記録ID: 1865604
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
観音平から南八ヶ岳(編赤権三)縦走
2019年05月25日(土) ~
2019年05月26日(日)


体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 15:04
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,499m
- 下り
- 2,567m
コースタイム
1日目
- 山行
- 11:16
- 休憩
- 2:37
- 合計
- 13:53
距離 14.4km
登り 2,406m
下り 1,288m
18:00
天候 | 初日は快晴。下界は30℃。強烈な日差しから逃げ場のない岩場は暑く、水を大量に消費しました。 2日目は晴れのち雨。予報の崩れる時間はどんどん遅くなり、当日は夜になってからに変わっていました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
週末は上と下の駐車場に入りきらず、路駐も多いです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
旭岳からキレット小屋付近までの日の当たらない樹林帯は、思ったより残雪が多く、何度も踏み抜きながら進みました。しかも一部急斜面にも残っていて、スパッツがないと靴の中に雪が入ります。チェーンスパイクは付けても外してもあまり変わりませんでした。編笠山から青年小屋へ降りる上部斜面にも残雪がありましたが、こちらはチェーンスパイクがあれば安心。 赤岳の岩場は浮石のじゅうたんで、しっかり固定されている岩を探すのが大変でした。大きめの岩もグラグラ動くものも多くあります。下の方の鎖の支柱もグラグラなので、当てになりません。 |
その他周辺情報 | 前泊:車中泊(入浴は延命湯) 後泊:ノマの森@蓼科(入浴はもみの湯) |
写真
飯食い終わったところで、問題発覚!ここまででハイドレーション2Lを飲み干してしまい、あとは水1L、しかもメシの時200ccくらい飲んだから、残り800cc程度。これで権現小屋まで帰れるか?私は元来の大汗かきで水分も人一倍消費するので、かなり微妙な残量。
ツルネ付近で完全に足が止まりました。脱水で血がドロドロになり、酸素も栄養も行き渡らないのでしょう。もう汚い残雪すら食べたくなります。旭岳が遠く遠く感じました。死守していた最後の一口を飲んで一気にゲンジー梯子を登り、フラフラ状態で小屋に辿り着きました。18:00でした。夕食の17:30には間に合わず、大変ご迷惑をお掛けしたにもかかわらず、スタッフさんには親切に対応していただきました。本当にありがとうございました。
ほとんど干からびかけていましたが、アクエリアスで生き返りました。権現小屋の目と鼻の先ではカモシカさんがディナータイム。人間たちに見られていることは承知の上で、あくまでも優雅なお食事です。
装備
MYアイテム |
重量:-kg
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感想
赤岳以南の八ヶ岳は未踏だったので、観音平からまとめて縦走することにしました。
キレット小屋がまだ営業していないため、当初は権現小屋で一泊し、翌日赤岳を往復する予定でした。しかし2日目の午後は崩れる予報があったので、雨はともかく、稜線で雷に撃たれるのを恐れて、初日に行程を詰め込んでしまいました。これが間違いの元で、帰りの途中で飲料水が不足して足が完全に止まりました。キャンセルを躊躇するあまり夕食の時間に遅れ、却って山小屋にご迷惑をおかけする事になってしまいました。
今回の反省点。
①天候と行程に見合う飲料を持って行かなかった。
②そもそも変更後の計画に無理があった。
③赤岳山頂で水不足の可能性を認識した時点で、権現小屋のキャンセルと計画の変更を決断出来なかった。
③は
a)展望荘か赤岳鉱泉泊に変更
b)行者小屋に降りて給水後、美濃戸口へ下る
c)中岳・阿弥陀岳を経由して御小屋尾根で給水後美濃戸口へ。タクシーで観音平へ戻る
など、エスケープ方法は幾らでもありました。
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