爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳
- GPS
- 17:12
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,605m
- 下り
- 2,538m
コースタイム
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 7:43
天候 | 20日晴天 21日曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
柏原新道登山口から100メートルほど下った駐車場に駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
柏原新道登山口〜南尾根〜爺ヶ岳南峰は、トレース目印あり。標高1900くらいまでは、踏み抜き多数。 藪漕ぎにはなっていなかった。 雪解けの状態によってルートがだいぶ異なるため要注意。 爺ヶ岳南峰〜爺ヶ岳中峰も明瞭。 爺ヶ岳中峰〜冷池山荘は、主に斜面のトラバース。 爺ヶ岳中峰を経由したほうが無難。 雪がしゃばらない時間に通過するのが吉。 冷池山荘では、除雪が開始されていた。 冷池山荘テント場は、あと数日で雪がなくなりそう。 冷池山荘〜布引山〜鹿島槍南峰も明瞭。 ただし、雪庇、アイスと岩のミックスに注意。 動画あり。 https://gopro.com/v/kV5ZvPpR84qeN |
その他周辺情報 | 上原の湯 大人500円(モンベルカード提示で400円) |
写真
装備
共同装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
サブザック
アイゼン
ピッケル
スコップ
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
|
---|
感想
wanikoさんの感想が長大過ぎでびっくり!
3年ぶりの南尾根からの鹿島槍ヶ岳を目指すルート、リベンジ成功して嬉しく思います。
特に土曜の天気はこの上ない好天で景色は最高、バッチリ日焼けしてしまいました。
日曜はくもったりたまに雪が降ったりでしたが沢山の雷鳥に会えたし良しとしましょう。
先日は財布と免許忘れ申し訳ない。普段はキャッシュレス、クルマレスな生き方をしているもので。
テントから出られなかったのはズタズタで浸水した靴を履きたくなかったからです。
日曜の方が若者が多かったのは華金をエンジョイして土曜の朝から登れないってことでいかが?
ずーっと!ずーっと!!リベンジしたかった南尾根からの鹿島槍。
初めて歩いたのは、2016年5月。
その時は南尾根の取り付きの藪漕ぎに心折れ、冷池山荘のテント場まで着いたものの鹿島槍の登頂を断念。
だが、冷池のテント場にとことん惚れ、絶対にまた残雪期の鹿島槍に登りたいと思っていた。
dararanさんとは19日の22:30にwanikoの最寄駅で待ち合わせ。
waniko、少し準備が遅れ8分遅刻。
ゴメンm(_ _)mと謝りつつも、dararanさんのために入れてきた紅茶を差し出して許してもらう。
許してもらったところで、恒例の持ち物チェック!←持ち物をとにかく2人で言いまくるだけ。
今回からは、持ち物の確認順が変わった。まずは、「お財布!」そして、「運転免許証!」となった。
なぜかと言うと。。。dararanさんにはお財布と運転免許証忘れた過去があるからだ。
その時は、行きも帰りもwanikoが運転を頑張った!!!!えっへん!
で、今回はと言うと、走行距離も距離なので。。。
と言うよりも、お金と免許証は必要でしょ!ということで・・・まずは「お財布!」、「運転免許証!」とチェック。
2人で声を合わせ「ある!」と元気よく。ヨシヨシ。
積雪期テント泊道具を全て言い終えたところで、wanikoの運転で高速に乗る。取り敢えずは梓川SAまで走ると目標を立てる。
小淵沢あたりでwanikoは、運転に限界を覚え、助手席を見る。するとdararanさんは夢の中。
ちょっと嬉しい、助手席の人が寝ているとwanikoも遠慮なく眠れる!と中央道原に車を入れる。すると、車の減速に気がついたdararanさんが目を覚ました。waniko内心「がーん。。。dararanさんが起きてしまった」と思った。
だが、そこは遠慮せず、「waniko眠たいから寝る!運転してくれる?それともここで休む?」と確認。するとdararanさんの運転免許証発揮!運転を代わってくれた。
wanikoそこからは、爆睡。
dararanさんの運転で無事に梓川SAに到着。wanikoとdararanさんは車で仮眠。
朝5時に起床。wanikoは、dararanさんの目覚ましに頼り、自分では目覚ましを設定しなかった。頼れたのは有り難かったが・・・朝5時に鳴ったdararanさんの目覚ましがやかましすぎた!!(←dararanさんには内緒)
今度からは、自分の目覚ましにしよっと・・・。
いつも寝坊しがちなwanikoだが、今回は違った。
ハードな行程が待ち構えているのを知っていたため、きちんと起きた。
パパッと支度をして、梓川SAを出発。
6時に柏原新道登山口駐車場に到着。
登山口駐車場に余裕でとめられると考えていたが違った・・・。
なぜか車が多い!3年前は全く車がなかったのに。
ということで、登山口から100メートルほど下った下の駐車場に車を止めた。
日焼け止めを沢山塗って〜さぁ!出発!!お天気も良く、気分もなかなか!少し眠たいけれど。
登山口からすぐに雪がついていた。
アイゼン着ける?着けない?とすぐにアイゼンの会話に。
15分ほど歩いた所で少し広くなっていたため、アイゼンを装着。
アイゼンの利き抜群!最初からアイゼンを着けててもよかったかもと思わなくもなかった。
樹林帯を永遠と登り後続者に抜かれたり、抜き返したりを繰り返すことおよそ3時間。やっと樹林帯を抜けた。
長時間の樹林帯とはいえ、東斜面は、雪崩が起きており自然の迫力を感じながら歩けた。
樹林帯を抜けると斜度の緩いハッピーロード♪
そして景色良好♪
針ノ木から鳴沢岳の稜線が素晴らしく、以前に歩いたことを思い出す。
ハッピーロードに余裕でいると遂にきました!第一急登!
近年のwanikoは、急登に弱い10歩歩くと足が止まってしまう。
これを登り切れば・・・爺。頑張ろうと登っていると・・・
第2急登現る。wanikoえ!?と内心ショックを受ける。
そう、wanikoは、南尾根最後の登りが二段の急登になっていたことを忘れていた。
第2急登になるとwanikoの足はますます重くなる。それもそのはず。
お水、3.5リッターにお酒0.5リッター、スコップやらご飯やら-25度対応の寝袋やら・・・重量15キロくらい。
もう少し軽くしたかったなと後悔しつつも頑張っているwanikoにご褒美到来!
dararanさんが雷鳥を見つけた!白い雷鳥さんを初めて見るwanikoは、感激!
写真を何枚も撮り、雷鳥さんに癒やされ、歩く元気を貰う。
残りの斜面も登り終え、鹿島槍の姿を確認し、感動!!!
鹿島槍、立山、剱の美しさ!念願の場所に再度立てたことに!感動しすぎて本当に涙があふれそうになっていたwaniko。
そして、上から見下ろす斜面はどこも良い感じの斜度。
滑りたい欲を掻き立てられた。
爺ヶ岳南峰で記念撮影。
強風の中、手袋を外して写真を撮ってくれた方に本当に感謝!!
そして、いそいそと中峰へ。
中峰に向かう途中にスキーとスノーボードの板が二枚あった。
こんなところから滑るの?!羨ましい!とwanikoの夢がそこで1つ増えた。
中峰では、8人くらいが日向ぼっこしていた。
waniko達もそこで一休みと考えていたが、強風にあたる場所しかなく断念。
中峰を下り、冷池へ!
前回の中峰から冷池の道のりは、気持ちよい稜線歩きだった。
が、今回は違った。それもそのはず。雪がしっかり残っていますもの。
急斜面のトラバースの連続。
wanikoとdararanさんは、緊張の連続。
アイゼンとピッケルは大活躍。
核心部は、えぇええええええ!となりつつも、ゆっくりと丁寧に歩き、通過。
そこからは、楽ちーん!踏み抜きに注意しつつ冷池乗越に到着。
冷池乗越から冷池山荘はすぐ。
14時頃、山荘に到着。
山荘ではGWのために除雪が始まっていた。
waniko達は、除雪の邪魔にならないよう、少々、風が強かったがテン場にテントを張った。
雪をならして〜テント張って〜テントに潜るとアラ!天国!!
ポカポカ太陽さんの光を浴びて中は暖かい♪
そして、二人で担ぎ上げてきたお酒とおつまみで一日の行程が無事に終えられたことに乾杯!!
これがまた美味しくてwanikoには、たまらない!!
dararanさんがもってきた750?mlの白ワインを飲み干し、お腹もいっぱいに。
日暮れまであと2時間くらいはある。
これは寝るしかない!!とdararanさんとwaniko。
実は二人して寝るのが大好き。
寝不足も相まって深い眠りについた。
18時30分頃、wanikoは、大変!と飛び起きた。
大好きなテン場で夕日を見ないわけがない!!
慌ててdararanさんを起こし、テントから顔を出すと剱が夕日に浮かび上がっていた。美しすぎる!これが見たかったのだ!とテントを出て写真撮影。
dararanさんは、なぜか、テントから出ず・・・。
日が沈むのを見届けると、さて夕ご飯!
こんばんは、お鍋よ〜とお鍋の準備。
肉団子とサーモン、蟹、菜の花、白菜、キノコ、はんぺん♪
具材は良いと思うのだが・・・味が薄い!!笑
だしを二袋とお鍋のプチッ!というものを入れたが薄い・・・なぜ?なぜ?
気圧の関係?
でも、素材の味が美味しく、お腹いっぱい!
シメは、おじやのはずだったか、そこまで食べられなかった。
また少々お酒を飲み、朝4時半に起床するために就寝。
夜中は、風が強く、フライがバタバタと。
時折目を覚ますが、wanikoは、十分な睡眠をとることができた。
4時半に目が覚ると何故か「ピーク行く?」「折角だから行こうか」という会話から始まる笑。
「もちろん!いくに決まってる!」と突っ込みたくなる会話だ。
ノロノロと出発準備を終えテントの外に出ると、風が強い!
が、ピークを踏めないほどの風ではないので歩き始めた。
布引山まで登りは、荷物が軽い分とても楽だった。
布引山付近から何羽もの雷鳥が現れた。
正に雷鳥のオンパレード!!
雷鳥の可愛い姿に目を奪われ写真をとりつつも空を見ると五竜の方から黒い雲が。。。
「雷鳥=天気が崩れる」ことを思い出した。
雷鳥をずっと見ていたかったが、お天気が心配だったので、早めに写真撮影を切り上げピークを目指す。
最後の急登を登り終え、鹿島槍ヶ岳南峰に到着!
景色は?というと。。。真っ白!
何も見えない笑笑。
けれど、念願のピークを踏めたことに大喜び。背景が真っ白だがdararanさんと記念撮影。
そして、いそいそとテン場まで下山した。
テン場に着くと、30分でテント撤収。
wanikoとdararanさんのなかでは最速の撤収だった。
何故そこまで急いだかというと冷池から爺までのトラバースを雪がしまってる内に通過したかったからだ。アイゼン、ピッケルが利く時間に。
朝ごはんは行動食で済ませて冷池を出発。
冷池乗越からの登り返しでwaniko、多少の辛さを覚えるも、トラバース道は、急いだ甲斐あって、楽々通過できた!(前日に比べて楽にという意)
前日のトラバースは、雪がシャバって足場が心許無かったのだ。
そして、爺の中峰分岐に到着。
前日は中峰を経由した。
下山はトラバースしようとdararanさんともともと決めていた。
だが、結論からいうと中峰を経由すべきだった。中峰トラバースの高度感。。。たら。。。((((;゜Д゜)))))))
とはいえ、一歩一歩雪を噛み締め、着実に歩く。
wanikoは、苦労して通過、後続のdararanさんに「ゆっくりね、安全にね」と言い振り返る。
すると、dararanさん、あれ?もう通過?wanikoは、苦労した通過したのに。何故に軽々通過?と思う場面が何箇所かあった。
そんなこんなトラバースで中峰分岐に再合流。
そこから爺ヶ岳南峰を目指す。
ここは、稜線歩きのため主に踏み抜きに注意。
これまで大した休憩を取らずに歩いてきたため、流石の省エネwanikoもお腹がすいてきた。
だが、そこで立ち止まると強風で一気に体が冷えてしまう。
それは避けたく、爺ヶ岳南峰についても数分止まるだけで、南尾根を下ることにした。
南尾根を下ると風がだいぶ弱くなった。
南尾根を下り始めたのが11時頃。
日曜日も爺ヶ岳に登る人は、多かった。
だが、土曜日とは違った。
何が違うのか?それは、年齢層だ。
土曜日の登山者の年齢層は、高めだった。
なのに日曜日は20-30代が大半!
なんでだ??
今も不明である。
南尾根の樹林帯に入る手前の平らな場所で休憩を取るとdararanさんのザックからは、今さらながら大量の食料が出てきた笑
waniko絶句。何でまだそんなに食べ物持ってるの?!と。
dararanさんからブランデーケーキをもらった。お山でのブランデーケーキは、格別!美味しかった。
そして、残りの行程を歩く元気が湧いてきた。
元気になったところで、出発!
南尾根を下るにつれ、踏み抜きが多くなってきた。
踏み抜いた当初はお互いに笑ったり、心配したり反応しあっていた。
が、踏み抜く回数が多くなるにつれ、お互いに無反応、dararanさんはwanikoが踏み抜いても、それまで話していた話をつづける始末。
waniko「なにか反応してよー」と訴えるとdararanさんは、「ひざ下くらいの踏み抜きでは反応できひん!腰くらいまで踏み抜いたら反応するわ」と。
標高1700まで下がったところで、waniko遂に腰までの踏み抜き!
ずぼっ!と気持ちよく踏み抜いた。とはいえ、狙ったのではない。
雪の固そうな場所に足を置き、体重をかけた。
だが、踏み抜いた。
後ろを歩いていたdararanさんを見ると笑っていた。
反応してもらえたのは、嬉しかった。なので、写真を撮って!と依頼。
wanikoのカメラを渡すと後ろから撮ろうとしていた。後ろから撮ったら、だれが踏み抜いてるか分からないので、前から撮ってと注文。
dararanさん、前から撮影しようとwanikoの横を通った瞬間、dararanさんも腰まで踏み抜いた。
2人で爆笑。笑いあったのはいいものの、dararanさん抜け出せず。。。
wanikoは、それでも笑い続ける。dararanさん必死に足もとの雪を掘り、何とか抜け出す。
そして、wanikoの踏み抜き画を撮ってもらえた。
雪もだんだんと汚さを増し、前日に通ったルートがすでに通れなくなっていた。
それほど、前日の太陽さんは頑張っていたのだ。
この道通った?通ってないよね?と話しつつ、柏原新道に合流。
柏原新道に合流した地点も前日とは全く違った。
そこから下のルートの雪もつき具合が様変わり。
前日あった雪が相当融けていた。
とはいえ、下山の際はアイゼンを最後まで装着。
登山口に出たところで外した。
無事に下山できて本当に良かった!
dararanさん、ありがとう!
dararanさんとリベンジを約束してから2年が経過したけれど、なんとか鹿島槍南峰に登頂できて、約束を果たせて嬉しかった!!!
また、挑戦することの素晴らしさを実感!!
そして、ここには書かなかったけれども途中で話しかけてくださった方々にも感謝!
とても楽しい山行でした❤
追記
トレースは、あったもののその通りに歩けない難しさ。一歩歩くごとに雪質が変化していたことはwanikoにとって新鮮だった。時間ごと、太陽が雲に隠れる具合による雪質の変化は想像できていたが、同じ斜面でも一歩前の雪質と今の一歩の雪質が異なっていた。風の当たり具合の問題?何だろう。
また、爺ヶ岳中峰から冷池に向かう人はその日に登っていた人のおよそ10分の1程度だったことに驚いた!!
ほとんどの登山者が日帰りの爺が岳中峰までだった。
爺が岳から冷池のトレースは、一人分のものだった。
dararanさん、wanikoさん
ヤマレコやってたんですね。
鹿島槍ヶ岳の途中でも、下山後の温泉ともお会いできました。爺ヶ岳の中峰のトレースありがとうございます。助かりました。明るい二人に会えて楽しかったですよ。また、どこかでお会いできればと思います。ありがとうございます。
totokumさん、メッセージありがとうございます!!温泉でも偶然にお会いできたtotokum さんとヤマレコで再会できるなんてとても嬉しいです。
爺ヶ岳中峰は、トラバースされてこられたんですね!
あそこも高度感があり。。。
途中は、ハイマツに「ごめんなさい」と思いつつなかなかのルートでした。
鹿島槍ヶ岳を登るお二人のご様子が本当にかっこよかったので、一枚だけアップさせていただきました😊
私もまた、どこかでお会いできると嬉しいです!
こちらこそ、ありがとうございました。
追伸、日焼けの具合はいかがですか?
私は結局、この三日間マスクをして通勤しました笑。
wanikoさん
人のことは言えませんが、私もかなり日焼けしてヤバかった。職場ではだれも声をかけてくれず、相当だったようです。お腹は白いと激しく主張はしましたが・・
一緒にいた高齢の方は新越 山荘に向かうと言うことで、南尾根にデポした食料は、重かったけど、登山口まで、運びました。新越までは行けても、スバリ岳の山頂への登りは急でおそらくトレースなんかはあり得ません。無事でおられることをお祈りしております
また、どこかでその素敵な笑顔見せて下さいね🎵
コメントありがとうございます。お会いできてよかったです。
今日は顔の皮が剥けてボロボロです。。
また会える日を楽しみにしております!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する