大山 〜県高校総体 山頂で選手を待つ係〜
- GPS
- 07:40
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,035m
- 下り
- 1,040m
コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 7:36
天候 | 晴(薄雲有) |
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過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されていて、登山道を外れなければ特に危険なところはありません。日曜日で、「SEA TO SUMIT」大会が行われていたこともあって、多くの人が訪れていました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
サポーティングタイツ
ジャンパー
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(ハット)
トレッキングポール
靴
サブザック
昼食(5個入りミニアンパン+野菜ジュース)
行動食(飴)
予備食(ライトミールスティック)
飲料(お茶600mL
スポーツ飲料500mL)
地図(行程図・地形図)
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini
サブバッテリー
カメラ
携帯電話
腕時計
ラジオ
ヘッドライト
手拭い
ティシューペーパー
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感想
5月25日〜27日に、県の高校総体が行われた。今年の県総体登山競技の会場は大山だ。夏山登山道を登って山頂へ行き、5号目上の行者分かれから元谷方向へ進み、元谷から中の原スキー場へ一旦下りた後、ゲレンデ斜面を登って宝珠山へ向かう。下宝珠越えから渓を下って大神山神社へ、そして、幕営地の豪円山東側の国体広場体育館前まで歩くコースだ。大山5合目から山頂までの往復はサブ行動、それ以外は20kgのメインザックを背負って規定時間内に歩かなければならない。
登山競技は単に早く歩けばよいというものではなく、規定の時間内にメンバー(4名)が隊列を保ったままペースを合わせて歩かなければならない。また、途中に10か所程度の読図ポイントがあって、それが地図上のどこになるのかチェックしなければならない。それ以外にも必要な装備が揃っているか、コース上の地理や自然の観察ポイントがきちんと記録されているかなども審査される。更には登山行動だけでなく、テントの立て方、食事(メニュー、衛生管理)、そして天気図や気象、救急、地域の地理や自然に関するペーパーテストまである。2泊3日の日程の中でこれらが随時審査されるという、なかなか他のスポーツには無い総合力の問われる競技(?)だ。
選手が大変なのは当然のことながら、審査に当たる教員も大変だ。特に私のような経験の浅い者は、0.1点刻みで選手の行動を評価するなんてことはできない。ペーパーテストの採点を手伝ったり、チェックポイント通過の時刻を記録することぐらいしかできない。高校生と同じペースで歩くことも難しいので、早目に歩き始めてにチェックポイントで待つのが精一杯だ。…ということで、大山山頂のチェックポイント係になった私は選手が出発する朝6時の1時間ほど前、5時頃に歩き始めることにした。
4時に起きた時にはまだ薄暗かったが、5時にはかなり明るくなっていた。山の朝は早い、その時間には夏山登山道は様々な人が歩いていた。数名の女性グループ、年配の夫婦、軽装の若者、親子連れ、ソロの男性…、それぞれが各々のペースとスタイルで山頂を目指している。私は写真を撮りつつ、1合目ごとに小休憩を取りながら登って行った。ひと月ほど前に下見で登った道なので、大体の様子はわかっている。2時間半ほどかけて山頂へ到着した。山頂碑の近くにザックを下ろして選手がやって来るのを待った。天気は良いが、じっとしていると山頂の風は寒い。ジャンパーを1枚羽織ったら何とか耐えられた。
山頂で2時間ほど待っている間に男子10チーム、女子3チームがやってきた。審査対象の13チームの通過時刻を記録してチェックポイント係の任務は終了、撤収して下山した。
この日、平地の最高気温は30℃を超える、5月にしては異常に暑い日だったが、標高800mぐらいの幕営地、そして1700mを超える大山山頂は過ごしやすい気温だった。天気も良く、夜もテントで快適に寝ることができた。そして、当初の日程通り大会を実施することができた。事故やけがも無く無事に全日程を終えることができた。
ちょうど同じ日に、「皆生・大山 SEA TO SUMMIT 大会」が行われていて、山頂から下りる途中でその選手たちとすれ違った。トレランスタイルの人もいれば、普通の登山スタイルの人もいる。一般の登山者とは胸につけたゼッケンで区別できた。また、山頂を含む要所には関係者が配置され無線で連絡を取り合っていた。今年で11回を迎えるという大会なのだが、私がそれを知ったのはごく最近だ。海抜0mから山頂までというコンセプトには賛同できるが、私自身はそれで競おうという気は無いし、応援してもらいたいとも思わない。いつか、自分のペースで海抜0mから山頂へのトレッキングはやってみたいものだ。全行程徒歩がいいな。でも一日じゃ無理だろうな。
生徒はテントや食事道具等の装備も含めた重量20kg以上のメインザックを背負って5合目まで登る。これは相当体力が必要だ。なので、今回初心者の1年生や体力に不安のある生徒は「審査対象外」という扱いで、サブザックでコースの一部を歩いた。かく言う私もサブザックでの日帰り登山しか経験がなく、山小屋泊も山中での幕営も未経験だ。山を歩き始めて3年目、そろそろ泊を伴う山行にもチャレンジしてみたい。そのためにも、重い荷物を背負って歩くこともやってみなくちゃ。
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