間ノ岳弘法小屋尾根〜北岳
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- GPS
- 74:50
- 距離
- 33.3km
- 登り
- 4,807m
- 下り
- 4,808m
コースタイム
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:40
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:30
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:40
天候 | 4日間とも晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今年は雪が少なく先行パーティーもいたため、危険個所は無し。トレースが無い場合、2821p先の懸垂下降支点のハイマツを掘り出すのが核心。 |
その他周辺情報 | 下山後、日帰り温泉やまなみの湯へ。2時間600円。元旦も営業しておりおススメ。 http://www.yamanaminoyu.com/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
着替え
靴
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
行動食
非常食
水筒(保温性)
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ナイフ
シェラフ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
ポール
テント
テントマット
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理用食材
篠竹
ロープ
スノーバー
ハンマー
ハーケン
GPS
|
備考 | 食糧が多すぎた。軽量化が重要。 |
感想
昨年に続き山岳会の冬合宿のCLを担当した。今年は少し難しいルートで新人が二人。ベテラン不在で出発前は随分心配されたが、好天が続き先行パーティーもいたおかげで大した苦労もせず楽しい山行になった。
12/29 朝、立川駅に集合して車で夜叉人峠へ。渋滞が無くスムーズに到着。雪が無かったため鷲住山は難なく越えたが、荒川の水量が多く堰堤前で渡渉。メンバーの一人がネオプレーンソックスを持っており順番に使う。ここは何らかの渡渉対策があった方が良い。雪が無いので堰堤の先で一人1.5Lの水を汲んで担ぐことにした。
1540mの幕営適地に着いたのが14:30。天気が良く風も無いので翌日以降のことを考えて先に進むことにしたが、雪が無く適当なテンバが見つからない。途中で日没になったが先行者のトレースがあったので、11月の偵察で目星をつけていた2385pまで登ることにする。メンバーの一人がバテて大変だったが、彼のザックをデポさせて別のメンバーが後で取りに来ることにして何とかテン場に到着。先行パーティーの隣にテントを張らせていただいた。
12/30 4:00起床、5:30出発の予定だったが、昨夜バテたメンバーがメンタルをやられており「もう歩けない」と停滞を主張。敗退も頭をよぎったがナイフリッジ手前の2821pまではテントを上げようと説得して8:00に出発。一時間後、当該メンバーは誰よりも元気ではしゃいでおり、ムカついたが同時にホッとした。メンバーの実力を見誤り前日の夜間行動を選択した自分の判断にも検証が必要だろう。
この日は先に出発した神奈川労山Grazieパーティーのおかげでラッセルも無く、2821p先の岩稜の懸垂下降の支点も彼らが一時間くらいかけて掘り出してくれた。彼らには感謝しかないが、今回の合宿はトレースの無い稜線を歩くために選定したルートだったので正直複雑な気持ちだった。Grazieパーティーは我々よりも実力も経験も数段上のレベルのパーティーだったが、それでも彼らに全ての負担を負わせてしまったことにすまなさを感じるとともに、我々にとっても来年以降の宿題を残してしまう結果となった。弘法小屋尾根の終了地点近くまで進み、この日も彼らの隣にテントを張らせて頂いた。
12/31 今日こそは先行したかったが出発準備に時間が掛かり結局先を越される。心配していた間ノ岳直下の登りは雪が締まっていて岩峰右を巻いて難なく主稜線へ。間ノ岳山頂でGrazieの三人と握手。本当にありがとうございました。
ここから風もほとんど無くトレースばっちりの絶景の3000m稜線を歩く。Grazieパーティーは北岳に向かわず八本歯へのトラバースルートを選んだようだが、我々は北岳直登ルートへ。上から見るとGrazieパーティーはかなり苦労しながらトラバースしている様子だった。無風の北岳で写真を撮り八本歯のコルへ。雪が無く簡単に通過。途中でテントを張っていたGrazieパーティーと少し話をして、さらに先に進む。城峰付近に幕営したかったが現在地がはっきりわからず2455m付近で幕営。GPSを持っていたので現在地を確認すればよかったが、疲れていたのかそこまで頭が回らなかった。
1/1 城峰で着る物を調整した以外はアルキ沢橋まで休憩なしで一気に下りる。最後の急登は足場も悪くかなりキツかった。疲れているので注意が必要かもしれない。最終的に5日の予定が4日で踏破出来た。トレースと好天に恵まれた4日間だった。
合宿自体は大成功だったが、厳冬期にトレースの無いバリエーションルートを歩くという課題は来年以降に持ち越しになった。年末年始の忙しい時期に参加してくれたメンバーと、トレースを残してくれたGrazieパーティーに感謝したい。
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