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Yamareco

記録ID: 1703752
全員に公開
ハイキング
中国

佐伯天神山・和気美しい森 〜山城跡から森林浴の森へ〜

2019年01月13日(日) [日帰り]
 - 拍手
Katsuhara その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:54
距離
6.9km
登り
544m
下り
537m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:53
休憩
1:01
合計
3:54
距離 6.9km 登り 544m 下り 555m
9:54
8
スタート地点:天石門別神社下手
10:02
10:03
8
10:11
10:12
36
見張り台
10:48
10:54
19
天神山城跡
11:13
11:14
7
太鼓の丸
11:21
11:23
5
11:28
16
美しい森周遊道分岐
11:44
21
無線電話塔
12:05
12:54
48
13:42
13:43
5
龍徳温泉跡
13:48
ゴール地点:田原井堰前
ゴール地点(自転車をデポしていた田原井堰前)からスタート地点(車を置いていた天石門別神社下手国道脇)まで戻るのに、自転車で18分程度かかりました。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2019年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
鳥取市(自宅)から、車で2時間半程度の距離になります。
下山地点(田原井堰前)に自転車をデポし、車を登山口の天石門別神社下手の路側ガードポール外の退避スペース(駐車禁止標識は無かったのでOKだと思います)に停めて歩き始めました。下山後は自転車道(旧片上鉄道線路跡)を約2.5km走りましたが勾配はあまりなく、旧駅舎やトンネルも楽しめ、軽快でした。
登山口、下山地点ともに国道374号線上のバス停付近( 川本バス停、田原井堰前バス停)なので、バスを使って移動するのも良いでしょう。
コース状況/
危険箇所等
◆登山口〜天神山城(下の段)
 国道沿いの「岡山県史跡天神山城跡」看板のすぐ上手にある鳥居をくぐり、天石門別神社本堂正面を左に折れると「天神山城址登山口」の標柱が立っています。そこから歩き始めます。急勾配の登山道が500mほど続きます。崩れた岩の道に落ち葉が積もっています。高い方に向かって進めば道を間違えることは無いでしょう。
◆天神山城(天神山城下の段〜天神山三角点)
 稜線は山城跡の遺構となっており、城のどの部分だったかが記された札も立てられています。若干のアップダウンはありますが南東〜東方向へ稜線を進みます。
◆和気美しい森周回コース
 天神山三角点から200mほど進むと分岐点があり、直進すると「美しい森ビジターセンター」になります。左折方向には「昆虫の森・野鳥の森」と標識に記されています。整備された森林浴コースで、ため池へつながります。ため池の下の沢筋を少し下りると無線電話塔が見えてきます。塔の下手で右の道に折れて、100mほど歩くと「和気美しい森(ビジターセンター)」の標識がありそこから再びやまみちへ入ります。しばらく森の中の上り坂の道を歩くと舗装道路に突き当たります。右に折れて道路を進むと、駐車場、キャンプサイト、バンガローなどのある「和気美しい森」です。要所に標識があるので、それに従って進めば問題ないでしょう。
◆龍徳谷コース
 ビジターセンターから車道をあるいて500mほど下ると右手に森林伐採のための作業道があるので、そこから山へ入ります。ちょうど雑木を伐採しているところだったようで、切り倒された木がまだ枝打ちなどされまいまま道に倒れ込んでいて道を塞いでいました。それを乗り越えて谷筋に入り、下って行きました。谷から少し上がった右または左側に元作業道だったと思われる、幅1.5m程度の道のような構造がありますが、荒れていて岩が転がっていたり、谷側が崩れていたり、灌木が生えていたりで、あまり人が歩いている様子はありません。標識も無く、ただ地形を見ながら下っていくしかありません。砂防堰堤までくると、軽トラが入れるぐらいの道になっており、ほどなく「龍徳温泉」の看板の掲げられた施設の裏に出ます。
その他周辺情報 「和気美しい森」は森の中でキャンプやバーベキュー、フィールドアスレチックなどが楽しめる自然体験施設です。( http://www.town.wake.okayama.jp/famous/detail_19.php )トイレも綺麗で管理が行き届いています。ここまで車で乗り入れて天神山城へハイキングすれば、体力に自信がなくても手軽に山城散策が楽しめます。
国道374号線沿いの路側に車を駐車してここから出発しました。
2019年01月13日 09:54撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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国道374号線沿いの路側に車を駐車してここから出発しました。
「岡山県史跡天神山城跡」の看板があります。奥の鳥居をくぐり、まずは今日の安全を願って手を合わせます。
2019年01月13日 09:57撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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「岡山県史跡天神山城跡」の看板があります。奥の鳥居をくぐり、まずは今日の安全を願って手を合わせます。
社殿左側の山すそに登山道入口があります。
2019年01月13日 10:02撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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社殿左側の山すそに登山道入口があります。
最初の上りは勾配が大きくなかなか厳しいですが、時折振り返ると吉井川の雄大な流れを目にすることができます。
2019年01月13日 10:05撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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最初の上りは勾配が大きくなかなか厳しいですが、時折振り返ると吉井川の雄大な流れを目にすることができます。
この山の岩質も流紋岩かな、もろくて崩れやすい岩のようです。
2019年01月13日 10:09撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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この山の岩質も流紋岩かな、もろくて崩れやすい岩のようです。
「見張り台」から南を眺めます、山の斜面に岩塊が突き出ています。
2019年01月13日 10:12撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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「見張り台」から南を眺めます、山の斜面に岩塊が突き出ています。
尾根をしばらく登ると傾斜が緩やかになってきました。
2019年01月13日 10:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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尾根をしばらく登ると傾斜が緩やかになってきました。
標高300mぐらいまで上ると、佐伯平野まで見渡せます。
2019年01月13日 10:26撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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標高300mぐらいまで上ると、佐伯平野まで見渡せます。
西櫓台の休憩所です。
2019年01月13日 10:33撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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西櫓台の休憩所です。
城跡の曲輪(くるわ)が現れました。解説板が設置されており、往時を偲ぶことができます。
2019年01月13日 10:31撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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城跡の曲輪(くるわ)が現れました。解説板が設置されており、往時を偲ぶことができます。
天神山城の本丸跡です。
2019年01月13日 10:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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天神山城の本丸跡です。
社(やしろ)跡です。もう崩れそうです。
2019年01月13日 10:53撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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社(やしろ)跡です。もう崩れそうです。
稜線を先に進みます。先に見える高いところが天神山ピークですね。
2019年01月13日 10:59撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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稜線を先に進みます。先に見える高いところが天神山ピークですね。
明るい稜線歩きは気持ち良いです。
2019年01月13日 11:04撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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明るい稜線歩きは気持ち良いです。
天神山城鳥観図が倒れていました。室町時代以前の古い城跡(太鼓丸城)と新しい城跡(天神山城)が並んでいるんですね。
2019年01月13日 11:12撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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天神山城鳥観図が倒れていました。室町時代以前の古い城跡(太鼓丸城)と新しい城跡(天神山城)が並んでいるんですね。
太鼓の丸城(旧天神山城)跡から南の和気市街方向を眺めます。
2019年01月13日 11:14撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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太鼓の丸城(旧天神山城)跡から南の和気市街方向を眺めます。
「軍用石」だそうです。何に使った石なのでしょうか?
2019年01月13日 11:18撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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「軍用石」だそうです。何に使った石なのでしょうか?
三等三角点「天神山」
 緯度: 34:50:44.2727
 経度: 134:07:56.3439
 標高: 409.21
2019年01月13日 11:21撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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三等三角点「天神山」
 緯度: 34:50:44.2727
 経度: 134:07:56.3439
 標高: 409.21
ビジターセンター手前330m地点で「和気美しい森」を楽しもうと、左に折れました。写真奥方向です。「昆虫の森230m、野鳥の森230m」の標識があります。
2019年01月13日 11:28撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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ビジターセンター手前330m地点で「和気美しい森」を楽しもうと、左に折れました。写真奥方向です。「昆虫の森230m、野鳥の森230m」の標識があります。
ぬた場です。イノシシの蹄の跡がくっきり残っています。
2019年01月13日 11:32撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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ぬた場です。イノシシの蹄の跡がくっきり残っています。
ため池があります。この池を回り込んで少し下ります。
2019年01月13日 11:39撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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ため池があります。この池を回り込んで少し下ります。
無線電話塔が見えました。車の通れる道もつながっています。その脇が「和気美しい森第2駐車場」になっています。
2019年01月13日 11:42撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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無線電話塔が見えました。車の通れる道もつながっています。その脇が「和気美しい森第2駐車場」になっています。
再びやまみちへ戻ります。
2019年01月13日 11:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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再びやまみちへ戻ります。
遊歩道は丸太階段なども設置されていて、歩きやすく整備されています。
2019年01月13日 11:51撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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遊歩道は丸太階段なども設置されていて、歩きやすく整備されています。
森林の中の道を散策します。
2019年01月13日 11:56撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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森林の中の道を散策します。
要所には標識が設置されていて迷うことは無いでしょう。ビジターセンター方向へ進みました。
2019年01月13日 12:01撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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要所には標識が設置されていて迷うことは無いでしょう。ビジターセンター方向へ進みました。
和気美しい森に到着しました。綺麗に整備された施設です。
2019年01月13日 12:04撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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和気美しい森に到着しました。綺麗に整備された施設です。
ビジターセンター、キャンプサイト、炊事場、バンガローなどが整備されていて森の自然を楽しむことができます。
2019年01月13日 12:19撮影 by  iPhone SE, Apple
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ビジターセンター、キャンプサイト、炊事場、バンガローなどが整備されていて森の自然を楽しむことができます。
ここで昼食にしました。お湯を沸かしてカップ麺です。ソーセージも焼きました。息子は更にこれにご飯を投入して、おじやにしていました。
2019年01月13日 12:21撮影 by  iPhone SE, Apple
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ここで昼食にしました。お湯を沸かしてカップ麺です。ソーセージも焼きました。息子は更にこれにご飯を投入して、おじやにしていました。
昼食を終えて出発、舗装道路を500mほど下って、道の右側に拓かれている作業道に入ります。
2019年01月13日 13:02撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1/13 13:02
昼食を終えて出発、舗装道路を500mほど下って、道の右側に拓かれている作業道に入ります。
ちょうど雑木の伐採中だったようで、切り倒された木が道を覆っていました。仕方ないので、この上を乗り越えて先へ進みました。
2019年01月13日 13:05撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1/13 13:05
ちょうど雑木の伐採中だったようで、切り倒された木が道を覆っていました。仕方ないので、この上を乗り越えて先へ進みました。
谷筋沿いに旧作業道跡がありましたが今では車も入れないほど荒れていました。
2019年01月13日 13:25撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1/13 13:25
谷筋沿いに旧作業道跡がありましたが今では車も入れないほど荒れていました。
もう道なのか何なのかわからない状態ですが、赤テープがあるので、道だと信じて進みます。
2019年01月13日 13:36撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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1/13 13:36
もう道なのか何なのかわからない状態ですが、赤テープがあるので、道だと信じて進みます。
イノシシ捕獲用の檻が設置されていました。息子は走り去る猪の後姿を見たそうですが、私は気付きませんでした。
2019年01月13日 13:40撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1/13 13:40
イノシシ捕獲用の檻が設置されていました。息子は走り去る猪の後姿を見たそうですが、私は気付きませんでした。
「龍徳温泉」の札が掲げられていますが、現在休業中のようです。
2019年01月13日 13:43撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1/13 13:43
「龍徳温泉」の札が掲げられていますが、現在休業中のようです。
国道まで下りてきました。デポしていた自転車に乗り、自転車道を登山口方向へ進みます。吉井川に沿って上流方向へ行くのですが、勾配はあまりなく、軽快に走れます。
2019年01月13日 13:55撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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1/13 13:55
国道まで下りてきました。デポしていた自転車に乗り、自転車道を登山口方向へ進みます。吉井川に沿って上流方向へ行くのですが、勾配はあまりなく、軽快に走れます。
廃線になった鉄道線路の跡を自転車道にしたとのことで、途中には駅舎やトンネルもあって楽しめます。
2019年01月13日 14:04撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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1/13 14:04
廃線になった鉄道線路の跡を自転車道にしたとのことで、途中には駅舎やトンネルもあって楽しめます。
車を置いていた所まで戻ってきました。車の側面が白くなっているのは融雪剤の飛沫が飛び散って付着しているものです。車が錆びてしまいそうだ、洗車しなければ。
2019年01月13日 14:06撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1/13 14:06
車を置いていた所まで戻ってきました。車の側面が白くなっているのは融雪剤の飛沫が飛び散って付着しているものです。車が錆びてしまいそうだ、洗車しなければ。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン サポーティングタイツ 靴下 グローブ ジャンパー 帽子(キャップ) 手拭い サブザック 昼食(カップ麺+ソーセージ) 行動食(飴) 非常食(シリアルバー) 飲料(麦茶600mL) レジャーシート ヘッドランプ iPad mini iPhone(GPS+カメラ) モバイルバッテリー 地図(ルートマップ) 日焼け止め 携帯電話 腕時計 カメラ
共同装備
水(1L) ケトル シングルバーナー+OD缶 アルコールバーナー 風防

感想

 1月の3連休、前回の山歩きから1週間余り、再び和気の山を歩くことにした。曇り空の鳥取を朝7時過ぎに出発し、岡山県和気町に着いたのは9時半ぐらいだった。
 正月で帰省している息子がまだ家にいるものだから、その息子も少しは喜びそうなコースをと考えて、和気アルプス北寄りの天神山城跡を通るコースを歩くことにした。息子は歴史には関心があり、神社仏閣や各地の城などにを巡るのが好きだ。和気の天神山城は岡山県の史跡になっている山城跡なので、それなりに楽しめるだろう。また、私は前回の山歩きで燃料(アルコール)を持ってくるのを忘れて山ゴハンが冷たいおむすびだけだったのが残念でならないので、今度こそはとガスバーナーとアルコールストーブの両方を準備して万全の構えで(といってもお湯を沸かしてカップラーメンするだけなのだが)山の楽しみを息子と共有したいと思っていた。
 登山口の神社脇から、まずは急登が続く。けれども、ペースを調整しながら登って行くとだんだん身体が温まってくる。最初は寒くて首までチャックを引き上げて着ていたソフトシェルも、城跡の広場(曲輪というらしい)に着くころには暑くて脱がなければならないほどになった。また、標高が上がるにつれて振り返って見る景色が広く遠くまで見えるようになって気持ち良い。稜線に辿り着くと、山城の跡に解説板がそれぞれ設置されていて往時を偲ぶことができる。登ってみて初めて知ったのは、ここは新旧二つの山城が並んでいるということだ。両方とも建物は無く、城そのものを比較することはできないが、最初に歩いた天神山城の方が、後に歩いた太鼓の丸城より広く整地されていて、規模の大きな城であったことが窺える。
 三角点のある最高標高点からほどなく「和気美しい森」に差し掛かった。ここで昼食にする計画なのだが、昼までやや時間に余裕があるのでこのエリアを一周する遊歩道を歩いてみることにした。標識には「昆虫の森・野鳥の森」と記されているが、この寒い冬の時期には鳥の声が時々聞こえる程度だ。けれども、落ち葉の積もった道に差し込む木漏れ日は十分に心と身体を癒してくれる。
 「和気美しい森」は、想像していた以上にきれいに整備された施設だった。規模は大きくはないものの、トイレはもちろん、ビジターセンター、キャンプ場、炊事場、バンガロー、バーベキューハウス、そして奥の方にはフィールドアスレチックのような設備も見られた。ここで、私たちはガスバーナーで湯を沸かしてカップラーメンを作り、アルコールストーブでソーセージ(シャウエッセン)を炒めて昼食とした。隣のバーベキューサイトでは軽トラにバーベキューセットを積んできた家族が賑やかにバーベキューを始めた。また、天神山山頂付近で出会ったご婦人のグループが戻ってきて輪になって楽しそうに弁当を食べていた。せっかくの休日、きれいに整備された施設なのに、人気があまり多くないのは少し残念な気がした。もう少し暖かい季節になるともっと賑わうのだろうか。
 昼食を終えて下山ルートに入った。前回も使った「和気アルプス他登山詳細図」に載っていた龍徳谷コースを下りることにした。地図の解説文には「30年来の廃道を今回整備復活させた」とあるが、この地図が発行されたのが2014年だ、それから4年余り経って再び道は荒れて廃道状態になっている。基本的には谷筋に沿って下って行くのだが、明瞭な道はない。途中で谷の少し上の段に作業道のようなものを見つけてそちらを歩いてみるのだがしばらくするとその道も谷の流れに削られて無くなっている、しばらく沢の脇の灌木の少ないところを歩いて行くと、今度はさっきと反対側の斜面の上に道らしきものを発見する。けれどもこの道も地図に載っているルートとはちょっとずれている。なんだか道があったんだか無かったんだか、地図のルートが正しいのか間違っているのか良くわからないまま砂防堰堤に、そして龍徳温泉跡地に辿り着いた。私はこんな廃道コースは何度も歩いているのでそれほど苦にならないのだが、整備された登山道しか歩いたことのなかった息子は少々面食らったようだった。
 山を下りてきて、龍徳谷入口、新田原井堰下手の国道脇でデポしていた自転車に乗った。そして車を停めている河本登山口方向へ向かって自転車を上流に走らせた。左手に吉井川、右手に岩壁を擁する和気の山々、自転車道沿いには畑や民家、今も残る駅舎、爽やかな風。和気の自然と歴史を堪能する良いトレッキングだった。
 ただ、まだ午後2時、温泉に入って帰るには少々時間が早い。この辺りにはトレッキングコースが他にも沢山ある。そこで和気鵜飼谷温泉の近くの山をもう少し歩いてみることにした。その記録は別レポート( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1704929.html )にまとめたのでご覧ください。

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