ほんとの空が見えた安達太良山(↑馬車道・↓薬師岳展望台)くろがね小屋泊
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- GPS
- 25:00
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 770m
- 下り
- 759m
コースタイム
- 山行
- 2:04
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 2:15
天候 | 菊目:小雪、2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
岳温泉から先は冬用タイヤが必要。スキー場が本格オープンすると駐車場の利用も変わるかもしれません。 二本松ICからスキー場までの道沿いにはコンビニはありません。スキー場手前の岳温泉エリアにはファミリーマートがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○奥岳登山口→くろがね小屋 スキー場がオープンしていました。スキー場のパトロール前を通って、軽4駆なら走れそうな幅員の道を歩きます。圧雪されていてズボ足でも歩きやすいです。その後、馬車道と旧道が何度もクロスして樹林帯を抜けきると勢至平に出ます。樹林帯でも積雪は20cm以上ありました。勢至平からはほぼ水平で幅広の道を歩くと、すぐにくろがね小屋です。積雪はありましたが、登りはズボ足で問題なかったです(冬装備としては、チェンスパ、前爪アイゼン、ピッケル持参)。危険箇所は特にありません。 △くろがね小屋 宿泊は20年ぶりです。小屋のWEBサイトで▲マーク(若干の空きあり)となっていたので、ダメ元で前日に電話したら素泊まりOKとなりました。温泉があり、アクセスも良く、冬期も営業している人気の山小屋です。温泉は熱めの湯で体が芯から暖まります。冬期は自炊は食堂を使えますが、バーナーは床での利用です。売店はアルコールやソフトドリンクは充実しています。小学生は県が発行する子育て支援カードを提示すれば、宿泊料が無料となる素晴らしい制度があります(他県でもOK)。 ○くろがね小屋→牛ノ背→安達太良山 小屋からすぐに急登となります。この日は、ズボ足、チェーンスパイク、前爪アイゼン、スノーシューと、色々な装備の方がいました。我々は下山までチェーンスパイクとダブルストックで、危険と思われる箇所はありませんでした。積雪直後はワカン等が欲しくなると思います。午後は天候悪化が予想されていたので、牛ノ背から鉄山の方へ100mほど登った所で引き返しました。牛ノ背は風が強い稜線なので、突風注意です。 安達太良山の乳頭へは一部クサリがあります。また山頂は風が強いので低体温等の留意が必要かと思います。 ○安達太良山→薬師岳展望台→奥岳登山口 なだらかな雪の斜面を下り、微妙な積雪の中をどんどん下ります。階段の段差がまだ雪で埋まっていないので、時々嫌な段差があります。人が多く入っている週末なら道迷い等もないかと思います。なお、どこかで遊べるかと思ってヒップソリを持参しましたが、適地が無く下部で少し滑っただけでした。 |
その他周辺情報 | 下山後は、登山口にある奥岳の湯を利用。 http://www.adatara-resort.com/green/okudakenoyu.stm JAF割引あります。温泉はすごく良いのですが、休憩室がありません。ユックリと休憩ができないため、個人的には登山後の利用にはあまり適していないと思いました。食堂施設等も併設されていません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
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感想
日曜午前の天候がよさそうなので、急きょ金曜昼に安達太良山を計画。くろがね小屋のWEBサイトを見ると、なんと土曜が▲印(若干空きあり)なので、すぐに電話をすると素泊まりならOKということで予約しました。さらに、小学生は子育て支援カードを持参するとありがたいことに宿泊無料でした。お世話になりました。
初日の土曜は天候もイマイチなので小屋に直接向かいます。旧道と馬車道が数回クロスする登りを越えると勢至平です。この先はほぼ水平な馬車道を歩き、大きく回り込むと、くろがね小屋が見えました。
3時前にチェックインして、直ぐに温泉へ。この時間はガラガラでした。コミュニケーション能力が皆無の屈な単独オヤジと同室だっため2Fの居室ではゆっくりできませんでしたが、1Fの石炭ストーブで暖まりながら自炊のすき焼きうどんで夕食としました。小屋の夕食はカレーで、2回戦制でした。寝る前に再度温泉を利用しました。グループの方は宴会に熱中していて風呂は貸切でした。ハンガーで干したシェルやタオルは、一晩で完全に乾燥しました。
翌日の天候は快晴。さっそく朝食を自炊しようと1Fに降りると、偏屈オヤジが禁止されているテーブル上でのバーナーを堂々と使ってラーメンを作り、蕎麦のように音を立てて食べていました。何が楽しくて山にのぼっているのか、、、哀れみを感じてしまいました。
少し遅めの7時過ぎに小屋を出ます。稜線に朝日があたる景色を前にトレッキング意欲が沸き立ちます。牛ノ背までガシガシと登ります。展望が開け白い沼ノ平の奇景、安達太良山への稜線の絶景に癒されます。少しだけ鉄山方面に登って、景色のよい場所でゆっくりと休憩しました。ほんとの空を見られたように感じました。風は多少ありましたが、気温は−1度と体を休めてもあまり寒くありません。
その後、写真を撮りまくりながら安達太良山の基部へ。危険箇所も無く、この稜線歩きは絶対にお勧めなルートだと思います。基部から山頂へはちょっとしたクサリ場があります。さすがに風があり、山頂ではユックリできませんでしたが、ちょうど登ってきた単独のトレラン風の方に写真を撮ってもらいました。その方は基部から一気に駆け下り、ものの数十秒で姿が見えなくなりました。。。
我々は山頂から少し降りた風の弱い場所で暖かい飲み物と軽食で休憩後、スキー場経由のルートで下山を開始しました。途中20人位とスライドするも、徐々に天候が悪化し青色の空は無くなってしまいました。ほんとの空の看板がある薬師岳展望台に着く頃は、山頂はガスで見えなくなりました。
その後はスキー場の放送を機器ながらコース脇を通って下山。馬車道の最後のところで持参したヒップソリを使うも30m位しか滑れずストレスがたまります。その後、お腹が減ったねーとの話しになり、スキー場のガラガラのレストハウスで昼食を取り、ついでに奥岳の湯に入り、息子が片方しか持ってこなかった靴下を岳温泉のコンビニ(ファミマ)で購入して、渋滞が無い東北道で帰宅となりました。
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