残雪に苦戦;那須岳(三本槍岳、朝日岳、茶臼岳)
- GPS
- 07:03
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 909m
- 下り
- 899m
コースタイム
・登山口6:10-峰の茶屋跡避難小屋7:00-朝日岳肩7:40-8:05清水平8:20-9:00三本槍岳
・三本槍岳9:30-朝日岳肩10:35-朝日岳10:45-10:50朝日岳肩11:00-峰の茶屋跡避難小屋10:30-12:05茶臼岳12:30-峰の茶屋跡避難小屋12:55-13:10登山口
・峰の茶屋駐車場13:30-16:15自宅
行動時間;7時間
歩行時間;5時間40分
天候 | 曇り時々薄日。 ガス多し。 風弱い。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・念のためスタッドレスを履いて行ったが、道路状況は非常に良く、ノーマルタイヤで何ら問題なし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・峰の茶屋駐車場のトイレは、冬期間は使えないので、ここまでのコンビニ等で用を足してくる必要がある。(いつから使えるか表示が無かったが、期待だが連休には使えると思う) ・登山口の直ぐ上に登山届け提出場所あり。但し用紙が無いので自分で持参する必要がある。 ・登山道は、注意して居れば、特別危険な箇所はない。 ・泥濘と踏み抜きが多いので、ゲーターは必須。(かく言う自分は車の中に起きっぱなしで、後悔しきり) ・剣が峰のトラバースは、注意すれば危険はない。 ・この後クランポンは必要ないと思うが、念の為軽アイゼンは持って居たほうが良いかもしれない。 ・ストックは是非携行を推奨する。(踏み抜き時の支えなど結構使う場面がある。出来ればダブルの方がお奨め) |
写真
感想
色々有りのびのびになっていた、雪の有る三本槍岳に行って見た。
流石にこの時期になると、雪が残っている程度の三本槍岳になってしまったが、一応目的は果たすことが出来た。
・峰の茶屋駐車場には、既に3台来ていた。しかし、準備をして歩き始めると、誰も未だ出発していない様子であった。
・登山指導所で登山届けを出そうとしたら、2/16日になっている。予定より2ケ月以上も遅れてしまった。
・登山口から残雪があり、前夜の雨で表面が落ち着かない状態になっている。もぐる訳でもないし、滑る程でもないが足下が不安定で非常に歩きにくい。
・10分程して、クランポンを履くことにした。
・これで結構足下は安定したが、体が重い。前日4kg程の機材を持って、鳥を探してハイキングを行った疲れが残っているのと、前夜殆ど眠れなかったのが答えているのか? 70を過ぎると無理が利かない(-_-;)
・ヒバリの声に励まされるように、何とか頑張る。
・峰の茶屋跡避難小屋前でも、盛んにヒバリが縄張り宣言をしている。
・天気予報では、次第に晴れてくるとのことで、残雪が柔らかくなる前に三本槍に行ってしまおうと、そのまま三本槍に向かう。
・剣が峰のトラバースは、下から見るほど急峻ではないが、雪が不安定なので念のためクランポンを履いて渡る。雪が少なくなって来ると共に、トラバースルートも移動している。
・朝日岳肩迄の間は岩場で、鎖や岩場に、滑り防止の木の棒がボルト止めされているところが有るが、特に危険な場所はない。
・数カ所真新しいSUSのボルトが抜けているところがあった。(ボルトが抜けたと言うよりも、シャックルが無くなった感じがする。しかし、周囲には部品も見つからず原因がよく判らない。)
・朝日岳肩もやり過ごし、三本槍に向かう。
・熊見曽根の下りから、又残雪が現れる。
・清水平に近づくと、残雪の下が空洞になっているところを屡々踏み抜くようになる。場所によっては短い脚が下の地面に着かないような深い場所もあり、踏ん張ろうとストックを突いてもストックも踏み抜いてしまい、泳ぐように何とか脱出する。常時首に下げているデジ一も雪まみれ。
・残雪が殆ど無いとたかをくくっていると、薄く凍った泥を踏み抜いてしまい、泥だらけで始末に負えなくなる。車の中にゲーターを置いて来たのを悔やんでも仕方がない。
・特にスダレ山から三本槍の間は踏み抜が多く、非常にエネルギーを使う。
・時々ガスが少し切れ、晴れ間も出てきた中、ウグイスの囀りを聴きながら頑張る。
・三本槍頂上で一休みしていると、ガスが晴始め、残雪で美しい流石山や朝日岳?が見え始めた。又、朝日岳や茶臼岳も熊見曽根の向こうに首を除かせ、天気予報通りに晴を予感させるようになってきた。
・三本槍からの戻りは、スダレ山の方を回らずに、残雪の上を真っ直ぐに清水平の上を目指した。予想通り雪は程ほど締まっており、登山道を踏み抜き踏み抜き木を踏んづけて歩くよりはずっと快適であった。只、この後連休頃には、登山道しか歩けないと思われる。
・熊見曽根を過ぎたら、登山者4パーティ7人に遭った。
・熊見曽根から朝日岳肩の間は、火山の泥濘が柔らかくなり、大きめの石に乗っても石も一緒にズブズブ沈んでしまう。底なし沼を連想させてしまう。
・折角晴始めたガスも、逆に厚くなるようで、朝日岳頂上からは視界無し。
・剣が峰に一寸寄ってみようかと思ったが、ルートが良く掴めなかったのと、凍った所が融けてずるずるになっている可能性もあり中止し、来るときのルートを戻る。
・残雪のトラバースは、他の登山者で踏み跡もしっかりしているので、クランポンはしまったまま渡る。それでも、念のため滑落防止のためにストックをピッケルに変えた。
・峰の茶屋跡避難小屋からは、茶臼岳登山の登山者何組かとすれ違う。
・ガスの中を淡々と登り、お鉢巡りに入ったら、一瞬三本槍や熊見倉、流石山が姿を見せてくれた。
・眺望のない茶臼岳頂上で一休みして、後は下るだけ。
・登山口近くの残雪はグリセード向きの状態なのだが、残念ながら勾配が足りない。
・登山口に着いたら、車は17台に増えていた。
・眠気が強くならないうちに自宅にたどり着くため、直ぐに出発し、途中休まずに帰る。
・本日の走行;437.3km
・本日の歩数;27,000歩
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