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Yamareco

記録ID: 172403
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
芦別・夕張

夕張山地の山(1) 花をめでつつ夕張岳を歩く

2006年07月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:20
距離
13.5km
登り
1,125m
下り
1,125m

コースタイム

9:00夕張岳登山口-10:40馬の背分岐-11:30望岳台-11:50イコイ沢-13:00吹き通し-13:30-40夕張岳山頂-14:10イコイ沢-15:20馬の瀬分岐-16:20夕張岳登山口
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2006年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
行き;四国ー(フェリー)-大阪ー(飛行機)-千歳空港ー(レンタカー)ー湯の元温泉(泊)
登山口まで;湯之元温泉-(レンタカー)-夕張岳登山口
 登山口(林道のゲート)は、やや広くなっており、車が30台ほど駐車可能。
コース状況/
危険箇所等
登山道は良好。登山者も多い。
前夜の宿、三笠市の「湯の元温泉」
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:38
前夜の宿、三笠市の「湯の元温泉」
夕張国道より、前方、結構遠くに夕張岳が見えてきた
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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夕張国道より、前方、結構遠くに夕張岳が見えてきた
登山開始、さっそく花が出てきた。これはゴゼンタチバナ
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:38
登山開始、さっそく花が出てきた。これはゴゼンタチバナ
シナノキンバイの群生
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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シナノキンバイの群生
シナノキンバイ
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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シナノキンバイ
ミソガワソウ
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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ミソガワソウ
オオバミゾホオズキ
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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オオバミゾホオズキ
ヤマハハコ
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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ヤマハハコ
シラネアオイは、花は終わり、実がついていた
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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シラネアオイは、花は終わり、実がついていた
前衛峰の前岳が見えてきた
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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前衛峰の前岳が見えてきた
前岳が近づいてきた。岩がゴツゴツした山容
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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前岳が近づいてきた。岩がゴツゴツした山容
イブキトラノオ
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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イブキトラノオ
ヨツバヒヨドリ(か?)
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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ヨツバヒヨドリ(か?)
頂上プラトー部にでると、がま岩(中央左)と、目指す夕張岳山頂がようやく見えてきた
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:38
頂上プラトー部にでると、がま岩(中央左)と、目指す夕張岳山頂がようやく見えてきた
頂上プラトー部を緩やかに登ってゆく
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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頂上プラトー部を緩やかに登ってゆく
ウサギギクなどの群落が道脇にたくさん
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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ウサギギクなどの群落が道脇にたくさん
ウツボグサ(紫色)と、ウサギギク(上、黄色)
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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ウツボグサ(紫色)と、ウサギギク(上、黄色)
草原部は、花が多い
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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草原部は、花が多い
シロウマアサツキ、八方尾根で見て以来、久しぶりに見た
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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シロウマアサツキ、八方尾根で見て以来、久しぶりに見た
シロウマアサツキと、ミヤマアズマギク(手前、紫色)
2012年03月03日 13:38撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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シロウマアサツキと、ミヤマアズマギク(手前、紫色)
シロウマアサツキと、イワギキョウとの取り合わせ
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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シロウマアサツキと、イワギキョウとの取り合わせ
シモツケソウ
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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シモツケソウ
チシマフウロ(うす紫)と、ウサギギク(黄色)
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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チシマフウロ(うす紫)と、ウサギギク(黄色)
頂上はま近い。雲が去来し、青空も見える
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
頂上はま近い。雲が去来し、青空も見える
木道の脇にも小さな花たちが多い
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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木道の脇にも小さな花たちが多い
ユキバヒゴダイ
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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ユキバヒゴダイ
夕張岳頂上に到着。あいにく雲が広がってきて展望は少ない
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
夕張岳頂上に到着。あいにく雲が広がってきて展望は少ない
(同じく)夕張岳山頂からの展望。頂上プラトー部が広がっている
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
(同じく)夕張岳山頂からの展望。頂上プラトー部が広がっている
「吹き通し」のガレ場より、遠くうっすらと芦別岳が見えた
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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「吹き通し」のガレ場より、遠くうっすらと芦別岳が見えた

感想

【山行No 342(1)】
 
※今年の夏山は、北アルプスの白馬岳周辺を考えていたが、7月も終わり近くに
 なったのに一向に梅雨明けせず、いろいろ迷った末、北海道に行くことにした。
 結局、出発の4日ほど前にばたばたと飛行機の予約や宿の予約をした。
 北海道の山も、百名山はすでに完登しているので、
 花の山で有名で、以前より気になっていた夕張岳とその付近を、目標とする。

7月28日(金)
 ・夜のフェリーで新居浜を出発。大阪に向かう。

7月29日(土)
 ・大阪南港より伊丹空港に向かい、9時ちょうど発の飛行機にて北海道に向かう。
 ・千歳空港には11時着。着いてみると、雨ではないか!。いきなりがっかりする。
  まずは予約したレンタカーを借りで出発。
  もともと今日は移動日で、山に登る予定はないが、雨では観光する気分にもなれない。
  近場のウトナイ湖サンクチュアリに寄り、バードウオッチングをする。
  鳥は10種類程度で、あまりぱっとしない。

 ・その後は、高速道を使い、今日の宿のある三笠市に向かう。
 ・17時に三笠市の本日の宿、「湯の元温泉」に到着。
  外観はイマイチのトタン屋根の小屋っぽい感じだったが、内部は最近改装したのか、わりと小ぎれいだった。
  温泉も露天風呂があり、いい感じ。周辺の森から、森の香りだろうかいい香りがしてくる。

7月30日(日)
 ・今日は夕張岳を目指す日。天気が気になったが、朝起きて外を見ると晴れている。ヨシヨシ、いい感じだ。
  今日は長丁場なので、早く出たかったが、朝食も着いているので、朝食を急いで食べ、あわただしく、7;30に出発。

 ・車で、まずはR452、夕張国道を進む。窓を開けていると針葉樹の香りか?ニッケのような不思議な香りが漂っている。
 ・ガイドブックに従い、途中より林道に入る。数キロ行くとゲートがあり、
  そこから先は未舗装のガタガタ道となった。
  この付近、地形が特徴的で、山も浅いし、谷がやけに浅い。隆起初期の地形の特徴だろうか?
  あるいは、グズグズしたエゾ層群の特徴か、はたまた氷河期の周氷河作用だろうか?
  ガタガタ道は、いけどもいけども果て無く続く。北海道の山の山深さを感じる。

8;40-9:00 夕張岳登山口(標高=530m、気温=25℃)
 ・林道終点には少し空き地があり、すでに車が20台ほど停まっている。自分も空いた場所に車をおしこむ。
 ・アクセスに時間が割とかかったので、さっそく出発する。少し蒸し暑いので上はTシャツのみ。
 ・ゲートを越えてしばらくは林道の続きだが、その先自然と山道となった。
  ガイドブックでは、尾根コースと谷コースがあるが、谷コースを行く。
  広葉樹主体の静かな森が広がっている。風がなくて蒸し暑く、汗がしたたり落ちる。
  少し歩いていると鳥の声がパラパラとしだした。
  ミソサザイ、ルリビタキ、コルリなど。、
10:10-20 冷水の沢(標高=960m、気温=20℃)
 ・その名の通り、冷たい水がチョロチョロだが流れている。顔を冷たい水で洗い、一息入れる。
  (当然ながら、エキノコックスが怖いので、水は飲まず)
  道の脇に、マミジロを見ることができた。久々に見る。
10:40 馬の背分岐(標高=1050m) 標識あり。
 ・稜線の道に入ると、しだいに道が急になってきた。足元は砂利状の小石が多いが青黒いので、蛇紋岩かな?
11:00-10 石原平(標高=約1200m)
 ・ちょっと開けている場所。そろそろお腹も減ったので、おにぎりを食べて小休止する。
 ・鳥の声は、ルリビタキの涼しい声が聞こえ出した。
  花はヤマブキショウマがパラパラ。シラネアオイの群落もあるが、花は終わっており、実がなっていた。
11:30 望岳台
 ・本来はここから芦別岳が見える場所だが、いつの間にか上空は雲が多くなってきており、展望はあまりない。
 ・望岳台を過ぎると、樹相が高木の森から、灌木中心の森となり、花もパラパラでてきた。
  ミソガワソウ、オオバミゾホオズキ、シナノキンバイ、ヤマハハコ、ハクサンボウフウなど..
11:50-12:00 イコイ沢
 ・ここはガイドブック通りに、沢があり、沢沿いに小さなお花畑が広がっている。
  シナノキンバイとミヤマキンポウゲが大群落を作っている。
  ほかには、イブキトラノオ、アザミ、タカネバラ、ヨツバヒヨドリ
  ウサギギク、ミヤマコウゾリナ、チシマフウロ、ハクサンイチゲ、ウツボグサなど...
 ・イコイ沢を越えたあたりから頂上プラトー部に入り、なだらかな草原の道となる。
  途中のガレ地には、ガイドブック通り、シロウマアサツキ、ミヤマアズマギクが多い。
  蛇紋岩地帯特有の花たちだ。
  ここより、シロウマアサツキを中心とした群落が続き、花の散歩道といった感じでなかなかいい。
 ・途中には小さな湿原風の場所もあり、そこにはイワイチョウ、エゾオタカラコウといった湿性の花たちも咲いている。
13:00-10 「吹き通し」
 ・ここはまた珍しい、ユキバヒゴダイという紫色の花が咲いている。
  固有種のユウバリソウは、花は残念ながら終わっていたが、姿は見ることができた。
  ほかに、ホソバツメクサ、タカネナデシコなどを見かけた。
 ・ここから頂上へ最後の急登、標高差約100mだが、疲れた足にはちょっと堪えた。

13:30-40 夕張岳山頂(標高=1667m)
 ・結構時間がかかったが、ようやく山頂に到着。
  振り返ると、頂上プラトーが広々と広がっており、さすがに長い道のりだったな、と思う。
  すでに下山した人が多く、頂上には3人しか残っておらず、静かな山頂。
  北や東の方角は雲が多くて視界がないが、南や西の方は少し視界があり、
  夕張の街のほうが少し見えている。
  はるばると遠い山に来たなぁ..と感慨深い。

 ・時間も遅いので下りは急ぎ気味で下る。
  花は行きと同じだが、新たにイワブクロ、ハクサンチドリも見かけた。
  がま岩付近は、イワツバメが多く、乱舞していた。ほかにアマツバメも見かけた。
14:10 イコイ沢
 ・しだいに雲が厚く、多くなってきた。薄暗くなってきたので、スピードを上げて下る。
15:20 馬の背分岐
 ・来た時と同じ、沢道のほうへ下る。だんだんと夕暮れのように暗くなり、
  パラッと小雨が降ってきたが、幸いにもすぐ止んで良かった。

16:20-30 登山口
 ・急いで下ったせいで、下りは3時間を切れて良かった。
  まだ駐車場には車が10台ほどあるが、おそらく、近くの夕張山荘に泊まる人たちだろう。
  自分は、これから富良野に向かわないといけないので、少々焦る。

 ・さっそく車に乗り込み、またガタガタの林道を長く走る。17時にようやく国道に合流。
  R452号から、さらに富良野への国道を急いで進む。

18:20 富良野町 着
 ・今日の車の走行距離 130km。夕暮れ時の富良野町にようやく到着した。
 ・今日の宿は、事前に予約した民宿(フェニックス)だが、ペンションのような宿を予想していたのに、
  外観がぼろくて、ちょっとがっかりする。
  しかし、中のほうは割と清潔な感じで良かった。部屋もまともなベッドの個室。
  夕食はジンギスカンだった。今日は自分でも割と頑張ったという感じなので、ビールも2杯も飲み、満足だ!

 ・・・・・「夕張山地の山(2)芦別岳」に続く・・・・
  

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