本気の八ヶ岳 敗退
- GPS
- 08:21
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,351m
- 下り
- 1,331m
コースタイム
10:02 硫黄岳 10:04 〜 赤岩の頭 10:17 〜 10:53 赤岳鉱泉 11:22 〜 12:24 赤岳山荘P
天候 | 晴れ(風強い) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路: 美濃戸〜(中央高速小淵沢IC経由)〜自宅 197km 往路は時間短縮の為に諏訪南ICを利用したが、帰りはナビの示す八ヶ岳周遊道路経由で小淵沢ICに向かったが、 途中、雪道や凍結している箇所が続くので雪道に慣れていない方は八ヶ岳美術館先より諏訪南ICを目指した方が 路面に雪がないので安心して走れます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・美濃戸口〜美濃戸 美濃戸口の八ヶ岳山荘脇には、美濃戸まで四駆・チエーンでも手こずるような看板が出てましたが、四駆・スタッドレスで上がれました。 但し、雪道に慣れていない方は美濃戸口に車を置いて歩いた方が確実です。 ・美濃戸〜赤岳鉱泉〜硫黄岳 降雪後でしたが、森林限界より上、赤岩の頭下付近までは前日のトレースがしっかり残っていて問題なかった。 赤岩の頭付近は風でトレースが消えかかっていて雪庇も発達しつつあった。 赤岩の頭から上はトラバースせず冬ルートの直登となる。 この辺り、風が強く雪が飛ばされてるのでどこが適切なルートか分からず夏のトラバース道を歩く人達が居るが直下のトラバースで行き詰まってしまう、要注意。 ・硫黄岳〜横岳 風の通り道となっていて雪が飛ばされている場所が多く、ところどころ石や岩が顔を覗かせていて氷・雪とのミックスで歩きずらい箇所もあり。 数人分の前日のトレースがところどころ残っていたが、吹き溜まりもあり、台座の頭への登りは脛くらいまで。 横岳直下のカニの横バイが数日前からの雪で吹き溜まり状態、約10mのトラバースが垂直に近い壁となっていて通過困難。 前日のトレースは全てここから引き返していた。 岩を登って上から行っても反対側に下りるにはロープが必要、カニの横バイ沿いに鎖を掘り出して進むべくトライしたが、 クサリを掘り出して5m程下に降りたが、トラバース方面のクサリは吹き溜まりの下で掘り出せず、 スリング・カラビナも持たず軽装で臨んだ為、残念ながらギブアップ、撤退となった。 |
写真
感想
27日(金)の夜出張より帰国し、翌土曜日の夜までかかって急ぎの仕事を片付け、ほとんど寝ないで八ヶ岳に向かった。
29日(日)ソロで硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳を周回しようと思った。
赤岳山荘Pで車載温度計は-16℃、午前5時40分の赤岳鉱泉玄関外にかかっている温度計で-24℃。
赤岳鉱泉玄関前でアイゼンを装着し硫黄岳に向かう、トレースはバッチリ過ぎるほどあり。
森林限界手前までヘッデンで歩きました。
赤岳山荘Pより先行者1名のトレースが続いている。 かなり早い時間に出発したようだ。
赤岩の頭下で先行者がピストンで下りてきた。
「上はトレースがなかったのでつけときました」と清々しいイケメン君でした。
これからアイスキャンディーで遊んでから帰るとか。
稜線上のラッセルのお礼を云い山頂に向かう。
ここからは冬の直登ルートです、最初の岩場辺りでメガネが凍結して真っ白で見えなくなりアウターシェルの胸ポケットにしまい込む。
山頂には勿論誰もいなく、ケルンの陰でゴーグルを装着し横岳に向かう。
風が次第に強くなってきて硫黄岳山荘近辺で2度耐風姿勢で凌ぎ台座の頭を目指す。
ところどころ吹き溜まりがあるが、大体脛くらいまでの雪で昨日のものと思われる数名のトレースが所々残っている。
台座の頭より稜線を歩き横岳を目指すが、山頂直下のカニの横バイで進退窮まる。
トラバース部分にトレースがなく、昨日の先行者もここから引き返している。
先日来の雪で吹き溜まり状態となっておりトラバース部分の約10mが垂直の壁状態となっている。
岩を登って上からと思ったが、向こう側に下りるにもロープが無ければ難しそう。
トラバース取付き部までクサリを掘り出しながら約5mほど下りてみたが、
ここから下もトラバースも傾斜がきつく、ロープかスリングでビレーしながらラッセルしないと危険。
山頂を目の前にして、軽装で来たことを悔やんだが、しばらく考えた末に諦めて撤退を決意した。
硫黄岳に向かって戻ると赤岩の頭から団体さんが2組、他にも少人数のパーティーが登ってくるのが見えた。
先頭の団体さん、山頂直下を夏道のトラバースに入っている。
危ないなと思って見ていたら暫く進んで進退窮まった様子で全員バックし、冬ルートで岩を登ってきた。
下山時全てのパーティーを追い越して赤岳鉱泉に戻り、時間が早かったのでアイスキャンディーに取付いているアイスクライマーを見学した。
何度か眺めてるが面白そうだ、機会があればやってみたいと回を重ねるごとに思うようになってきた。
天気が回復傾向にある中、赤岳山荘Pまで下りて帰途につく。
2月6日〜14日まで、インドネシア出張が控えているので帰国後、本気の八ヶ岳のリベンジ、並びにい悗猟戦が待っている。
帰国早々、また出張に行かれるのですね。
そのい泙任△襪箸呂気垢に想定外でした(笑)
noborundaさんが「挑戦」と位置づける山行・・・
どんな世界なんだろう。
出張、お山、ともにお気をつけて!
写真から拝察すると、雪が固まるまでは無理そうですね。
ビレイしててもトラバースだし、やばそう。私だったら、即撤退ですね。
お仕事、おいそがしそうですが、お体に気を付けて!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する