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Yamareco

記録ID: 1879941
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

悠久のみちから剣ヶ峰を経て早池峰山へ

2019年06月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:42
距離
11.2km
登り
927m
下り
689m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:03
休憩
1:39
合計
7:42
7:03
144
悠久のみち登山口
9:27
9:28
24
9:52
10:16
44
11:00
11:11
38
11:49
11:49
4
11:53
11:53
6
11:59
12:02
0
12:02
12:51
5
12:56
12:56
4
13:00
13:00
8
13:08
13:15
11
13:26
13:27
44
14:11
14:14
31
14:45
14:45
0
14:45
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小田越登山口から少し離れた路肩に車を一台デポ。もう一台で悠久のみちトンネル近くの登山口へ。こちらはトイレなど一切無いため事前に済ませよう。この2つの登山口の距離は25kmほどもあり徒歩での移動は非現実的。
コース状況/
危険箇所等
登山口から木の博物館の管理区域内はよく整備された遊歩道。
その先、剣ヶ峰までは踏み跡が薄く倒木なども多いため道を見失いかけたことが数回あった。赤テープもあるので不安は無かったが視界が悪い時は注意が必要かも。また前年に刈払が入ったようで笹薮はほとんど気にならなかったが、徳兵衛山と剣ヶ峰の間の区間ではハイマツとシャクナゲの枝との戦いになる。
想像していたよりは歩きやすい道だったが、やっぱり破線ルート。それなりの覚悟は必要だと思う。
トンネルを少し過ぎた広場前に駐車
2019年06月02日 07:03撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
6/2 7:03
トンネルを少し過ぎた広場前に駐車
目指す剣ヶ峰は遠く見える。
1
目指す剣ヶ峰は遠く見える。
悠久のみちトンネル付近にある登山口。
悠久のみちトンネル付近にある登山口。
木の博物館の看板から入ります
2019年06月02日 07:06撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/2 7:06
木の博物館の看板から入ります
最初はほとんど平坦な遊歩道。
1
最初はほとんど平坦な遊歩道。
木の博物館展示物。
天然の樹木だ。
3
木の博物館展示物。
天然の樹木だ。
林道出合。
林道を数分歩き、再び左の遊歩道へ。
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林道を数分歩き、再び左の遊歩道へ。
さて道の状態はどうだろうか?
さて道の状態はどうだろうか?
いたるところにプレートが取り付けられています
2019年06月02日 07:26撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/2 7:26
いたるところにプレートが取り付けられています
立派なブナ
2019年06月02日 07:29撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 7:29
立派なブナ
シナノキ
2019年06月02日 07:30撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/2 7:30
シナノキ
イチイ(アララギ、オンコ)
2019年06月02日 07:47撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 7:47
イチイ(アララギ、オンコ)
イチイの木。なんか珍しいらしい。
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イチイの木。なんか珍しいらしい。
イチイの巨木。
なんか地面から手が生えているようにも見える…。
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なんか地面から手が生えているようにも見える…。
道が急に狭くなった。
道が急に狭くなった。
どうやら博物館として管理しているエリアは終わったようだ。
どうやら博物館として管理しているエリアは終わったようだ。
道なのか沢なのか…。
道なのか沢なのか…。
倒木をくぐり…
2019年06月02日 08:55撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 8:55
倒木をくぐり…
岩を越えて…
…をい、これどこを行くんだよ?
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…をい、これどこを行くんだよ?
これが正解
2019年06月02日 09:23撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 9:23
これが正解
安倍ヶ城?
時間的に違うみたいよ(け)
安倍ヶ城?
時間的に違うみたいよ(け)
残雪は踏み抜き注意
2019年06月02日 09:24撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 9:24
残雪は踏み抜き注意
今ひとつ自分の位置がわからないまま進む。
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今ひとつ自分の位置がわからないまま進む。
何本の倒木を越えただろうか?
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何本の倒木を越えただろうか?
うぷ! おい、道、どこ行った?
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うぷ! おい、道、どこ行った?
ハイマツの海を越えていく一本の細い足場。
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ハイマツの海を越えていく一本の細い足場。
時に両手も使ってよじ登る。これはなかなかアスレチック。
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時に両手も使ってよじ登る。これはなかなかアスレチック。
やがて頭上が開けてくると前方に亀のような大岩が。
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やがて頭上が開けてくると前方に亀のような大岩が。
目指す剣ヶ峰もようやく姿を現す。
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目指す剣ヶ峰もようやく姿を現す。
前方に標柱が見える。徳兵衛山だろうか。
前方に標柱が見える。徳兵衛山だろうか。
徳兵衛山は360度の大展望!
2019年06月02日 10:00撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 10:00
徳兵衛山は360度の大展望!
振り返ると今日歩いてきた道が…って、茫洋としすぎてどこから歩いてきたのかよくわかんない。
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振り返ると今日歩いてきた道が…って、茫洋としすぎてどこから歩いてきたのかよくわかんない。
南側の眺望。
北側。どこまでも北上山地の山々が続いている。
2
北側。どこまでも北上山地の山々が続いている。
いえーい、剣ヶ峰のポーズ!
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いえーい、剣ヶ峰のポーズ!
…さて、先は長いし行くかー。
2
…さて、先は長いし行くかー。
このへんからお花の姿が。
イワウメ〜
2
このへんからお花の姿が。
イワウメ〜
ちらほらと。
ミヤマキンバイ〜
1
ちらほらと。
ミヤマキンバイ〜
女性陣、テンション爆上げ。
ヒメイチゲ〜
1
女性陣、テンション爆上げ。
ヒメイチゲ〜
ヒメコザクラ!
ここにも咲くのね
2019年06月02日 10:11撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 10:11
ヒメコザクラ!
ここにも咲くのね
さぁ! 先を急ぎましょう!
そうっすね!
ガサガサガサガサ…。
2
さぁ! 先を急ぎましょう!
そうっすね!
ガサガサガサガサ…。
岩の間をくぐり…
1
岩の間をくぐり…
岩の上を飛び渡り…
2
岩の上を飛び渡り…
道なき道を進む…
1
道なき道を進む…
って、あれ? ホントに道どこよ?
1
って、あれ? ホントに道どこよ?
まともに立って歩けないんですがこれは…。
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まともに立って歩けないんですがこれは…。
シャクナゲとハイマツと押しくら饅頭。
本日の核心部は剣ヶ峰山頂手前でした。
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シャクナゲとハイマツと押しくら饅頭。
本日の核心部は剣ヶ峰山頂手前でした。
わっしょい!わっしょい!
2019年06月02日 10:59撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/2 10:59
わっしょい!わっしょい!
ようやく剣ヶ峰に到着!
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ようやく剣ヶ峰に到着!
早池峰山本峰も近い。山頂の避難小屋の赤い屋根が見える。
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早池峰山本峰も近い。山頂の避難小屋の赤い屋根が見える。
振り返って、今日たどってきた道のり。
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振り返って、今日たどってきた道のり。
南には薬師岳が見えてきた。
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南には薬師岳が見えてきた。
北側は相変わらず茫洋とした北上山地の山々。
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北側は相変わらず茫洋とした北上山地の山々。
剣ヶ峰、いえーい。
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剣ヶ峰、いえーい。
それでは本日のハイライト、早池峰山への稜線歩き♪
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それでは本日のハイライト、早池峰山への稜線歩き♪
振り返ってみると、まさに剣の刃先を歩いているかのよう。
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振り返ってみると、まさに剣の刃先を歩いているかのよう。
ウラシマツツジ
2019年06月02日 11:19撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 11:19
ウラシマツツジ
剣ヶ峰を振り返って
2019年06月02日 11:26撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 11:26
剣ヶ峰を振り返って
早池峰本峰への取り付き部には残雪が。
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早池峰本峰への取り付き部には残雪が。
雪は腐れているので滑落の心配はない
2019年06月02日 11:32撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 11:32
雪は腐れているので滑落の心配はない
いよいよ早池峰が近いという場所で知り合いとスライド。
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いよいよ早池峰が近いという場所で知り合いとスライド。
イチタローさんとゆうこさんは剣ヶ峰までピストンするようだ。
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イチタローさんとゆうこさんは剣ヶ峰までピストンするようだ。
ここのウラシマツツジは葉が赤い
2019年06月02日 11:39撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 11:39
ここのウラシマツツジは葉が赤い
いかにも早池峰というような岩場の風景。
いかにも早池峰というような岩場の風景。
ミヤマキンバイが花ざかり
2019年06月02日 11:49撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/2 11:49
ミヤマキンバイが花ざかり
ついに剣ヶ峰分岐まできた。
いやー東尾根縦走、良かったわ〜♪
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ついに剣ヶ峰分岐まできた。
いやー東尾根縦走、良かったわ〜♪
例年より残雪が多い
2019年06月02日 11:52撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 11:52
例年より残雪が多い
小屋の直下まで雪
2019年06月02日 11:58撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/2 11:58
小屋の直下まで雪
東尾根縦走達成記念写真♪
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東尾根縦走達成記念写真♪
今日のラーメンは自家製味玉&自家製鶏ハム&既成品シナチク載せ野菜忘れた味噌ラーメン。
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今日のラーメンは自家製味玉&自家製鶏ハム&既成品シナチク載せ野菜忘れた味噌ラーメン。
風もなく、暑くも寒くもなく、非常に快適だったので50分も休憩してしまった。
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風もなく、暑くも寒くもなく、非常に快適だったので50分も休憩してしまった。
八合目ですでにヒメコザクラが見頃を迎えていました
2019年06月02日 13:03撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 13:03
八合目ですでにヒメコザクラが見頃を迎えていました
さぁ、あとはサクサク下るだけ!
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さぁ、あとはサクサク下るだけ!
…なわけはなく、さっそく花に引っかかる。
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…なわけはなく、さっそく花に引っかかる。
ナンブイヌナズナ
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ナンブイヌナズナ
ブーケのようなヒメコザクラ
2019年06月02日 13:15撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 13:15
ブーケのようなヒメコザクラ
そのでかいカメラでも撮っておきなさいよ、という指示に従って写真撮影。
2019年06月02日 13:18撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/2 13:18
そのでかいカメラでも撮っておきなさいよ、という指示に従って写真撮影。
チシマアマナ
2019年06月02日 13:31撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 13:31
チシマアマナ
ウラシマツツジ
ミヤマキンバイ
チングルマ
いい景色だなぁ。前を行く人たちは足元しかみてないだろうけど(笑)
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いい景色だなぁ。前を行く人たちは足元しかみてないだろうけど(笑)
これだけたくさんのヒメコザクラを見たのは初めてです
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これだけたくさんのヒメコザクラを見たのは初めてです
樹林帯に入っても花探しは続く。
樹林帯に入っても花探しは続く。
ミヤマスミレ
コミヤマカタバミ
コミヤマカタバミ
ピンクの線がかわいい
ピンクの線がかわいい
ウスバスミレ
オサバグサ
途中で偶然合流したフーミンさんも一緒に花探し。
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途中で偶然合流したフーミンさんも一緒に花探し。
無事に下山!
山頂から二時間近くかかった(笑
無事に下山!
山頂から二時間近くかかった(笑
車のデポ地に戻り本日の全行程終了!
2019年06月02日 14:58撮影 by  RICOH WG-50, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/2 14:58
車のデポ地に戻り本日の全行程終了!

感想

以前から気になっていた悠久のみちトンネルからの東尾根コースに初めて行ってきました。
木の博物館はきちんと整備されており、様々な木を眺めながら楽しく歩くことができました。
その後も心配していたほど荒れているわけではなく、テープも沢山あったのであまり苦労せずに行くことができました。が、残念だったのは安倍ヶ城を見落としたこと。5合目のプレートも見つけられず、気づいたら徳兵衛山に着いてしまっていました。
徳兵衛山からの眺めは本当に素晴らしかったです。秋にでもまた行ってみたいと思いました。

けむけむさんのお誘いに乗じて、早池峰山東尾根の縦走に行ってきました。
以前から気になっていたものの登山口が辺鄙なところにあり、なかなか実行できなかったコースなので渡りに船といったところです。

事前に少し調べたところでは、距離は長いが良いコースとの下馬評。ところが当日、けむけむさんから「酷いヤブだった」というレポートがあったとかいろいろ聞かされて一気に不安になりました(笑

登山口の「悠久のみちトンネル」は近年開削された大規模林道の途中にあります。小田越からは車でおよそ30分。25kmほどの道のりになるようです。このトンネルの北側出口付近が登山口になっており、木の博物館の看板が目印になります。

登山口から暫くの間は「木の博物館」として整備されている区間を歩くことになります。この区間は登山道というよりは遊歩道といった趣で、ほとんど勾配もない平坦な道です。準備運動にちょうどいいですな。
景色としてはひたすら樹林帯ですが、ダケカンバやブナといった広葉樹の森から始まり、それに少しずつ針葉樹の木々が混じり合う…といった変化があります。イチイという比較的珍しい木があるのがここの特徴らしいです。
花の姿はあまり見かけませんでした。登山口で大量のフデリンドウに出迎えられたので期待が大きかったのですが。

ランドマークにもなっているイチイの巨木を過ぎると登山道は次第に細っていきます。このあたりまでが「木の博物館」ということなのでしょう。頼りなく見える薄い踏み跡が本来の登山道ということですね。
放置された倒木、両側から覆いかぶさってくる笹薮、沢なのか道なのか判然としない地面の割れ目…一気に野性味を感じられる道になってきました。安倍ヶ城に向けて斜度もキツくなってくるのでペースがガクッと落ちます。
ただ思っていたよりは整備の手が入っていました。笹薮が濃い場所には刈払の跡もありましたし、赤テープも必要十分なくらいには設置されていて道探しの手助けになってくれました。倒木の前後などで道が不明瞭になっていることが多いので用心しながら進みます。とりあえず天気が良い日に限って言えば道迷いの心配も殆ど無いのではないでしょうか。

やがて樹木の背丈が低くなり、我々もポッカリと青空の中へ頭を出します。見ると眼前に徳兵衛山が見えてきていました。どうも五合目にあたる安倍ヶ城の位置を特定できないまま徳兵衛山についてしまったようです。あっれ〜??? 話によるとプレートが有ったはずなのですが見逃してしまったようです。

徳兵衛山からの眺めは圧巻です。キレイな三角錐を描いた剣ヶ峰が眼前に大きくそびえ立ちます。考えて見れば早池峰山を東側から眺めることって今までほとんど無かったので新鮮な情景。こんな形の良い山を眼の前にすると俄然登高意欲が湧いてくるというものです。
また周囲を見回すと右手には芒洋と広がる北上山地の山々が、左手には日本の故郷遠野盆地が、さらに振り返ると今日歩いてきた長大な尾根と深い森が遮るもの無く広がっていて絶好の展望台になっていました。ここは県内でも屈指の展望地だと思います。アクセスがよくないため到達難易度は高めですが、一度は行ってみて損は無いかと。

そしてこのあたりから早池峰山の花の姿も見られるようになってきます。メインの登山道で見ることのできる花と種類は変わらないようですが混み合う小田越コースや山頂周辺に比べて、ゆっくりと観察したり撮影したりできます。もちろん女性陣のテンションは爆上がり(笑

さて、ここから剣ヶ峰によじ登り早池峰本峰に向かうわけですが、実はこの先が本日の核心部でした。樹林帯を抜けて、もう倒木や笹薮に悩まされるようなことも無かろうと油断したのが間違いでした。
まず矮化した背の低い気は視界を遮り、よく日の当たる林床は下草が生い茂り踏み跡が薄くなり、ハイマツやシャクナゲの枝が容赦なく顔面を叩き…とまぁこんな道です。登るほどに傾斜もキツくなり重力と枝に邪魔されて体を前に進めるのにエラい力が必要になります。ハイマツと押しくら饅頭してる気分でした。下りならば重力を味方につけられるので大したことはないのかもしれませんが、ここの登りはヤバいです。

しかしその苦労の甲斐あって、たどり着いた剣ヶ峰からの眺めは格別でした。ここまでは早池峰山側からピストンで訪れる人も多いですが、長い東尾根を縦走してきて眺める景色はひと味違った感慨をもたらしてくれます。
剣ヶ峰からは早池峰山頂の避難小屋の赤い屋根が見えていました。思ったよりも近く見えます。早池峰側から剣ヶ峰を見ると、もう少し遠くにあるように見えるのですが目標物がはっきりしている分近く見えるのかもしれませんね。また南側には薬師岳が見えてきていて普段小田越のコースから見る景色に近くなってきました。こんなところからも山頂が近くなったのを実感できます。

剣ヶ峰から早池峰本峰の間はまさに剣の刃先を渡る感じの尾根歩き。登山道は破線から実線に変わっているので歩きやすく特段の危険は感じませんが、横風が強い時は遠慮したいかな。とにかく眺めがよく爽快な縦走路です。早池峰山の登山道の中では異色のエリアかもしれません。

ゴツゴツとした岩場が出てきて見慣れた早池峰の風景になってくると、間もなく剣ヶ峰分岐に到着。小田越から登ってくる道と合流となります。此処から先は何度も歩いた勝手知ったる道ですね。一週間前にも来ましたが残雪の量が少なくなっていて歩いている人の数が増えました。

初めての東尾根縦走を終えた達成感を噛み締めつつ山頂で長々と休憩。帰路は小田越コースを下ります。これがねぇ、花を見い見い歩くもんだから進まないのなんの。下りで2時間かかりました。自己最高記録だな(笑

というわけで初めての東尾根縦走でしたが、天気に恵まれたこともありとても充実した楽しい山行となりました。けむけむさん、お誘いいただきありがとうございました。前情報では藪だのなんだのと不安要素もありましたが、思っていたほどではなくむしろ長い縦走路に変化をもたらすアクセントだったかな…と思えるのは晴れていたからでしょうねぇ。これがガスガスで草木が露で濡れていたりしたら頭からずぶ濡れになって不快なことこの上なかったでしょうし。晴れてこその東尾根縦走でした。
また機会があったら行きたいですね。

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