阿弥陀岳北稜・赤岳主稜
天候 | 2019/1/5(土)曇りのち晴れ 2019/1/6(日)晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※林道(八ヶ岳山荘〜赤岳山荘):数か所凍結あり。雪はうっすら。 |
写真
感想
2019年山初めは、阿弥陀岳北稜と赤岳主稜。
冬バリ経験者の先輩と行者小屋泊というなんとも贅沢&まったりな山行。
2019/1/5(土)
●アプローチ
南沢は途中まで雪はうっすら程度。土が出て氷結している部分もあった。
行者小屋にて休憩。ガスガスだが、風は行けない程ではなかったので阿弥陀岳に向かう。
稜線までもトレースあり。基部直前に、先行パーティーが先を譲って下さった。
●阿弥陀岳北稜〜中岳沢下山
1ピッチ目 msatoさんリード
2ピッチ目 yachimayuリード
2人とも経験済みのルート(当方1年ぶり3度目)なので、さっくり終了。
岩壁に雪はほとんど付いておらず、アックスは全く使わなかった。
終了点の灌木も埋まっておらず。
雪も少なく雪崩の心配もない為、中岳沢より下山。30分かからず小屋へ。早!
●行者小屋
始めての行者小屋泊。
個室ではない大部屋(?)は、3人分ずつ仕切り壁がある。2人で使わせてもらい快適。
大部屋全部で4つコタツがあり、他の宿泊者さんとの交流も。
ご飯・お味噌汁はおかわり自由。ビーフシチューも美味しく、なんて贅沢!
消灯は20:30。
2019/1/6(日)
「先週は渋滞だった」という情報を友人から聞いていたが、日程的にそこまで人はいないのではと判断し、ゆっくり出ることにする。
昨日夕方より強くなった風は、止んでいた。
●アプローチ(文三郎尾根)
階段はうっすら見えている感じ。雪のコンデションはしまっていてとても良い。
取付へのトラバースは、かなり岩が出ていた。
●赤岳主稜
奇数ピッチ yachimayuリード
偶数ピッチ msatoさんリード
1ピッチ目
全く雪が付いていないCS。CSつなぎ目をアンダーで持てるくらい雪が無かったので、今回は右から今までとは違うムーブで登ってみた。◎。
左壁の長いスリングは2年前にもあったのだが、その上の短いスリングって、去年あったかな?
2ピッチ目 眼前の岩を回り込むと緩やかなリッジ。終了点はリッジ上のハンガー。
3ピッチ目 終了点はハーケン1本&残置スリングだが、緩やかなリッジでテンションかかることもないだろうと、これを支点にする(今までと同じ)。
4ピッチ目 出だしの岩を超え、リッジ上の灌木を終了点に。
5ピッチ目 リッジ〜ルンゼを岩壁の基部まで。ノープロテクションで。msatoさんが良いところで切ってくれたのでロープぴったり。左壁にある残置は無視し、ルンゼを右上に詰めるとハンガーの終了点がある(今までどおり)。
6ピッチ目 上部岩壁。右を回り込み、切れ目をリッジ上に出るとハンガー終了点。
7ピッチ目 草付&岩なので、雪が付いていないとプロテクションも取れないので何気に嫌。正面の岩の隙間を目指す。岩基部にハーケン2枚あり(今までどおり)。
8ピッチ目 リッジ上をロープいっぱいまで伸ばし、灌木でビレイ。すぐ上に登山道(今までどおり)。
先行がおらず、後続に追われることもなかったので、世間話したり、中岳を登る友人達に手を振ったりしながら、楽しんで登ることが出来ました。
4度目の赤岳主稜。
余裕を持って登攀出来るようになり、色々思い出し、感慨深かったです。
稜線上の風も、「冬の八ヶ岳」にしては強くない。
2日ともコンデション良く、楽しい2019年山初めとなりました。
今年も色々な雪山に行けますように。。。
<装備>
・50mダブルロープ×2本(阿弥陀北稜は1本で行きました)
・カムは使わず
・一応ダブルアックスで行ったが、1本は出すこともなく終了
・クォーク(アイスピック)&リンクス
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