20060503-06中ノ岳→兎岳(←→荒沢岳)→巻機山、テント泊
![情報量の目安: B](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
- GPS
- 80:00
- 距離
- 55.8km
- 登り
- 5,213m
- 下り
- 5,075m
コースタイム
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 10:43
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 4:11
- 合計
- 13:37
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 3:14
- 合計
- 11:12
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 8:17
出発日、急行きたぐにでいったけど、5連休の前で、自由席は超満員!寒いデッキでほとんど「眠れぬ夜」でした・・・富山を過ぎると少し空いたけど、ずっとデッキにいてました。で直江津で下車、ほくほく線に乗り換えて六日町で下車しました。
20060503(水)
縦走1日目
六日町からタクシーで登山口の十字峡まで行くも、大雪の影響で、大分手前の三国ダムまでしか車は入れず、そこからは雪の残る車道歩き、この時期の十字峡は4回目だけど、今までよりかなり雪が多かった 。
当初予定していたコース=丹後山西尾根へは登山口まで川沿いの林道を辿るのだけど、落石、ブロック雪崩、雪壁トラバースでの滑落といったリスクが高いと思ったので、途中で引き返し、尾根筋を通る中ノ岳へのルートに変更。8人パーティはそのまま丹後山西尾根ルートに向かっていった。
登りだしてすぐ雪が出てくるがトレースは無し、気温の上昇に雪が腐り始め、久々の重荷の山行ということもあり、ペース全くあがらず。3合目で下山してくる男性単独行者とすれ違った以後は誰にも会わず。
十字峡から稜線まで標高差約1550m、7時間以上かかってやっとこさ到着!今回の山行の最高点、中ノ岳山頂2085.2mを空荷で往復、近くの避難小屋は屋根しか見えていなかった。
下り切った約1725m鞍部でテント張りました。
今回のコースはこの時期では雪崩の心配はまず無さげ。それより、クレバス、シュルンド、木の周囲の空洞への踏み抜きや急な下り斜面での滑落の方が要注意でした。
20060504(木)
縦走2日目
テントを撤収し、兎岳1925.8mまでいくつかのアップダウン!兎岳にザックをデポして、今回のメイン、荒沢岳1968.7mを往復しました。
荒沢岳−兎岳の稜線、1999年10月に荒沢岳側から試みるも、激ヤブにあえなく敗退・・・2004年GWも今回同様に計画も、体力・天候ともイマイチで荒沢岳往復は断念ということで、今回は三度目の正直でした!
兎岳−荒沢岳間には名のあるピークだけでも4つ、小さなアップダウンが連続する距離のあるコースですが、危険箇所はなく、この時期はヤブも埋もれ、楽しいコースでした!
行きに4時間、頂上に1時間以上いて、帰りは疲れと腐れ雪に5時間弱、休憩込みで10時間チョイかかりました。トレースは無し。荒沢岳山頂に人がいたのには驚いた!向こうもビックリしていた!荒沢岳に直接登る夏道は残雪期は超ハードコース、他に2パーティいたらしいけど、敗退した模様・・・
この日は兎岳から更に進んだ丹後山の避難小屋で宿泊。途中昨日一緒の頃に入山した8人パーティのテントがあり、彼等も翌日荒沢岳ピストンをする予定だそうな。避難小屋は私と新潟稜友会のメンバーという山スキーの男性の2人のみの準貸切状態でした。
新潟稜友会のHP
http://homepage3.nifty.com/niigata_ryoyu/
20060505(金)
縦走3日目
この日も明日の天気予報も良さそうなので、予定通り縦走することとしました。
この日は、越後沢山、本谷山、下津川山、小沢岳、三ツ石山と越えて行きました。まさに利根川源流の山々、あるいは上越国境稜線の核心部です!
越後沢山から小沢岳を越えるまで、三ツ石山周辺は踏み跡のついたヤブ尾根を歩くことも多くうっとしい・・・携帯は越後沢山を過ぎるとさすがに圏外ばっかりやった!
3パーティ7人とすれ違い、前日の同宿者が途中追いついてきて、下津川山からネコブ山経由の銅倉尾根を下っていった。
5年前に同じ縦走コースを歩いた時はもう少し人が多かった!
穂高を初めとする北アルプスとかと比べると全然静かでいい山です!
この日は巻機山への稜線の最低鞍部から少し登った約1470m地点にテントを張りました。
20060506(土)
縦走4日目
最終日は巻機山まで約500mの登り、その途中には小さなアップダウンあり、笹薮ありで結構時間がかかった。先行パーティ(二人組と単独行か?)の踏み跡に助けられ、4時間チョイかかってやっとこさ巻機山の頂上稜線に到着\(^o^)/
春霞にもやる歩いてきた稜線、ピークが遥か遠くに眺められ、感慨深いでした!
巻機山から一下りした所にあるはずの避難小屋は雪に埋もれ、全く見えず。
そこから少し登り返した所が9合目のニセ巻機、登ってくるとニセピークになるんでしょう!
雪が消えているのはピークの所のみ、ニセ巻機から清水のバス停までほぼずっと雪道でした!
山麓では雪と桜が同時に見ることができて不思議な感じでした!
下山後はバスで六日町近くに行き、六日町温泉の清流館で汗を流し、食事、昼寝、マッサージ椅子(灘温泉と同じ奴だった)と堪能して夜行のきたぐにで帰路につきました!
いやぁ、やっぱりこの時期のお山はいいですわぁ(^_^)
来年もまた行きたいもんです(^−^)
20060503(水)所要時間10h43m、実働時間8h04m
三国川ダム管理棟804→831シャクナゲ湖オートキャンプ場駐車場→836滝ノ沢橋→902十字峡小屋913→925引き返し点929→941十字峡小屋946→1021一合目1031→1152三合目1228→1409日向山1560.8mP1444→1536小天上約1710mP1546→1713池ノ段1722→1737中ノ岳2085.2mP1757→1804池ノ段1823→1834雪壁の下→1847約1725m最低鞍部(幕営)
20060504(木)所要時間13h37m、実働時間9h26m
約1725m最低鞍部434→513小兎岳1858mP→535兎岳1925.8mP617→645約1645m最低鞍部→701巻倉山1758mP705→710約1665m鞍部→735源蔵山約1835mP747→814灰ノ又山1852.3mP821→852約1695m鞍部→911灰吹山1799mP912→919約1745m鞍部935→1007約1915mPの肩1008→1022荒沢岳1968.7mP1137→1150(?)約1915mPの肩→1201約1745m鞍部→1213灰吹山→1223約1695m鞍部→1238約1715m鞍部1257→1335灰ノ又山1337→1408源蔵山1411→1420約1665m鞍部→1434巻倉山1758mP1448→1455約1645m最低鞍部→1541rest約1800m地点1600→1630兎岳1706→1728大水上山1831mP→1807丹後山1808.6mP→1811丹後山避難小屋(泊)
20060505(金)所要時間11h12m、実働時間7h58m
丹後山避難小屋444→447丹後山西尾根分岐450→503 1792mP504→612越後沢山18060.8mP655→720約1755m鞍部722→751本谷山約1865mP806→823小穂口ノ頭・中尾ツルネ分岐約1780m→856 1712mP→957rest約1800m地点1021→1051下津川山1927.7mP1113→1137約1815m鞍部→1210小沢岳1946mP1244→1323 1869mP→1338 1790.4mPの肩1345→1357 1597mP幕営適地→1409約1505m鞍部→1415rest約1535m地点1454→1505三ツ石山1586mP1509→1520約1505m鞍部→1534小三ツ石山約1540mP→1536約1495m鞍部→1539約1505mP→1546約1445m最低鞍部→1556約1470m地点(幕営)
20060506(土)所要時間8h17m、実働時間5h38m
約1470m地点410→445笹薮から雪面に出る→502 1681mP526→548 2001年幕営地約1750m地点553→610永松岳1834.7mP→627 1819mP→636約1815mP→703 1896mP→715rest約1840m地点739→746約1810m雪面に出る→821稜線約1935m826→830牛ヶ岳1961.6mP848→850稜線約1935m856→912朝日岳分岐913→918巻機山最高点1967mP→929割引山分岐約1930m地点930→938約1805m鞍部・巻機山避難小屋945→956ニセ巻機1861mP1028→1117三合目約835m1118→1123米子沢橋約730m1158→1222清水集落約615m→1227清水バス停約595m
過去天気図(気象庁) | 2006年05月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
新大阪2332→きたぐに→556直江津600→651六日町734→タクシー\4480→757三国ダム管理棟 20060506(土)、07(日) 清水1345→バス\460→1413温泉入口→徒歩→清流館\1000→タクシー\660+100→六日町2247→2349直江津055→きたぐに→643新大阪 |
感想
20060503-06中ノ岳→荒沢岳往復→巻機山縦走1
2006年のGWは5連休、私にとって予てから懸案のコース、兎岳から荒沢岳のピストンをしてきました(^o^)天気に非常に恵まれ、更に5年ぶりに丹後山〜巻機山の上越国境稜線も縦走することができ、まさに残雪期の山の稜線漫歩を満喫することができて、非常に良かったでした\(^o^)/
【日 程】:2006年5月2日(火)夜発〜7日(日)朝着
【メンバー 】:単独
【山 域】:越後〜上越国境稜線
【山 名】:日向山、中ノ岳、小兎岳、兎岳、巻倉山、源蔵山、灰ノ又山、灰吹山
荒沢岳、大水上山、丹後山、越後沢岳、本谷山、小穂口ノ頭、下津川山
小沢岳、三ツ石山、永松岳、牛ヶ岳、巻機山、ニセ巻機
【山 行】
5月2日(火)、3日(水)
2日の仕事を何とか終わらせて、きたぐにに乗り込む。直江津でほくほく線経由の列車に乗り換え、六日町到着。
予約していたタクシーで十字峡方面に行くが、今年は残雪が多く、三国川ダムの管理棟までしか入れなかった(\4480)。8人パーティが出発の準備をしているが他には登山者なし。
車道を歩き出すが、すぐに雪が道を覆うようになり、十字峡まで結構雪の上を歩くことが多かった。対岸に落石や落雪が見え、栃ノ木橋への道が思いやられる。十字峡小屋の手前はちょっとした雪壁状となっており、残雪の多さがわかる!十字峡小屋の前に登山届ポストができていて、登山届けを提出し出発。対岸に渡り雪壁、デブリを過ぎるが、落石
多そう、雪壁のトラバースも結構ありそうで、10分程進んだ所で引き返し、コースを中ノ岳経由に変更することにした!出発の準備をしていた8人パーティはそのまま栃ノ木橋方面に進んでいった(この8人パーティや丹後山避難小屋の同宿者に後で聞いたところによると、見た目程には大したことなく、デブリ超えと雪壁トラバースが交互に現れるという感じだったとのことである!)。
十字峡小屋まで戻り、登山届のコースを変更して、中ノ岳に向けて登り始めた。すぐに雪が現れるがトレースは無し!早くも腐り始めた雪に久々の重荷で時間がずいぶんかかった!一合目で既に汗だく(^_^;)三合目で早くも大休止。ここで平ヶ岳への縦走予定も断念して下山してきた男性単独行者とすれ違った。ここからは逆とは言えトレースがあるので気が楽になった(^_^)
十字峡から4時間20分以上かかってようやく五合目の日向山に登りついた!5年前より1時間以上かかったことになる・・・ここでも大休止、天気だけはすこぶる良い(^o^)/
しばらくはなだらかな雪原状の尾根を歩き、中ノ岳への急登が始まる。約1710mPの小天上付近は夏道が出ている。そこからの急斜面は雪面に亀裂が目立つ。夏道が所々出ている急斜面を休み休みゆっくり登り、7時間半弱かかってようやく稜線の池ノ段に到着!5年前より1時間半程遅かった(>_<)
黄昏迫る中、先を急ごうかとも思ったが、結局中ノ岳山頂を空荷で往復!頂上の所だけ雪が消えている!中ノ岳避難小屋は屋根だけしか見えていなかった!
池ノ段に戻ると夕日が美しい!!!アイゼンを付けてここからは鞍部まで一気の下り、途中雪壁状の部分があるが特に問題なく直降できた。約1725m鞍部まで下りきったら既に19時前、整地をそこそこにこの日はここにテントを張る事とした。風が強ければ辛い所かもしれないが、この夜はほぼ無風で上弦の月明かり&満天の星空が素晴らしかった(^_^)
20060503(水)所要時間10h43m、実働時間8h04m
三国川ダム管理棟804→831シャクナゲ湖オートキャンプ場駐車場→902十字峡小屋913→925引き返し点929→941十字峡小屋946→1021一合目1031→1152三合目1228→1409日向山1560.8mP1444→1536小天上約1710mP1546→1713池ノ段1722→1737中ノ岳2085.2mP1757→1804池ノ段1823→1834雪壁の下→1847約1725m最低鞍部(幕営)
5月4日(木)
朝2時半前に眠い目をこすり起き出すと外は大快晴で満点の降るような星空\(^_^)/。撤収後、明るくなった4時半過ぎに出発!朝は雪がクラストし、アイゼンを装着。無名のピーク、小兎岳を越えて兎岳に到着。三角点、標柱がありその周囲は雪が消えている。
笹の所にザックをデポして、サブザックの軽い荷物で荒沢岳ピストンに向けて出発!トレースは無し。まずは最低鞍部まで標高差約280mの下降。兎岳−荒沢岳の縦走路は無雪期は薮がひどくYAMAYAMAも1999年10月に荒沢岳側からチャレンジしたが薮にあえなく敗退した所。2004年GWにも兎岳からの往復を計画も、体力・天候ともイマイチで荒沢岳往復は断念、ということで、今回は三度目の正直でした。近年奥只見山岳会が夏道を少し整備をしたとのこと、雪が消えている所には踏み跡があり相当助かった(^_^)
兎岳−荒沢岳間には名のあるピークが4つある。最低鞍部から約100mの登りで、一つ目の巻倉山に到着。頂上は雪が消え傾いた標柱が残っていた。まだまだ先は長い。雪の斜面をショートカットする感じで鞍部に下り、木が疎らに生える雪の斜面を登っていくと二番目の源蔵山。ここから灰ノ又山までは標高差の少ない稜線歩き(^o^)しかし、どうもペースが上がらない・・・
灰ノ又山まで来ると荒沢岳がかなり近づいた感じ!約150m下り、緩くアップダウンを超えて約1695m鞍部から約100mの登って灰吹山到着。このわずかの登りがしんどく感じられた(>_<)50m程下った約1745m鞍部の日陰で荒沢岳への登りに備えて大休止(^_^)この日も気温が高く、休憩時のミルク氷&アイスコーヒーが美味しい(~o~)
鞍部から荒沢岳まで約220mの登り、ひたすら忍の字でゆっくりゆっくり登っていった。約1915mpを巻きながら右折すると、何と前方の荒沢岳頂上に人影!!!はやる気持ちはあるものの体は動かず、ゆっくり歩き、兎岳から4時間5分かかってようやく荒沢岳山頂に到着!!!
頂上には先客の男性2人パーティがいた!前尾根を途中にテントを残してサブザックで登ってきたとのこと!この時期の前尾根はなかなか厳しい!このパーティは登りは何とかザイル無しで雪壁のトラバースや登りを突破して来たとのことだが、登攀用具も一通り備えていて、下りは懸垂下降するつもりとのことだった。他にも2パーティいたとのことだが、どうも敗退したらしいとのこと。その内1パーティはきたぐにで一緒だった女性二人組だった模様である!
好天の頂上でノンビリ大休止、自宅にも携帯電話がつながり現状報告!名残はつきねど帰路も長い!ということで重い腰を上げ、他に誰もいなくなった頂上を後にした!
鞍部に下り、灰吹山を超え、灰ノ又山手前の約1715m鞍部で休憩。灰ノ又山、源蔵山、巻倉山と腐った雪に更にペースを落としつつ超えていき、兎岳への約280mの登りの途中の約1800m地点の雪が少し消えた所でまた休憩。
そこから一踏ん張りでやっとこさ兎岳に帰着!!!結局、兎岳から荒沢岳往復に休憩込みで10時間以上かかりました(^_^ゞ丁度山スキーヤーが南に下っていく所だった。身繕いをして、北方面から登山者が登りついてくる頃に丹後山に向けて出発!
大水上山を超えるが利根川源流の碑は発見できず・・・丹後山との鞍部から少し登り返すとテントが二張、前日ほぼ同じ時間に十字峡にいた8人パーティだった!前日は十字峡から栃ノ木橋まで行き、丹後山西尾根の途中で幕営、この日はテントをベースにどこか(中ノ岳?)をピストンしていた模様。明日は荒沢岳をピストンする予定とのことだった!やっぱり同じような考えの人がいるもんだ!!!
緩く登り返して、丹後山を過ぎるとすぐに丹後山避難小屋に到着!周囲の雪はそれ程多くないのが不思議だった!!!今年は谷筋や山麓では残雪が多いが稜線は例年とさほど変わらなかったみたいである。
この日は丹後山避難小屋で宿泊、同宿者は先程の単独男性山スキーヤー(新潟稜友会に所属とのこと)の一人のみと準貸切状態でした!!!
新潟稜友会のHP:http://homepage3.nifty.com/niigata_ryoyu/
20060504(木)所要時間13h37m、実働時間9h26m
約1725m最低鞍部434→513小兎岳1858mP→535兎岳1925.8mP617→645約1645m最低鞍部→701巻倉山1758mP705→710約1665m鞍部→735源蔵山約1835mP747→814灰ノ又山1852.3mP821→852約1695m鞍部→911灰吹山1799mP912→919約1745m鞍部935→1007約1915mPの肩1008→1022荒沢岳1968.7mP1137→1150約1915mPの肩→1201約1745m鞍部→1213灰吹山→1223約1695m鞍部→1238約1715m鞍部1257→1335灰ノ又山1337→1408源蔵山1411→1420約1665m鞍部→1434巻倉山1758mP1448→1455約1645m最低鞍部→1541rest約1800m地点1600→1630兎岳1706→1728大水上山1831mP→1807丹後山1808.6mP→1811丹後山避難小屋(泊)
5月5日(金)
この日は3時過ぎに起床、今日も良い天気\(^o^)/翌日の天気が崩れそうならこの日に下山するつもりだったが、予定通り縦走することに決定!自宅にその旨メールで伝えた!
結局出発は4時半を過ぎ、すっかり明るくなっていた(^_^;)丹後山→巻機山は5年前にも歩いたことがあるが、やや時間の経ったトレースが残っていて心強い!丹後山西尾根の分岐から一気に鞍部に下り、いくつかアップダウンを越えて早くもヘロヘロになり越後沢山到着!
すこぶるいい天気にすこぶる素晴らしい展望(^o^)/早くも大休止(^_^ゞここは携帯が通じた!ただ今日の行程のこの後のピークでは携帯は通じず!
5年前もそうだったけど、この先は越後沢山から小沢岳、1869mPを越えるまではヤブの中の踏み跡を辿る所が多い!越後沢山から背の低い笹の生える稜線を下る。男女二人パーティが快調に登ってくるのとすれ違った!彼等は白毛門から入り尾瀬の方まで行くとのこと。今年は雪が多かったが、稜線の雪は去年より少なく薮が出ているとのことだった!
鞍部手前のちょっとした岩のピークは右側から急な踏み跡を辿って雪原の約1755m鞍部に降り立った。ここから本谷山までは雪面の登り、亀の歩みでなんとか登った(^_^;)
本谷山頂上には、逆コースの4人パーティ!昨夜は1712mPで幕営したとのこと。本谷山頂上付近のテント跡は先程の男女パーティのものだろう!しばらく話をして、出発!
ここからは薮の痩せ尾根の踏み跡を辿る感じ。小穂口ノ頭には中尾ツルネの立派な刈り払い道がありビックリする!途中男性単独行者とすれ違った!1712mPを越え、鞍部からユルユルと薮道を登っていく。途中、振り返ると昨夜の同宿者と思しき山スキーヤーがやってきていた。踏み跡が雪面に出る所で休憩していると、彼が追いついてきた。今日は下津川山からネコブ山、桑ノ木山を経るいわゆる銅倉尾根を十字峡に向けて下るとのこと!岳人にも取り上げられたこの尾根、十字峡から三国川沿いの林道を歩かなくても直に取り付けるので最近人気らしい!追いついてきた単独行者も昼間に落石やブロック雪崩の恐れのある三国川沿いの林道を通りたくなかった、言っていた。ネコブ山から桑ノ木山は綺麗な雪尾根に見え、YAMAYAMAもこのルート、辿ってみたいと思ってます。中尾ツルネを登って銅倉尾根を下る1泊2日あるいは2泊3日行程が楽しそうか!
雪面の登りと薮の登りをどうにか登ると三角点と山名表示板のある下津川山頂上に到着!銅倉尾根に行く男性は頂上直下を巻いて尾根に入っていった!銅倉尾根の下津川岳直下にはテント跡が残っていて、結構な踏み跡が銅倉尾根には見えていた!しかし、ネコブ山までは結構アップダウンや薮がありそうで、かなり時間がかかりそうに見えた・・・
下津川山からの下りは痩せ尾根で一番ヤブがうっとしい所(>_<)下り切った鞍部から小沢岳までは雪面の登り、しんどくてペースが落ちる(^_^;)登りついた小沢岳頂上は中ノ岳〜巻機山の稜線の最高点、すこぶる景色良し(^_^)ここでも大休止(^_^ゞ
ここから1869mを越え笹の中を鞍部に下る。1790.4mPの肩からは一気の下り、1597mPは幕営適地。下り切った約1505m鞍部から少し登り返した1535m付近でまたまた大休止(^_^;)結構気温が高く、この日もミルク氷&アイスコーヒーが美味しい(^o^)
三石山頂上は笹に覆われている。大兜山への尾根がここから分岐する。ヤブをこぎつつ進み、さらにピークを二つ越えて下り切った所が約1445m最低鞍部!ここで幕営しようかと思ったが風も強いし雪面も少し傾斜しているので、少し登って、笹薮に入る手前の雪上にこの日はテントを張った!設営時は風が強く苦労したが、その内風はやみ、静かな夜となった!
20060505(金)所要時間11h12m、実働時間7h58m
丹後山避難小屋444→447丹後山西尾根分岐450→503 1792mP504→612越後沢山1860.8mP655→720約1755m鞍部722→751本谷山約1865mP806→823小穂口ノ頭・中尾ツルネ分岐約1780m→856 1712mP→957rest約1800m地点1021→1051下津川山1927.7mP1113→1137約1815m鞍部→1210小沢岳1946mP1244→1323 1869mP→1338 1790.4mPの肩1345→1357 1597mP幕営適地→1409約1505m鞍部→1415rest約1535m地点1454→1505三ツ石山1586mP1509→1520約1505m鞍部→1534小三ツ石山約1540mP→1536約1495m鞍部→1539約1505mP→1546約1445m最低鞍部→1556約1470m地点(幕営)
5月6日(土)
明日も休みだが、好天はこの日まで、ということで今日が下山日です!この日も暗い内に起き出し、ヘッドランプを灯しながらテントを撤収、4時過ぎに出発!
まずは背の低い笹薮の斜面の登り、踏み跡は定かではなく適当に登っていくが、朝一の行程としてはしんどく、何回も立ち止まってしまった(^_^;)
ようやく雪面に出て、更に少し登ってやっとこさ1681mP到着、早くも休憩・・・ここでアイゼン装着!
雪の尾根を一登りで、5年前に笹の上にテントを張った約1750m地点に到着!なんとテントの跡がある!やはり考える事はみんな同じようなもんなんだろう!
更に雪の尾根を登ると1834.7mPの永松岳到着!ここからまだ巻機山は遠い・・・ここからは笹薮が多くなるので、アイゼンをはずす。
笹薮をこいでいくつかのアップダウンを越えると前方に単独行者、後で聞いた話だと、下津川山から銅倉尾根方面に縦走するつもりだったが、結局引き返すことにしたとのことだった。
1896mPを越えて少し下った約1840m地点の雪田で大休止。この日も既に気温は高く、ミルク氷&アイスコーヒーがやはり美味しい(^o^)出発して笹薮から雪面に下るとあとはだいたい雪面を辿ることができた(^_^)先程の単独行者はかなり先に行っていた!
雪の斜面を登り切ると、ようやく巻機山の稜線に到着!ここまでテント場から4時間以上かかっていた・・・
三角点のある牛ヶ岳まで空荷で往復、誰もいない静かな頂上(^_^)雲が増えてきているが景色も良い!越えてきた山々、稜線が春霞にもやって見えていて、感慨深い!!!
ザックを担いで、朝日岳方面への分岐、巻機山最高点を超えて割引岳方面に進む!眼下の鞍部に向かい左折して一気に下るが、巻機山避難小屋は雪に埋もれているのか、屋根も全く見えず(゜o゜)
ニセ巻機への登り返しで、男性単独山スキーヤーとすれ違った!ニセ巻機でも大休止(^_^ゞ症状の部分だけ雪が消えていた。休憩中、別の男性単独山スキーヤーが登ってきた!この日は合計7人6パーティの山スキーヤーとすれ違った!!!これは多いのか少ないのか???
ニセ巻機からは雪の大斜面の下り!調子に乗って先行者の足跡を追って下っていくと、米子沢に落ちる尾根を直進してしまい少しタイムロス(^_^;)慎重にトラバースして右方の正しい尾根にコース修正!あとはひたすらトレースを追って駆け下った。視界が悪くてトレースが無ければ迷いやすいような気がした!
樹林帯に入って結構急な下りもあり、慎重に駆け下る!桜の咲く登山口の米子沢橋までずっと雪上歩行で、ニセ巻機から55分で下ることができた!ここからは車道かと思いきや、車道も完全に雪で覆われていた(゜o゜)
大休止中に下ってきた山スキーヤーによると昨年のGWは登山口まで車で来れて、しばらくは登山道に雪がなかったとのこと、GWでこんなに残雪が多いのは初めてとのことである!
残雪に覆われた車道を道を外れないように気をつけながらバス停を目指した!集落まで来て、やっと車道が除雪されていた。そこから5分程で清水のバス停到着、今回の山行も終了となりました!
バスを待っている間、本谷山山頂で出会った4人パーティが十字峡からタクシーで戻ってきた!!!更に下山中にパスした縦走を断念した単独行者もやってきた!
バスは温泉入口というバス停で下りて、少し歩いて、六日町温泉の清流館(\1000)で汗を流し、ご飯にビールに昼寝と時間をつぶして、タクシーで六日町駅に出て(基本料金+迎車代\100)、ほくほく線で直江津に出て、きたぐにで帰阪とあいなりました!!!
これで2000年の丹後山→平ヶ岳→景鶴山、2001年の中ノ岳→巻機山→白毛門、2004年の丹後山→越後駒ヶ岳、そして今回と歩いてきました!次に行くとすれば、中尾ツルネ→銅倉尾根、丹後山→平ヶ岳→至仏山→湯の小屋あるいはそれらの逆コースを歩いてみたいです(^_^)
20060506(土)所要時間8h17m、実働時間5h38m
約1470m地点410→445笹薮から雪面に出る→502 1681mP526→548 2001年幕営地約1750m地点553→610永松岳1834.7mP→627 1819mP→636約1815mP→703 1896mP→715rest約1840m地点739→746約1810m雪面に出る→821稜線約1935m826→830牛ヶ岳1961.6mP848→850稜線約1935m856→912朝日岳分岐913→918巻機山最高点1967mP→929割引山分岐約1930m地点930→938約1805m鞍部・巻機山避難小屋945→956ニセ巻機1861mP1028→1117三合目約835m1118→1123米子沢橋約730m1158→1222清水集落約615m→1227清水バス停約595m
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