八甲田にあった郷土料理居酒屋 『 仙人岱小屋 』 (笑) で御馳走になりっぱなし (^^ゞ
- GPS
- 24:05
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 430m
- 下り
- 413m
コースタイム
10:37 酸ヶ湯公共駐車場 出発
11:48 地獄湯ノ沢入口
硫黄岳コース
12:46 仙人岱小屋 到着
昼食後、飲んだり歌ったり食べたりと、賑やかで楽しい一夜を過ごす
2月5日(日曜日)
08:55 仙人岱小屋 出発
硫黄岳コース
09:51 地獄湯ノ沢
10:28 酸ヶ湯公共駐車場 到着
天候 | 2月4日(土曜日) 曇りのち雪 2月5日(日曜日) 雪のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 登山ポストはありませんので、各自それなりの対処が必要となります。 ※ 酸ヶ湯公共駐車場と、酸ヶ湯温泉の駐車場にある公衆トイレは冬季閉鎖中です。 ※ 一気に積雪が増えましたので、今回は地獄湯ノ沢は雪崩の危険が考えられるため、 地獄湯ノ沢入口より沢を横断して硫黄岳コースを往復しました。 ※ 酸ヶ湯から地獄湯ノ沢までは指導標が見えますが、 地獄湯ノ沢を渡って硫黄岳コースに入ると指導標が雪で隠れて見えなくなります。 ※ 硫黄岳コースも仙人岱と硫黄岳の鞍部に近くなると、 風が強くなり踏み跡が簡単に消えてしまいますので気を付けてください。 ※ とにかく冬山への入山は地図とコンパスは必携だと思います。 ※ 仙人岱小屋にはストーブが二つありますが、灯油は持参するようにしましょう。 有志が持ち寄っていますが、灯油の備蓄が殆んど底をついていますので当てにはできません。 ※ 下山後の付近の温泉施設は下記等があります。 ・酸ヶ湯温泉…日帰り入浴 大人600円 (休憩室利用の場合は1000円) 混浴のひば千人風呂と、男女別の玉の湯があります (入浴券は別) 露天風呂無し 玉の湯にはシャンプー・ボディーソープ付 ひば千人風呂は温泉成分が強力すぎて石鹸類が使えません 利用可能時間 ひば千人風呂 午前7時〜午後6時(午前8時〜午前9時は女性専用時間) 玉の湯 午前9時〜午後5時 ・八甲田リゾートホテル… 日帰り入浴 大人500円 露天風呂無し シャンプー・ボディーソープ付 利用可能時間 午後12時〜午後16時 ・ホテル城ヶ倉…日帰り入浴 大人1000円 露天風呂あり(若干温め) シャンプー・ボディーソープ付 マッサージチェア無料 利用可能時間 午前11時30分〜午後3時 下記リンクも参考にしてください 「八甲田総合インフォメーションセンター 八甲田の温泉・宿泊」 http://www.hakkoda-info.jp/onsen/onsen.html |
写真
感想
今回の目標は仙人岱小屋に泊まる。
天気によっては途中引き返しもあり。
条件が良ければ大岳や小岳の散策か、地下倉庫の中の灯油を掘り出す事も考えてはいました。
しかし、今年の積雪量はモノスゴイ量だし、ここ数日の天候ではトレースなどあるはずがないと思い、
わざと意識して遅めの出発で計画しました (爆)
朝の青森市内の天候はソコソコ良好。
この状況だと誰かが我慢できずに入山するだろう・・・そのトレースを使わせてもらおう (^^ゞ
ゆるりと車を酸ヶ湯に向けて走らせて酸ヶ湯に到着すると、案の定入山準備をしている人達がいました。
ラッキー ! これで楽できる〜
そう思いながら駐車場の除雪を待ちながら準備をしていると
「おぉーSさん、こんにちは〜」と思いっきり元気に声を掛けられ、
はぁ〜、誰 ? と思ったら、八戸山水会の阿保さんでした。
阿保さんとは面識があるにはありますが今回で三回目、
それもホンのわずかな時間しか会っていなく、お互いにキチンと挨拶をした事はないのに・・・
津軽弁で言えば なんぼ ちかしい人だんだっきゃ (爆)
とも一瞬脳裏を走りましたが、自分でもこんな感じで声を掛けられるようになったんだなぁ
と、ニヤニヤ喜んでいたりしていたのは隠しようがない事実です (^^ゞ
阿保さんとお話しをすると、山水会の皆さんも仙人岱小屋に泊まりとの事。
私達と一緒ですね、では楽しく一緒に過ごしましょう !
今回はラッセルよろしくお願いしま〜す m(_ _)m
と挨拶をしてから、私達は駐車場の除雪が終わるのをノンビリ待ってから出発しました (爆)
準備を済ませて登り始めると、これまでには見たことがないような雪の量 !
(とは言っても、私は冬山に入って3シーズン目ですが (^^ゞ )
夏は木々を見上げ、小枝や藪をかき分けながら歩いていたのに、全く邪魔にならない状態です。
スキーコースの指導標も手が届くところと言うか、足が届くところにあります (笑)
この調子でいくと、今年は指導標が簡単に雪で隠れてしまうでしょう。
トレースは山水会の皆さんが八人と、後で知った事ですがその前を日帰りの人が三人いたため、完全に高速道路状態になっていました。
私達はその高速道路を有難く使わせていただいたり、わざと外してラッセル体験をしたりと、のんびりと登っていきました。
地獄湯ノ沢の入口に出ると、トレースは少し沢の上に伸びてました。
ありゃ?大丈夫なの?ここは途中の尾根の雪庇が崩れて雪崩ると聞いていた場所です。
そう思っていたら、すぐにトレースは沢から外れて硫黄岳コースに向かっていました。
当然私達もそのトレースを追いますが、コンパスはシッカリ合わせて歩きました。
私がコンパスを合わせた目標地点は、硫黄岳と仙人岱小屋の鞍部。
そこからは小屋までチョットした斜面を登る事になりますが、
鞍部付近で条件が悪くなるかもしれないと思うと、私としては安全な選択だと思ったからです。
そう思いながらトレースを追っていくと、
トレースが徐々に小屋方面に曲がってるような気配を感じるとともに、
風が出てきてトレースが消えてきていました。
うーん やっぱりか、無理にトレースを探さないで鞍部を目指そうかと思ったその時 !
地吹雪で視界が悪い中に、ピカ〜ッと輝く蛍光オレンジのフラッグが目に飛び込みました。
これは阿保さんが立ててくれた物に間違いない !
そこからはコンパスを完全に無視し、ありがたくフラッグのお世話になってスンナリ仙人岱小屋に到着しました。
小屋に着いてから阿保さん達の話を聞くと、先行の日帰りの人達がGPSを使ったトレースだったそうです。
やけに絶妙な角度で、緩めの地形を小屋に向かっていると思いました。
GPS無しであのライン取りができる人は数人でしょうね。
小屋に着いてからは天候の条件が悪いため散策を諦め、
小屋の屋根しか出ていない積雪で、床下倉庫にある灯油の掘り出しも諦め、
思いっきりノンビリする事にしました (爆)
そこから楽しい郷土料理居酒屋「仙人岱小屋」が開店しました (笑)
出るは出は様々なアルコールと料理の数々 !
飲み物はビール・自作のワイン・自作のどぶろく・焼酎・日本酒・マッコリ・・・
食べ物は八戸名産「しめさば」各種・お手製のおやき・お手製のピザ・酢の物・きりたんぽ鍋・せんべい汁・各種デザート・・・
当然暖を取るための灯油も持ってきているので、どれだけの量を背負ってきたんでしょう !?
「八戸山水会」すごい集団です !!
まあ、私の所属している「たがじょ」も似たようなものか(笑)
そういえば、両方に所属している人も今回御一緒しましたね。
その素晴らしい人達に囲まれて、たまたま一夜を共にすることになった私達を、すんなり受け入れてもらい、
楽しく語り合い、飲めや歌えの楽しい宴が深夜まで続きました。
夜が明けて朝になり、外の様子を見てみるとナカナカの吹雪。。。
またしても散策は諦め、のんびり山水会の皆さんと一緒に酸ヶ湯に下山することにしました。
小屋の中でノンビリしていると、窓が雪でつぶれてしまっていて小屋の中がイマイチ明るくなりません。
私ができる事・・・雪かきしかない !
そう思って窓の雪かきをして、いくらか快適になった小屋で出発までゆっくりしました。
いよいよ下山開始です。
結局私達は持参した即席系の食材に全く手をつける事無く、灯油分だけ軽くなったザックを背負って (笑)
外に出ると昨日より視界が悪く、一瞬だけ日が差した時にまわりの樹氷に感動し、
山水会の皆さんと一緒にフラッグを回収しながら酸ヶ湯まで下りました。
山水会の皆様には本当に何から何までお世話になりました。
感謝感激で、お礼の言いようがないくらいです。
ありがとうございました、おかげさまで楽しい二日間でした。
またどこかで会うことが絶対にあると思います、
その時は、また一緒に楽しい一時を過ごしましょうね。
最後に、今回 仙人岱小屋で御一緒させていただきました「八戸山水会」
http://www.geocities.jp/hachinohesansuikai/
こちらの代表である阿保さんのブログ
『私の山登り』http://yama55.cocolog-nifty.com/blog/
こちらで「仙人岱ヒュッテで「しめさば」祭り」
http://yama55.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-99d9.html
としても今回の山行が紹介されていますので、こちらもご覧ください。
また阿保さんは、社団法人日本山岳ガイド協会認定の登山ガイドさんです。
四季を通じて様々な山を確かな技術で楽しくガイドしてくれるそうです。
機会がありましてらガイドしてもらってくださいね !
詳しくは阿保さんのブログ等をご覧ください。
豪雪の青森を見たい!
という何とも神(地元の方)を畏れぬリクエストで八甲田に行ってきました
せっかくなので、一泊でのんびりと雪山堪能しよう!
でも、体力もないので軽量化(^^;
足下は、雪山歩き用の140cm!
冬靴で軽々〜
荷物もテントはないし、シュラフカバーもなし、インナーもなし
食料も乾燥物で
新幹線で東京から3時間半
順調に北上し、ちょこちょこっと雪が増える
八戸もちょこちょこ
トンネルを抜けて、十和田…あれ?
さらに抜けて青森……/(^^;)/
こんもりを越えて、埋もれてる(爆)
さすがです
車道と歩道は完全分離というか
歩道がなくなっているか、歩道が掘られているし
駅前の広いはずの広場はいったいどうなってるのかというくらい
雪の壁が迫っている
ついつい、わーわーと騒いでしまう
市街からちょっと離れればすぐにスキー場
気持ちよさそうに滑り降りるスキーヤーあり
ぼふぼふいってます〜
いいですねぇ
で、どんどん、ぐんぐんと雪壁が高くなって…
いったいここはどこを走っているのか分からなくなります(笑)
まるでトンネルの中
酸ヶ湯の硫黄の香りが車内に届けば、すぐに駐車場…あれ
入り口が雪で通行止め
と思ったらまもなく除雪車が登場
駐車場の入り口で支度をしながらのんびり待ちます
心配していたトレースは…
わ、先行者が続々と…
八戸山水会の方々でした!
二人でラッセルなら途中で撤退になりそうだなとの予想で遅めに出てきた軟弱者です…すみません
というか…私はラッセル経験ないし(^^;
その間に、酸ヶ湯への連絡雪トンネルを通ってお手洗い!
これがおもしろい
出発はまずは雪壁登りから。ちゃんと出入り口ができています
登ると、不思議な眺めです。道路が下に…
トレースはばっちり、本当にありがたいです
ありがたくトレースを使わせていただきながら、時々雪遊び
ラッセルって本当に大変
ボフボフしたいい雪でさえ、これですから
重くなったときには大変でしょう
きっちりした標識をたどって地獄湯ノ沢へ到着
あれ、なんだか白くて浅い〜夏のイメージと全く違います
さすがに大量に降った後、トレースも硫黄岳コースへ
途中で今日のトレースを付けた3人グループとすれ違いました
お礼を申し上げて気持ちよさそうなクルーズを見送ります
木々もだんだんとこんもりというより固まってきて、氷がつく頃には周囲も風強く雪も降りちょっと不安になったところで赤旗がハタハタと…
初心者の私にはこんなに威力があるものだとは思っていませんでした
しかし…こんなに木が低かった? あの巨木たちが今はかわいいクリスマスツリー状態
根元には大きな穴が掘れていて間を縫って迷路です
風紋でトレースを消されながらも仙人岱小屋へと到着
うっそうとした木々の間の小屋は、白化粧して冬期入り口がこぢんまりと掘り出されていました
中に入ると先行されていた八戸山水会の方々がお昼の準備と、宴会の支度中
2階を陣取らせていただいてまずは軽くパンでお昼ご飯
すると…出てくる出てくるお手製の品々、お酒たくさん、しめ鯖いっぱい、ピザに、ぎんなん、おやきに、お鍋に〜と本当にご相伴にあずかりっぱなしでした
すごい、と目を丸くし、おいしい、と目が細くなりました(もともと細いが…)
みんなで持ってきた灯油で暖まった室内は快適そのもの、途中から周囲は吹雪いていましたが小屋の中は楽園でした
食べ、飲み、話し、歌い、本当に楽しい夜は更けていきました
翌日もせんべい汁までいただいて
ほとんど、いや、まったく自分の食料に手をつけないでお世話になりっぱなし
さらには吹雪く中の下山までご一緒させていただいて
とろとろの私は申し訳ないと思いつつ、本当にありがたかったです
二人だけだったらきっと心細くて泣きが入っていたことでしょう…
途中から吹雪の圏内から抜け、気持ちいい下山も楽しむことができました
下からはたくさんのスキー、ボードの方々が…
それに見合う天気の良さ、狐につままれる感じを抱きながら無事山行を終えました
また、来ます
また、お会いしましょう
コメント
この記録に関連する登山ルート
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しゅんちゃん、こまちゃん、お疲れ様〜
さすが八甲田! 雪は多いし寒そうですが。
小屋は沢山のご馳走と楽しい人々で暖かそうでしたね。
二人きりでなくてホント!良かったです
シト姉さんへ
町中からちょっと入ったら、ますます ますます雪が増えて、雪壁がまるでデコレーションケーキ状態でこんもりしていたのを見たときはどうなるかと思いました
正直、二人では小屋に到達しないで撤退していた可能性が高かったと思っています
宴も楽し、外の吹雪もまた楽し
それより何より出会いがとてもすばらしかった!
本当にいい経験をさせていただきました
お疲れ〜は、そんなにしてません
さすがに無茶苦茶の雪の量でしたよ
酸ヶ湯公共駐車場なんか穴の中って感じです
今年の八甲田清水はジャバジャバ湧き出ると思いますよ
おかげさまで楽しい一夜?を過ごすことができました。
山の仲間って本当にいいですね
>酸ヶ湯公共駐車場なんか穴の中って感じです
穴って、どんだけなんでしょうね
行ってみてビックリ(@_@;)なんでしょうね。
樹氷 気になってますから2月うちには行きたいですが・・・
冬の八甲田は車から出るのでさえ億劫になるのですよ
立派な観光バスがスッポリ隠れちゃいますよ
除雪もブルでは上げられなくて、ロータリー車が全開で遠くに飛ばしてました
樹氷は標高1200m付近からですねぇ
晴れていれば最高なんでしょうが、そのあたりから本格的にガスに入っちゃうんですよね
私も車から出るまで毎回長いです
ヤッパリこのまま帰ろうかと思っちゃいますよ
メチャクチャ楽しそう・・・。
ピザ? 銀杏? 贅沢な山泊ですね〜♪
いや〜楽しい一夜でしたよ
ほんとに贅沢極まりない郷土料理居酒屋でした
それも一銭も使わずにね
使った物と言えば・・・荷揚げした灯油5Lだけかな
下界であれだけ飲み食いすると、20倍は取られそうですね
夜宴が似合う小屋ですね、仙人岱小屋は
新築ではどうも雰囲気がでませんよね
大きなザック、でるわでるわ…
おもしろかったです
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