野伏ヶ岳(山頂まで行けるのは今の時期だけ!)
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- GPS
- 21:24
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,187m
- 下り
- 1,173m
コースタイム
二日目: 7:15和田山牧場跡‐9:15山頂9:30‐11:23和田山牧場跡(昼ごはん)12:10‐13:30登山口駐車場
天候 | 一日目 くもりときどき晴れ 二日目 午前 晴れ、午後 くもりのち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※登山口までの道路に積雪なし <テント泊> 和田山牧場跡地は風が強いので、私達家族は手前の林道脇にてテント泊 他テント2張り、牧場跡地で、雪で壁を作って風をガード 他テント3張り、牧場跡地よりも少し先にある林間でテント泊されてました(ここが一番適地かも) |
コース状況/ 危険箇所等 |
<道の状況> ・登山口〜和田山牧場跡:林道のトレースを追って歩いた(迷いそうな場所はなさそう) ・和田山牧場跡〜尾根: 牧場跡は広々とした雪原、尾根までは踏み跡に沿って地図読みしながら歩く ・ダイレクト尾根〜山頂:尾根を登る、尾根と山頂直下の稜線と交わるポイントの傾斜がきつい、特に下りは慎重に ・山頂の稜線では、セッピに注意 <雪の状況> ・一日目の午後は暖かかったため、雪の状態は柔らかく踏みぬき多し、 登山口から和田山牧場跡まで通常1時間半のところ、2時間に ・二日目は朝早くから行動、気温が低かったせいか、雪がしまっていて歩きやすかった (雪のコンディションが良い午前中のうちに山頂まで行っておくのが良さそう) ・ ダイレクト尾根にてアイゼンを装着。ダブルストックで登る。ピッケルはなくても登れる ・同じ日にツボ足で山頂まで行かれた方もおられた ・山頂直下の斜面以外なら、スノーシューも使えそう ・同じ週末の入山者は20〜30人ぐらい、山スキーされる方が半数ぐらい (山頂からの山スキーは、斜面の角度が〜(汗)私達には到底真似できない) <下山後、立ち寄った道の駅> 道の駅 古今伝授の里 やまと(岐阜県郡上市大和町) 温泉(大人600円)、足湯(無料)、お食事処、お花屋さん、野菜販売所有り http://www.gujo-tv.ne.jp/~kuturogi/index.htm 道の駅内にあるレストラン“おがたま” 薪ストーブのある暖かい店内は、木の香りがいっぱいで癒されます http://locoplace.jp/t000168799/ |
写真
感想
去年のこの時期に登り逃してしまった山、野伏ヶ岳。
なんとガイドブックには、登山適期 2月下旬〜4月中旬と書かれているではありませんか。
この時期しか登れないらしいのです。
前の週末には、nepiaさん、kennkenさんが行かれています。
私達も行ってはみたいのですが、山頂まで4時間もかかるところが心配、
それならばテント泊で2時間の距離を今日のうちに歩いて、一泊して
明日2時間コースで山頂を目指してしまおうと思い付き急遽出発準備。
幸い日曜日の午前中は晴れ。
【一日目】
登山口に16時頃到着、すぐ準備して出発。
テント泊予定の和田山牧場跡には18時に到着。
初めての場所で不安はあったのですが、ずっと林道を歩きなので、
迷うことなくストレートにテント泊予定の和田山牧場跡に辿り着きました。
その和田山牧場跡、広大です。空が広い〜。
周りの山々もぐるっと見渡せて、景色が抜群です。
ここまで来られる方も少ないので、知る人ぞ知る秘密の場所のように思えました。
このあたりは、まだ雪がたっぷりあるではありませんか。
どこでテントを張ろうかウロウロ、
結局、展望はないけれど風が少ない林道脇に設営することにしました。
山小屋もトイレもない大自然の中のテント泊。
父さんこのシチュエーションに大絶賛!
【二日目】
起きてテントの外に出て、空を見上げると快晴。
朝ごはんを食べた後、すぐに山頂に向けて出発します。
和田山牧場跡のトレースを辿って歩いて行くと、
真正面に大きく見える白い山が、野伏ヶ岳です。
左側のあの尾根をずっと登って、、、、、、と頭の中で
イメージしながら歩きます。
その尾根に取り付いてしばらくはゆるやかですが、そのうち
だんだん傾斜がきつくなっていきます。
ふと、遠くの谷に目を向けると、雪崩の跡があるではありませんか。
通り道じゃなさそうで、良かった〜。
ホッとしながら尾根の登山道を登ります。
高度感と傾斜とセッピに不安になりながら
尾根から山頂直下の稜線へ出ます。(この瞬間が一番緊張しました)
ここからまた山頂まで一気に登ります。
幸い風がそれほど強く無かったけれど強風だったら稜線の端っこまで押されそう。
私でも相当ヘナヘナになりながら登ったから、あと一歩だけれど
息子もココはキツイはず。
息子:「僕、今日は山の上まで行けない、、、ここで待ってる」
(どうやら、さっき見た谷間の雪崩と、山肌の雪の亀裂に恐れをなしたみたいです。
あの手この手でやる気を起そうとしましたが、全く効き目なし)
母さん:次の瞬間、提案。
「○○○○チョコ(昔でいうビックリマンチョコの現代版)を、1コ買ってあげるから、
頑張ってあの山の上まで行こう〜。」
息子: 「母さん・・・、○○○○チョコ、2コにしてくれない?」
母さん:「よし、頂上まで行けたら買ってあげよう。」
息子 :「じゃあ、登る〜 <(`^´)>」
おぉ、、100円のチョコ2コで、一気に息子のモチベーションが上がった〜。
その後、父さんにフォローされながら、頂上まで辿り着いた息子。
ここから見える周りの山は、真っ白。綺麗だね。
遠くに白山、別山が雪をかぶった美しい姿を見せています。
神々しい白い山、昔の人々が神と崇めてきた気持ちがわかるような気がしました。
それはそれは素晴らしい眺め。
帰りの斜面、かなり覚悟を決めて下山します。また足元の景色が格別で、、、、(冷や汗)
今日こそ、スタコラサッサと風のように歩こうと思っていました。
(しかし、イメージトレーニングだけで終わる)
ドタドタしてたけど、それでも2週間前に行った伊吹山の下山の際の
へっぴり腰に比べたら、少しましかな。
このお山を涼しい顔で下りられるようになるまでには、まだまだ修業が必要そう。
それに比べて、山スキーを担いで登って、滑って下りて来る、スキーヤーさんの
カッチョイイことといったら、、、。
格が違いますよ。本当に皆さん尊敬します。
和田山牧場跡まで戻ってテント撤収後、すぐ下山。
前日に踏みぬきで苦労した林道の雪道は、フカフカの歩きやすい雪に変わっていました。
雪マジックですね。
登山道には、山小屋も避難小屋もありませんので、
雪山初心者の我がファミリー、今回の野伏ヶ岳は、お天気が良く、
踏み跡があり、道がわかりやすかったのでなんとか登れました。
この山には、他の山でよく見かける、目印のテープがほとんど無いのです。
ひとたび天気が崩れたりしたら難しかったかもしれません。
今回は恵まれました。
野伏ヶ岳、無雪期にはクマザサに覆われて、山頂まで行けないので、
雪のある今頃の時期が登頂のチャンスです〜。
コメント
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白山連峰の内なる山、野伏、良いですね。
牧場跡、山頂、素晴らしい景色。
この山域、私も好きです。
さらにテント泊とはうらやましいです。
いまはまだ雪に覆われているようですが、池塘に映った野伏も良かったですよ。
次、行かれる機会があれば、中居神社にもお立寄りを。
石徹白は白山信仰の里。
かつて、女性が参詣できたのはココまででした。
白山の神様に会うことができます。
いつも気持ちの良さそうな所にいかれたますね。
羨ましいです。
中居神社までは行った事があります。
鳥肌が立つような霊気?を感じる場所でしたよ。
ほんと、スキーを担いで行きたくなる場所ですね
足を踏み入れて違う世界を訪れる緊張感のようなものを感じながら拝見していました
白山は“白”山なんですね
今さらながら写真を見て納得です。
山で過ごす夜に憧れて準備を進めてはいるのですが、雪山まではどうだろう・・・
ちょっとしり込みしてしまいます。
あ、準備したものがひとつ
「餅焼き網」
へぇ〜って連呼しちゃいました
この時期にしか山頂に向かえないなんてなんて魅力的な
今年、冬山の目標で白山を間近で見る山に行くってのを結局達成できないまま春を迎えそうです
いいなぁ…
こんな景色が見たいんですけどね
白山…
ホントに見てよし登ってよしの素晴らしい山ですね。
野伏ヶ岳の雪原も素晴らしい
でもちょっと我が家にはキツイかな
slowlifeさん、こんばんは。
おそらく、slowlifeさんが 道の駅やまと にいらした頃、私もそこにおりました〜。
野伏ヶ岳すばらしいですね。
私もせめて和田山牧場跡地まででも行きたいと思っていました。
結構ハードな山とききましたが、ご家族皆様ですごいです。
坊ちゃまの爪のあかでも頂きたいです。
去年todokitiさんに教えていただいた野伏ヶ岳、
行けて感激でした〜
和田山牧場跡は本当に雰囲気が良いところですね
牧場跡から山頂までの往復は、結構きつかったですが、どこにいても景色が良くて、最初から最後まで心地よい山歩きができました。
池塘に映った野伏も見てみたいです
次回は、白山の神様にも会いに中居神社参拝しようと思います
牧場跡地はとっても雰囲気がよかったですよ〜。
静かに歩けて落ち着きます。
(そんな静かな山なのに、うちの家族が一番うるさかったかも
中居神社は、鳥肌が立つような霊気を感じるところなんですか
通りがかった時に大きな木があるなぁ、歴史ある神社なんだろうなと思っていましたが、
きっと本当に神様がいらっしゃるんですね
monsieurさん、雪の上でのテント泊もいいですよ。
厳冬期用の寝袋を買って以来、(カイロは必須ですが)、
冬のテント泊の寒さが乗り切れるようになりました。
夏だと石や木の根っこがテントの真下にあると背中が痛
冬なら真下は雪なので割と良い感じで寝れるんですよ
「餅焼き網」もう購入されたんですね〜、早い!
monsieurさんの餅焼きのお手前を拝見するのを楽しみにしています
白い白山、一度見たら虜になりますね〜
雪があるうちに、もっと、色々な山の上から見たいものです。
今週なんだか冴えているのは、白山が見られたからかも。(気のせいですが、、
野伏ヶ岳は、伊吹山に登るのと同じぐらいの体力があれば大丈夫ですが、
滑落したら怖そうな場所もあるので、ちょっと私と息子にはきつかった〜
でもきっと一年後にはそのドキドキ忘れてまた登ってるかも。
和田山牧場跡は、テント泊には最高すぎる場所でした。
ソリでもたっぷり遊べます
えぇ〜、同じ日の同じ時間に道の駅やまとにいらっしゃったんですね〜
うわっ〜、ニアミス度が高くてびっくりです。
次こそは、どこかのお山でバッタリご対面できるかもしれませんね
和田山牧場跡地の風景、ホント癒されます〜。
ここで、ゆっくりランチしてのんびりするのが私のイチオシですよ
いやあまったく。
僕らが和田牧場跡にたどり着くと、林道脇には黄色いテントがあって、僕らは初めて来た山だったので、そのあと牧場跡に入り、そこに広がる光景を見たとき、テントの方を顧みながら、ああ、ここでのテント泊はさぞ気分が良いだろうなと思いました。
そのテント脇を過ぎるちょうどそのとき前から大柄の男性がこちらに向かって来たので、このテントの主かなと思いつつ、あいさつをと思った矢先、いち早く「コンニチィワー」と相当元気に(大声で)声を掛けて頂きました。
そのすぐあとお見かけした親子連れがslowlifeさんと息子さんだったんですね。挨拶がてら持っていらしたヒップソリを指して「そのソリ滑りますか?」と質問をしたのは私でした。
僕らも同じようなソリを先々週、伊吹山で試したのですが、上手くスベル事が出来なかったから、つい聞いてしまったのですが、なんかトンチンカンなこと聞いてるなあと、「結構滑りますよ」…というご返事を聞きながら思った次第です。
その日、出発が遅かったのと、急に西から雲が出始めて雪が降り出したので、山腹で引き返しましたが、その雪はその後、東海北陸道を一時通行止めにするまでに荒れたようなので、無理をしないでよかったと思います。
和田牧場跡を歩いているときは周辺の山、遠く白山あたりまで全てが見渡せる晴天でしたのに、帰りの和田牧場跡からはもう野伏ヶ岳すら見えなくなってました。
先々週の伊吹山でへっぴり腰(失礼)の女性に「だいじょうぶですか」とお声掛けしたのも、コメントを拝見するとどうやら私のようですが、slowlifeさん一行のヤマレコ記録を拝見するにあたり、去年春ごろから、二十数年ぶりに再び山歩きにハマりはじめた僕なんかより、てんで凄い山歴で驚き感服いたしました、と共に、その節の無礼をココロよりお詫び申し上げます。
偶然ですね〜!
伊吹山も野伏ヶ岳も同じ日に登ってお会いできるなんて
牧場跡でお声かけていただいたこと、しっかり覚えています!
otomatuさんは、黄色いジャケットでサングラスをかけていらっしゃいましたね〜
こちらは、またもや山頂の高度感にドキドキ緊張しっぱなしでしたので、
登山道ですれ違う方と挨拶し、ひと声かわすだけで、
本当にホッとしたものでした。
ヒップソリは我が家に2つあるのです。ひとつはカインズで購入したソリで、
もうひとつはおしゃれなアウトドアグッズのお店でデザインが気に入って購入。
どうしたことか、カインズで購入した素っ気のないプラスチックのヒップソリのほうが、
実用性にすぐれていて抜群によく滑るんです。
野伏ヶ岳の午前中の登山道の状態は、固さが丁度よく
息子は下山の際、ソリを大活用でした
日曜日は最初、青空見えていたのに、急に天候が変わってしまいましたね。
その雪は、後に東海北陸道を一時通行止めにしてしまったとは、、、
otomatuさん、ご無理なさらず何よりでした。
野伏ヶ岳登山、我がファミリーの力量では、大アドベンチャーでしたが、
根っからの高所恐怖症のくせに、山頂から素晴らしい景色を見たいので、
これからもチャレンジ続けて、地道に高所恐怖症、克服がんばります〜
slowlifeさん
こんばんワ
お初コメントさせて頂きます
kennkenと申します
小生が登った時はダイレクト尾根への取り付きから
ガスが発生しまったく視界不良で展望がなかったのですが
slowlifeさんファミリーの写真を見せて頂き
真っ白な石徹白の山々や加越の山々の美しさに脱帽
羨ましいです
そして
和田山牧場跡でのテン泊と
イイっすなァ〜
これからの
slowlifeさんファミリーの大アドベンチャー楽しみにしてます♪
はじめまして、コメントありがとうございます。
前週末のkennkenさんのレコを参考にさせていただきました。
前から行って見たいと思っていた山だったのですが、
kennkenさんのレコを土曜日午前中に読んでいるうちに、
すぐにでも出発したい気になり
午後一には高速で車
牧場跡のテント泊だけでも満足だったのですが欲張って頂上を目指してしまいました
山頂直下は35度ぐらいの傾斜だというkennkenさん情報のおかげか、
最初から覚悟していたので慌てずに済みました。
いやはや、非常に登りがいがある山でした
この山域は、スノーハイクがまだしばらく楽しめそうですね
また、このあたりの山を色々登ってみたいと思っています。
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