【兵庫100山3座】湖・岩・展望・VR・川そして湿原に足湯まで、予期せぬ展開に驚きまくりの大岩岳(54座目)と、ごく普通の山、大峰山(55座目)、岩と大阪の大展望の中山(56座目)＆石切山

2019年01月14日(月) [日帰り]

• GPS: 08:56
• 距離: 29.7km
• 登り: 1,605m
• 下り: 1,724m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:09
• 休憩: 0:47
• 合計: 8:56

7:51 JR道場駅
8:05 8:05 東山橋
8:16 8:16 千苅ダム
8:27 8:27 千刈水源地周回路、大岩岳南ルート分岐
8:44 8:44 千刈水源地周回路、大岩岳方面分岐
9:13 9:17 大岩ヶ岳
9:26 9:29 東大岩岳
9:31 9:31 F
9:36 9:36 東大岩岳
9:47 9:47 丸山湿原群入口駐車場
9:56 9:56 第一湿原北分岐
10:03 10:03 第一湿原南分岐
10:20 10:30 休憩
11:15 11:25 武田尾温泉足湯
11:32 11:32 武田尾駅
11:39 11:39 武庫川渓谷武田尾側入口
11:55 11:58 桜の園入口（福知山線廃線分岐）
12:48 12:55 北摂大峰山
13:56 14:00 中山連山最高峰
14:47 14:47 満願寺西山
14:59 14:59 中山連山縦走路岩場
15:17 15:17 満願寺分岐
15:27 15:33 満願寺
15:57 15:57 石切山
16:07 16:07 釣鐘山
16:47 阪急池田駅

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車

往路；明石（JR)三ノ宮（阪急）西宮北口（阪急）宝塚（JR)道場
復路；池田（阪急）十三（阪急）神戸三宮（JR）明石

コース状況／危険箇所等

最新の山と高原地図「北摂」にコースタイムの記載があり、とても驚きました。
ただし、一部破線が含まれています。また現場とは違うところがあり、いい加減です。

また、大岩岳から東大岩岳経由尾根コースは山と高原地図には出ていません。

▼千苅ダム〜大岩岳
　道はしっかりしていますが、一般の登山道に比べるととても細くて頼りないものです。また、途中には枝道の分岐が多数ありますが、標識が少なく、分岐では毎回GPSでどっちの道が確認しました。
▼大岩岳〜東大岩岳〜尾根道〜丸山との鞍部
　東大岩岳へは山頂直下の手掛かり足掛かりが少ない大岩を左側から直登しましたが、右に巻道もあったようです。
　東大岩岳から北へ延びる尾根で馬の背をピストンしましたが、馬の背から先には道や踏み跡はありませんでした。
　東大岩岳から東へ延びる尾根コースは山と高原地図にないバリルートですが、道はしっかりしています(大岩岳へ登った一般道と同等)
　丸山湿原は木道があります。湿原の南端から川下川へは、急な岩の痩せ尾根を下り(人気の場所だったら鎖やロープが付くレベル)、枝沢に降り立ってからこの沢沿いに川下川の道路まで歩きますが、沢沿いの道は荒れていてルーファイが必要なところもあります。(一般道とは言えないレベル)
▼武庫川沿いの道
　古い地図には（ヤマレコHPから開く地形図も）黄色で塗られた立派な車道があるように見えますが、武田尾温泉まで道路はなく、最初は歩道もないルーファイが必要なバリルートでした。他に道があるかと探しましたが、歩けそうなところに真新しい足跡が多数あり、そこが道であることを悟りました。武庫川の河原を崖の下の岩伝いに歩き、そこが過ぎて左手の少し上に這い上がると平坦な旧道に出て武田尾まで続きます。一部に道が崩れていて滑落注意の場所もありました。
▼武田尾〜大峰山〜中山〜万願寺
　しっかりした遊歩道＆登山道です。山と高原地図で一部に破線ルートになっていますが、実践部分との差はわかりませんでした。
▼万願寺〜石切山
　この間、山と高原地図のルートは全くでたらめです。地図製作担当の方はここを実際に歩いていないと思います。
　このルートの通りに道を探しましたが、宅地造成のためか道はありませんでした。ヤマレコマップで皆さんが歩いたトレースのオレンジ点線に従った方が正確です。

写真

1/13 17:08

前日の播磨灘オーシャンサンセット。海に沈むのは、四国と小豆島の間の陸がない場所に沈む、この時期限定です。

1/13 17:34

美しい夕暮れ。右が小豆島

1/13 17:43

夕空になんと四国の名山、剣山系が浮かび上がりました。めったにみることができず、写真にとれたのは初めてで、ちょっとテンションアップ。

1/14 7:32

さて当日、宝塚駅で日の出を迎えました

1/14 7:50

JR道場駅で下車

1/14 7:50

駅前に近畿自然歩道！私の明石の家の前も近畿自然歩道なので、踏破してつなげてみたい。

1/14 7:53

線路を渡ります

1/14 7:53

まずは細い道路を武庫川沿いに歩きます

1/14 8:05

この時期らしいよく冷えた朝でした

1/14 8:08

川の水たまりが凍っています。

1/14 8:09

流れの淵が凍っていますので気温は-5℃以下ですね。

1/14 8:11

ここで道路から離れて（道路は門で閉鎖されてました）この塀の横の道へ。ここも近畿自然歩道

1/14 8:16

千苅ダムが見えてきました

1/14 8:17

千苅ダム。ダムマニアご推奨のダムだそうです（ちょっと前にテレビでやってました）

1/14 8:20

対岸の下流側へ少し戻って、このフェンス沿いに登りますが、ここでいいのか、と心配になるくらいに、ちょっと見た感じは道に見えません。

1/14 8:23

沢を渡ります

1/14 8:34

千苅ダム湖の上に出ました

1/14 8:47

灌木の中の道です

1/14 8:49

前方に大岩岳が見えてきました

1/14 8:51

だいぶ昇ってきました

1/14 9:03

南方に六甲山地が屏風のように連なっています

1/14 9:11

最後の急坂

1/14 9:14

大岩岳到着

1/14 9:14

貸し切り山頂。大岩山塊では結局一人も会いませんでした。

1/14 9:15

素晴らしい展望です。すぐ北方の兵庫100の4座が特徴的な形で聳えています

1/14 9:15

そのうちの1座、大船山です。以前、西の三草山から見てその形の良さに惚れ込みました。この日は最初はこの山を含めた4座を踏破するつもりでした。

1/14 9:15

同じく兵庫100の羽束山です

1/14 9:15

同じく兵庫100の有馬富士

1/14 9:16

同じく兵庫100の千丈寺山

1/14 9:16

これら4座はまたの機会に踏破したいと思います。

1/14 9:16

こちらは西方、明石、加古川、三木方面

1/14 9:17

その中によく見ると高砂の高御位山がありました

1/14 9:17

こちらは明神山と七種山。最近ようやくこのあたりの山を山座同定できるようになってきました。

1/14 9:17

笠形山

1/14 9:18

本日これから向かう大峰山。以上、いづれも兵庫100の山々です

1/14 9:18

大岩岳を後にします。いい山頂でした。

1/14 9:28

すぐ東の東大岩岳に、予想外に険しい岩登りを楽しんで登頂。こっちの方が大岩の山で文字通りの大岩岳の名にふさわしい山頂です。

1/14 9:28

これは本峰の大岩山

1/14 9:30

山頂で自撮り

1/14 9:30

行く予定はなかったのですが、この「馬の背」の表示に惹かれていってみると・・・

1/14 9:32

大岩のとても気持ちいい尾根でした

1/14 9:33

馬の背を超えたその先から振り返って大岩岳(右）と東大岩岳

1/14 9:33

この先は急激に落ち込んでいて踏み跡がなかったので引き返します

1/14 9:34

馬の背を戻ります

1/14 9:36

再び東大岩岳へ戻り、登ってきた岩場の上から大岩岳を望みます

1/14 9:37

これも三角点？同じものが、あとで行く中山の方にもありました。

1/14 9:37

岩尾根を下りながら見下ろしています

1/14 9:41

気持ちいい岩尾根灌木の道

1/14 9:42

大岩岳を振り返ります

1/14 9:49

写真の左上から降りてこの谷沿いの歩道にでました

1/14 9:49

降りてきた道。小さな標識がありますが、あまり道には見えません。登るときはこの標識を見落とさないように注意です。

1/14 9:50

とても快適な谷道。時代劇の撮影に使われそうです。

1/14 9:56

突然木道に出ました。なんと丸山湿原だそうです。地図に出てなかったので全く知りませんでした。こんなところに湿原があるなんてびっくり、うれしい誤算。

1/14 9:57

振り返ります

1/14 9:57

もう一つ湿原がありました。こっちの方が大きい

1/14 9:59

湿原のなりたち。江戸時代以降にできた、とっても新しい湿原でまたまたびっくり。このあたりの岩山が凝灰岩でできていて、その風化した砂礫が低地に堆積したものだそうです。

1/14 10:00

湿原展望台も

1/14 10:01

鷺や朱鷺等、鳥系の花が咲くそうです。花に季節に来てみたいですね。

1/14 10:01

展望台の上からひろびろ気持ちいい湿原風景。考えてみたら、山の中の湿原はとても久しぶりです。

1/14 10:02

湿原南端から、振り返って。気の影が面白い。

1/14 10:02

ここまでは快適な道

1/14 10:06

道が悪くなって、突然岩の痩せ尾根に

1/14 10:13

この岩の上で食事休憩。待ちに近い、標高の低い山の中のはずなのに、人工物が見えず、なんとも山奥の感じが強くて、不思議な場所でした。

1/14 10:15

この岩場を下ってきました。鎖やロープはなく、一般道というよりはバリルートに近い

1/14 10:17

さわに到着

1/14 10:18

沢沿いを下りますが道は荒れています。手入れもされてません。

1/14 10:22

川下川沿いの道路に出ました。

1/14 10:32

川下川ダム湖

1/14 10:38

ヘリがホバリング

1/14 10:40

川下川ダム

1/14 10:42

ダムのはるか上空を山頂から山頂へ高速道路が横切っていてなんだか不思議です

1/14 10:47

ふたたび武庫川沿いの道路に出ましたが、予想に反して細い道路（写真右の黄色い杭のある道路）でびっくり。（私の持っているガーミンGPS付属の地形図には黄色い立派な道路が書かれていたので）

1/14 10:51

武庫川沿いに下っていくと、ついにはその道路もなくなって仕舞いました。河原への降り口があったので降りましたが、まさかここ行くのかよ、と面喰いました。

1/14 10:52

よくよく見ると、最近の足跡があり、確かにここを人が歩いているようです。スマホでヤマレコのマップのトレースに従て進みます。

1/14 10:55

岩伝いに河原を進みます

1/14 10:55

歩いて来た河原を振り返って。すぐ上にJR線、はるか上空に高速道路があります。

1/14 10:55

特急が走り去っていきました

1/14 10:55

この時刻でまだ凍っています

1/14 10:56

自然豊かな川と巨大人工物のなんとも不思議な光景

1/14 10:58

川岸の岩壁の鎖場。ここを超えると水平な昔の道の廃道にでます。

1/14 10:59

まっすぐです

1/14 11:03

法面が崩れているところもあり、滑落要注意。

1/14 11:09

武田尾に近づくにつれてしっかりした道になります

1/14 11:11

また人工物。JRの線路です

1/14 11:11

でも自然が残された武庫川。護岸工事されていない自然のままの河原が都会のすぐ近くにあるなんて、驚きです。関東では考えられない。

1/14 11:15

石垣が登場すると

1/14 11:16

道路にでました

1/14 11:19

なんと湯の滝がありました

1/14 11:26

そしてそのお湯を使った足湯までありました

1/14 11:19

まさか途中で足湯に浸かれるなんて全く予想外の展開です。

1/14 11:21

しばし癒されました

1/14 11:28

対岸の新しい護岸の向こうに茅葺の家がありました。武田尾温泉のようです。この武骨な「壁」がなかった時代はさぞ風情があったことでしょう。残念ですね

1/14 11:29

このトンネルに入ると・・・

1/14 11:29

中で車道にでます

1/14 11:32

その車道を少しで武田尾駅。一昨年の秋以来2回目。でも今回は通過します。

1/14 11:39

ここからこの日の第2ラウンド、加古川沿いの廃線跡をたどり、大峰山へ向かいます。

1/14 11:49

廃線跡の遊歩道です

1/14 11:51

古いトンネルもそのまま。この写真だけなぜか霧がかかっていてちょっとオカルト。

1/14 11:52

すぐ取り直した写真。特にレンズの曇りはありません。

1/14 11:54

ここで廃線跡と別れて大峰山へ

1/14 12:02

途中までは遊歩道

1/14 12:06

ここまで遊歩道

1/14 12:07

ここから山道

1/14 12:08

1/14 12:13

桜の種類

1/14 12:19

もうこんなに登ってきました

1/14 12:47

大峰山登頂

1/14 12:50

なぜか山頂標識はありません。

1/14 13:04

伐採地がありました

1/14 13:16

下る途中には立派な標識。どうせなら山頂に欲しいところ

1/14 13:19

一度道路を横切ります

1/14 13:19

この鉄の門の手前を右折して山道へ

1/14 13:23

堰堤の下を通り

1/14 13:35

しばし急斜面を登るといきなりゴルフ場にでてその縁のフェンスの外側沿いに歩きます

1/14 13:41

面白い尾根

1/14 13:53

展望のいいざれ場にでるともうすぐ中山

1/14 13:55

中山山頂

1/14 13:55

なぜかここにも山頂標識ありません

1/14 14:04

とっても快適な道を東へ

1/14 14:11

両側フェンスに囲まれた高速歩道、ゴルフ場の中でしょうか

1/14 14:19

展望地から神戸方面。海も見えます。

1/14 14:19

甲山と港町神戸を遠望

1/14 14:19

こっちは大阪港方面のアップ。大峰山からここまで、単調な森の中が多かったので、予想外の大展望にテンションアップ

1/14 14:22

ちょっと岩場も

1/14 14:22

中山を振り返ります

1/14 14:23

展望地から前方のゴルフ場

1/14 14:40

意外と厳しい登り返し

1/14 14:48

満願寺西山の三角点361m

1/14 14:57

お決まりの鉄塔写真

1/14 15:00

神戸と六甲山。今朝は北側、横から見ていた六甲山地ですが、今は東から縦に見ています。ずいぶん歩いてきました。

1/14 15:00

大阪方面。今日は中央に見える橋の向こうまで歩く予定。

1/14 15:00

名残の紅葉

1/14 15:03

大阪平野の大展望。向こうには金剛山地。大都会をこんなに近くから俯瞰できるなんて、関東ではあり得ません。

1/14 15:03

岩場を下ります

1/14 15:05

大阪伊丹空港がすぐ近く

1/14 15:12

食事しながら少し待つと、飛び立ちました

1/14 15:13

ビル群と後ろの金剛山をバックに

1/14 15:14

播磨アルプスのような岩場で楽しめます

1/14 15:15

見上げるとこんな感じで結構急

1/14 15:18

鞍部まで降りてきました。すぐ下が住宅街です

1/14 15:30

満願寺の門の下の自販機でペプシを100円でゲット。これが効いて、足がとても軽くなりました。

1/14 15:34

満願寺の仁王門

1/14 15:36

本殿

1/14 15:37

坂田金時の墓だそうです。山と高原地図のルートの通りにここを右へ行きましたが、その先で道はなくなり、適当に藪をかき分けて登って新しい住宅街へ出ました

1/14 15:43

このガードレールの向こうから出てきました。

1/14 15:43

山と高原地図では道路に左から登山道が登ってきているはずですが、そんな道はありませんでした。

1/14 15:47

尾根を横切りました。山と高原地図の尾根は道路で寸断されていて歩けません。

1/14 15:49

この道で尾根を目指します

1/14 15:57

石切山手前の展望地から大阪

1/14 15:58

石切山

1/14 15:59

その先の展望地。

1/14 15:59

伊丹空港がすぐ近くになりました

1/14 16:08

最後の山頂、釣鐘山通過

1/14 16:08

日が少し長くなりました

1/14 16:09

お寺の上に出ました

1/14 16:09

快適な参道

1/14 16:13

下ってきた一直線の階段

1/14 16:15

ここで町へ下山しました。

1/14 16:39

亥年だけに、猪名川を渡ります。

1/14 16:39

山の上から見えた橋です

1/14 16:40

とうとう大阪府に入ります。なんだか感無量

1/14 16:47

池田駅に到着

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR3100 カシオ

装備

個人装備

グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 昼ご飯 非常食 飲料 ヘッドランプ GPS 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック1本 カメラ

感想

shigetoshi

今回は
�ー屬嚢圓辰道暗弔諒叱�100山4座（大船山、有馬富士、千丈寺山、羽束山）を周回踏破
��電車で行って、兵庫100の3座（大岩岳、大峰山、中山）を踏破し池田駅まで赤線繋ぎ
�Ｃ單脹悗�ら東海自然歩道西起点を通ってポンポン山経由長岡京までの赤線繋ぎ
の3つの候補のうち一番短い�△鯀�択しました。
�△鉢�については、夜も歩いて一気に片付け、京都側と六甲側の赤線をつなぐことを以前から目論んでいましたが、体調やその他の事情で��単独にしました。

いつものようにヤマレコで登山計画を作るためにヤマプラで山と高原地図を見てみると、なんと一部が破線ですがほとんどのルートが実線で、コースタイムも自動で入りました。ほとんどが一般道ということで、いつものように地図だけ持って、下調べなしで出かけました。
森の中に山道のあるの普通の低山と思って行ったのですが、今回ほどいい意味で予想を裏切られ、つぎつぎと予想外の展開が現れた登山は初めてでした。
特に大岩岳は驚きの連続で、知っていたのは最初の千苅ガムくらい（以前テレビで面白いダムとしてダムマニアには人気であることをやっていました）で、まずは厳冬期らしい霜と氷の川から始まって、ダム湖の展望、見晴らしのいい岩ベースの低灌木の道、そして好展望の山頂、東大岩岳の岩場と馬の背の岩稜、極めつけは西日本の低地ではとても珍しい本格的な湿原の登場でした。その後も深山の雰囲気ある急な岩稜、荒れた沢歩き、最後は大きな武庫川沿いの地図にあるはずの道路がなくてバリルート探索、そして予期せぬ足湯、とわずか半日の間に目まぐるしく現れる見どころに全く退屈しませんでした。こんなに素晴らしいところなのに、最後の足湯で人に会うまで、だれにも会うことなく、完全に独り占めで静かに楽しめたのも最高でした。

次に登った大峰山は、今回の最高地点で道もよく、人も結構いましたが、特筆すべきところのないあまりにも普通の山でした。途中伐採地があってそこだけ展望が得られたくらいでしょうか。

中山もゴルフ場に囲まれていてどうということのない山でしたが、山頂をあとにして縦走路を東へ行くに従って岩場も出てきて、六甲山地や神戸と大阪の都会の展望が左方から前方に展開する、私の好きな播磨アルプスにも劣らないすばらしい岩尾根の道になりました。
一度住宅地へ降りて満願寺を通るところは山と高原地図の道があまりにもいい加減に登山道の線を引いてあって呆れさせられましたが、最後の切石山から釣鐘山はさらにいっそう大阪の街へ近づいて、伊丹空港を飛来する飛行機や大阪中心部のビル群も手に取るように見え、大都会をこんなに近くで見下ろせるところは初めてで飽きさせませんでした。

川西へ下山後は、近くの川西能勢口駅へは向かわず、次につなげるために今、朝ドラの舞台になっている池田の阪急池田駅まで歩きましたが、猪名川を渡ると大阪府に入り、ロングの山旅ではるばる歩いてきたことが実感され、感無量でした。

今回、予備知識なしのぶっつけ本番旅だったので、次々に現れる光景がすべてとても新鮮で、久々に未知の場所に探検に行く登山本来の醍醐味を味わうことができました。登山経験が長いとなかなかこういう感動には出会いませんが、今回はほんとに久しぶりに初心者が初めて行くような気持ちを思い出させられました。
多少の危険は現場で何とか対処する覚悟で、これからもこういう低山はこの下調べなしスタイルで行くようかと思います。

それにしても大岩岳、名峰です。

コメント

youtaro

大岩岳
shigetoshiさん、こんばんは。

大岩岳と東大岩岳ですか！
写真を拝見していると、登りたくなる山ですね。
384メートルの山とは思えません。
兵庫の山に登る機会があるかは分かりませんが
そんな機会があればと思いました

shigetoshi

Re: 大岩岳
youtaroさん、こんばんは！

大岩岳、兵庫百と山がそこにあるから、
という感じで予備知識無しでしたが、
大当りでした😁
そして、東大岩岳に至っては、地図にも出てないので、登頂するまで存在さえ知りませんでした。大岩岳との鞍部から岩山が見えて、登る踏み跡もあったので、寄り道してみる気になりましたが、こちらも立ち寄って大正解でした👍
湿原の存在も現地で知りましたが、岩陵や深い谷もあり、手軽に深山の雰囲気を味わえるいい山でした。

兵庫に来る機会をぜひ作ってください。
いろいろご案内します。楽しみにしています☺️