オバケ沢から塔ノ岳、四町四反ノ沢から丹沢山、弁天尾根で塩水橋戻り
- GPS
- 09:52
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 2,745m
- 下り
- 2,718m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 9:51
天候 | 晴れ、午後薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<オバケ沢> 明るい渓相。水量が少なく、沢靴に履き替えずに、トレランシューズのままの方が楽そうだった。 <四町四反ノ沢> 登れる小滝が多くて楽しめます。登れない滝も巻けるので安心。 どちらの滝も巻きや詰めで、チェーンスパイクを装着しなくても大丈夫だった。ただ詰めでは装着した方が楽に登れた気がします。 |
写真
装備
個人装備 |
沢タビ
ヘルメット
沢スパッツ
チェーンスパイク
ヘッドライト
雨具
GPS
地図
腕カバー
足カバー
|
---|---|
備考 | 目覚まし時計を3時15分にセット、3時45分に家を出発。塩水橋に4時50分着。 |
感想
old-diverさんのレコを見て、前から行きたかったオバケ沢を登ってみました。日が長い時期なのでついでに未踏の四町四反ノ沢で登り返し、丹沢三峰の円山木ノ頭から弁天尾根で下山するルートにしました。
前に墜落した飛行機のエンジンを探しにキュウハ沢を沢沿いに登り、四町四反ノ沢出合いの所から尾根に登って竜ヶ馬場に出たので、赤線繋ぎにもなります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-243898.html
去年の7月に奥多摩の大雲取谷で顎の骨を折って以来の沢登りで、出発前は少し心配でした。この日の夜は娘の誕生会なので、ここでまた怪我をしたら暫くは登山禁止になるでしょうから。。。とにかく少しでも危ないと思ったら引き返すと肝に銘じて歩きました。
久しぶりにフェルト底の沢靴に履き替えオバケ沢を遡上しましたが、ここは明るい渓相で気に入りました。トレランシューズの方が楽で時間も短縮できた気がしますが(
靴の履き替え2回分の時間が不要)、ナメの中を歩けるのが沢靴の良いところ。このモンベルの沢タビ、2015年9月に初めて使って以来まだ使えています。アウトレットで6,000円位だったのに今年で4年目、コスパ最高ですね〜。
去年の8月から体力を増強し、速度を上げて時間にゆとりを持った登山を目指してラントレを始めたのですが、2月で10キロを5分13秒まで速くなってので距離を延ばして15キロにしたところ、疲れが溜まって前々日は10キロでも6分10秒と遅くなりました。前日は休みましたが1日では回復せず、一般道に合流してから遅いのなんの。しかし不思議な事に計画より少し速いペース。どうも沢登りが速かった様です。
一般道に合流した所から塔ノ岳は直ぐそこ。流石に日高まで大勢の人で賑わっていました。ここからまたバリルートで四町四反ノ沢の出合い付近まで下ったのですが、ここで上空にヘリが着てホバリングしていました。遭難者を探してでもいる様で、暫く上空に止まっていました。ひょっとして僕が遭難者と間違われたのか心配になった程です。特に呼びかけられなかったので違ったのでしょうが、四町四反ノ沢のレコで少し難しそうな事が書かれていたので心配になりました。その為にいつもならそのまま登った様な滝を2つも途中で引き返したのですが、その際にラントレ後の指立て伏せの効果を実感できました。滝は下る方が難しいのですが、両手だけで体重が支えられているので、落ち着いて足場を探せるのです。
ところが今回は無事故で下山できると思った時に落とし穴がありました。倒木の枝が通行の邪魔で払った所、その倒木が1m程ずり落ちてきたのです。それは直ぐに抑えて止めたのですが、それにつられて拳2つ分の大きさの石が落ちて脛を直撃しました。倒木に気を取られて石の落ちてくるのは見えてなかったのですが、1m位しか落ちていないはずなのに当たった所が「弁慶の泣き所」だったので、あまりの痛さにしゃがみこんでしまいました。暫くしたら例によって痛みは引いて普通に歩ける様になったのですが、転倒してこのぐらい痛い場合は、骨にヒビが入っているか折れているレベルなのでちょっと心配でした。
沢靴をトレランシューズに履き替えるのに沢用スパッツを外してみると、その下の太ももガードに穴が空いて血がにじんでいました。岩の先が尖っていた様で、リバテープ1枚に収まる大きさでしたがその分傷が少し深い様でした。太ももガードとスパッツで2重になっていたので最小限に止められたのでしょう。見た目には大した怪我に見えないので安心しました。かみさんに登山禁止と言われずにすみそうです。ただ履き替えている時にも落石の音が聞こえたので緊張しました。今までも沢登りやバリルートを歩いている時、落石の音を聞く事は有りましたが、離れていたので気にしませんでした。今回の事でそれらの落石が近くで発生して当たった場合の被害を実感しました。落石に注意しなければならない事は知識として知っていましたが、体験するのとは大違いです。ある意味ラッキーだったと思います。
コメント
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Futaroさん、こんにちは。
四町四反ノ沢もよさそうですね。四町四反ノ沢へ降りる所は、地形図では崖みたいですが、問題ないですか?
ゴルジュや崩落個所での落石も注意したいですね。先日、新茅ノ沢で倒木を取り除いたら、その上の石が落ちてきて、リュックに当たりました。その時は落石には全く気が付かず、リュックに当たって初めて気が付きました。後で見たら、リュックの中のペットボトルが変形していました。
小川谷や丹沢三峰でも落石で死亡事故が起きてますので、注意したいのですが、一生懸命登っている時に注意できるかどうかが問題ですね。
old-diverさん、こんにちは。
オバケ沢、明るい渓相で良かったです。ありがとうございました。
四町四反ノ沢は、キュウハ沢との出合い辺りに下りようとすると崖で大変でした。そこで少し登り返すと四町四反ノ沢に楽に降りられる所が有りました。キュウハ沢を遡上して来たときも、合流前に高巻いて今回の所で下った様な気がします。
ところでold-diverさんも倒木絡みで石が落ちてきた事があるのですね。僕は枝を払っただけなのですが、不安定だった様で倒木本体がずり落ちてきました。お互いに気を付けないといけないですね。注意するといっても、今回のケースでも音に気付いた時には当たっていました。なかなか難しいでしょうね。せめて休憩する時には石が落ちてきても大丈夫な所を探す程度でしょうか。
Futaro さん、こんにちは。
安全第一で行っていても、ハプニングはあるものですね。大事に至らなくてよかったです。山は、仕方ないところもあります。
倒れ木のせいで、谷に転落したことがあります。倒れ木にザックがが引っかかって、そのまま木がずり落ちてきて、一緒に転落して 20m ぐらい転がって木にぶつかって止まりました。酷い捻挫をしましたが、命拾いでした。
岩やっていると落石は、あたり前のようにありますが、幸運なのか、命中したことはありません。石が落ちてくる時って、殺気というか気配を感じます。
いずれにしても、安全第一で行きたいものです 。
misuzuさん、こんにちは。
misuzuさんもそんな事が有ったのですか。山では気を付けていてもある程度の確率で事故は起こりますね
今回は倒木の隠れて石が落ちてきたのと、1m位で距離が短かったので避ける時間は無かったですが、いざという時の為のプロテクターの効果が有って怪我が最小に止められた気がします。
ところで昨日、走ってみたところ(木曜以来)、3日たったのにまだ足が痛くてビッコ走りになりました。特に下りは痛いのですが、土曜日は最後の下りを殆ど走った事を思うと、やっぱり登山中は痛みが麻痺する様です。
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