阿讃山脈ロングトレイル ☆JR讃岐相生駅〜道の駅とよはま☆
- GPS
- 41:40
- 距離
- 132km
- 登り
- 7,582m
- 下り
- 7,564m
コースタイム
- 山行
- 41:15
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 42:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゴール地点は、「道の駅とよはま」とし、サポートの方に迎えに来てもらいました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のルートは距離136km、累積標高差+8750m、行動時間42時間53分でした。 https://www.relive.cc/view/2272262391 JR讃岐相生駅〜中尾峠 四国のみちから阿讃縦走路へと合流し、あせび公園〜大山〜鵜(うのたお)峠〜中尾峠までの沿面距離30.870km、累積標高差+2,607m、−2,355mです。 (GPSでの実測は34km位有りました) 大山越えの西側に傾斜角30°の急坂があり、その後も傾斜角30°を越えるような急坂が何カ所かあります。 水場はありません。 必要であれば、縦走ルートの大山から大山寺に降りると自動販売機とトイレがあります。 トイレはあせび公園にもあります。水は飲用不可です。 中尾峠〜金毘羅神社 中尾峠から金毘羅神社迄の区間は川沿いの県境に沿うようにロードを進みました。 途中、自動販売機が5箇所、商店が2箇所、トイレは2箇所有ります。 沿面距離13.497km。 6眸羅神社〜相栗峠 金毘羅神社から再び山中へと入り大滝山へと登っていきます。大滝山の稜線には香川で唯一残されたブナ並木があり、相栗峠手前には標高差150mの四国3大急登(今回は夜間で、下りは危険と判断して農道方面へと迂回しました)があります。 相栗峠にトイレ有ります。トイレの水は飲めません。 この区間の沿面距離12.568km、累積標高差+1,005m、−711mです。 ち蠏峠〜東山峠 相栗峠から竜王山(標高1.059m)、大川山(標高1,043m)と阿讃縦走区間の標高1位と2位を繋ぐ縦走ルートです。 標高差50m以上のアップダウンが15以上あり苦しめられます。 トイレは大川山キャンプ場に有り。水は大川山キャンプ場がオープンしておれば利用可能(今回はオープンしていなかった)。また、まんのう天文台には自動販売機が有ります。(ここもオープンしていなかった) この区間の沿面距離29.214km、累積標高差+1,857m、−1,796mです。 大川山付近は倒木が多くて、思うようにスピードを上げられません。 ヅ貉各宗善席媚 東山峠から猪ノ鼻峠、六地蔵越、を経て、雲辺寺へと至る快適なトレイルが楽しめるルートです。トイレと自販機は雲辺寺に有り。 この区間の沿面距離21.968km、累積標高差+1,293m、−1,031mです。 Ρ席媚〜余木岬 雲辺寺からゴールの余木岬までキツいアップダウンが続きます。 縦走路は、高速の鳥越トンネルを越えて緩尾根まで明確ですが、そこから余木崎に向かっての下りは植林との境が不明確な急斜面になります。45.6余木崎の三角点辺りはシダのジャングルです。過去2回通りましたが、前方が見えない程のシダのジャングルに苦しみましたので、今回は川之江側方面へとマーキングを頼りに下りました。トイレ、水場ともに有りません。 この区間の沿面距離17.246km、累積標高差+718m、−1,624mです。 |
写真
装備
個人装備 |
雨具(上下)
替え靴下
行動食
飲料(2ℓ)
地図
笛
ヘッドランプ
ハンドライト
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
エマージェンシーシート
防寒着
ストック
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感想
阿讃縦走ロングトレイルへのチャレンジ、怪我無く無事に達成できて感無量です。
今回は、讃岐相生駅を起点として土曜日の朝4時にスタートして阿讃山脈へと入り、ゴールの道の駅とよはま迄の距離136km。累積標高差+8750m。行動時間42時間53分。
天地人、全ての条件が整いました。
天候に恵まれ、下見を重ねて迷うリスクを減らし、沢山の人の和が集まりました。
一緒に縦走してくれたKさん、Aさん、Nさん、Iさん、応援にかけつけてくれたHさんとAさんの奥さん。ゴール地点にかけつけてくれたともみん。中尾峠でエイドしてくれた相方。
もしもの時には迎えに来て欲しいとお願いして心良くバックアップを了解してくれた、キリちゃん(応援に来てくれたのに、会えず仕舞いでごめんなさい)、ムディさん、ヤスラギさん、キャノンさん。
そして、励ましてくれた皆さん、ありがとうございました。
大勢の仲間に支えられて、ゴールへとたどり着く事ができました。
5年前に阿讃山脈を縦走してみたいと思い、ネットで色々と調べてみましたが、区切り打ちで縦走している方の記録はあっても全縦の記録は無く、過去に平井さん(TJAR4回出場)が阿讃山脈を凄い早さで駆け抜けたと風の噂に聞いたのが唯一の全縦走者。(その平井さんが今回サポートしてもらえるとは思いもよりませんでした。感謝、感謝です)
自分もチャレンジしてみようと思い立ち、
1回目の挑戦が2015年06月27日(土)
テント泊装備で5:03に道の駅とよはまを出発し、12:30に雲辺寺に到着。
足首が痛くなり、あっけなく断念してロープウェイで下山。
2回目の挑戦が2017年04月29日(土)
テント泊の装備をストックシェルターのUL仕様に変更して、0:57に道の駅とよはまを出発して、16:00に東山峠へと到着した時点で、心折れて断念。応援に駆けつけてくれた方の車に乗せてもらい撤収。
その後、3回目のチャレンジを成功するにはどうしたら良いのか?を考えて出した結論が
・やっぱり、補給食はいるよね〜。
(今回は中尾峠でエイド、相栗峠と大川山に補給食、水を隠しておいた)
・一人では心折れるから、二人以上で励ましあってでないと無理よね〜。
という事で、誰と一緒なら成功できるのか?で悩んでいたところに、善通寺五岳山トレランの場で、Kさん、Aさんに相談したところ即決でOKとなり、Nさんも加わり、いつも夜トレで一緒させてもらっているIさんも途中合流で参加となり、あれよあれよと当日を迎え。
無事に全縦達成できました。
阿讃山脈縦走してみて、やっぱりキツかった。舐めてました。
累積標高差+8750mですけど、それ以上に、ロープを設けるべきような急斜面を何度も何度も登り降りして、心身ともに削られました。
2日目の夕方から幻覚が見えだして、白い岩がテントに見えたり、森の中に建物を見たりで、願望が幻覚になって見えると言いますが、寝たい…帰りたい…という願望があったんだと思います。じゃなくて、100%あった。
最後の雲辺寺から道の駅迄の区間は、疲労もピークとなり全員が幻覚見てたようで、一人言を言いながら、自分自身と対話していたように感じました。
ゴールした時の達成感は最高。
翌朝、朝食が用意されていたり、車のカーステから音楽が流れてきたりする、日常の当たり前の事に驚いている自分がいました。
それだけ、強烈な体験だったんでしょう。
通勤時に阿讃山脈を眺めながら、あそこを歩いたんだ!と感慨に耽ってます。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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いつも凄いことされているなーとフォローさせてもらっています(三嶺方面のロードで乗せていただいたこともあります。その節はお世話になりましたm(__)m)。とてもすぐにはマネ出来ないですが、折角のこの記録、GPSログもですけど現地を歩かないと分からない補給/トイレ情報活かして、身近なはずの阿讃トレイルに行ってみたくなりました。
Mickey1108さん、コメありがとうございます。
今回は、全行程中で猪3頭とハイキンググループ1組としか会いませんでした。
是非、阿讃縦走コースに行って楽しんでみてください。良いトレーニングになると思います。
いつもながら?shichi7さんらしいレコ!
開いた口をそのままに?二度三度と眺めております
大勢の仲間に支えられて…まさに人望の賜物ですね
脚力、体力や耐力?等々。。shichi7さんには及ばないものばかりですが、素晴らしい『仲間』に恵まれておられるのが、自身に一番足りないものなのかもです
翌朝、普段通りご出勤ですか
凄すぎます
inakabusさん、コメありがとうございました。
以前に2回チャレンジして断念した経緯があるので、今回はどうしたら完踏できるのか?
を考えて、自分自身に縛りをかけてみました。
以前に熊野古道や大峯奥駆道を単独で縦走した時は、地の利もよく分からず、頼る人もいないので、必死だったと思いますが、阿讃縦走に関しては、地の利もあるし、リタイヤしたかったら迎えにきてくれる方もいるし・・・で、自分に甘えてました。
今回は、関西夢街道グレートラン320kmを57時間で完走したKさん達を誘って、一番体力的に劣る自分のペースにあわせてもらって、タラタラと一定のペースで進む事で余計な体力を消耗せずにゴールまで持たせる事ができました。
自分以外の3人については、まずはその食欲に驚きました。やっぱり、食べんとダメですよね〜。自分は胃の調子が悪くなり、食欲無くなりましたが、同行の方達はバクバク食べてたのにビックリ!
そして、ポジティブで諦めないという心を持つことの大切さを感じ取る事ができました。
136km縦走達成してみて、達成感とともに同行の方達からの考え方や行動力を感じる事ができて良かったと思います。
shichi7さん、こんにちは(^^♪
縦走している人、いるのかな〜?と思って検索したらshichi7さんのレコにたどり着きました(^^♪僕も、暑くならないうちに歩いてみようと思います(^^)/
金毘羅神社〜雲辺寺間で水分補給をしようとすると、大川山キャンプ場付近だけでしょうか?大山キャンプ場が使えない場合、どこで取水しようかなあと(^◇^)
土器川源流?って飲めますかね(^◇^)
shin0609さん、こんばんは。
初めまして。
金毘羅神社〜雲辺寺間で水分補給するのであれば、大川山キャンプ場が使えるかどうかと近くの大川山まんのう天文台に自動販売機がありましたが、今もあるかどうか?は、分かりません。
取水できるところは相栗峠付近や三頭越、東山峠等、少し下ったところに沢が流れていますので、そこでフィルター濾過したものを飲む事はできます。
今の時期は花粉が凄いのと、4月になると蜘蛛の巣が凄くなってきます。
縦走するのであれば、お早めに!です。
ありがとうございます😊😊😊
なるほど〜(^ ^)少し稜線下がったら沢がありますね!ハイカーがそんなに居ないんですかね。蜘蛛の巣対策に木の枝持って歩きます(^ ^)
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