八ヶ岳ブルーの赤岳とガスガスの硫黄岳

2019年02月16日(土) ～ 2019年02月17日(日)

• GPS: 14:48
• 距離: 23.6km
• 登り: 1,968m
• 下り: 1,940m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:06
• 休憩: 1:44
• 合計: 6:50

距離 11.6km 登り 1,159m 下り 634m

8:36 やまのこ村
8:44 8:49 赤岳山荘
8:56 8:57 美濃戸山荘
9:54 9:55 堰堤広場
10:49 12:16 赤岳鉱泉
12:21 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
12:27 ジョウゴ沢
13:43 13:47 赤岩の頭
14:18 14:21 硫黄岳
14:39 14:42 赤岩の頭
15:18 ジョウゴ沢
15:22 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
15:26 赤岳鉱泉

2日目

• 山行: 4:44
• 休憩: 2:49
• 合計: 7:33

距離 12.1km 登り 809m 下り 1,337m

6:57 赤岳鉱泉
7:23 7:24 中山尾根展望台
7:30 7:49 行者小屋
8:51 9:00 地蔵の頭
9:04 9:12 赤岳天望荘
9:57 赤岳頂上山荘
10:04 10:08 赤岳
10:08 10:10 竜頭峰
10:11 10:14 赤岳
10:23 文三郎尾根分岐
10:48 阿弥陀岳分岐
10:52 11:02 行者小屋
11:10 中山尾根展望台
11:21 13:08 赤岳鉱泉
13:48 堰堤広場
14:21 14:27 美濃戸山荘
14:30 赤岳山荘

天候

1日目：くもり時々晴れ（稜線上は強風）
2日目：終日快晴！！（稜線上は微風）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

美濃戸口から赤岳山荘へのアクセスは、4WD車、スタッドレスタイヤでチェーンは2輪(できれば4輪)分の携行必要。
2輪駆動車(FF/FR)では、スタッドレス、チェーン装着でもスタックします。

赤岳山荘の駐車場代は、1日1,000円。今回は一泊二日なので2,000円

コース状況／危険箇所等

雪山なので、登山道でも基本バリエーションルート
但し入山者多く、降雪無い限りはトレースはしっかり付いています。
稜線上は基本的に強風が吹くことが多いため、天候には要注意

その他周辺情報

下山後は、原村のもみの湯で入浴

写真

美濃戸口前で前輪の2輪にチェーンを装着
一応後輪用にもチェーンを持ってきましたが、今回は装着せず。

2/16 7:04

美濃戸口から赤岳山荘へ向かう途中
何台か前の先行車が急登でスタックして大渋滞(^_^;

2/16 7:35

スタック車両は、SUV(マツダCX-5)でしたがFF車。
4輪スタッドレス、前輪チェーン装着でもスタック。
私も含め後続車の皆が協力して何度押してもダメでした。バックして広いところで避けてやっと通れることに。
最低限、4WD車でスタッドレス装着でしょう。なめてかかっては困ります

2/16 8:02

スタック渋滞で、1時間弱ロスしてやっと出発準備開始

2/16 8:39

準備できたのでいざ出発です

2/16 8:49

ちょっとトイレ～(笑)

2/16 8:56

美濃戸山荘
ここから北沢方向へ

2/16 9:37

積雪ありますが、アイゼン装着しなくても歩けます
軽アイゼンあれば楽かも

2/16 9:43

堰堤広場

2/16 9:43

いつもジムニーが置いてありオブジェかなと思っていましたが、下山時に動いているところを見ました～

2/16 10:08

いくつもの橋を越えて

2/16 10:28

青空が見えてきました

2/16 10:49

アイスキャンディー登場

2/16 10:51

赤岳鉱泉に到着

2/16 11:18

ベースキャンプでテント建てました
手前の黄色いやつ

2/16 11:21

テント受付しました
1泊1人1,000円、3人なので3,000円也

2/16 12:14

硫黄岳へ出発
お天気今ひとつ

2/16 12:17

樹林帯へ進んで行きます

2/16 12:20

大同心沢の分岐点

2/16 12:26

大同心が見えます

2/16 12:58

樹林帯で雪崩れと思われる倒木がチラホラ
大量の新雪が降った際には危ないですね

2/16 13:29

だいぶ上がってきましたが、青空見えずガスで真っ白けです

2/16 13:49

赤岩の頭分岐に到着するも、視界悪い～

2/16 13:49

振り向いてメンバーパチリ

2/16 13:52

道標あります
オーレン小屋方向へは道が不明瞭で通行止めと書いてあります
この一帯は積雪期立入禁止らしい

2/16 13:57

硫黄岳方向へ進む
吹雪いてガスガスで視界悪いです
あまり寒くないのだけ救い

2/16 14:16

ロボット雨量計後発見

2/16 14:20

硫黄岳山頂に到着

2/16 14:21

お約束の山頂ジャンプ(笑)

2/16 14:22

エビの尻尾

2/16 14:24

帰りは道標を目印に

2/16 14:32

だいぶ降りてきました
振り向いてメンバーをパチリ

2/16 14:36

赤岩の頭分岐点まで戻ってくると少し明るくなりました

2/16 14:37

雲が抜けて太陽が

2/16 14:38

硫黄岳稜線方向
少し日があたってます

2/16 14:39

下山方向
ガス抜けて晴れるかな？

2/16 14:40

稜線方向も雲が抜けてきました

2/16 15:17

戻ってきてだいぶ明るく日がさすように

2/16 15:25

赤岳鉱泉に戻ってきました

2/16 15:25

メンバーをパチリ
一日目は無事下山、お疲れ様でした

2/16 15:26

アイスキャンディーでアイスクライミング沢山登ってますね

2/16 15:38

テントでほっこりタイム

2/16 16:26

みんなでカンバイ！！

2/16 16:49

寄せ鍋です

2/16 16:54

頂きます！！
美味しかった～

2/17 6:01

夜明け前
朝ご飯食べてトイレで外に出るとだいぶ明るくなってました

2/17 6:45

出発準備できました

2/17 6:45

いざ出発です

2/17 7:07

横岳連峰ですね～

2/17 7:12

中山乗越への上りに入ります

2/17 7:30

行者小屋に到着
目の前にどーんと阿弥陀岳
ちょっとトイレに寄りました～

2/17 7:48

行者小屋前に広場から横岳連峰

2/17 7:48

赤岳

2/17 7:48

中岳に阿弥陀岳

2/17 7:48

行者小屋でパチリ
地蔵尾根へ

2/17 8:14

最初の階段に到着

2/17 8:17

階段を上って、阿弥陀岳をパチリ
ここから3人で登ろうと思ったら。。。

2/17 8:23

Yちゃんから足の指が冷えて痛くてヤバイ！！
とのことで大事をみて1人テントへ戻るすることに。残念。
階段を安全に降りたことを確認して2人で再スタート

2/17 8:32

1人撤退となったけど、Sさんと張り切っていきましょう！！

2/17 8:36

次の階段はありましたが、ここはトレースがついている右巻きのルートで

2/17 8:39

中岳、阿弥陀岳がキレイです

2/17 8:39

次の階段にきました
上からの登山者が降りるのを待ちます

2/17 8:39

その間にパチリ

2/17 8:43

中岳と阿弥陀岳をバックに～

2/17 8:45

お地蔵さん
おはようございます

2/17 8:51

どんどん上がってきました

2/17 8:51

赤岳と手前に赤岳展望荘がみえますね

2/17 8:52

地蔵の頭まであともう少し

2/17 8:56

プチなクライミングルートを通りながらバチリ

2/17 8:58

だいぶ稜線近くまで登ってきました
八ヶ岳ブルーで赤岳が映えますね～

2/17 8:58

地蔵の頭到着

2/17 8:59

地蔵の頭から赤岳

2/17 8:59

甲武信ヶ岳方向

2/17 8:59

横岳、硫黄岳方向
八ヶ岳ブルー

2/17 9:01

赤岳と富士山と八ヶ岳ブルー

2/17 9:09

赤岳展望荘に到着
微風でお天気良かったので、外で小休止しました

2/17 9:22

ではこれから赤岳山頂へ

2/17 9:26

富士山が良くみえます

2/17 9:28

赤岳山頂山荘が少しずつ近づいてきました

2/17 9:34

振り向いて
横岳、硫黄岳方向

2/17 9:46

後から登ってくるSさんをパチリ

2/17 9:46

赤岳頂上山荘に近づいてきました。
あともうひと登り

2/17 9:55

赤岳山頂山荘に到着
横岳、硫黄岳、天狗岳、北八ヶ岳の蓼科山まで一望です(^_^)

2/17 9:55

赤岳山頂方向
八ヶ岳ブルーが映えまね

2/17 9:55

山頂拡大

2/17 9:55

阿弥陀岳とその奥には
左に中央アルプス、真ん中に御嶽山、右側に北アルプスが見えますね～ホント良くみえます(*^_^*)

2/17 9:55

山頂方向を再び拡大で
奥には南アルプスが見えます

2/17 9:55

中央アルプス拡大

2/17 9:55

御嶽山拡大

2/17 9:56

北アルプス拡大
この方向は雲が多くはっきりと山並みは見えないですが～

2/17 9:56

北八ヶ岳方向
雪が少ないですね

2/17 9:56

近くの横岳、硫黄岳、天狗岳拡大

2/17 9:56

赤岳頂上山荘

2/17 9:58

赤岳山頂と富士山と八ヶ岳ブルー

2/17 10:00

赤岳山頂と八ヶ岳ブルーでパチリ

2/17 10:01

一人でパチリ

2/17 10:02

赤岳山頂の道標と富士山

2/17 10:02

権現岳とその奥には南アルプス

2/17 10:02

赤岳山頂から北八ヶ岳方向をみると
一直線につながってみえますね(*^_^*)

2/17 10:04

さあ、文三郎尾根経由で下山します
場合によってはアンザイレンかロープ出してメンバーを降ろそうと思いましたが、思いのほか積雪少なく大丈夫な感じなのでそのまま降ります

2/17 10:08

アルパインクライマーと思われる足の速い方々には先に行ってもらって、私達のパーティはマイペースで降ります

2/17 10:11

振り向くとこんな感じ
無積雪期とあまり変わらないレベル感でした

2/17 10:13

阿弥陀岳を眺めながら下山

2/17 10:16

権現岳への分岐点まで降りてきました

2/17 10:17

もう一度振り向くとこんな感じです

2/17 10:18

阿弥陀岳のバックには北アルプスが一望

2/17 10:21

行者小屋が見えます
その方向に降りていきます～

2/17 10:22

ここから見た時の八ヶ岳連峰の山並み。。。好きですね(*^_^*)

2/17 10:23

中岳、阿弥陀岳との分岐点まで降りてきました

2/17 10:29

文三郎尾根から赤岳西壁主稜へのとりつきからパチリ
沢山のクライマーが登っていました
あまり氷はついてないような感じ

2/17 10:35

行者小屋へどんどん降りていきましょう

2/17 10:47

中岳のコルへの分岐点まで降りてきました

2/17 10:51

行者小屋に到着
テントが沢山残っています

2/17 11:01

行者小屋から名残惜しくて周囲をパチリ
八ヶ岳ブルーな阿弥陀岳と中岳

2/17 11:01

八ヶ岳ブルーと太陽に囲まれた赤岳

2/17 11:01

八ヶ岳ブルーの横岳
充分見納めたので赤岳鉱泉に戻ります

2/17 11:09

中山乗越

2/17 11:21

赤岳鉱泉が見えてきました

2/17 11:22

赤岳鉱泉の玄関方向

2/17 11:23

テント場に戻ると、、、
小屋のゴミが山のように置いてありました(^_^;
ヘリで運ぶのでしょう

2/17 11:23

アイスキャンディーでは、常にクライマーが登っていました
片付けている人もいたのでピークは過ぎたのかな？

2/17 11:31

無事にテントまで到着
途中撤退したYさんとともにパチリ
Yさん、また次回にチャレンジしましょう!!

2/17 11:42

荷物を降ろして、赤岳鉱泉でお昼ごはん
美女二人をパチリ

2/17 11:42

醤油ラーメンを前にパチリ
それぞれラーメン、パスタを頼んでどれも800円
美味しかったですよ

2/17 13:07

テントを撤収しました
さあ下山しましょう

2/17 13:08

アイスキャンディーと八ヶ岳ブルー
見納めですね～

2/17 13:32

雪はだいぶ融けてる感じです
長い木道があるので、手前でアイゼン外して歩きます

2/17 13:56

オブジェと思っていた赤岳鉱泉のジムニーが怪我人を降ろすのに通り過ぎていきました。
動いているのを初めてみた～（笑笑）

2/17 14:22

美濃戸山荘前の分岐点でパチリ

2/17 14:30

赤岳山荘の駐車場まで戻ってきました
無事下山です

撮影機器：

TG-870 OLYMPUS CORPORATION

iPhone 8 Apple

感想

climber_rm

厳冬期の南八ヶ岳を3人パーティで登ってきました。

私は無積雪期の南八ヶ岳は、赤岳～横岳～硫黄岳の縦走ルートを何度も登っていますが厳冬期は初めて。他2名の女性は南八ヶ岳自体が初めてという編成。但し、今シーズンは積雪少なく気温も高めということもありリスク少ない状況で、これまで冬山訓練や日本アルプスで経験を様々な場面で積んた事もありさほど心配はしていませんでした。

1日目は、赤岳山荘への山道でまさかの先行者によるスタック渋滞から始まりました。雲がいいのか悪いのか(笑)45分以上ロスしてのスタートとなりましたが、予定通りの赤岳鉱泉到着。テントを設営し、硫黄岳山頂を目指します。午後から天気が回復方向というので冬の爆裂火口を楽しみにしていましたが、吹雪いていて一切眺望なし。帰りに少し雲が抜けた程度で眺望がほとんど楽しめない残念な結果に。

下山後に夕方から皆で楽しく晩ご飯を食べて、早々に就寝。前回の西穂のような厳しい寝床環境ではなかったので今回は天国のようでした(笑)

朝は4時半におきて朝食と出発準備。朝食と準備で2時間以内に終わらす予定が、少し時間オーバーしたので、もう少し効率よく早く準備できるよう工夫したいですね。

2日目は、本命の赤岳山頂へ。夜中から天気よく、八ヶ岳ブルーを楽しめる山行になりそうでウキウキしました。途中行者小屋でトイレを済ませて地蔵尾根経由で山頂へ出発。順調に登れるかと思ったら最初のハシゴを登ったところで、
Yさんから「足の指が冷たいのを通り越して痛い状況。より上に登った際に凍傷になるリスクがありそうだからテントに戻ります」と相談がありました。厳冬期用の靴を買い直して臨んだ八ヶ岳でしたが、凍傷になりそうなのだったら無理は行けないので撤退してもらうことにしました。幸い第一ハシゴのところで、そこを降りたら危ない箇所はないので、パーティは分かれてYさんはテントに戻ってもらい、残った二人は山頂へ進むことにしました。

赤岳山頂へは、終始八ヶ岳ブルーで風も微風で気温も高く、絶好の登山日和だったこともあり、素晴らし眺望をたっぷり楽しめました(*^_^*)
もっと厳しい山を想定していたので、ちょっと拍子抜けしたぐらいでした。でも本来はもっと積雪も多いし風も強いと思うので、本来の南八ヶ岳にも挑戦したいと思った次第です。機会があれば、赤岳～横岳～硫黄岳への厳冬期縦走にも行きたいところです。下山は、文三郎尾根経由で赤岳鉱泉まで戻り、小屋でラーメンを頂きました。とても美味しかったです。特に分厚いチャーシューが絶妙でした。

その後、テント撤収も順調に済んで無事に駐車場まで下山できました。

赤岳山荘から美濃戸口への車移動で下りコーナーでは、ゆっくり走っても車の後輪が滑ってドリフト状態になることが多かったです。同乗者が少しびびっていました(^_^;
脱輪する程ではなく雪道の運転は私自身慣れているので問題は無かったですが、4輪ともチェーンを装着した方が、下りではより安心して運転できるかなと思います。

終始楽しい厳冬期の南八ヶ岳でした。