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記録ID: 1859131
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ハイキング
北陸

【奥九頭竜】御伊勢山【伊勢峠から】

2019年05月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
ヤドカリ その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:03
距離
6.1km
登り
576m
下り
592m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:07
休憩
1:56
合計
7:03
7:38
133
伊勢峠
9:51
11:37
138
13:55
14:05
36
林道着地点
14:41
伊勢峠
ショートコースをたっぷり一日楽しむため、かなりのんびり歩いています。CTは参考にされない方がいいかと思います(^^ゞ
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道158号線→箱ヶ瀬橋→県道230号線→伊勢峠。結構長く感じます。
峠に2台(大型車はきびしいかも)分の駐車スペース。
コース状況/
危険箇所等
登山道ではありません。出かけられる際は自己責任でお願いします。
標高1200mあたりまで道が良くなったりヤブっぽくなったりですが、踏み跡があります。その後、御伊勢山までもかろうじて踏み跡はあるものの、ヤブが少しうるさいです。
御伊勢山から下山の南西の尾根も、標高1050mあたりまでは大なり小なり道はありました。その後は結構ヤブっぽくなり、痩せ尾根に崩落個所もあります。
●全行程通じて、歩行困難なほどのヤブはありません(個人的感想)。
その他周辺情報 道の駅 九頭竜
http://www.kuzuryu2300.com/
九頭竜温泉 平成の湯
http://www.hotelfurearuizumi.com/hot_spring.php
が最寄。
コンビニはありません。
伊勢峠。駐車スペースが乏しいので私の車は箱ヶ瀬橋南詰に置いて、レイさんに乗せてきていただきました。標高はここですでに770m。気温が低く風もあり、肌寒いくらいでした。
2019年05月18日 07:39撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 7:39
伊勢峠。駐車スペースが乏しいので私の車は箱ヶ瀬橋南詰に置いて、レイさんに乗せてきていただきました。標高はここですでに770m。気温が低く風もあり、肌寒いくらいでした。
峠のお地蔵様の向かいから取付き。初めは急ですが、すぐに緩やかに。驚くほどしっかりした道が付いていました。「キョロロロ〜」とアカショウビンの鳴き声が盛んに聞こえてきます。
2019年05月18日 07:56撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 7:56
峠のお地蔵様の向かいから取付き。初めは急ですが、すぐに緩やかに。驚くほどしっかりした道が付いていました。「キョロロロ〜」とアカショウビンの鳴き声が盛んに聞こえてきます。
この尾根はブナはもちろん、大きなミズナラの木もかなり目立っていました。越美国境が近いせいか、シロモジも見られます。日差しがないのが惜しまれる素晴らしい林相です。
2019年05月18日 08:00撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
5/18 8:00
この尾根はブナはもちろん、大きなミズナラの木もかなり目立っていました。越美国境が近いせいか、シロモジも見られます。日差しがないのが惜しまれる素晴らしい林相です。
登るほどにブナが立派なものになってきます。近くで鳴いていたアカショウビンに口笛の鳴きまねで応戦すると、ナワバリから出て行け!とばかりに大接近。からかってごめんね(^^ゞ
2019年05月18日 08:16撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 8:16
登るほどにブナが立派なものになってきます。近くで鳴いていたアカショウビンに口笛の鳴きまねで応戦すると、ナワバリから出て行け!とばかりに大接近。からかってごめんね(^^ゞ
900mを越えるとユズリハが出てきました。
2019年05月18日 08:19撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 8:19
900mを越えるとユズリハが出てきました。
その後、道はヤブっぽくなったと思ったらまたスッキリ明瞭になったりを繰り返します。
2019年05月18日 08:25撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
5/18 8:25
その後、道はヤブっぽくなったと思ったらまたスッキリ明瞭になったりを繰り返します。
かなり急な尾根ですが、踏み跡があるためとても登りやすく、美しい新緑を楽しみながらゆっくりゆっくり進みます。
2019年05月18日 08:45撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
5/18 8:45
かなり急な尾根ですが、踏み跡があるためとても登りやすく、美しい新緑を楽しみながらゆっくりゆっくり進みます。
尾根の真ん中にタコ足。
2019年05月18日 08:53撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 8:53
尾根の真ん中にタコ足。
住み分けているイメージのミツバツツジとムラサキヤシオが、この尾根では仲良く混生していました。
2019年05月18日 09:05撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 9:05
住み分けているイメージのミツバツツジとムラサキヤシオが、この尾根では仲良く混生していました。
1200mを越えて傾斜が緩み、踏み跡がヤブに覆われがちになってきます。振り返ると、コシアブラの芽と屏風山の展望が。北から見る屏風山は見事な三角錐ですね。
2019年05月18日 09:41撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
5/18 9:41
1200mを越えて傾斜が緩み、踏み跡がヤブに覆われがちになってきます。振り返ると、コシアブラの芽と屏風山の展望が。北から見る屏風山は見事な三角錐ですね。
東から大きな尾根(先週歩いた越戸谷山からのもの)が合わさってくると、かなりヤブがうるさくなりました。これを払いながら微かな踏み跡を追います。
2019年05月18日 09:42撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 9:42
東から大きな尾根(先週歩いた越戸谷山からのもの)が合わさってくると、かなりヤブがうるさくなりました。これを払いながら微かな踏み跡を追います。
御伊勢山【三等・御伊勢】に到着。しっかり刈りはらわれていて、三角点は探すまもなく。2名がお昼の休憩を取る分にはなんら不足のないスペースです。
2019年05月18日 10:01撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
5/18 10:01
御伊勢山【三等・御伊勢】に到着。しっかり刈りはらわれていて、三角点は探すまもなく。2名がお昼の休憩を取る分にはなんら不足のないスペースです。
北側に大きな台地状コブ。これが頂上と合せて御伊勢山頂上台地を形成しています。今思うと、探検しておけばよかったな。
2019年05月18日 11:21撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 11:21
北側に大きな台地状コブ。これが頂上と合せて御伊勢山頂上台地を形成しています。今思うと、探検しておけばよかったな。
惜しくも頂上部を雲に隠していますが、白山も眺めることができました。
2019年05月18日 11:22撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 11:22
惜しくも頂上部を雲に隠していますが、白山も眺めることができました。
360度ヤブの中、今にもポツポツ降ってきかねない空模様ではのんびりもしていられない気分。時間はあるし、ネットや愛読のヤブ山ガイド本には記録の見つからなかった南西尾根へ向かいます。
2019年05月18日 11:30撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 11:30
360度ヤブの中、今にもポツポツ降ってきかねない空模様ではのんびりもしていられない気分。時間はあるし、ネットや愛読のヤブ山ガイド本には記録の見つからなかった南西尾根へ向かいます。
始めこそ広い尾根にササヤブがはびこって尾根芯を捉えるのが難しいものの、尾根形状を成してくるとやはり道型があらわれました。こちらは緩やかな尾根で、木々は素直な成長をしています。
2019年05月18日 11:45撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 11:45
始めこそ広い尾根にササヤブがはびこって尾根芯を捉えるのが難しいものの、尾根形状を成してくるとやはり道型があらわれました。こちらは緩やかな尾根で、木々は素直な成長をしています。
こちらからも端正な屏風山の姿を望むことができました。前景はオオカメノキ。
2019年05月18日 11:47撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
5/18 11:47
こちらからも端正な屏風山の姿を望むことができました。前景はオオカメノキ。
このように、ササヤブの下に十分な踏み跡が続いています。見えますよね?(笑)。あくまでも登山道ではありませんので。
2019年05月18日 11:50撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 11:50
このように、ササヤブの下に十分な踏み跡が続いています。見えますよね?(笑)。あくまでも登山道ではありませんので。
傾斜が緩いため、広がり感のある美しい森を楽しめます。これで日差しがあったら全然進めてないと思います。
2019年05月18日 12:04撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/18 12:04
傾斜が緩いため、広がり感のある美しい森を楽しめます。これで日差しがあったら全然進めてないと思います。
登りの南尾根とはまた雰囲気の違った林相で、この周回ルートはかなりイケてるかと。
2019年05月18日 12:15撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 12:15
登りの南尾根とはまた雰囲気の違った林相で、この周回ルートはかなりイケてるかと。
もちろんいいのもあります。この山のブナはコケ類のせいで?黒っぽく、新緑にコントラストを与えています。
2019年05月18日 12:25撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/18 12:25
もちろんいいのもあります。この山のブナはコケ類のせいで?黒っぽく、新緑にコントラストを与えています。
・1190を過ぎると尾根はだら〜っと広がります。ササは股下程度で見晴良好です。
2019年05月18日 12:31撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 12:31
・1190を過ぎると尾根はだら〜っと広がります。ササは股下程度で見晴良好です。
こちらの尾根の方がフレッシュな花が多かったムラサキヤシオ。
2019年05月18日 12:40撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 12:40
こちらの尾根の方がフレッシュな花が多かったムラサキヤシオ。
1150mで南へ別れる台地状の尾根を見て、やや急な下りに。その見送った台地状の尾根はかなり良い雰囲気で、相当大きなブナも確認できたのでいつか再訪ですね。
2019年05月18日 12:42撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 12:42
1150mで南へ別れる台地状の尾根を見て、やや急な下りに。その見送った台地状の尾根はかなり良い雰囲気で、相当大きなブナも確認できたのでいつか再訪ですね。
北側は急斜面となっていますが、深い緑が素晴らしかった。
2019年05月18日 12:56撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/18 12:56
北側は急斜面となっていますが、深い緑が素晴らしかった。
1100mあたりから根上がり桧が散見されるようになり、1060mでその根元に猪のベッド。
2019年05月18日 13:11撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/18 13:11
1100mあたりから根上がり桧が散見されるようになり、1060mでその根元に猪のベッド。
1050mから先は尾根が痩せはじめ、踏み跡は完全にヤブの支配下に。もしかしたら南へ降りている尾根のほうに道が続いていたのかもしれません。我々は尾根尻にこだわりました。
2019年05月18日 13:17撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 13:17
1050mから先は尾根が痩せはじめ、踏み跡は完全にヤブの支配下に。もしかしたら南へ降りている尾根のほうに道が続いていたのかもしれません。我々は尾根尻にこだわりました。
その後は灌木のヤブが続き、屋根は細るばかりに。そして岩に乗っていた土がごっそり崩れ落ちた崩落地も。一瞬ギョッとしました。
2019年05月18日 13:23撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 13:23
その後は灌木のヤブが続き、屋根は細るばかりに。そして岩に乗っていた土がごっそり崩れ落ちた崩落地も。一瞬ギョッとしました。
その後も祈るような気持ちで痩せ尾根を進み、幸い進退窮まるような個所もなく、この仲良しの?木が良い目印となる1020mジャンクションから南南西へ。
2019年05月18日 13:30撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 13:30
その後も祈るような気持ちで痩せ尾根を進み、幸い進退窮まるような個所もなく、この仲良しの?木が良い目印となる1020mジャンクションから南南西へ。
尾根尻は地形図を信用するならガケになっているので、最後は灌木ヤブの急斜面を南東方向へ。灌木をロープ代わりに時に後ろ向きで全く先の見通せない斜面を下りていきます。
2019年05月18日 13:47撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 13:47
尾根尻は地形図を信用するならガケになっているので、最後は灌木ヤブの急斜面を南東方向へ。灌木をロープ代わりに時に後ろ向きで全く先の見通せない斜面を下りていきます。
そして無事ここから平和的な着地となりました。結局、地形図にあるようなガケはないようにも思えましたが(^^ゞ
2019年05月18日 13:57撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 13:57
そして無事ここから平和的な着地となりました。結局、地形図にあるようなガケはないようにも思えましたが(^^ゞ
あとはこの林道を倒木をまたいだりしながら、のんびり歩いて県道へ。天気は予報に反して曇り空でしたが、今週もまたまた九頭竜の無雪期の魅力を発見できました。
2019年05月18日 14:07撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/18 14:07
あとはこの林道を倒木をまたいだりしながら、のんびり歩いて県道へ。天気は予報に反して曇り空でしたが、今週もまたまた九頭竜の無雪期の魅力を発見できました。
撮影機器:

感想

雪のある時期でと考えていた九頭竜の御伊勢山。でも、九頭竜もまた奥美濃の山々と同じように、新緑期こそが素晴らしいと知ってしまったので調子に乗って先週に引き続きこのタイミングで(笑)。

ネットでは、float cloudさんの記録が、ヤブ山ガイド本では「奥美濃とその周辺の山130山」にこの伊勢峠からの南尾根ピストンの紹介がありました。

先週の越戸谷山から細谷又山縦走で、まさかの快適尾根に味をしめた我々は、今回も南西尾根への周回ルートを敢行。結果的にここでもまた想定外の踏み跡に出合い、素晴らしい新緑の九頭竜ワールドを満喫することができました。


*今月のレコアップは無理かと思っていましたが、写真を減らし、サイズも小さくしてギリギリ制限容量に詰め込むことができました。
もうこれでホントに月の制限いっぱい(99.3/100MB)となりましたので、次回は(あるかどうかわかりませんが)6月以降の更新となります。

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