大沢山・御坂山(笹子駅〜女坂峠〜三ツ峠入口バス停)
- GPS
- 07:53
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,984m
- 下り
- 1,546m
コースタイム
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 7:51
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一部残雪、凍結あり。 危険箇所は女坂峠の登り返しだけ。 |
その他周辺情報 | かんぽの宿石和の日帰り入浴(520円)を利用しました。 |
写真
感想
18きっぷで、どこか行ける山はないものかと、何の気なしに地図を広げて検討していたところ、御坂山地最高峰の黒岳まで、笹子駅から歩けることがわかり、早速計画を練りました。
途中に、かねてから踏破してみたいと思っていた女坂峠もあるため、ここもコースに組み入れました。
「そろそろ雪も溶けているだろう」と思い、念のためチェーンスパイクだけは持っていきましたが、その見通しは甘かったことが後に判明することに…
【ルート状況】
■笹子駅〜大沢山
・大沢山までは一般ルートです。
・踏み跡は比較的明瞭で、登るぶんには迷うことはないでしょう。
・コースはアップダウンがあまりなく、傾斜も比較的緩やかで歩きやすいです。
・残雪は標高1,200メートル程度から出てきますが、特に凍結はしていませんので、問題ありません。
・標高を上げていくと、奥秩父山塊、大菩薩嶺、南アルプスなどが見え始めます。
・大沢山で単独の男性登山者と遭遇しました。ここから、抜きつ抜かれつ進むことになります。
・大沢山は、樹林に囲まれていますが、富士山が見えました。が、これは、今の時期限定でしょう。
■大沢山〜八丁山分岐【核心部】
・大沢山から先はバリエーションルートです。
・とはいえ、(これがバリエーションルート?)と思うくらい、踏み跡は明瞭です。
・降り始めは、やや急ですが、鞍部に降りるまでは、特に問題はありません。
・問題は、鞍部からの登り返しです。
・【核心部】鞍部からの登り返しは、傾斜が70〜80度ほどの急登で、高度感があります。ロープがあり、木の根も露出していますので、夏に登る分には、特に問題はなさそうです。
・ただ、今日のコンディションでは、一部凍結しているため、足に体重をかけづらい箇所が何箇所かありました。
・しかも、この箇所が今日はじめての凍結箇所であり、そのうえチェーンスパイクを付けられる状況ではないため、やむを得ずそのまま登りました。
・後に発覚しましたが、実はソールの溝がほとんど消えかかっているほど磨り減っていました。どうりでフリクションが効かないわけです。
・ここを通過したら、危険箇所はほとんどありません。
・八丁山分岐の乗り上げると、また一般道に合流します。
■八丁山分岐〜御坂峠
・八丁山分岐からは、一般道であり、傾斜は階段状に整備されており、凍結箇所もほとんどないため、快適に歩けます。
・アップダウンも緩やかであり、立ち止まって見渡すと、富士山・南アルプス・奥秩父山塊・大菩薩嶺のいずれかが見えるため、疲れを感じさせません。
・御坂山は樹林帯の中で、景観はいまいちです。
・御坂峠で、本来の予定だった黒岳への登頂を検討。体力・時間とも余裕がありそうでしたが、初めてのルートのうえ、登山道のコンディションと登山靴のソールが怪しいため、おとなしく下山することにしました。
■御坂峠〜三ツ峠入口バス停
・ひたすらジグザクに降りて高度を下げていきます。
・登山道は、降り始めこそ黒岳の山体の日陰になっているため、多少の残雪がありますが、基本的には南面であるため、よく乾いています。
・メジャーな峠道なので整備されているかと思いきや、意外と浮き石がゴロゴロしていて、若干あるきづらいです。
・とはいえ、道幅も広く、サクサク降りられます。ただし、一部崩落箇所?が狭くなっています(一応、フィックスロープが張られています)。
・45分ほど降って、登山道は終了です。
・バス停付近は、喫茶店があるだけで、トイレ等はありません。
・ここで甲府駅行きのバスに乗り、石和温泉駅で降り、かんぽの宿石和で日帰り入浴をして、電車で帰りました。
【まとめ】
・富士山あり、南アルプスあり、カモシカあり、核心部ありと、想定以上に充実した登山でした。
・どこにいても、富士山・南アルプス・奥秩父山塊・大菩薩嶺(空気が澄んでいれば八ヶ岳も?)が見えるため、景観は抜群です。ただし、全体的に樹林帯の中のルートのため、この景観は、冬限定のものでしょう。
・核心部の女坂峠の登り返しは、今日のコンディションであれば、チェーンスパイクがあったほうが無難です。降りたくはない状況でした。雪が溶けた後であれば、登り・降りとも、慎重に三点支持で動けば、特に問題はないでしょう(ロープもありますし)。
・核心部以外では、特に技術的に難しい箇所はなく、迷う要素もほとんどありませんし、アップダウンも緩やかで、軽快な稜線歩きができます。前述のとおり、景色は抜群のため、良いコースだと思います。
・核心部に鎖やハシゴをつけたら、一般道扱いでいいと思います。
・次は、雪が溶け切ってから、清八山経由で黒岳・釈迦ヶ岳に再チャレンジかなぁ…
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