仙丈ヶ岳(地蔵尾根松峰コース)2800m地点敗退
- GPS
- 33:45
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,014m
- 下り
- 1,996m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:20
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 9:40
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありませんでした。しかし、積雪によってはハイマツ帯に出る直前の雪深い法面は傾斜もきつく雪崩の危険もあるかもしれません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
靴
ザック
輪カンジキ
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ストック
カメラ
テント
ピッケル
|
---|---|
備考 | ・テントの総重量が2.6キロくらいで、幕営地までの往復の道のりが大変だった。ツェルトであれば2キロ近くの軽量化が出来る。 ・シュラフは限界温度付近での使用は控えた方がよいとおもった。 ・今回荷物が20キロくらいだったけど、軽量化の努力をした方がよい。帰りのケガのリスクを低くするため。 ・今回ペットボトル2本以外の水は現地調達だったが、雪から水を作るのは思いの外時間がかかる。2日目の朝に水を作っていると行程に影響するので、次回以降気をつける。 |
感想
昨年9月に登頂した仙丈ヶ岳ですが、今冬はユキが少ないということで、日常的に下界から観察していました。また、ヤマレコの強者たちが1月に何名か柏木登山口から地蔵尾根から登頂され、レポートから具体的なコンディションが分かっていたので、私も挑戦してみることにしました。日帰りピストンは無理なので、よく使われる2400m地点の展望地でテント泊。ユキが少ないとはいえ最低気温はマイナス20℃位との予報だったので、寒さ対策だけは出来るだけしました。それでもそんなにお金も使えないので、所有の3シーズンテントに自前スカートをつけて即席対策。功を奏し、なんとか凌げたけど、寝袋のスペックもそんなに高くなかったので、とても快適とはほど遠かったというのが正直なところ。
1日目は朝8時くらいから上り始めましたが、終始穏やかな天候に恵まれ、気持ちのよい山行となりました。装備が重く20kgを超えていたので、幕営地までの道のりがとても長く感じ(実際長いですが。。)、コースタイムもオーバーしましたが、ぎりぎり完全に暗くなる前にテントの設営も終え、休息を取ることが出来ほっとしました。ソロということもあるので、けがの防止と疲労対策で装備の軽量化をもっと心がけないといけないなとつくづく実感しました。
登山道はピンクテープがこれでもかというくらい巻いてあるので道迷いはほぼ心配有りません。今回は夜の行動は控えたのでいいですが、夜間はテープを確認しづらいので、気をつけた方が良いと思います。途中まで林道と登山道が交わったり、併用区間があったりと言う感じで登山と言うより山でお散歩感覚でした。松峰あたりからいかにも登山道という感じでだったでしょうか。2000mを超えるとユキも多くなってきて段階的に簡易のスパイク、そしてアイゼンというように装備を変えていきました。水は現地調達(ユキから作る)ということでで水分保有の為のスポーツドリンクをペットボトル2本持って行きました。幕営地には水を作るだけの十分な積雪もあり困ることはありませんでした。
2日目は前日からの疲労と寒さと寝不足で少し寝坊し、また、調理用の水を作ることに手間取って、出発が8時を過ぎてしまいました。ハイマツ帯まで急登が続き、ある程度の積雪も有ったので、結構大変でしたが、アタック装備の為身軽でどんどん上ることが出来ました。ハイマツ帯に出る前に少し雪深い法面があり、暫しラッセル地獄、なんとか乗り切って、ハイマツがある岩場を上り一気に頂上へと標高を稼いでいきます。少し積雪で手がかりが分かりづらいとこがあったのでピッケルで雪を処理して慎重に上りました。2800m地点で残念ながら時間切れ、敗退決定で清く諦め、下山しました。ただ、もう稜線の分岐近くまで来ていたので、鳳凰三山や塩見岳、間ノ岳、富士山は拝むことが叶いませんでしたが、甲斐駒ヶ岳と鋸岳、仙丈ヶ岳はしっかりと近くに拝むことができました。また中央アルプス、御嶽山、白山、乗鞍岳、槍穂、常念山脈と素晴らしい展望を楽しむことが出来て非常に満足でした。
帰りは真っ暗になる直前に駐車場にたどり着くことが出来て、ヘッドライトも使わずに降りてくることが出来ました。途中、なだらかな山林地帯をニホンジカが5,6頭綺麗に一列に駆ける様子を目撃しました。写真を撮るのが間に合わず残念でしたが、いい経験でした。
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