とうちゃんと行くしもダイレクト 宝剣岳

2019年01月12日(土) [日帰り]

• GPS: 05:19
• 距離: 2.8km
• 登り: 418m
• 下り: 420m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:03
• 休憩: 0:20
• 合計: 5:23

9:17 千畳敷駅
13:40 14:00 乗越浄土
14:40 千畳敷駅

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

コース状況／危険箇所等

八丁坂を途中で左へ外れトラバースして以降は、表面は固く中がスッカスカのいわゆる最中雪で地獄の腰ラッセル祭でした。

写真

1/12 7:50

本日は微風♪登山客も少なめのバスセンターでとうちゃん発見！

1/12 9:18

お互い行き先を決めずに来たので、一緒にしもダイレクトに行ってみることになりました

1/12 9:21

南アルプスを望む雲海が綺麗でした

1/12 9:24

今日は連休の初日だというのに本当に人が少ないです

1/12 9:37

風もなく穏やかな千畳敷カール

1/12 9:44

列をなしてゆっくり登っていきます

1/12 9:50

途中で左にそれて

1/12 9:55

ラッセル祭りの始まりです

1/12 10:04

サギダル方面。今日は誰も取り付いてなさそうです

1/12 10:04

しもさんが最中雪に難儀しながらもジリジリと高度を稼ぎます

1/12 10:04

八丁坂方面。傾斜が出てきました

1/12 10:12

あの岩のところで登攀準備することにします

1/12 10:36

しもさんがカムでビレー点を作ってくれました

1/12 10:39

今度はとうちゃんが先頭でラッセル

1/12 11:07

一つ目の核心までロープが伸びたので

1/12 11:16

後に続きます

1/12 11:26

いつもとは状況が全く違っていました。出だしが嫌らしい岩と氷の乗っ越しになっています。前は雪で埋れていたので気付きませんでしたが、左の岩場に2つ古いハーケンが打ってありました

1/12 11:37

しもさんがサクッと越えていきました。自分は行けるのか？と不安な様子で見守るとうちゃんと私

1/12 11:37

待っている間上からスノーシャワーと氷の塊が降ってきました。ヘルメット被ってて良かった〜

1/12 11:40

ビレー解除の合図で登攀準備開始。いつになく真剣な面持ちのとうちゃん、プルージックで自己確保

1/12 11:52

悪戦苦闘の結果、プルージックでは安全が確保できないと判断し私が先に行くことに

1/12 11:52

同じルートでも雪の状態で全く違ったものになる事を知りました

1/12 11:56

しもさんのいる場所が陽の当たる場所で良かった〜

1/12 12:10

ロープを繋ぎ直してとうちゃんも続きます

1/12 12:10

「え〜ん」とおどけて見せるとうちゃん笑

1/12 12:30

2つ目の核心へ向かってロープを伸ばすしもさん

1/12 12:33

もう岩場はないのでとうちゃんがプルージックで続きます

1/12 12:57

核心の手前でビレー解除。とうちゃんがフリーでリッジにとうちゃこ！

1/12 12:57

「こっち向いて〜」の期待に応えてくれるとうちゃん笑

1/12 12:59

本日のハイライト！

1/12 12:59

やったねとうちゃん！

1/12 13:21

いつもは1cm程のリッジも今日は30cmくらいの幅がありました。始終余裕でリードするしもさんを見てとうちゃんは「信じられない」の連続です。そんなとうちゃんを見て私は初めてこのルートを登った時の自分を思い出しました

1/12 13:21

ギリギリの状態でも呼ぶと応えてくれる気さくなとうちゃん笑

1/12 13:24

左には手が届きそうな宝剣

1/12 13:25

振り返ると美しい雪稜

1/12 13:32

最後の力を振り絞って

1/12 13:35

ようやく安全な世界に

1/12 13:37

戻ってくることができました

1/12 13:39

今日もオールリードのしもさん、安全登山本当にありがとう！

1/12 13:54

宝剣周回予定だったけどここでタイムアウト

1/12 13:55

午後の日差しを浴びて白く輝く宝剣

1/12 13:58

伊那前岳としもさん。まだまだ余力ありそうです笑

1/12 13:59

私たちはもうお腹いっぱいです笑

1/12 14:04

下りますか

1/12 14:05

2人はルート外から

1/12 14:06

足にまだ不安のある私は正規ルートから

1/12 14:07

いや〜楽しかったね、いやいや怖かったよ〜と話が弾みます

1/12 14:21

宝剣の壁に取り付いている人がいました。何ルートなんだろう

1/12 14:21

また来よう

1/12 14:40

無事下山

撮影機器：

iPhone SE Apple

PowerShot G7 X Mark II CANON

感想

akanetouchan

バスセンターでまさかの再会。
その後有り難くも図々しくご一緒
させて頂き、どうも有難うございました。

ルートは偶然にも前々回この千畳敷に来た
時に天候不順等から撤退したルート。
もう一度行きたかったルートでした。

そのルートの核心部1？からかなり手強く
ソロだったら即行で撤退する場所でした。
足場はマトモに無いし、そもそも目前の岩は
薄い氷でオーバーハング気味。
アイスバイルは刃が古くかかり悪いしで
まさかのプチ滑落。
表現がおかしいかもですが、ザイルで
結ばれていたからこそ滑落出来助かりましたが
フリーソロで落ち方が悪かったら、あの角度
なので止まれず重症は免れなかったかと。
さすがにあの場所はザイル必須だとは感じて
いるので間違いなく撤退していたでしょう（笑）
もしかしたらロープを出し上がれたかもですが
それはその後も更なる試練を知らなかった
頃のこと。前々回撤退したのは今考えるに
結果オーライでした（笑）

その後も厳しい状況は変わらず傾斜も
相当なもので軽く70度以上はあったはず。
それでもへっちゃらだったお二人には脱帽です。
今までの山行で多分一番怖かった山行でした。
今となってはサギダルルートは子供だまし
くらいに思える程の厳しいルートでした。
（今回サギダルは雪不足→植生保護から禁止でした）

そんな滅茶苦茶怖かった山行でしたが、
こんな厳しいルートを踏破できたのは
お二方のお陰です。お陰さまで安全かつ
充実した山行をすることが出来心から感謝
しています。
またピークハントよりもルートの楽しさを
痛感することが出来ました。

どうもありがとうございました。

climb4478

山レコ界の人気者、akanetouchanと行くしもダイレクト。2年振りの再会に話が尽きない楽しい一日となりました。ありがとうございました！