11:50撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/21 11:50
次の沢の分岐では左側の水のない沢の方を登っていく。
藪の中では頻繁に位置確認しておかないと最低鞍部には出られない。
2018年10月21日 12:19撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/21 12:19
藪の中では頻繁に位置確認しておかないと最低鞍部には出られない。
陽のほとんど射さない北斜面では雪混じりとなる。
2018年10月21日 12:59撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/21 12:59
陽のほとんど射さない北斜面では雪混じりとなる。
斜面の途中から赤石方面
2018年10月21日 13:11撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/21 13:11
斜面の途中から赤石方面
峠までもう少し
2018年10月21日 14:10撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/21 14:10
峠までもう少し
峠を越えたら百間洞山の家がすぐ近くに。今日はもうこれ以上登る元気はない。
2018年10月21日 14:38撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/21 14:38
峠を越えたら百間洞山の家がすぐ近くに。今日はもうこれ以上登る元気はない。
百間平方面
2018年10月21日 14:38撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/21 14:38
百間平方面
翌日は気合を入れて4:30出発。5:40中盛丸山登頂。
2018年10月22日 05:39撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/22 5:39
翌日は気合を入れて4:30出発。5:40中盛丸山登頂。
富士山の脇からご来光。
2018年10月22日 06:01撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/22 6:01
富士山の脇からご来光。
今降りてきた中盛丸山
2018年10月22日 06:04撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/22 6:04
今降りてきた中盛丸山
兎をバックに小兎岳。
2018年10月22日 06:27撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/22 6:27
兎をバックに小兎岳。
これから登る兎岳。
2018年10月22日 06:37撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/22 6:37
これから登る兎岳。
兎岳には7:10登頂。朝早い時間ではあるが、帰りのことを考えてすぐに引き返す。
2018年10月22日 07:09撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/22 7:09
兎岳には7:10登頂。朝早い時間ではあるが、帰りのことを考えてすぐに引き返す。
大沢、中盛丸、小兎、赤石岳と北側の山なみ
2018年10月22日 07:10撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/22 7:10
大沢、中盛丸、小兎、赤石岳と北側の山なみ
東には重厚な聖岳。
2018年10月22日 07:10撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/22 7:10
東には重厚な聖岳。
西側は恵那山、御岳、中央アルプスが見渡せた。
2018年10月22日 07:10撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/22 7:10
西側は恵那山、御岳、中央アルプスが見渡せた。
小兎より中盛丸
2018年10月22日 07:48撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/22 7:48
小兎より中盛丸
再び中盛丸山
2018年10月22日 08:37撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/22 8:37
再び中盛丸山
2018年10月22日 08:38撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/22 8:38
大沢岳は結構とがっている。
2018年10月22日 08:38撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/22 8:38
大沢岳は結構とがっている。
9:10大沢岳登頂。本日3つ目の100高山GET。
2018年10月22日 09:11撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/22 9:11
9:10大沢岳登頂。本日3つ目の100高山GET。
大沢岳山頂からはほんの少し百間洞森の家が見えた。
2018年10月22日 09:12撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/22 9:12
大沢岳山頂からはほんの少し百間洞森の家が見えた。
大沢岳から山の家は向かう道は積雪して危ないことろもあった。
2018年10月22日 09:25撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/22 9:25
大沢岳から山の家は向かう道は積雪して危ないことろもあった。
赤石・悪沢方面。
2018年10月22日 09:37撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/22 9:37
赤石・悪沢方面。
一旦山の家まで戻り、昼飯後、パッキングして出発。
2018年10月22日 10:11撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/22 10:11
一旦山の家まで戻り、昼飯後、パッキングして出発。
昨日峠に出た箇所にはカロリーメイトの黄色いハコを目印代わりに枝に刺しておいたので、下降点に迷うことなかった。
2018年10月22日 10:49撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/22 10:49
昨日峠に出た箇所にはカロリーメイトの黄色いハコを目印代わりに枝に刺しておいたので、下降点に迷うことなかった。
雪と細かい岩の急斜面を降りていく。
2018年10月22日 11:02撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/22 11:02
雪と細かい岩の急斜面を降りていく。
2018年10月22日 12:08撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/22 12:08
行きも帰りも二又滝の少し上にあるこの岩では往生した。
2018年10月22日 12:59撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/22 12:59
行きも帰りも二又滝の少し上にあるこの岩では往生した。
福川と本岳沢の合流地点
2018年10月22日 15:03撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/22 15:03
福川と本岳沢の合流地点
広河原小屋付近より赤石岳の見納め。
これから2時間の河原歩きと1.5時間の林道歩きで車に戻ったのは18:50
2018年10月22日 15:13撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/22 15:13
広河原小屋付近より赤石岳の見納め。
これから2時間の河原歩きと1.5時間の林道歩きで車に戻ったのは18:50
撮影機器:

感想

大沢岳、中盛丸山、兎岳・・この赤石岳と聖岳という南アルプス南部の2つの高峰にはさまれた大変不便なエリアに未踏の100高山の3座が残っていた。
ここへ行くさまざまな方法を検討した結果、導き出したのが渋川を一気に百間洞山の家まで沢沿いに上ってしまうというプランだった。
メリット:‖沿いなので、給水の心配がない。ザックを軽くできる。
△海離魁璽垢賄肋弔多いが今の季節は一番の渇水期で渡渉上の問題が少ない。
縦走だとどうしても赤石か聖という3000m級を通過しなければならないが、沢沿いに山の家まで来てしまえば、あとは空身で3座に上って戻るだけだ。
づ豎ぅ侫レストのバスにお世話になる必要がない。
デメリット:‖沿いコースは道らしいところがほとんどなく、人も通らないところなので単独行は危険。⊇衢兒間がよくわからない。ひとつ間違えば日が暮れてからの渡渉も覚悟しなければならない。
ということで、人に勧めることはできないが、一応沢登りの心得のある私にはとてもチャレンジしがいのある1泊2日プランができあがった。
月曜に休みが得られたので、土曜の夕方に出発し、早めに現地に到着しようとした。
湯折まで入れると思いきや、先日の台風のせいか、林道が被害を受けていて釜沢どまりで、湯折までの片道3キロが追加になった。地図には小渋温泉の表記があるが現在は全くその存在は無くなってしまっている。ただ林道の終点には立派な橋がかかっていて、この橋を渡るとそこが河床歩きの始まりだった。延々と河床歩き2時間の末、広河原小屋に着いた。ここら辺から傾斜が出てきてバリエーションとしての沢登りのテクが必要になってくるが、滝と呼べるような箇所は二俣に1箇所あるだけだった。二俣の滝は高巻いて越すが、その次のチョックストンを越えるのにてこずった。このあたりが沢登りのハイライトで、その後は水のないざれた急斜面を峠まで登りつめる。日の当たらない北斜面なので、今朝?降った雪が残っていて冬山の様相であった。
山の家には15時過ぎに到着した。山の家の営業は9月末で終わっていて2Fの冬季開放部屋を使わせてもらった。雨戸が締まっていて中は真っ暗闇で、電気もマットも暖房もないが、大変清潔でありがたい存在である。こんな時期の利用者は自分だけだろうと思って寝ていたら、夕方縦走者の方がやってきたのには驚いた。聴くと彼は今日は赤石を越えてきて、明日は聖を越えてテカリ小屋を目指すとのこと。
2日め4時起床4時半出発、昨日の小屋までの登りが10時間かかったわけで、帰りを8時間、19時着とすると11時には帰路につかなくてはならない。6.5Hで大沢-兎間を走破しなければならない。まさに時間との勝負だ。北斜面に新雪が積もっているところもあるが、天気も良く、(南アルプスでこんなに晴れるのも珍しい)ほぼ予定時刻とおりの行程をこなした。
今回の旅のしんどさは北海道のカムエクの1.5倍程度だろうか。それでも翌日にはちゃんと出勤している私はサラリーマンの鑑といえよう。
これで残る100高山は16座となった。





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