太陽に見守られて 大普賢岳周回
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- GPS
- 08:50
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,373m
- 下り
- 1,373m
コースタイム
天候 | 晴れ☀️ 和佐又山ヒュッテ駐車場6℃ 大普賢岳山頂16℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
1日利用料金 1000円 早朝到着した場合、ヒュッテの受付の方がいらっしゃらない時は車のワイパーに下山後にお支払いしますという内容を書いてメモを挟んでお知らせしておくと良いようです。 登山ポストがありますがヒュッテの方によると、早朝に受付が無人でブラインドが降りていても隙間から登山届けを差し込んで、ヒュッテに直接提出をして欲しいとの事でした。遭難や事故が起きた時少しでも迅速に対応する為の理由だそうです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山と高原地図で大普賢岳周回は上級コースとして記載されています。 ■和佐又山ヒュッテ〜大普賢岳 指弾ノ窟〜朝日窟〜笙ノ窟(第62番靡)〜鷲ノ窟までハシゴや鎖場があるものの紅葉を楽しみながらまだ余裕をもって歩けます。石の鼻、小普賢岳までハシゴ&スケスケスロープの連続が現れてきますが、慎重に進めば大丈夫です。小普賢岳の脇から急斜面のガレ道と長めのハシゴを慎重に下れば、今度は大普賢岳までの急登の登り返しとハシゴの連続ですがここも慎重に通過すれば大丈夫です。笹原の急登が見えだしたら山頂はもうすぐです。標高1700メートル代の大普賢岳山頂の紅葉はもう終了していて枯れ木が多く。冬の景色のようでした。 ■大普賢岳〜七曜岳 大普賢岳の急な下りのガレ場を慎重にくだれば、歩きやすい笹原がでてきて水太覗まで穏やかな稜線歩きです。水太谷の紅葉大絶景を楽しみながらのんびり歩けます。国見岳以降〜七曜岳までは切り立った崖の鎖場や木製のハシゴの連続が続きます。山頂が狭い七曜岳でしたが、バリゴヤの頭と稲村ヶ岳の下に広がる紅葉と大峰奥駆道の稜線が広がる大パノラマが楽しめます。 ■七曜岳〜無双洞 七曜岳から尾根筋の急な坂を降りていきます。木の根階段や木製ハシゴを慎重に降りて標高1600メートル代までくると丁度見頃をむかえた紅葉が目立ち始めます。今回の山行で一番紅葉が美しいエリアでした。尾根筋を大きく左に進路を変えるあたりからルートファインディングが困難になってきます。地図、GPSは必ず必要になります。テープやリボンの目印、踏み跡をよく探して進みます。あと、ザレ道&積もった枯れ葉の急坂なのでよく滑ります。左手に杉林が見え始めると晴天でも日の当たらない暗い谷底に降りていく感覚で無双洞までこんな道が続きます。今回通った区間で一番疲れてイヤだね〜と思ったルートでした。 ■無双洞と水簾(すいれん)の滝 〜和佐又山ヒュッテ 進行方向右手に無双洞を見て、沢を徒渉した後もしばらくザレた急坂を下っていきます。白い巨石がゴロゴロあるガレ場を赤ペンキマークの矢印に従って進んでいくと このルート最大難所といわれるほぼ垂直の岩壁鎖場が連続して出てきます。足がかりや手がかりは割とあるほうなので、ゆっくり慎重に進めば大丈夫でした。 底無井戸を過ぎれば緊張感をもつことなく、再び紅葉を楽しめる穏やかな道が和佐又山ヒュッテまで続いてゴールです。 |
その他周辺情報 | ■上北山温泉 薬師湯 4月〜11月 平日:午後1時〜午後9時まで 土日祝:午前11時〜午後9時まで 12月〜3月 平日:午後2時〜午後9時まで 土日祝:午後1時〜午後9時まで ※最終の入館時間は午後8時まで 料金:500円 JAFカード提示で400円(最大5人まで摘用) |
写真
ワタシ的に今日一番しんどいエリアだな〜と。
感想
大普賢岳を周回する、しかも一人で!
そのように目標を持ってから2年もたっていました。
今から約2年前にヤマレコもやっていなかったワタシは、一度大普賢岳をピストンで登ったきりでした。
その頃、近辺でショックな事があったり、それが原因で生命を脅かすほどでもないけども入院したり、治療に長くかかる嫌な病気になってしまったりで、すっかりショボくれてるワタシを見かねた知人が一緒に計画してくれて実現した登山でした。
登山経験もほとんどないワタシには本当に足が痛いし、帰る頃にはもーえーわ!とフラフラで下山したものの、大峰奥駆道に興味を持ち始めた頃で、役行者さんが修行した笙ノ窟を見た時の「彼は本当に実在したんだ!!」と鳥肌が立つほど感動した事を思い返すなどしていたら、後からジワジワボディーブローが効いてきてしまったのです。絶対にここに戻ってくるぞ〜と。
ルートの下調べでネットでググると、周回は2度目はないわ〜なご意見が多数で、そんな大変なルートでそこそこ経験を積まないと軽いハイキング気分では挑めないのだな、と自分には遠い道のりの様に思ったものでした。
やっと、この小さな冒険が実現できました。しかも、秋晴れの素晴らしい天候と美しい紅葉の世界が待っていてくれました。いや、人生でも、もう上がりちゃうかな?
な、もーお腹一杯です。
噂には聞く、「二度目はないわ〜」は、鎖場が得意ではないワタシにはちょっと頭の中をかすめましたが、コレも早くもボディーブローが効いてきてるみたいです。
今度は春にでも挑戦かな〜♪行者還方向にいってみたいな〜とか…
ダラダラと長いレコに目を留めて頂いてありがとうございました〜☆
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