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Yamareco

記録ID: 163510
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越

平が岳(裏コースより)

2003年09月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:10
距離
8.1km
登り
966m
下り
966m

コースタイム

5:50 裏コース(中の俣)登山口-8:20-40玉子石-9:30-10:00 平が岳山頂
-10:30玉子石-12:00 裏コース登山口
天候 小雨、のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2003年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
東京ー(JR)-浦佐-(バス)-銀山平。
銀山平から裏コース登山口までは、宿のマイクロバスに乗車。
(※裏コース登山道は、銀山平の宿に泊まって、
  宿の車にのらないと登山口まで行くことはできない。一般車両は通行禁止)
コース状況/
危険箇所等
裏コース登山道は、割と良く整備されている。ただし道標類はほとんどない。
出発してすぐ、中の俣の沢を渡るが、増水時は渡りずらいので要注意。
(登山前日)銀山平より、荒沢岳を望む
2012年01月14日 20:00撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/14 20:00
(登山前日)銀山平より、荒沢岳を望む
(登山前日)銀山平の風景、遠くに越後駒ヶ岳、中の岳も見える。
2012年01月14日 20:00撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/14 20:00
(登山前日)銀山平の風景、遠くに越後駒ヶ岳、中の岳も見える。
登山口より登り始めてすぐ、中の俣の沢を渡る。夜中の雨で増水しており、渡渉はヒヤヒヤものだった
2012年01月14日 20:00撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1
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登山口より登り始めてすぐ、中の俣の沢を渡る。夜中の雨で増水しており、渡渉はヒヤヒヤものだった
登山途中より、平が岳の稜線を望む。まだまだ遠い
2012年01月14日 20:00撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/14 20:00
登山途中より、平が岳の稜線を望む。まだまだ遠い
玉子石に出た。写真で見た通りの奇景だ
2012年01月14日 20:00撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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玉子石に出た。写真で見た通りの奇景だ
頂上の平坦部に出ると、上空には青空が広がってきた
2012年01月14日 20:00撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/14 20:00
頂上の平坦部に出ると、上空には青空が広がってきた
木道のつづく頂上平坦部を進む
2012年01月14日 20:00撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/14 20:00
木道のつづく頂上平坦部を進む
頂上の平坦部には、ずっと木道が整備されていた
2012年01月14日 20:00撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/14 20:00
頂上の平坦部には、ずっと木道が整備されていた
頂上付近からの風景、青空がどんどん広がってきた
2012年01月14日 20:00撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/14 20:00
頂上付近からの風景、青空がどんどん広がってきた
頂上平坦部には、池塘もたくさんあった。青空を写し、池塘も濃い青色をしている
2012年01月14日 20:00撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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1/14 20:00
頂上平坦部には、池塘もたくさんあった。青空を写し、池塘も濃い青色をしている
頂上付近にて記念撮影、山の頂上とは思えない、その名の通り平べったい山だ。
2012年01月14日 20:01撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/14 20:01
頂上付近にて記念撮影、山の頂上とは思えない、その名の通り平べったい山だ。
頂上付近の風景
2012年01月14日 20:01撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1/14 20:01
頂上付近の風景
頂上付近の、青い池塘
2012年01月14日 20:01撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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頂上付近の、青い池塘
撮影機器:

感想

【山行No 313】

※東京に用事で出たついでに、平が岳に行ってみることにした。
 平が岳は麓からの登山道が長く、四国からだと3泊4日は必要なので、
 百名山の中では登り残しとなっていたが、そろそろ登っておこう。
 
 表登山道からは、山麓から往復10時間の長丁場をしのぐか、テントを担ぎ
 山頂部で一泊するかの選択だが、前年、駒ヶ岳に登った際に地元の人と話を交わした際、
 銀山平の宿に泊まると、宿の車で裏コースにアクセスでき、
 一日で往復できるという情報を得ていたので、今回はそのコースを使うことにした。


9月13日(土)
 ・東京を朝の上越新幹線で、新潟に向かう。
  浦佐で降り、バスに乗り換えて銀山平へ。
 ・銀山平の予約しておいた宿「白光」に、15時に到着。
 ・今日は一日中晴れて、登山日和の上天気だったが、移動に費やしてしまい、
  宿にも早く着いたので、手持無沙汰。
  近くの温泉施設「白銀の湯」に行ってみた。
  露天風呂からは、越後駒ヶ岳や荒沢岳も望まれ、なかなか良い場所だなぁ..
 ・夕食は、9皿もある豪華版、ビールがほしくなるようなメニューだが、
  明日の登山を考えて、ビールはガマンした。
  今日の宿泊は15名ほど。平が岳へ明日行くのは11名とのことだった。

9月14日(日)
 ・夜中、台風でもやってきたのか?と思うような激しい雨音がして目が覚めた。
  風も強く、窓の隙間から雨が吹き込むほど。
  今日は登山は無理かな?と弱気になる。
 ・うとうとしていると、午前3時半頃に、1階の人に起こされた。
  えっ? こんな天気なのに出発するの? とびっくり。
  なんでこんな夜中に出発するのか?と思うが、とりあえず急いで出発の準備をする。

4:00 銀山平 発
 ・宿のマイクロバスに乗り込み、まだ真っ暗な中、暗い林道をガタガタと車は進んでゆく。
  この林道は、村の管轄らしく、一般車は通れず、銀山平の人たちだけが、カギをもっているようで、途中のゲートを開けて進んでゆく。
  暗い林道だが、夜半からの大雨の影響で、林道の途中には沢水がゴウゴウと流れているところもあり、なかなかすごい。
  雨は小止みのようだが、本当に登山できる天気なのか?

5:20-50 裏コース登山口(中の俣登山口);(標高=約1250m、気温=20℃)
 ・林道を延々と、約20kmも進み、1時間半かけてようやく登山口に着いた。
 ・バスから降りると、雨は小止みとなっていて、薄明るくなっている。
  上空の雲の流れを見ると、どうも冬型の気圧配置となっているようだ。
  低い雲が、北側からどんどんと流れてきている。
 ・マイクロバスは、「伝の助小屋」など、他の宿のバスも含めて、4台が集結した。登山者は合計30名程度。
 ・登山日和とはとても言えない雰囲気だが、他の登山者も、当然のように行く気になっているようだ。
  自分も雨具を着用して出発準備をする。まあ行けるところまで行ってみるか...
 ・この裏コースは、聞くところによると、昔、皇太子殿下が平が岳を登るために
  わざわざ開拓されたルートという。ガイドブックにも載っていない。

 ・登山道を登り始めると、最初の難所、中の俣沢本流を渡渉する箇所にでた。
  通常は大した流れではないのだろうが、今日は、夜半からの雨で、かなり増水しており、そのままの渡渉は困難。
  バスの運転手の人たちが、角材で応急の仮橋を作ってくれ、それを伝って何とか対岸に渡る。
 ・そのあとは、泥道の急登が続く。最初は最後尾付近を行っていたが、途中の団体さんが遅いので一気に追い越して、前に出た。
6:30-40 五葉松尾根(標高=1440m)
 ・最初の休憩。雨は小止みになっており、ゴアの雨具を着ていると暑いので、ここで脱ぐ。
 ・この後も、ともかく急な登りが続く。通る人が多いせいか、道形自体ははっきりしており、迷うようなところはなかった。
  ただし、裏コースのせいか、道標の類は全くない。
 ・標高1700〜1800m付近で低い雲の中に入った。しかし傾斜はだんだんとゆるくなり、頂上プラトーは近そうだ。

8:20-40 玉子石
 ・樹林帯から、ポコッと、頂上プラトーに出た。
  分岐となっており、玉子石のほうに歩く。3分で玉子石に到着。
  想像したよりは小さな感じだったが、ガイドブックなどで見た通り、不思議な形の石だ。
  ヤレヤレ、やっと第一目標に到着だ。
  時間は早いが、今日は出発も早かったので、ここで、宿で持たされたおにぎり弁当を食べる。
 ・ここでしばらく休憩しているうちに、急に周辺を覆っていた霧が晴れてきた!
  頂上プラトーの全容も良く見え、予定通り、最高標高点に向かおうという気が湧いてきた。

 ・ここからは、先ほどまでの急登とは一転して、平坦な山頂プラトーを、木道に沿ってのんびりと歩く。
  歩いているうちに、どんどんと雲が上がってゆき、青空と日差しが出てきて、気持ちの良い道になってきた。
 ・山頂部が平坦なのは苗場山と似ており、木道の周辺には、苗場山と同じような池塘もあり、なかなかいい雰囲気だ。
  花はさすがに時期的に少ないが、ツリガネニンジン、アキノキリンソウ、リンドウなどが、笹原の間に顔をだしていた。

9:30-10:00 平が岳山頂(標高=2140m、気温=15℃)
 ・ようやく山頂に到着。これで百名山は99個目となる。リーチだ!
 ・正直言って、あまり期待もしていない山だったが、
  山頂プラトーは予想以上にいい雰囲気の場所で、大満足。
  三角点より少し西に歩くと、池塘がちらばる展望の良い場所があり、
  草原の向こうに、尾瀬、日光あたりの山々、駒ヶ岳、荒沢岳も見えて、いい感じ。 
  なんいうか、天上の楽園、いった感じの素晴らしい風景が広がっている。
 ・木のベンチがあったので、ベンチにごろりと横になり、青空を見上げる。
  白い雲がすうっと流れてゆき、山の時間がゆっくり過ぎてゆく。

 ・登山口までは12時までに戻らないといけないので、名残惜しいが下山を開始。
  帰りの木道では、濡れているせいで、2〜3回滑って尻もちをつき、アイタタタ..
  そろそろ、表登山道からの人たちが登ってきた。
10:20 玉子石
 ・ここからの下りは急な下りで、かつ道はドロドロなので、登りにまして厳しい。何回か尻もちをつきながら下る。

12:00-30 登山口
 ・下りは休みなしで下ったせいか、自分のバスの組では、一番先に到着。
  ビールがほしいな、と思ったら、バスの運転手が、「ビールありますよ」と。
  ありがたい。早速飲み干す。

 ・帰りは、相変わらずのガタガタの林道を下る。
  途中で、沢登りの格好をした若い2人組が歩いていたので、バスが拾った。
  聞いてみると、恋の俣沢という沢を、途中2泊で登ったそうな。
  充実した感じの2人の顔つきが、少しうらやましい。

13:30 銀山平着
  ・まだ午後のはじめだが、山行は早くも終わった。
   もう一泊することにしているので、昨日の温泉に行き露天風呂にも入り、
   そのあとは、のんびりと昼寝をしたりして過ごした。
  ・今日の夕食も豪華なメニューだった。今日は昨日ガマンしたビールもたのみ、満足、満足。

9月15日(月)
 ・今日は、銀山平から登れる荒沢岳に行ってみようと思っていたが、
  朝起きてみると、予想外なことに、低い灰色の雲から雨がびしゃびしゃと降っているじゃないか!
  TVで天気予報を見ると、全国的には良い天気だというのに、この新潟付近だけ、
  低い雲がかかっていて、午前中いっぱいは雨という予報。
  しかたがないので、荒沢岳登山は止めにして、そのまま帰ることにした。

 ・銀山平から下界には、同宿の4人組に頼み込み、車に同乗させてもらった。
  聞くと関西方面から車ではるばる来たそうな。
7:40 浦佐
 ・下界も、雨模様だった。
 ・新幹線にのり、東京方面に向かう。上越トンネルを抜けると一転して青空が広がっており、ちょっと悔しい気持ち。
 ・東京より新幹線を使い、四国に到着したのは、夕方だった。 
  
 

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