正月の南アルプス聖岳

2019年01月01日(火) ~ 2019年01月03日(木)

• GPS: 56:00
• 距離: 26.4km
• 登り: 2,631m
• 下り: 2,617m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:10
• 休憩: 0:30
• 合計: 8:40

8:00 芝沢ゲート
9:30 易老渡
10:00 10:20 便ヶ島
11:10 11:20 西沢渡
11:20 大木の広場
16:40 標高2300ｍ幕営地

2日目

• 山行: 6:45
• 休憩: 0:25
• 合計: 7:10

7:20 標高2300ｍ幕営地
10:00 10:10 小聖岳
11:55 12:10 聖岳
13:40 小聖岳
14:30 標高2300ｍ幕営地

3日目

• 山行: 5:00
• 休憩: 0:10
• 合計: 5:10

8:30 標高2300ｍ幕営地
11:10 11:20 西沢渡
12:10 便ヶ島
12:30 易老渡
13:40 芝沢ゲート

天候

1日晴れ・2日曇りのち晴れ、山頂ホワイトアウト・3日晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

芝沢ゲートから先の遠山川林道道路崩落数か所、巻き道あり。便ヶ島から西沢渡まで登山道崩落個所あり、また土砂の押出し多数あり。西沢渡からの登山道は異状はありませんが荒れ気味です。

写真

1/1 8:13

芝沢ゲート

1/1 8:13

車はこんな感じです

1/1 8:24

崩落個所です。向こうにも2つ、ここは横を行けますが
向こうは完全に不通。巻き道があります。

1/1 9:36

易老渡です。ここまでの林道も荒れ気味でした。

1/1 9:57

彼方に見えるのは上河内岳の稜線です。

1/1 11:00

昔は楽しい遊歩道だったんでしょう、今は命がけの遊歩道となっています（観光客はですが）

1/1 11:28

西沢渡のカゴです、思いのほか腕力が要り渡るのに10分以上かかりました。

1/1 16:41

標高2300m幕営地整地中です。

1/2 8:27

薊畑を過ぎ小聖岳に向かいます。

1/2 8:38

青空が見えてきました。

1/2 8:49

聖岳も見えてきました。

1/2 9:53

天気は良いけど荒れ模様。

1/2 10:05

小聖岳

1/2 11:59

聖岳山頂です。あと標高差100mくらいからホワイトアウト、山頂は猛烈な風でした。

1/2 12:04

でも一瞬ガスが取れ赤石岳が。

1/2 12:05

1/2 12:59

山頂からホワイトアウトの中の下山で尾根を間違え1本東側を下り（この写真の左の尾根）途中で気づき登り返して戻りましたが本当に怖かったです。

1/2 13:25

あの尾根です。

1/2 14:26

何とかテントに戻り一安心。

1/3 8:34

最終日、下山開始。

1/3 13:42

芝沢ゲートに到着です、車は2台になっていました。

1/3 13:42

歩行者も入れないことになっています。

撮影機器：

uTough-6020 OLYMPUS IMAGING CORP.

RM02 FUJITSU

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル スコップ 行動食 調理用食材 調味料 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 携帯 時計 タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

tkenichi

2週間前の12月中旬に甲斐駒ヶ岳黒戸尾根へ1泊で行き予想以上の雪に5合目までしか行けず敗退しました。その感じで聖岳に挑みましたが今度は標高2000mくらいまで全く雪が無く、結局1日目に700mの芝沢ゲートから2300mの薊畑下くらいにテントを張りました。25キロ背負って標高差1600はメチャクチャきつかったです。2日に山頂アタックしましたが三が日の中では1番天気が悪かったように思います。テントを出発して薊畑を過ぎたあたりから晴れ間が見えて来ましたがその後断続的に晴れたりガスったりしていて、山頂まであと標高差100くらいからホワイトアウトになり山頂ではものすごい風でした。下山ではホワイトアウトのうえ、トレースは消えコンパスで方角を合わせたが次第に東寄りに行き、1本隣の尾根を下ってしまいました。ある程度下りてなんかおかしいと思い西側に1本尾根が見え現在地を確認すると少し東寄りに下りていることに気付きこれはやばいと思い必死にトラバースしながら登り返し正規ルートに戻りました。本当に怖い思いをしましたが小聖岳に着いたときにはホッとしました。また入山者は1日に下山する2人とすれ違っただけでその後は誰にも遭いませんでした。遠山川林道の崩壊や登山道も荒れ気味でこの後も整備がされなければますます寂れてしまうのではないかと思いました。1日目の思いの他の雪の無さ、2日目のホワイトアウトの遭難の恐怖、3日目の下山の長い林道歩き。今までで5本の指に入るくらいハードな山行だった気がします。