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Yamareco

記録ID: 1705387
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雪山ハイキング
鳥海山

厳冬期・鳥海山 今年も見れた異世界

2019年01月14日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
12:56
距離
23.1km
登り
1,801m
下り
1,792m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:42
休憩
1:14
合計
12:56
距離 23.1km 登り 1,801m 下り 1,800m
1:37
196
スタート地点
4:53
5:15
255
9:30
9:45
56
10:41
10:52
80
12:12
12:38
115
14:33
ゴール地点
天候 薄曇りの明け方。
時折星がよく見えた。
気温はスタート時-2℃くらい。
滝ノ小屋に着く頃にはかなり低く、
登るにつれてさらに。
ザックの中の飲み物が凍りつくほどで、おそらく-15℃以下だったのではないか。
プラス10m程度の風が吹き続けていた。

外輪山ではちょうど青空で、見たかった景色に感動。
ただ青空は長くは持たず、すぐにホワイトアウト。
下山しはじめてしばらくするとガスも晴れ、
滝ノ小屋から降りる頃にはジャケットいらないくらい。
麓では1℃〜2℃もあった。
過去天気図(気象庁) 2019年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
いつもの牧場んとこ。
コース状況/
危険箇所等
全体的に雪が固く、ラッセルは必要なかった。

◆スタートから宮様コース入り口
雪が固くて歩きやすい。
トレースたくさんで迷わない。
今回は道路が固くて歩きやすかったので、
無理にショートカットせずに、効果の高いところだけカットした。

◆宮様コース〜滝ノ小屋
トレースバッチリ。
雪も固く歩きやすい。

◆小屋〜外輪山
アイゼン装着。
ブッシュ等もあまりなく、歩きやすい。
ただ、小屋から上はいくらか明るくなってから歩き出すくらいがちょうど良いと思われ、
今回はちょっと無駄に登ってしまったかなと。
トラバース気味に尾根まで行ければもっと楽だったように思い反省。
尾根まで行って御来光が見れたのは素晴らしかった。
あとはひたすら登りつめるのみ。

◆外輪山
雪が少なくて所々恐ろしい穴がある。
強風でトレースはすぐに消える。
すぐにホワイトアウトするので、下降ポイントは目印を置くか、
GPSが無いと非常に怖い思いをすることがある。
その他周辺情報 お風呂→鳥海山荘@510円也
ラーメン→鶴岡まで移動して、龍上海
歩き出しは午前2時前
2
歩き出しは午前2時前
トレースバッチリで歩きやすい
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トレースバッチリで歩きやすい
小屋で小休止&アイゼンに装換
しばらく登ると空が白んできた
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小屋で小休止&アイゼンに装換
しばらく登ると空が白んできた
外輪山は見えないが雲がきになる
1
外輪山は見えないが雲がきになる
ザクザクザクザク
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ザクザクザクザク
明るくなったら撮りたくなる
5
明るくなったら撮りたくなる
風は相変わらず強い
5
風は相変わらず強い
休憩も兼ねてここから撮影スイッチON
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休憩も兼ねてここから撮影スイッチON
常に地吹雪が舞う
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常に地吹雪が舞う
そして突如現れた御来光は、
巨大なサンピラーと化していた!!
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そして突如現れた御来光は、
巨大なサンピラーと化していた!!
壮大なショーが始まる
6
壮大なショーが始まる
舞った雪なのか光を受けて巨大なバーナーのようだ
8
舞った雪なのか光を受けて巨大なバーナーのようだ
加工ではない、
本当にこんな風だっt
9
加工ではない、
本当にこんな風だっt
巨大なサンピラー
9
巨大なサンピラー
すぐに雲に隠れた太陽
早く出てきてー寒い寒い!
3
すぐに雲に隠れた太陽
早く出てきてー寒い寒い!
それにしても真っ赤っかだ!
8
それにしても真っ赤っかだ!
徐々に染まる雪肌
4
徐々に染まる雪肌
あーまた出てきた!
5
あーまた出てきた!
雲まで赤く染まる
2
雲まで赤く染まる
眺めるOくんと、
レンズキャップが落下して取りに降りるharuma-papa(笑)
2
眺めるOくんと、
レンズキャップが落下して取りに降りるharuma-papa(笑)
あの稜線へ!はやる気持ちと出ない足
4
あの稜線へ!はやる気持ちと出ない足
あ!雲から再び出た今回の方が
御来光っぽい!
8
あ!雲から再び出た今回の方が
御来光っぽい!
風の強さがお分かりいただけるだろうか
3
風の強さがお分かりいただけるだろうか
モルゲン鳥海山の一部
4
モルゲン鳥海山の一部
そこをひたすらに登っていく
3
そこをひたすらに登っていく
この荒涼とした雪の急斜面をひたすらに
5
この荒涼とした雪の急斜面をひたすらに
ひたすら登る
そいう表現しかできない。
5
ひたすら登る
そいう表現しかできない。
頑張れOくん!
舞い上がる氷の粒がバックを演出
7
舞い上がる氷の粒がバックを演出
黙々と登る
かなりキツそうなOくん
それでも根性でついてくる
3
かなりキツそうなOくん
それでも根性でついてくる
太陽を受けて登っていく
2
太陽を受けて登っていく
この辺りから、TAK恒例のネムネムタイム(笑)
4
この辺りから、TAK恒例のネムネムタイム(笑)
立ち止まると目を閉じてしまう...(-_-)zzz
2
立ち止まると目を閉じてしまう...(-_-)zzz
気がつくとみんな随分上に!?( ̄◇ ̄;)
4
気がつくとみんな随分上に!?( ̄◇ ̄;)
haruma-papaはもうすぐ稜線
と思わせてあれもニセピークww
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haruma-papaはもうすぐ稜線
と思わせてあれもニセピークww
頑張ってるけど、頑張れー!
2
頑張ってるけど、頑張れー!
根性で登るOくん
一足早く外輪山に上がったharuma-papaが見守る
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一足早く外輪山に上がったharuma-papaが見守る
そしてたどり着いた外輪山!
よく見たらブロッケン!!
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そしてたどり着いた外輪山!
よく見たらブロッケン!!
暴風で氷の塊が飛んでくるなか、
夢中で撮影
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暴風で氷の塊が飛んでくるなか、
夢中で撮影
どんどん雲が湧いてくる
2
どんどん雲が湧いてくる
今年も見れたこの景色
7
今年も見れたこの景色
やはり違う惑星だ
7
やはり違う惑星だ
外輪山へのブリッジは随分低い
3
外輪山へのブリッジは随分低い
海老の尻尾の世界は相変わらず荒々しくて圧倒される
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海老の尻尾の世界は相変わらず荒々しくて圧倒される
影外輪山と新山
なんと小屋はまだカタチがわかる!
雪少ない!!
3
なんと小屋はまだカタチがわかる!
雪少ない!!
これも今後さらに成長するのだろうか
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これも今後さらに成長するのだろうか
新山アップ
夏の姿を知っているので、もっと雪が増えないと
怖くていく気がしない
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新山アップ
夏の姿を知っているので、もっと雪が増えないと
怖くていく気がしない
ブリッジも新山自体も全然低い....
6
ブリッジも新山自体も全然低い....
ブリッジへ降りれそうに無い....
10
ブリッジへ降りれそうに無い....
真っ白くなったことだし、
今回は虫穴岩を山頂としました!
みんな頑張ったー!
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真っ白くなったことだし、
今回は虫穴岩を山頂としました!
みんな頑張ったー!
一瞬晴れても、すぐにこんなになっちゃう
2
一瞬晴れても、すぐにこんなになっちゃう
真っ白な中を降りた。
自分たちのトレースを探したつもりだったが、前日のものだったようだ。
これも、怖さのひとつ。
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真っ白な中を降りた。
自分たちのトレースを探したつもりだったが、前日のものだったようだ。
これも、怖さのひとつ。
でも徐々に晴れてきて
4
でも徐々に晴れてきて
ひゃっほーい!
雄大すぎる背景で自撮り
5
雄大すぎる背景で自撮り
シュカブラも美しい
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シュカブラも美しい
こういう写真いっぱい撮りたかったが、
今回はちと余裕なかったな(^◇^;)
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こういう写真いっぱい撮りたかったが、
今回はちと余裕なかったな(^◇^;)
なめらかな斜面を見ながら
2
なめらかな斜面を見ながら
小屋を目指してトラバース
2
小屋を目指してトラバース
見えた!ドンピシャ(笑)
4
見えた!ドンピシャ(笑)
なんだかすごーーくホッとする
5
なんだかすごーーくホッとする
小屋からがまた長いんだ。
2
小屋からがまた長いんだ。
ひたすら歩くしかない
2
ひたすら歩くしかない
綺麗なブナ林をスノーシューハイク
7
綺麗なブナ林をスノーシューハイク
時折日も強くさして綺麗なストライプ
6
時折日も強くさして綺麗なストライプ
道路に出た
ここからが、ここからも長い
1
道路に出た
ここからが、ここからも長い
振り返った鳥海山にはまだ雲が
4
振り返った鳥海山にはまだ雲が
降りてきた斜面が見える
4
降りてきた斜面が見える
やー今回もデカかったなぁー!
5
やー今回もデカかったなぁー!
最後はツボ足でゴール!
いやーー!疲れた!
6
最後はツボ足でゴール!
いやーー!疲れた!
ちょっと走ってやってきました龍上海
3
ちょっと走ってやってきました龍上海
アツアツの辛味噌で胃袋まであったまって帰宅!
9
アツアツの辛味噌で胃袋まであったまって帰宅!

感想

毎年、冬には常に狙っている鳥海山。
今回は会津の頼れる友人haruma-papaと後輩君と一緒に。
雪の状態がわからず早めにスタートしたが、ラッセルすることもなく
割と楽に滝ノ小屋に到着。
しかし気温は低く、風は強く、ザックの中の飲料まで凍りつく厳しい世界。
真っ赤でサンピラーのような不思議な御来光に感動し、
ピンクというか金色というか、なんとも神々しく輝く白い山肌...
どこを見ても感動しきりだが、やはり外輪山までの長い長い登りは体力もメンタルも奪っていく。。
ようやくたどり着いた外輪山からは、見たかった異世界が広がっていた。
何度見ても唖然としてしまう、物凄い迫力で迫りくるエビのしっぽワールド。
しかし、、雪がすくない!!
新山もまだまだゴツゴツしており、ブリッジも低い。
いつも外輪山からブリッジへ降りる場所も全然雪がなくて、
とても降りる気にならない。。
雪がすくない新山とか、、踏み抜いて岩の隙間に落ちたら...
なんて考えたらとても行く気がしなかった。
今年はコレちゃんと雪増えるのだろうか。。

それにしても雪山経験豊富でないOくん、
今回凄く頑張ってたなー!
根性ある若者に出会えてうれしかった!

※冬季の鳥海山は、
トレースなんか一瞬でなくなるし、ホワイトアウトになれば、
簡単に現在位置を見失う。
どこを見ても同じような広すぎる斜面に厳しい気候。
綺麗だからと安易に立ち入ってはいけない山域です。

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コメント

お疲れ様
12-13 滝の小屋泊で、BCアンド登頂目指して遊んできました。トレースお使い頂き感謝。新山へのテラスまでは楽に降りられる状況で、昼食をとりながら、下を眺めてましたが、どうしてもリッジの先端が見えず、私も新山を諦めました。来月また、向かおうかな!  お疲れ様でした。
2019/1/15 16:51
Re: お疲れ様
まずはトレースありがとうございました!!
小屋までルーファイいらずだったのは相当楽させて頂きました!
滝の小屋をちょっと覗いたら、灯油ストーブがありました。
去年見た覚えが無くて、親!?と思いました。
タンク入ってなかったけど、ストーブがあれば泊まりも良いですねぇ♪
私も今シーズン中にもう一度くらいは行こうと思います!
雪が増えて欲しいですね!!
2019/1/16 7:22
絶景絶景
今の時期だとラッセル必死だと思っていましたが、結構雪も締まっているんですね。
しかし厳冬鳥海は絶景のオンパレードで素敵です、羨ましいの一言に尽きます。
自分もアイゼンの修理が終わっていれば行こうと考えていたのに!
休日の晴れ間、次はいつになることやら…
3人ともお疲れ様でした
2019/1/15 19:26
Re: 絶景絶景
前日も晴れてたみたいだから、トレースは期待してたけど、
あんなに沈まないとは思わなかった!
ブナの根元には雪面より20センチくらい上に雪が付いていて、
しばらく降らずに締まったのだなとわかりましたねー
本当に雪が降っていないのだな、とも。
外輪山までなら、晴れたら行くっきゃないよー!
2019/1/16 7:25
羨ましい!
たっくんさんこんにちは。
外輪山行けましたね!太陽、青空、雪の造形はやはり凄いものがありますね。写真も美しいです!

自分も狙ってますが根性無いのでだいたい滝の小屋辺りまでで折れてます。見てたらまた挑戦したくなりました、素晴らしい記録ありがとうございます。
2019/1/24 8:08
Re: 羨ましい!
osmさんこんばんは!
冬の間中、ずっと天気を見て狙っている鳥海山。
滝の小屋までで“普通の”登山一回終了くらいですよね(笑)
しかし素晴らしい景色はそこからがスタートです。
多少の風は致し方なし、視界があればラッキー(笑)
晴れそうな時にぜひとも行ってみてください!
最新情報、楽しみにしてます!
2019/1/24 18:57
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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