【秩父・川俣から】 地蔵峠 〜 峠の尾根 〜 大平山
- GPS
- 07:55
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,182m
- 下り
- 1,187m
コースタイム
→ 鉄塔61号(8:17=8:29) → 左に鹿除けネット(9:17) → 884m尾根からの合流(9:22)
→ 小ピーク(10:09=10:14) → 大平山指導標(かなり古い・[往路]では気づかず) → 雪原(10:38)
→ 左下に降りる?マーキング有り(11:05) → 山マーク石杭(11:33)
→ 大平山(12:22=オニギリ&味噌汁昼食)
◎[復路] 大平山(12:50) → 山マーク石杭(13:11) → 左へ分岐?(マーキング有り)(13:20)
→ 右下へ分岐?(マーキング有り)(13:27) → 石杭・甲106号(13:38) → 雪原(13:40)
→ 大平山指導標(かなり古い・[往路]では気づかず)(13:53) → 小ピーク(14:02)
→ 鹿除けネット(14:27) → 鉄塔61号(14:57) → 地蔵峠(15:10) → 川俣橋(15:27)
→ 大日堂バス停(15:35)
-- ☆★ 所要時間:8時間00分 ★☆ --
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「浦山ダムサイト」を通って、上流へ。 「毛附トンネル」を抜けて、「渓流荘」〜「大日そば」(休業) 先の 「大日堂バス停」に駐車します。 少し下流へ戻って、「川俣橋」を 細久保谷(天目山林道)へ 左折して 歩き初めます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
-- コース・全般 -- ◎「川俣橋」から歩き初めて1,2分で、右へ上がる道(新秩父線・61号)が あり、これを行きます。 ダイジェスト的には・・・(地蔵峠 〜 鉄塔61号 〜 「峠の尾根」西進 〜 大平山)です。 ◎ 本コースは、基本的には 細久保集落(廃集落)から続く「峠の尾根」を、ひたすらに"西進"あるいは、向きを変えて"南進"、また”西進”するのみです。 ですから、「峠の尾根」を忠実に行けば、迷わないはずです。 但し アプローチが長く、かつ「指導標」はありませんので、自分の位置を地形図とコンパスで確かめながら 登る必要があります。 "西進"とか"南進"は、地形図を開かなければ あまり意識をする必要は ありませんが、ただ特に冬山は、後述するようにトレースが無く、 積雪量が上に進むほど多い(40cmありました)ので、ラッセルがあります。 ◎ 積雪は、コース上で最大45cmでした。 ちょっと脇に入ると、踏み抜きます。 トレースが、獣以外は殆ど無かったので 多少のラッセルでした。 秩父の山は、これからが "南岸低気圧" の通過による 「積雪シーズン」です。 -- コース・詳細 -- ◎ 61号ポールに導かれ「地蔵峠」につきます。(川俣橋から約20分) 「峠」の"表示"はありませんが、風格のある峠で 大きなご神木と「祠」、二十三夜塔があります。 ◎ この後、 61号ポールに導かれて 鉄塔61号に着きます。 この途中で、写真にあるような古い「大平山へ」の指導標がありました。 ◎ この後は、ひたすら「峠の尾根」を西進するのみです。 ◎ 鹿除けネットは、南東から上がってくる884mを含む尾根が 緩やかに合流する地点です。 ◎ 大平山まで、"指導標"は一切ありませんでした。 マーキングは、若干あります。 (かなり古いのが 小ピークの後に 一ヶ所あったようですが、 往路ではわかりませんでした) したがって「コースタイム」では、ネットや登山案内書の類に書いて あるような、「大ドッケ」「独標」の名称は使用しておりません。 現認出来ませんでしたから・・・。 しかし「大ドッケ&独標」は、"ヤマレコ地図上"によれば、通過しているようです。 (※ 家に戻り、いろいろと推測して ほぼ自分なりに"確定"しましたが、 下手な「推測記述」は避けました) ◎ 大平山山頂からは、木々で「三ツドッケ」以外は ほとんど展望が ききません。 「大クビレ」へ下る登山道以外は、積雪が多く 確認出来ませんでした。 ◎ 最後の最後、鉄塔61号及び地蔵峠からの下りは、いろいろな 作業道があり 意外に迷い易いです。 あくまで、「新秩父線60号・ポール」を目指して下ること。 -- 最後に -- ◎ 地形図上等にある「1,260m付近」とか「1,315m地点」及び「1,469m地点」は、現地では確認出来ませんが、推測は出来ますので、 自分の位置を知るときには、慎重に上記の「名称」を 現場で "推定"して下さい。 下りなどで、上記地点や「分岐」などの"位置”を誤認すると、 大変なことになります。 |
写真
感想
「大平山」は、間違いなく「秩父の山系・水系」には入るが、概念的に見ると
"奥秩父"なのか"奥武蔵"なのか、果ては”外秩父"なのか。
昔から「奥秩父の山と谷」等の紹介でも、「大平山」は全く登場して
こない。それだけ、実にマイナーなのである。
埼玉県の、1,600m級山岳の "秘境" の一つである この「大平山」を初め、
群馬県境にある「 三国山 〜 帳付山」も含めて、自分としては、
大いなる「懸案」でした。
この「大平山」は、近いが 意外に"懐"が深く、加えて 天目山林道利用の場合、
「細久保橋」がゲートで"閉鎖"という 精神的影響もあり、長年手つかずであった。
今日(2/20)は、"秘密の花園" 偵察も兼ねて、「川俣橋」から登ってみた。
ほんとうは「大平山」まで行くつもりはなく、途中から引き返すつもりだったが、"時間との勝負で”ついつい「大平山」まで到達してしまった。
つまり、引き返し地点である「大ドッケ」や「独標」が現地で確認出来ず、
ずるずる 来てしまった!!というのが実際である。
未知の山、しかも厳冬期であって、実際トレースほとんど無し、積雪30〜45cmとなると、日帰りが 危惧されるのが 当然である。
これを可能にさせたのが、「峠の尾根」という、だらだら続く尾根を
はずさなければ、OKという 変な "安心感"が、山頂へ行かせた。
ほとんどトレース無しで、ラッセルではあったが、このところの寒さが
ようやく一段落し、"小春日和"的な「陽気」も手伝って、登頂を
可能にしました。
春以降、今度は「大平山」を軸にして どう周回コースを組むか 楽しみです。
変哲もない"山頂"ではあったが、積雪多しで 白銀の山頂を独り占め。
あくまで空は、ブルーだった。
「長年の「懸案」が、しかも「冬期」に実現出来たことが 凄く嬉しかった。
◎ 大日そば(休業)に寄ってお茶を戴き、暖まって帰りました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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fuya0123さん、初めまして。
大平山はルートも地図に載っていなくて、まさしく秘境
って感じですよね。私も惹かれて12月に行ってみました。
大ドッケは1260mにある隠れピークであると思われま
す。峠ノ尾根への分岐のマーキングとして木にたくさん
テープが付けられていたと記憶しています。
独標はあまり目立たないピークでした。大ドッケまで来
て「あれ、ひょっとしてさっきのがそうかな?」と思っ
たくらいでした。
yoshi629さん こんばんは
私は 元々の埼玉県人なので、昔から秩父には多く 行っています。
あまり登山者の多いところは好まないので、最近は
ついつい"秘境"まで、手を出すようになりました。
細久保谷に住んでいらっしゃるNさんから、「大久保谷から行けるよ」と聞いており、
またyoshi629さんの記録も拝見させて頂いて 知っていました。
歳も歳ですし、今回は "安全"と思われる「峠の尾根コース」にしました。
yoshi629さんのおっしゃる「大ドッケ」,「独標」
の位置は、私もそうだと思いましたが、何しろ意外に
積雪が多くて、他の分岐点も含め、確認する余裕がありませんでした。
次は、「福寿草」を見に行こうか?その前に 今度は「大久保谷」から
行こうか考え中です。
とにかく"爺”の自覚を持って、安全第一で 「秩父の白銀の世界」を登りたいと思います。
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