大平山 中ノ沢・大クビレ沢中間尾根、バラモ尾根
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- GPS
- 08:56
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,917m
- 下り
- 1,924m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ミカワまでーなかなか時間がかかります。高巻きがキモ。七曲沢への下りはよく方向を見極めて。 中ノ沢・大クビレ沢中間尾根ー特に問題ありません。天目山林道までの後半はブル道歩きになります。 バラモ尾根ー前半は尾根が広いのでルートファインディングに注意です。 |
写真
感想
昨年3月以来3度目のミカワ訪問。
今回はミカワから始まる中ノ沢・大クビレ沢中間尾根を登って大平山を訪ねるというもの。
大久保谷林道は狭い上、谷まで深く、ブラインドコーナーが多いためカーブを曲がる度にクマに出会わないかドキドキする。
柿原林業作業小屋、秩父市有林作業小屋(廃屋)、国有林大久保事業所(倒壊)を過ぎ市兵衛沢を渡った先の「浦山国有林」の看板が立つ場所が赤岩ノ頭東尾根の取り付きになる。
この先、大久保谷林道は崩落により通行不能のため高巻くことになる。
尾根を100mほど高度を上げると左へ明瞭な山道を分けているのでそちらへ進む。
赤テープが多く付いていてわかりやすい。
小さな沢を渡った先の細い尾根に上がり、20mほど高度を上げるとさらに左へ明瞭な山道が鹿柵の下端沿いに伸びている。
鹿柵の内側には新緑のシオジ林が美しい。
赤テープに導かれながらもトラバースを続けていると突然前回来たときには無かった真新しいトラロープが下へ向けて垂れている。
どうやら水平方向は崩落しているようで、トラロープを使い小沢に下るがその先に踏み跡が無く「はて?」。
強引に左の小さな尾根に上がり少し高度を上げると従来の踏み跡に出た。
おそらくトラロープの先が崩壊しているため一旦小沢に下り、小沢を登り返して従来の踏み跡に出るものと思われる。
崩落地によくあるシチュエーションだ。
すぐ先で七曲沢左岸尾根に乗り上がりトラバース終了。
左岸尾根を50mほど下り赤テープ地から右へかすかな踏み跡を拾いながら七曲沢へ向かう。
なるべく高度を下げないように七曲沢へ降り立つと、目の前に元の大久保谷林道がジグザグで高度を上げてきた最後の曲がり角に出た。
そこに子鹿がうずくまっていて大きな目を見開いたまま近づいても身動きしない。
小バエがたくさんたかっていて死んでいるのかと思ったが呼びかけると耳がかすかに動く。
親にも見放され哀れだがどうすることもできない。
幽霊が出るという鎌倉沢を素早く通過し、わずかでミカワに到着。
以前来たときよりも全体に緑濃く同じ場所とは思えない。
ミカワまで3時間強、ようやく今回目標の尾根の取り付きに着いた。
中ノ沢・大クビレ沢中間尾根(以下、中間尾根)の末端は急なため少し大クビレ沢側に入って取り付く。
地形図にもある1000m圏の大岩は左から巻き上がりなおも進むと1280m圏で突然ブル道に飛び出した。
「はて?」
なぜこんな山奥にブル道が?
右方向になおも道が下りているので少し追ってみるがまだ先が長いので諦め、ブル道を登り返す(この道のことを帰宅後調べると、中ノ沢へ下りミカワへいたっているようだが真相はわからない)。
ブル道は中間尾根を絡むようにジグザグを繰り返し、とうとう天目山林道に出てしまった。
釈然としないまま林道から藪に突入し中間尾根を続行する。
1480m圏で大久保谷水源林道(S・Tom氏仮称 赤岩ノ頭東面で笹頭を越えてきた烏帽子谷林道と合流し、現在の天目山林道とほぼ並進しながら大クビレに至る古道)と思しき踏み跡を横断し七跳山から大クビレに続く稜線の見覚えのある場所に出た。
あとは勝手知ったる道で、大平山に着きおにぎりを食べるも小バエが煩く早々に腰を上げる。
気持ち良く歩きやすいバラモ尾根を下り、下木影林道経由で栗山入口に下山。
大平山主稜下降中、「ウォッ」というクマらしき唸り声を聞いたのでやはりいるのだなと実感。
釈然としないくわばらくわばらな山行だった。
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