宮之浦岳


- GPS
- 31:10
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 1,847m
- 下り
- 2,595m
コースタイム
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 9:16
天候 | 27日晴れ 28日晴れのち曇りのち小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
船 飛行機
(26日) 自宅発08:20→調布から09:10発リムジンバスで羽田空港(バス遅延11:00着) JAL647羽田空港11:25→鹿児島空港13:30 JAC3755鹿児島空港14:45→屋久島空港15:25(遅延10分程度) 路線バスで安房(アンボウ)の宿(お宿鶴屋)へ(警察署前16:36着、宿はそこから徒歩10分強) (27日) 早朝安房タクシー(三日前で予約ギリギリセーフ)で安房の前泊宿から淀川登山口まで(約6000円)05:00発→05:40登山口着 新高塚小屋泊(小屋内:シュラフとマット持参) (28日) 白谷雲水峡まつばんだ交通バス13:00発→宮之浦港入口着13:50 宮之浦港入口発14:11→湯ノ川温泉着14:24→徒歩15分ゲストハウスきりん(泊) 帰り (29日) 湯ノ川温泉発10:40→(地元の人の好意で自動車で)屋久島空港10:55着 〜屋久島空港13:55発JAC3746便視界不良により飛行機欠航〜(13:30頃欠航決定) 13:55分頃屋久島空港発(路線バス)→宮之浦港着14:20頃 16:00宮之浦港発(高速船トッピー7号)→鹿児島港18:45着(予約制9000円) 18:55頃鹿児島港発(タクシー)→19:40頃鹿児島空港着(高速代込約12000円) JAL654鹿児島空港発→22:05羽田空港着(25分遅延、22:30着) 羽田空港(リムジンバス)23:00発→自宅最寄駅着00:16 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道迷いのリスクは殆どありませんが、ピンクテープは迷いそうな箇所にあるので見落とさないことです。 黒味岳と永田岳は黒ロープで登り降りする箇所が5カ所くらいずつあります。 いずれのピークも強風に注意です。 私は黒味岳山頂に出た瞬間に強風で帽子を飛ばされました。 重いザックで登ることで足腰にダメージが溜まってきて、小さなアップダウンが続く想定以上にタフなルートでした。 黒味岳と永田岳はもちろんザックを分岐点にデポしましたが、それでもタフです。 特に最後の楠川別れから辻峠への約1時間の登りでは足が終わり、太鼓岩をパスしてしまいました。 |
その他周辺情報 | 楠川温泉300円 5人程度しか入れない小さな日帰り温泉です。シャワー一つしかありません。また石鹸しか置いてありません。 でも泉質はぬるめでとてもいいお湯です。 地元の方(68歳:元ホテル調理人)と楽しい会話ができました。 前泊:お宿鶴屋(安房) 夕食のみワンドリンク付きで9000円でした。 地元の魚の刺身やトビウオの唐揚げやすり身揚げ、鹿肉の鍋、亀の手など地元の料理を堪能できました。 後泊:ゲストハウスきりん(楠川) 二組しか泊まれない穴場的な宿です。 寝袋持参ならば1泊1300円(楠川温泉込なので実質支払いは1000円)と格安です。 大家さんには電話(090-2508-8490)で予約し、現地にはアメリカ人の管理人夫婦がいます。女性はハーフなので日本語が通じます。楠川温泉まで車で送迎してくれます。焼酎を買いたいと頼んだら、唯一のスーパー「わいわいらんど」に連れて行ってくれました。 私は1泊でしたが隣の方々は7泊するそうです。7泊しても7000円ですから滅茶苦茶安いです。でもほぼ山小屋に近い環境です。 ガスカートリッジ 空港売店で購入しました。(679円)回収もしてくれます。 携帯トイレ 携帯トイレは空港にはなく、屋久島観光センターには売っていました。 私は1泊2日で4回使用しました。白谷小屋は通常のバイオトイレでした。 山バッヂ 宮之浦岳は空港売店にあります。 永田岳や黒味岳の山バッヂは写真をコピーした作りでとても買う気になれませんでした。普通の山バッヂに改善してもらうと登山者としては嬉しいです。 路線バス 対応の優しい運転手さんばかりでした。 でも地元以外のICカードは使えません。スイカやパスモはNGですから基本現金です。 高速船(種子屋久高速船株式会社) 欠航時にトッピーを予約するように空港カウンターの方に言われましたが、そういうときにはなかなかつながりません。 予約電話番号:099-226-0128 宮之浦営業所:0997-42-2003 鹿児島営業所:099-223-4251 私は100回くらいかけて漸く099-226-0128に繋がりました。予約番号を控えるように言われますのでメモと鉛筆が必要です。 また、鹿児島空港へのタクシーは船内で予約できます。 今回はたまたま隣の方々と同乗させて戴けて、その方々が予約したタクシーに乗ることになっていたのですが、話がすれ違いになり予約したタクシーがいなかったので、普通にタクシー乗り場で乗車しました。半分ずつ負担にさせていただき6000円弱の負担で済みました。 |
写真
装備
MYアイテム |
![]() 重量:-kg
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個人装備 |
長袖シャツ
半袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
レイングローブ
フリース防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯×2
夕ご飯×2
朝食×2
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
タオル2枚
手拭3本
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
GPX(ガーミンeTrex30xJ)
薄荷スプレー
スリーピングマット
調味料
ガスカートリッジ
コッヘル
シェラフ
ゲイター
焼酎ペットボトル1本分
酒のつまみ
|
備考 | 履き替え用のサンダルが不要(新高塚小屋には沢山外用のサンダルがありました。) 朝食はパンにする等もっと軽量化に力点を置くべきでした。 ヘッドライトが電池切れしてしまいました。充電式電池の充電を忘れていました。 半袖シャツ2枚は不用でした。携帯トイレは5回分持って行って良かったです。 軽量化の為ゲイター持参を迷っていましたが、持参してよかったです。 水場が途中にあるので、食事用の水はそこまで持ち上げなくて大丈夫です。山頂近くまで2リットル分位軽量化をすれば良かったです。 結果的に3キロくらいは無駄な重さで山頂まで登ったことになりました。 |
感想
○宮之浦岳(1936メートル)
黒味岳・宮之浦岳・永田岳を縦走してきました。
一ヶ月に三十五日雨が降るといわれるほど雨の多い屋久島です。前日は曇り、下山後半から雨という雨と雨の間隙を縫って天候に恵まれた宮之浦岳を歩くことが出来ました。
種子島や口永良部島、硫黄島、さらには開聞岳も見えるくらいの絶景に恵まれました。久し振りの展望を堪能できた山歩きでした。
○縄文杉
あちらこちらに沢山ありますが、最後にトロッコの軌道後を歩き、昔は縄文杉を切り出すために使われていたことを認識して、現在は保護されていることに安堵しました。価値観の変化という時代の流れを感じた山旅になりました。
淀川登山口から少し点在する縄文杉には観光客が来ることもないので、ゆっくりと観察することが出来ました。
縄文杉やウィルソン株に観光客や軽装ハイカーが沢山来ていましたが、大株歩道入り口からは本格的な登山道なので、軽い気持ちで登ると大変なことになるのではと心配してすれ違っていました。
○目標三山(黒味岳・宮之浦岳・永田岳)
永田岳は、新高塚小屋の混雑予想で早く着きたい気持ちがあったこと、宮之浦岳までで相当へばってきたことから永田岳をパスしたい気持ちと、いや、いかなければという気持とのせめぎあいでした。分岐点でザックを降ろした時に出会った方から、アップダウンが激しいけれど行く価値ありますよ、といわれ行くことにしました。
結果として、大分体力を消耗しトイレを我慢することになりましたが、確かに展望含め登ったほうがよかったと思いました。ただ、山頂が大きな岩の上で山頂標識も置いてないのが残念でした。
○登山途中や小屋で出会った方々
ソロの方、ペアの方等と沢山話を交わしました。新高塚小屋前で食事や酒を飲みながら皆さんと雑談したことが楽しかったです。ヤクシカに一度出会えましたが、蛭もいることに気が付きました。見かけましたが多分被害には遭っていないと思います。が、何故か右耳の縁が腫れて痛いのですが、もしかして蛭かも・・・。
また、下山後に楠川温泉や宮之浦港で出会った富山の方とも楽しい会話でした。
○帰路でへとへと
予定通りのバスに乗るために、バス停で待っていたらその前の温泉宿の方が善意で空港まで送ってくれました。屋久島の方は良い人が多いなと感激しました。初めてその方から聞いて知りましたが、屋久島空港は雨が降るとすぐ欠航になるから今日は大丈夫かな?という情報です。
案の定視界不良の為、飛行機が欠航になってしまいました。
屋久島から出るために、高速船に乗って最終の鹿児島空港発の飛行機で羽田へ当日戻ることになりましたが、ギリギリハラハラの連続で疲れました。
先ずトッピーの予約の電話がつながらないので100回以上コールしてようやく予約できました。高速船も飛行機も遅れ、タクシーにも飛ばしてもらい、JALカードを持参していなかったので払い戻しもすぐにできずに疲れた29日でした。
自宅に着いたのは夜中の零時半くらいでした。
○感謝
ある意味今後の登山をどうするか、チャレンジのつもりで65リットルのザックで寝袋とマット、食料二日分とガスカートリッジやコッヘル、着替えを持参し重いザックで縦走してみました。
26日と27日の夜、両方ともほとんど眠れなかったことが体調絶好調になれなかった原因かもしれませんが、いつもの倍近い重さのザックが一歩一歩足腰に負担がかかっているがよくわかりました。いつもと違い息がすぐに上がるし、ちょっとバランスを崩すとザックの重さで振られてしまいます。しかし、ほぼ予定通りの行程が予定時間より早く歩け、自分の力も限界もわかったことはよかったと思います。多分今回の重さが私のアッパーでしょう。
そんなチャレンジを見守ってくれた家族に感謝しています。
前泊後泊の宿の方々、山の中や町で出会った方々、登山道整備やバスの運転手の方々すべてに感謝しています。
好天をくれた山の神様にも感謝です。
ありがとうございました。
黒味岳〜新高塚小屋の稜線は本当に気持ちよさそうですね。64番の写真は永田岳山頂表示板の残骸で、昨年12月もこんなかんじでした。このコースで黒味岳と永田岳を欲張るとはすごい。辻峠の登りで白谷雲水峡でヘロヘロになるのですがこのタイムは健脚ですね。
h321さん、今晩は。コメントありがとうございました。自宅に戻り、しっかりルートを確認したら、管理事務所から右に駐車場を過ぎて少し登れば、楠川歩道に出られることがわかり、海まで歩けたのにと少し後悔しています。でも太鼓岩をパスするくらいだから丁度良かったかも。いやぁザックがもう少し軽ければですが、予想以上にきつい山でした。でも天気に恵まれて良かったです。その分翌日に欠航のしっぺい返しをもらいました。良い山でした。
晴天に恵まれた羨ましい山行ですね😃
宮之浦岳から、九州本土が見れたとは、とても貴重かと思われます。
私も概ね同じルートでしたが、永田岳はパスしましたし、小屋も淀川と高塚に2泊しました。
GWの屋久島は、登山者も観光客も多いだろうと思い、その時期に行くことは避けているのですが、小屋泊とか多くなかったですか?
ご自身の就寝スペースは十分確保できましたか?
torauma さん、こんにちは。コメント有難うございました。
恵那山や霧ヶ峰遠征、ご苦労様でした。霧ヶ峰はなぜここが百名山?という感じではありませんでしたか。
私の今回の宮之浦岳、いろいろ心配事が多く気疲れしましたが、小屋については大丈夫でした。新高塚小屋は避難小屋で60人位泊まれます。小屋内以外にテント場に、そうですね30張位張れるかなという感じで、雰囲気がよく水場もすぐそこ、携帯トイレも7基くらいあったような気がします。テンバが人気で小屋内より早く3時過ぎには満員となりました。小屋内は20組くらいで余裕で隣の方とくっつくこともなくスペースを確保できました。ただ、テンションあげて歩いたものですから、身体はバテバテなのにほとんど眠れずにウトウトとしかできませんでした。高塚小屋の方が新しいのですが泊まれる人数は少ないです。ウィルソン株から下は残念ですがやや観光地でした。
高塚小屋や新高塚小屋にテントを張り、サブザックでピークハントする人や、ピストンで日帰りする人も多かったです。荷物が重いと足に来るコースなので、そういう方法があったのかと行って気が付きました。
屋久島の飛行機はすぐ欠航するので、今回の山行、一番疲れたのは帰る日の29日でした。
屋久島は鹿児島から船利用が確実だと感じました。
ありがとうございますm(_ _)m
今後、GWでの屋久島遠征を検討したいと思います。
まだ、永田岳が未踏なのものですから。
私の記録に訪れて頂きコメントもありがとうございます。
写真撮影時間的に栗生岳登攀時にニアミスしているので、33番に写り込んでいる赤ザックが私かも? トイレ方面から来た人に後ろに付かれて負けらんねぇ〜と必死で登ってた気がするような^^;
確かに山頂手前右のトイレに寄ってから山頂に登りました。煽ったつもりは全くありませんが、済みませんでした。他の方にシャッター押しましょうか、いや自撮りするから良いですという会話を聞いていました。
あぁ、脳内シチュエーションで盛り上がってただけなのでお気にせず。
またご縁がありましたらどこかの山頂で宜しくお願いします。
屋久島でこの天気は羨ましい限り。
日頃の24cさんの行いがきっと良いのでしょう(笑)。
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