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Yamareco

記録ID: 1816572
全員に公開
山滑走
白山

白山:御前ヶ峰から湯ノ谷〜釈迦岳〜丸岡谷周回(平成最後の山行であわや道迷い遭難?)

2019年04月29日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
11:39
距離
22.6km
登り
2,186m
下り
2,201m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:25
休憩
1:15
合計
11:40
3:39
10
スタート地点
3:49
3:50
55
4:45
4:45
46
5:31
5:37
30
6:07
6:16
21
6:37
6:37
85
8:02
8:02
46
8:48
9:18
16
11:39
11:57
36
12:33
12:33
94
14:07
14:18
61
15:19
ゴール地点
天候 曇り〜雪〜曇り
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
別当出合まで車の乗り入れが可能になっています。周回予定でしたので1台を別当に、もう一台を釈迦岳登山入り口ゲート付近にデポし、かなり楽をさせてもらいました。
コース状況/
危険箇所等
湯ノ谷は2カ所の谷割れ、15年前の記憶違いで、余計に50m程標高を落としすぎ、釈迦岳への登り返しに苦労。かなりの急傾斜であった。また丸岡谷も滝が2カ所出ており1750m付近で早々と尾根に乗り上げて尾根滑走としたが、最悪だったのが釈迦岳登山道が1410m以下で倒木だらけで廃道の状況。恐らく釈迦岳への工事用林道が崩落しており、1年以上放置されているからだと思われます。この釈迦岳ルートは当面は使わない方が良いと思います。あわや遭難寸前の危機でした。
(GPSでのルートおよび行程は釈迦岳登山口ゲートから別当までの車移動が3匱紊△蠅泙垢里任修諒は引いてください)
その他周辺情報 白峰温泉総湯:650円
久し振りに来ました(k)
久し振りに来ました(k)
中飯場の状況(k)
中飯場の状況(k)
明るくなってきた(k)
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明るくなってきた(k)
まあまあ雪は豊富(k)
1
まあまあ雪は豊富(k)
甚之助避難小屋(k)
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甚之助避難小屋(k)
何人も泊まっていたようです(k)
2
何人も泊まっていたようです(k)
御前峰見えてきた(k)
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御前峰見えてきた(k)
しかし、ツボ足のガタガタ雪で歩きにくいったらありゃしない(k)
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しかし、ツボ足のガタガタ雪で歩きにくいったらありゃしない(k)
御嶽、乗鞍が見えた(k)
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御嶽、乗鞍が見えた(k)
五葉坂を登るJUNDrさん(k)
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五葉坂を登るJUNDrさん(k)
室堂に到着(k)
明け方から別山の南まで雲がかかり続けていた(k)
1
明け方から別山の南まで雲がかかり続けていた(k)
別山ズームで
先週もあそこにいました(k)
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別山ズームで
先週もあそこにいました(k)
御前峰までは雪を繋げて進んでいく(k)
1
御前峰までは雪を繋げて進んでいく(k)
祈祷殿(k)
積雪2mほどでしょうか(k)
1
積雪2mほどでしょうか(k)
室堂は5月1日から営業開始だそうです
この日は準備でしょうか、発電機の音は響いておりました(k)
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室堂は5月1日から営業開始だそうです
この日は準備でしょうか、発電機の音は響いておりました(k)
雪を繋ぐが(k)
なくても板のまま登頂(k)
なくても板のまま登頂(k)
着いた〜(k)
2019年04月30日 10:03撮影
3
4/30 10:03
着いた〜(k)
剣ヶ峰は雪解けが進んでます(k)
1
剣ヶ峰は雪解けが進んでます(k)
昨年の秋の沢登り以来ですね(k)
2019年04月30日 10:04撮影
8
4/30 10:04
昨年の秋の沢登り以来ですね(k)
自分も撮っていただきました(k)
2019年04月30日 10:04撮影
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4/30 10:04
自分も撮っていただきました(k)
大汝峰は真っ白です(k)
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大汝峰は真っ白です(k)
風は弱風でしたが、それでも寒い(k)
3
風は弱風でしたが、それでも寒い(k)
それでは、大汝峰のボトムまで進む(k)
それでは、大汝峰のボトムまで進む(k)
湯の谷源頭へ入り込む(k)
湯の谷源頭へ入り込む(k)
広大な斜面(k)
四塚山と七倉山(k)
四塚山と七倉山(k)
目の前の湯の谷へ滑り込む(k)
目の前の湯の谷へ滑り込む(k)
お日様が予想に反して出てこないので堅い雪面(k)
1
お日様が予想に反して出てこないので堅い雪面(k)
深い谷だ(k)
慎重に滑っていく(k)
慎重に滑っていく(k)
安定感のある滑り(k)
安定感のある滑り(k)
ようやくザラメになってきた(k)
ようやくザラメになってきた(k)
ここからは一番楽しかった(k)
ここからは一番楽しかった(k)
滝が出てきて緊張
痺れた(k)
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滝が出てきて緊張
痺れた(k)
次々と雪割れで尾根へ登り返す(k)
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次々と雪割れで尾根へ登り返す(k)
ここからもかなりの急傾斜を登り返し、緊張の場面であった(k)
ここからもかなりの急傾斜を登り返し、緊張の場面であった(k)
正面が釈迦新道
右側の湯の谷を滑ってきた(k)
1
正面が釈迦新道
右側の湯の谷を滑ってきた(k)
釈迦岳山頂が見えると斜度も緩くなりほっと一安心(k)
釈迦岳山頂が見えると斜度も緩くなりほっと一安心(k)
山頂からは丸岡谷を下りる
この辺りで予想外の雪が降ってきた
GWですよね〜、マジですか?でも雨よりはまし(k)
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山頂からは丸岡谷を下りる
この辺りで予想外の雪が降ってきた
GWですよね〜、マジですか?でも雨よりはまし(k)
JUNDrさんも寝不足の中、頑張って来た(k)
JUNDrさんも寝不足の中、頑張って来た(k)
大汝峰は雲に隠れてきた(k)
大汝峰は雲に隠れてきた(k)
御前峰も雲の中
タイミングよく下りてきた(k)
御前峰も雲の中
タイミングよく下りてきた(k)
丸岡谷も徐々に雪割れ(k)
丸岡谷も徐々に雪割れ(k)
一旦、あそこを下りようとしてたが、嫌な予感がして左岸側を巻いたが、正解だった(k)
一旦、あそこを下りようとしてたが、嫌な予感がして左岸側を巻いたが、正解だった(k)
最後は夏道に出たが、倒木と藪の格闘で日没も覚悟したが、何とか下りてきた(k)
最後は夏道に出たが、倒木と藪の格闘で日没も覚悟したが、何とか下りてきた(k)
ここが釈迦岳登山口(k)
ここが釈迦岳登山口(k)
湯之谷橋が土砂で流出(k)
1
湯之谷橋が土砂で流出(k)
渡渉を覚悟していたが、コンクリートの旧橋?があって渡れた
ラッキー!(k)
1
渡渉を覚悟していたが、コンクリートの旧橋?があって渡れた
ラッキー!(k)
若干のへつりで突破(k)
若干のへつりで突破(k)
これで無事に帰れる〜(k)
これで無事に帰れる〜(k)
3時に駐車地点発。別当にて
2019年04月29日 03:49撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 3:49
3時に駐車地点発。別当にて
雪は多いような少ないような・・
2019年04月29日 05:03撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 5:03
雪は多いような少ないような・・
甚之助避難小屋は2階でいる口から。多くの宿泊者がいた模様。
2019年04月29日 06:01撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 6:01
甚之助避難小屋は2階でいる口から。多くの宿泊者がいた模様。
朝方は何とか晴れていた
2019年04月29日 07:23撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 7:23
朝方は何とか晴れていた
山頂方向。雪は繋がっている
2019年04月29日 07:23撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 7:23
山頂方向。雪は繋がっている
ガチガチのツボトレースで歩きにくい
2019年04月29日 07:23撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 7:23
ガチガチのツボトレースで歩きにくい
別山には始終ガスがかかっていた
2019年04月29日 07:52撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 7:52
別山には始終ガスがかかっていた
もう少し・・・
2019年04月29日 07:53撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 7:53
もう少し・・・
流行り天候は下り坂
2019年04月29日 07:57撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 7:57
流行り天候は下り坂
山頂にて
2019年04月29日 08:51撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/29 8:51
山頂にて
祠へもお参りに・・
2019年04月29日 08:51撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 8:51
祠へもお参りに・・
帰りの安全を祈願しました
2019年04月29日 08:52撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 8:52
帰りの安全を祈願しました
ガスが増えてきた別山
2019年04月29日 08:53撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 8:53
ガスが増えてきた別山
ktn92さんの深い深いお祈りがこの後通じました
2019年04月29日 08:53撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 8:53
ktn92さんの深い深いお祈りがこの後通じました
そろそろ準備を
2019年04月29日 08:55撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 8:55
そろそろ準備を
大汝の下部までトラバースして、湯の谷源頭部に出る
2019年04月29日 09:39撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 9:39
大汝の下部までトラバースして、湯の谷源頭部に出る
2019年04月29日 09:39撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 9:39
雪質は硬めでひっかかる感じが強い
2019年04月29日 09:40撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 9:40
雪質は硬めでひっかかる感じが強い
あまりスピードは出さないように・・
2019年04月29日 09:40撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 9:40
あまりスピードは出さないように・・
慎重に滑走
2019年04月29日 09:40撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 9:40
慎重に滑走
2019年04月29日 09:40撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 9:40
2019年04月29日 09:40撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 9:40
湯ノ谷に向けてGO!
2019年04月29日 09:54撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 9:54
湯ノ谷に向けてGO!
右手には大きな窯を持った滝が・・慎重に壁をへつる。スキーのまま落ちたら助からない
2019年04月29日 10:02撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 10:02
右手には大きな窯を持った滝が・・慎重に壁をへつる。スキーのまま落ちたら助からない
何とか堪えて・・・突破
2019年04月29日 10:03撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 10:03
何とか堪えて・・・突破
うねるような湯の谷、ザラメだったら最高に楽しいのに・・ストップスノーの嵐
2019年04月29日 10:08撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 10:08
うねるような湯の谷、ザラメだったら最高に楽しいのに・・ストップスノーの嵐
大汝から湯の谷全景
2019年04月29日 11:32撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 11:32
大汝から湯の谷全景
2019年04月29日 11:32撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 11:32
もう少しで釈迦岳。湯の谷を下り過ぎてしまい、雪割れ、滝が多くなってきた。しょうがないので急傾斜の壁を攀じ登ってきた・・精神的にかなり疲労した
2019年04月29日 11:33撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 11:33
もう少しで釈迦岳。湯の谷を下り過ぎてしまい、雪割れ、滝が多くなってきた。しょうがないので急傾斜の壁を攀じ登ってきた・・精神的にかなり疲労した
ここが釈迦岳山頂
2019年04月29日 11:35撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 11:35
ここが釈迦岳山頂
雪が降ってきて視界が狭くなってきた。早く高度を落とそう
2019年04月29日 11:40撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/29 11:40
雪が降ってきて視界が狭くなってきた。早く高度を落とそう
白山は雪の中へ
2019年04月29日 11:40撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 11:40
白山は雪の中へ
丸岡谷(まるおかたん)
2019年04月29日 12:01撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 12:01
丸岡谷(まるおかたん)
滝が出てきて左岸から巻いた
2019年04月29日 12:10撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 12:10
滝が出てきて左岸から巻いた
右岸に入っていたら崖につかまっただろう
2019年04月29日 12:10撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 12:10
右岸に入っていたら崖につかまっただろう
右岸寄り
2019年04月29日 12:10撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 12:10
右岸寄り
これ以上谷に突っ込むと谷割れが出てきそう。何とか釈迦岳の尾根に戻った
2019年04月29日 12:20撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 12:20
これ以上谷に突っ込むと谷割れが出てきそう。何とか釈迦岳の尾根に戻った
1410mまではブナ林の快適滑走だったが、そのあとが強烈な倒木・藪地獄・・・釈迦岳登山道が1年以上林道崩落で閉ざされており廃道に近い状態までになっていた。
2019年04月29日 13:07撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 13:07
1410mまではブナ林の快適滑走だったが、そのあとが強烈な倒木・藪地獄・・・釈迦岳登山道が1年以上林道崩落で閉ざされており廃道に近い状態までになっていた。
ここは写真を撮る余裕がる藪だが、久しぶりに泣きが入る状態になった。ザックを下して巨大倒木を乗り越え、藪に果敢に突っ込みなんとか突破。背中のスキーが引っかかって辛かった
2019年04月29日 13:07撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 13:07
ここは写真を撮る余裕がる藪だが、久しぶりに泣きが入る状態になった。ザックを下して巨大倒木を乗り越え、藪に果敢に突っ込みなんとか突破。背中のスキーが引っかかって辛かった
登山口まで出てこれた・・・
2019年04月29日 14:07撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 14:07
登山口まで出てこれた・・・
ようやくホットと一息できた
2019年04月29日 14:07撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 14:07
ようやくホットと一息できた
核心の渡渉は・・・
2019年04月29日 14:19撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 14:19
核心の渡渉は・・・
一か所コンクリートブロックが残っており渡渉はなかったが・・・
2019年04月29日 14:19撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 14:19
一か所コンクリートブロックが残っており渡渉はなかったが・・・
水流の轟音が怖かった
2019年04月29日 14:19撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 14:19
水流の轟音が怖かった
残っていたコンクリートブロックで渡渉回避
2019年04月29日 14:19撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 14:19
残っていたコンクリートブロックで渡渉回避
一部はへつり
2019年04月29日 14:21撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 14:21
一部はへつり
水が少なくて助かった・・
2019年04月29日 14:21撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 14:21
水が少なくて助かった・・
側面雪崩は歩行マージンがあり問題無し
2019年04月29日 14:24撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 14:24
側面雪崩は歩行マージンがあり問題無し
白山神社でのktn92さんの深い祈りが通じたか!!怪我無く帰ってきた!
2019年04月29日 14:24撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 14:24
白山神社でのktn92さんの深い祈りが通じたか!!怪我無く帰ってきた!

装備

個人装備
GPS K2 WAY BACK88 スカルパTX ATKRaceアルペンモード ダブルウィペットセルフアレスト 山スキー標準装備

感想

GWの長期連休が始まり、仕事と海での所用の都合を合わせ、長躯遠征は難しいものの、前半は、JUNDrさんと帳尻を合わせて白山日帰りで足並みを揃えた。
プランは湯の谷滑走をメインとして、湯の谷林道ゲートに車を1台デポ。
別当出合から砂防新道で周回するルートとなった。
数日前に別当まで車で入れることは分かっていたが、釈迦新道は、1年前から橋の崩落で通行止めとなっていたのが気がかりであったが、何とかなるでしょうとなるべく早めの時間でスタート。
石畳上部から雪は繋がりだし、スキーを履けるようになるが、ツボ足のトレースも多く、雪面はガタガタで歩きにくい。
仕方なく樹林帯を選んで、すべすべの斜面を優先的に進み、弥陀ヶ原に出ると広大なゲレンデが待ち受けていた。
この日の天気は、昼頃までは晴れるだろうと予想していたが、結局お日様は見えず。曇りとなって雪質は上等なザラメにはならなかった。
山頂までは雪を繋いで直登で板のまま登頂。
風は割と穏やかであったが、それでもこの時期としては寒く、滑走の準備をして湯の谷へと進む。
湯の谷源頭の一面は広大な滑り台となっていた。
堅いままの斜面を慎重に滑り、深い谷に吸い込まれていくと徐々にザラメと変化し、この日一番の快適な滑走となったが、すぐにストップスノーが現れ、これまた慎重に滑っていく。
谷割れも出始め、1か所の大きな滝の巻きはちょっと痺れた。
その後、本来の登り返しより滑りすぎたようで、引き返そうとシールオンしたが、目の前の急な斜面を登ろうと進み、これまたヤバイ斜度で非常に緊張した。
釈迦岳山頂が見えると斜度も落ち着き、安堵。
釈迦岳に辿り着くと、今度は丸岡谷へと滑り込む。
こちらも滝が出始めていたので、1か所は慎重に斜面を選んで滝に飛び込むことはなく何とか突破。
それからは安全第一で、夏道の尾根滑走に変更。
途中から藪が濃くなり、シートラに換装し、夏道を進むが、1年の未整備でこれほどまでに荒れるのでしょうか?倒木と藪の嵐、夏道はどこへやら。
アドベンチャーワールドで、日没も覚悟したが、何とか林道へ辿り着いた。
しかし、ここから湯の谷川渡渉の核心部。
見ると橋は全く見当たらなかったが、コンクリートの古い橋が残っており、若干のへつりで突破できた。
後はおしゃべりしながら、デポした車が見えたところで大きく胸を撫で下ろした。

昨今お決まりような、“平成最後の・・・”で始まるフレーズですが、本当にシャレにならないような状況に追い込まれた山行でした。

このコースは10数年前単独で市瀬起点で周回しました。その時は天候も雪の状態も良好で、長い林道歩きを差し引いても十分なお釣りがくる素晴らしいものでした。

今回は、天候今一つ、さらに湯の谷の状態は滝が出たり、一部谷割れしたりと、やや悪いコンディションでした。何よりも核心になったのは、釈迦岳登山道が廃道寸前の状態で、踏み跡も断片的で倒木や枝藪で進路が全く取れない状況でした。かろうじて誰かが付けてくれたのか比較的新しいピンクテープが少しあったため救われました。もちろんGPSが無いと進退窮まっていた可能性もあります。今回もしソロだったら、精神的にかなり厳しかったかもしれません。相棒の存在が本当に頼もしく感じました。藪や倒木を突破するktn92さん…まさに神の後光が射していました!

もう一つの核心は湯の谷からの登り返しの急斜面です。滑落・・・とはならないまでも、傾斜が急でスリップの危機に瀕し、精神的にはかなり追い込まれました。調子に乗って谷を滑り込み過ぎた結果です。一番傾斜の緩い登り返し斜面をすっ飛ばしてしまい、崖の隙間のような傾斜をシール登高しましたが、これも疲れた要因です。

そのほかの周回コース全体像は素晴らしいスケールです。しかし、今回のような釈迦岳登山道を使うのであれば、かなり困難ルートになってしますので、お勧め出来ません。事前の情報収集が大切だと思いました・・・・ケガもなく、帰ってこれたことに感謝です。白山神社の神様に守られたようです。被害は・・・新品のORのパンツが枝で裂けてしまったことです・・・帰ってからしっかりリペアーしましたが、ちょっと悲しい・・・


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コメント

ご無事でなにより
こんばんは、はじめまして。

釈迦新道の貴重な情報ありがとうございます。
残雪期お気に入りのルートなのですが今年も相変わらず酷い状態、また1年中通行止めですね。湯之谷橋部分だけでもなんとかしてほしいものです。

湯の谷滑走しすぎは失礼ながら笑えました、来た道登り返す気になれないのはスキーも歩行も一緒ですね(笑)
2019/4/30 18:27
Re: ご無事でなにより
こちらこそ初めまして。一般登山道が核心となろうとは想像していませんでした❗やはり荒れ放題なのですね。引っ掛かりまくり背中のスキーが泣いていました。自然の回帰現象なのかもしれませんね。色々勉強になりました。
2019/4/30 19:32
Re: ご無事でなにより
kiya99様ようこそお越しくださいました。
管理されていない登山道ほど酷いものはありませんね。いい教訓になりました。
逆に手入れされている道がどれほど歩きやすいかその方たちに本当に感謝です。
2019/5/1 10:40
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体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 白山 [日帰り]
白山(白山禅定道〜釈迦新道周回)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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