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Yamareco

記録ID: 182665
全員に公開
山滑走
谷川・武尊

谷川岳〜赤谷川源流から、万太郎山〜仙ノ倉谷

2012年04月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:30
距離
18.0km
登り
1,264m
下り
1,978m

コースタイム

天神平720〜肩の小屋930〜オジカ沢の頭1100〜赤谷川1450m1200〜万太郎山1400=1420〜下山〜群大ヒュッテ1520〜除雪終了1550〜土樽駅1650
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
朝のみなかみインターから、快晴
2012年04月15日 05:46撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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朝のみなかみインターから、快晴
先週は危険な感じのスキー場トップの雪庇も、一週間で滑る人も出た。
2012年04月15日 07:58撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4/15 7:58
先週は危険な感じのスキー場トップの雪庇も、一週間で滑る人も出た。
天神トップから
2012年04月15日 08:00撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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天神トップから
先行2人
2012年04月15日 08:09撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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先行2人
犬連れハイカーもいた
2012年04月15日 08:18撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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犬連れハイカーもいた
2012年04月15日 08:33撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年04月15日 09:31撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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浅間
2012年04月15日 09:39撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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浅間
オジカの最低コルに向う、私。
2012年04月15日 09:55撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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オジカの最低コルに向う、私。
2012年04月15日 10:01撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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稜線に入って下から肩の小屋
2012年04月15日 10:02撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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稜線に入って下から肩の小屋
2012年04月15日 10:02撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年04月15日 10:03撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年04月15日 10:21撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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中ゴー分岐
2012年04月15日 10:31撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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中ゴー分岐
オジカ沢の頭、急に見える
2012年04月15日 10:39撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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オジカ沢の頭、急に見える
トラバースで登っているけど
2012年04月15日 10:45撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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トラバースで登っているけど
2012年04月15日 10:51撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年04月15日 11:08撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年04月15日 11:14撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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オジカ頂上
2012年04月15日 11:14撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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オジカ頂上
先行ドラム缶から滑降
2012年04月15日 11:14撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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先行ドラム缶から滑降
2012年04月15日 11:16撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年04月15日 11:16撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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赤谷源流おだやか
2012年04月15日 11:17撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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赤谷源流おだやか
ドラム缶
2012年04月15日 11:24撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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ドラム缶
2012年04月15日 11:32撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年04月15日 11:35撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年04月15日 11:36撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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源流を滑る
2012年04月15日 11:41撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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源流を滑る
2012年04月15日 11:51撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年04月15日 12:13撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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登り返し
2012年04月15日 12:36撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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登り返し
2012年04月15日 13:19撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年04月15日 13:19撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年04月15日 13:40撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年04月15日 13:41撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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万太郎下の笹っぱらで休憩
2012年04月15日 14:00撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4/15 14:00
万太郎下の笹っぱらで休憩
2012年04月15日 14:01撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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(同行したSさんに撮ってもらいました)間もなく万太郎山到着。前に私。
2012年04月15日 14:03撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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(同行したSさんに撮ってもらいました)間もなく万太郎山到着。前に私。
万太郎山頂上に出ました。4人同時。
2012年04月15日 14:24撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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万太郎山頂上に出ました。4人同時。
2012年04月15日 14:24撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年04月15日 14:28撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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毛渡沢上部すべる。
2012年04月15日 14:50撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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毛渡沢上部すべる。
2012年04月15日 14:51撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4/15 14:51
2012年04月15日 14:51撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4/15 14:51
2012年04月15日 14:54撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4/15 14:54
2012年04月15日 14:54撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4/15 14:54
合流の下から、万太郎山
2012年04月15日 15:10撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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合流の下から、万太郎山
春は、沢の水が飲める
2012年04月15日 15:25撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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春は、沢の水が飲める
群大ヒュッテ前、新らしい鉄橋
2012年04月15日 15:49撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4/15 15:49
群大ヒュッテ前、新らしい鉄橋
除雪スタート、2mの壁
2012年04月15日 16:07撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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除雪スタート、2mの壁
土樽駅で、左からゲストさん、ボーダーS夫人、Mさん、私、Fさん、ボーダーSさん、(撮影Sさん)
2012年04月15日 18:05撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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土樽駅で、左からゲストさん、ボーダーS夫人、Mさん、私、Fさん、ボーダーSさん、(撮影Sさん)

感想

グレートサミッツ国内編 NO21 日本一エレガントな上越国境(万太郎山)越え
 上越稜線を群馬から新潟に越えるのに(その逆も)、過去にどれだけのアイデアや気の利いたルートを探索しただろう。でも計画段階で、このルートに及ぶものはなかったと思う。
 谷川岳からオジカ沢の頭まで稜線歩きした後に、群馬側の赤谷川源流を滑り込む。標高1400mまで降りて、そこから穏やかな谷を万太郎山へ登り返す。そして今度は新潟側の毛渡沢から仙ノ倉谷へ合流する。
 計画ばかり温めていては、山は年齢とともに遠ざかる。今回の入山はどうだろう。
 今年の春は奇妙なことに、天神平の積雪が先週末に420センチでマックスを迎えた。4月に入っても新雪がドンドン積もる。ところがさすがに今週に入って山も春の装いになった。春になると、1週間で1mの積雪が溶ける。データでもこの1週間で90センチ減った。
 降雪が無くて雪が溶けることはある意味歓迎される。積雪は半分固いシャーベット状態になって、それは急斜面を滑走を安全にする。だから、今週こそはこの計画が実行できるかと、7時の始発のゴンドラに乗った。早朝にみなかみの町から快晴の山が見えたのだから、あとは風が穏やかであって欲しいと思った。先週末ほどの混雑でもなかったが、今日も数百人が谷川岳に登った。
 さてこの時期、早い時間からロングルートを狙う人は、やっぱり相当コアなスキーヤーであることに違いない。けっきょくこのツアーでは、最後の万太郎山に20分差くらいで、6人が結集したのだが、メーリングリストのFさんパーティ、単独のIさん、先週は利尻で滑ったというボーダーのSさん夫婦、そして私になった。いやあ、帰りの列車内では(ルートは土樽に滑り降りて、列車でひと駅土合まで戻るのだ)、完登パーティのような饒舌な6人組になった。山の中の寒村駅の土樽に、こんなメンバーが結集するか。
 天神尾根の最上部、先行のFさんパーティが、肩の小屋の下の斜面をトラバースして稜線方面にスキートラックを付けるのを見れば、同じルートを計画しているのかと、少し下からならよく分かる。私もルートの後を追う。
 オジカへの稜線は、過去の3月に、雪庇とキノコ雪で、冷やかしに見に来ただけのときに簡単に追い返された経験がある。今日はどうだろう。4月になって、キノコも消滅したようだ。アイゼンはずして最低コルへ下る。またスキーを履く。
 オジカは、こちらから見てもけっこう急斜面である。先頭の2人がスキーのままトラバース気味に登って行くのだが、つぼ足でモナカを踏み抜くよりもいいかと、続く。シール登行の限界というわけでもないが、下はオジカ沢が切れているから、少しのプレッシャーがある。登り切るとオジカ沢の頭。ルート取りは先行者に感謝するほど。
頂上直下に、ドラム缶の小さな避難小屋があるが、そこから赤谷川を滑りだす。稜線と川棚に挟まれたこの穏やかな源流は、さながら群馬の黒部源流と言ったところか。南側だから若干ウェットで重いけれど、しかしドンドン下降する。雪割れはないけれど、大きな段差があって、流心に入れないところもある。20分くらい滑って下の方に出るのだが、シャーベットが強くてスキーが止まってしまう。そこがもう登り返しかと勘違いしたのだが、まだ大障子くらいでもっと下らないと万太郎登り返しに出ない。先行のトレースに従う。
 ようやく本流の左屈曲部に出て、また登りだす。下りだけだったのに相当疲れて、後続Iさんにも抜かれて最後になる。が、後ろにまだパーティがいた。足もつりそうになる。
 登り返しとはいっても、穏やかな斜面で安心感がある。それに昼になっても天気が穏やかで恵まれた。谷から尾根に上がって、あと200mくらいまで来ると、南斜面だから雪解けも早くて、笹っ原斜面になった。笹の上をスキーのまま歩く。
 先頭が休んでいたのを抜いて、そのまま最初に万太郎山に出た。南側から小さな雪庇を横切っただけで、そこが頂上だった。
 よくぞここまで来られた。と同時に、最後の毛渡沢の滑降だけが残る。
 わずかに20分休んだだけで、最初に出た。南側から滑るらしいのだが、最初に北にでて、ブッシュが顔出した万太郎の東斜面を上から観察する。二三度のキックターンでブッシュを避ける。そして東側に回り込む。そこが源流の凹状になっている。
 さて元気よくその真ん中を滑って行こう。さっきの沢よりも、こっちの方がまだ乾いたシャーベットで、ちゃんとターンができる。ドンドン下まで行くが、そのまま谷に入るとダメだから、右の台地に滑り上がる。そして向こうに降りていく。
 30分ほどで、本流に合流した。仙ノ倉からのシッケイ沢合流の下流だし、スノーシューの散策がこんな奥にまで入っていて、トレースがよく分かる。あとはそれを辿って滑らせればいい。群大ヒュッテ前に、昨秋に鉄橋ができた。もうあの渡渉の心配も無くなった。4月に入って林道除雪も進んで、車道まで40分も歩いた。土樽最終18時11分の列車には、どうにか間に合った。間もなく5人も合流して、スキー人生の中でも記憶に残るロングルートの完登に満足した。

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コメント

sです
先週はどうも、ご一緒したボードの鈴木(嫁のほう)です。
正確なルート取りにハイペースな登りで、道中では追いつくことはできませんでしたが、土樽からの帰り道では疲れも忘れる楽しいお喋りができ、充実の長旅が更に楽しい思い出となりました。
同じ山好きとして、山の話をすると尽きませんね。ありがとうございました。
読んでると思い出しますねー、赤谷川源頭、ホントに素晴らしかった!
また山でお会いしましょう!!
2012/4/23 0:10
sptaka
う〜ん、頑張って!お互い。先日Fパーティの中野坂上のお店行きましたが、彼、元気にキッチンで忙しそうで、なんだかスキーのイメージと重なって楽しい。
 飛越行きますか?頑張って。明後日の水曜と、週末日曜が晴れで、さて、どうしようか。先日の爺ヶ岳は失敗で。
 上越ルートは、相当記憶に残るロングルートで良かったです。今後も気をつけて。
2012/4/23 22:49
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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