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Yamareco

記録ID: 1694093
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

間ノ岳弘法小屋尾根〜北岳

2018年12月29日(土) ~ 2019年01月01日(火)
 - 拍手
taiganama その他4人
GPS
74:50
距離
33.3km
登り
4,807m
下り
4,808m

コースタイム

1日目
山行
10:40
休憩
0:00
合計
10:40
10:25
0:00
65
11:30
0:00
125
14:30
0:00
330
1540m小屋跡
20:00
2385mp幕営地
2日目
山行
7:30
休憩
0:00
合計
7:30
8:10
230
2385mp幕営地
12:00
0:00
220
15:40
2950m幕営地
3日目
山行
8:40
休憩
0:00
合計
8:40
6:50
40
2950m幕営地
7:30
0:00
30
主稜線
8:00
0:00
110
9:50
0:00
60
11:30
0:00
40
12:10
0:00
30
12:40
0:00
50
13:30
0:00
50
14:20
0:00
70
15:30
2455m幕営地
4日目
山行
5:50
休憩
0:00
合計
5:50
6:20
60
2455m幕営地
7:20
0:00
80
8:40
0:00
130
10:50
0:00
80
天候 4日間とも晴
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場は積雪無し。
コース状況/
危険箇所等
今年は雪が少なく先行パーティーもいたため、危険個所は無し。トレースが無い場合、2821p先の懸垂下降支点のハイマツを掘り出すのが核心。
その他周辺情報 下山後、日帰り温泉やまなみの湯へ。2時間600円。元旦も営業しておりおススメ。
http://www.yamanaminoyu.com/
夜叉人峠にて。いざ出発!
2018年12月29日 09:20撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
3
12/29 9:20
夜叉人峠にて。いざ出発!
鷲住山から一気の下り。
2018年12月29日 11:07撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/29 11:07
鷲住山から一気の下り。
野呂川吊り橋を渡る。
2018年12月29日 11:31撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/29 11:31
野呂川吊り橋を渡る。
野呂川トンネル。要ヘッデン。
2018年12月29日 11:47撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/29 11:47
野呂川トンネル。要ヘッデン。
鷲住山を振り返る。雪が無い。
2018年12月29日 11:56撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/29 11:56
鷲住山を振り返る。雪が無い。
荒川林道入り口。
2018年12月29日 11:57撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/29 11:57
荒川林道入り口。
林道の工事現場。
2018年12月29日 12:28撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/29 12:28
林道の工事現場。
左岸のフィックスロープを辿って堰堤に向かう。
2018年12月29日 12:40撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/29 12:40
左岸のフィックスロープを辿って堰堤に向かう。
水量が多く靴を脱いで渡渉。
2018年12月29日 13:04撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/29 13:04
水量が多く靴を脱いで渡渉。
堰堤は梯子をのぼり少しへつる。
2018年12月29日 13:10撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/29 13:10
堰堤は梯子をのぼり少しへつる。
堰堤を越えても水量多く靴を脱いで歩く。冷たくて足がちぎれそうになった。
2018年12月29日 13:28撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/29 13:28
堰堤を越えても水量多く靴を脱いで歩く。冷たくて足がちぎれそうになった。
雪が少ないので一人1.5Lの水を汲む。
2018年12月29日 13:42撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/29 13:42
雪が少ないので一人1.5Lの水を汲む。
弘法小屋尾根へ向かって作業道を登る。
2018年12月29日 13:52撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/29 13:52
弘法小屋尾根へ向かって作業道を登る。
初日は2386pにて幕営。20:00着。メンバーがバテて遅くなった。
2018年12月29日 20:32撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/29 20:32
初日は2386pにて幕営。20:00着。メンバーがバテて遅くなった。
2821pより富士山を望む。
2018年12月30日 11:46撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/30 11:46
2821pより富士山を望む。
2821pより弘法小屋尾根。この先で先行パーティーが懸垂支点のハイマツを掘り出していた。
2018年12月30日 11:46撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
12/30 11:46
2821pより弘法小屋尾根。この先で先行パーティーが懸垂支点のハイマツを掘り出していた。
懸垂下降する先行パーティー。おかげで助かりました。
2018年12月30日 12:43撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/30 12:43
懸垂下降する先行パーティー。おかげで助かりました。
弘法小屋尾根から北岳。
2018年12月30日 14:23撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
12/30 14:23
弘法小屋尾根から北岳。
ナイフリッジが続く。
2018年12月30日 14:50撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
4
12/30 14:50
ナイフリッジが続く。
2950m付近のテンバより、夜明けの富士山。
2018年12月31日 06:48撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
12/31 6:48
2950m付近のテンバより、夜明けの富士山。
間ノ岳直下岩峰の右を巻いて登る。
2018年12月31日 07:28撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/31 7:28
間ノ岳直下岩峰の右を巻いて登る。
主稜線に出て休憩。
2018年12月31日 07:39撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/31 7:39
主稜線に出て休憩。
間ノ岳登頂。先行パーティーに撮ってもらう。
2018年12月31日 08:06撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
5
12/31 8:06
間ノ岳登頂。先行パーティーに撮ってもらう。
北岳へ。
2018年12月31日 08:34撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
12/31 8:34
北岳へ。
北岳山荘で休憩。
2018年12月31日 09:46撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
12/31 9:46
北岳山荘で休憩。
北岳山荘からも雪が少なく危険個所は無かった。
2018年12月31日 11:05撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
12/31 11:05
北岳山荘からも雪が少なく危険個所は無かった。
北岳直下のトラバース。落ちたら止まらないので少し緊張。
2018年12月31日 11:52撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/31 11:52
北岳直下のトラバース。落ちたら止まらないので少し緊張。
北岳山頂は無風。
2018年12月31日 12:10撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
3
12/31 12:10
北岳山頂は無風。
八本歯のコル。
2018年12月31日 13:22撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/31 13:22
八本歯のコル。
八本歯のコルは雪が無いので問題なく通過。
2018年12月31日 13:31撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
12/31 13:31
八本歯のコルは雪が無いので問題なく通過。
ボーコン沢の頭より、歩いてきた道を振り返る。
2018年12月31日 14:22撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
12/31 14:22
ボーコン沢の頭より、歩いてきた道を振り返る。
池山御池小屋。雪が無い。
2019年01月01日 07:14撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1/1 7:14
池山御池小屋。雪が無い。
アルキ沢橋まで休憩なしで700mを一気に下った。
2019年01月01日 08:51撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1/1 8:51
アルキ沢橋まで休憩なしで700mを一気に下った。
野呂川トンネル脇を吊り橋に下る。
2019年01月01日 09:20撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
1/1 9:20
野呂川トンネル脇を吊り橋に下る。
弘法小屋尾根を望む。
2019年01月01日 11:19撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1/1 11:19
弘法小屋尾根を望む。
夜叉神峠に戻ってきた。お疲れ様。
2019年01月01日 12:11撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
1/1 12:11
夜叉神峠に戻ってきた。お疲れ様。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 着替え アイゼン ピッケル ビーコン スコップ ゾンデ 行動食 非常食 水筒(保温性) 食器 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス ツェルト ナイフ シェラフ ヘルメット
共同装備
ポール テント テントマット ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理用食材 篠竹 ロープ スノーバー ハンマー ハーケン GPS
備考 食糧が多すぎた。軽量化が重要。

感想

昨年に続き山岳会の冬合宿のCLを担当した。今年は少し難しいルートで新人が二人。ベテラン不在で出発前は随分心配されたが、好天が続き先行パーティーもいたおかげで大した苦労もせず楽しい山行になった。

12/29 朝、立川駅に集合して車で夜叉人峠へ。渋滞が無くスムーズに到着。雪が無かったため鷲住山は難なく越えたが、荒川の水量が多く堰堤前で渡渉。メンバーの一人がネオプレーンソックスを持っており順番に使う。ここは何らかの渡渉対策があった方が良い。雪が無いので堰堤の先で一人1.5Lの水を汲んで担ぐことにした。
1540mの幕営適地に着いたのが14:30。天気が良く風も無いので翌日以降のことを考えて先に進むことにしたが、雪が無く適当なテンバが見つからない。途中で日没になったが先行者のトレースがあったので、11月の偵察で目星をつけていた2385pまで登ることにする。メンバーの一人がバテて大変だったが、彼のザックをデポさせて別のメンバーが後で取りに来ることにして何とかテン場に到着。先行パーティーの隣にテントを張らせていただいた。

12/30 4:00起床、5:30出発の予定だったが、昨夜バテたメンバーがメンタルをやられており「もう歩けない」と停滞を主張。敗退も頭をよぎったがナイフリッジ手前の2821pまではテントを上げようと説得して8:00に出発。一時間後、当該メンバーは誰よりも元気ではしゃいでおり、ムカついたが同時にホッとした。メンバーの実力を見誤り前日の夜間行動を選択した自分の判断にも検証が必要だろう。
この日は先に出発した神奈川労山Grazieパーティーのおかげでラッセルも無く、2821p先の岩稜の懸垂下降の支点も彼らが一時間くらいかけて掘り出してくれた。彼らには感謝しかないが、今回の合宿はトレースの無い稜線を歩くために選定したルートだったので正直複雑な気持ちだった。Grazieパーティーは我々よりも実力も経験も数段上のレベルのパーティーだったが、それでも彼らに全ての負担を負わせてしまったことにすまなさを感じるとともに、我々にとっても来年以降の宿題を残してしまう結果となった。弘法小屋尾根の終了地点近くまで進み、この日も彼らの隣にテントを張らせて頂いた。

12/31 今日こそは先行したかったが出発準備に時間が掛かり結局先を越される。心配していた間ノ岳直下の登りは雪が締まっていて岩峰右を巻いて難なく主稜線へ。間ノ岳山頂でGrazieの三人と握手。本当にありがとうございました。
ここから風もほとんど無くトレースばっちりの絶景の3000m稜線を歩く。Grazieパーティーは北岳に向かわず八本歯へのトラバースルートを選んだようだが、我々は北岳直登ルートへ。上から見るとGrazieパーティーはかなり苦労しながらトラバースしている様子だった。無風の北岳で写真を撮り八本歯のコルへ。雪が無く簡単に通過。途中でテントを張っていたGrazieパーティーと少し話をして、さらに先に進む。城峰付近に幕営したかったが現在地がはっきりわからず2455m付近で幕営。GPSを持っていたので現在地を確認すればよかったが、疲れていたのかそこまで頭が回らなかった。

1/1 城峰で着る物を調整した以外はアルキ沢橋まで休憩なしで一気に下りる。最後の急登は足場も悪くかなりキツかった。疲れているので注意が必要かもしれない。最終的に5日の予定が4日で踏破出来た。トレースと好天に恵まれた4日間だった。

合宿自体は大成功だったが、厳冬期にトレースの無いバリエーションルートを歩くという課題は来年以降に持ち越しになった。年末年始の忙しい時期に参加してくれたメンバーと、トレースを残してくれたGrazieパーティーに感謝したい。

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