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Yamareco

記録ID: 188657
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

茶臼岳〜上河内岳〜聖岳(畑薙大吊橋から往復)

2012年04月28日(土) ~ 2012年05月01日(火)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
GPS
85:15
距離
41.9km
登り
4,191m
下り
4,195m

コースタイム

●4月28日(土)
6:05畑薙第一ダム発電所入口駐車場→6:25畑薙第一ダム→6:50沼平→7:30畑薙大吊橋→8:00ヤレヤレ峠8:10→9:20ウソッコ沢小屋9:35→11:20横窪沢小屋11:50→17:05ハイジの丘手前

●4月29日(日)
7:45ハイジの丘手前→横窪沢分岐点→8:10茶臼岳8:20→横窪沢分岐点→10:50上河内岳の肩11:10→11:25上河内岳11:→11;上河内岳の肩12:00→12:40南岳13:00→15:10聖平小屋

●4月30日(月)
6:00聖平小屋→6:30薊畑分岐→7:40小聖岳7:45→8:50聖岳9:25→10:00小聖岳10:05→10:40薊畑分岐→11:00聖平小屋→16:30滝見台付近

●5月1日(火)
6:35滝見台付近→9:45南岳→10:45上河内岳の肩→11:55ハイジの丘→14:25横窪沢小屋15:05→16:05ウソッコ沢小屋16:15→17:15ヤレヤレ峠17:25→17:45畑薙大吊橋→18:25沼平18:40→19:00畑薙第一ダム→19:20畑薙第一ダム発電所入口駐車場
天候 4月28日 : 晴れ
4月29日 : 晴れ
4月30日 : 曇り
5月 1日 : 曇り、雨
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
畑薙第一ダム発電所入口駐車場(無料・300台)を利用。
トイレが有ると看板に書いてあったが、見た限りなかった。

この駐車場と第一ダムの間に長期工事中の箇所があり、第一ダムまで車では入れなかった。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは畑薙第一ダム発電所入口駐車場、沼平、畑薙大吊橋にあった。

畑薙大吊橋〜横窪沢小屋間はザレたトラバース道が多い。主観だが、横窪峠から横窪沢へトラバース気味に下りる道が狭くて最も怖かった。死ぬことはないと思うが、少しバランスを崩すと滑落する。

積雪状況
・横窪沢から樺段へ続く尾根で、だいたい標高2000m以上のところが雪に覆われていた。この尾根はテープもまずまずあった。

・竹内門付近〜上河内岳の肩までは夏道が出ていた。

・南岳をいくらか下ったところから聖平の間は樹林帯で進みにくい。聖平の小屋で聞いた話では、2383mピークで向きが西へ変わるところをそのまま北へ間違えて下りる人が多いらしい。僕は10mほど進んで間違いに気付いた。

・薊畑分岐から2478mピーク、そこから小聖岳間との鞍部の辺りが痩せ尾根の樹林帯なので歩き難い。

・聖平小屋〜聖沢沿いの道
 初めの右岸では、いくつかテープが見えていたが、途中で夏道がどこを通っているか分からなった。
 左岸ではまずまずの道幅と、テープが充分な間隔であったので進み易かった。
だが、再度右岸に渡る箇所の橋(聖岳と小聖岳間から下りてくる沢との合流点近く)が落ちていた。(2012年夏現在は代替の橋が架けられているようだ。)
 そこから先は尾根を読み間違えたのもあるが、トラバース気味に登ったり下りたりする区間が多く、夏道が頭に入っていないと難しいと思った。このルートはなかなか標高を下げられないので雪の範囲が長く、樹林帯なのでなかなか進むことができない。
畑薙第一ダム発電所入口駐車場
2012年04月28日 06:03撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 6:03
畑薙第一ダム発電所入口駐車場
畑薙第一ダムから望む上河内岳〜茶臼岳〜仁田岳辺りの稜線
2012年04月28日 06:22撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 6:22
畑薙第一ダムから望む上河内岳〜茶臼岳〜仁田岳辺りの稜線
畑薙大吊橋
2012年05月06日 21:00撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/6 21:00
畑薙大吊橋
沢沿いの道を行く。
奥に吊り橋が見える。
2012年04月28日 08:31撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 8:31
沢沿いの道を行く。
奥に吊り橋が見える。
カモシカ
2012年04月28日 08:41撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/28 8:41
カモシカ
ウソッコ沢小屋近くのの吊り橋から見える小さな滝
2012年05月06日 21:01撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/6 21:01
ウソッコ沢小屋近くのの吊り橋から見える小さな滝
横窪峠から望む上河内岳
2012年04月28日 11:03撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 11:03
横窪峠から望む上河内岳
横窪沢小屋
2012年04月28日 11:30撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 11:30
横窪沢小屋
展望ベンチから大無間山を望む。
2012年04月28日 13:17撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 13:17
展望ベンチから大無間山を望む。
雪が出始めた。
2012年04月28日 13:48撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 13:48
雪が出始めた。
雪の残る樹林帯を進む。
2012年05月06日 21:01撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/6 21:01
雪の残る樹林帯を進む。
2012年04月28日 14:54撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 14:54
樹間から上河内岳を望む。
2012年04月28日 15:09撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 15:09
樹間から上河内岳を望む。
茶臼岳を望む。
2012年04月28日 16:24撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 16:24
茶臼岳を望む。
ひたすら進む。
2012年04月28日 16:33撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 16:33
ひたすら進む。
主稜線が見えてきたあたりで前進を止め、テントを張った。
後ろは茶臼岳。
2012年04月28日 18:21撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 18:21
主稜線が見えてきたあたりで前進を止め、テントを張った。
後ろは茶臼岳。
2日目。
茶臼岳へ向かう。
2012年04月29日 07:46撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 7:46
2日目。
茶臼岳へ向かう。
茶臼岳。
横窪沢分岐点にて
2012年04月29日 07:57撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 7:57
茶臼岳。
横窪沢分岐点にて
茶臼岳山頂にて。
後ろに兎岳、伊那山地、中央アルプス。
2012年04月29日 08:13撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 8:13
茶臼岳山頂にて。
後ろに兎岳、伊那山地、中央アルプス。
茶臼岳から南西の展望。
正面に仁田岳、イザルガ岳、光岳、右に加加森山と奥に南北の池口岳。
光岳の左に信濃俣。
2012年04月29日 08:13撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 8:13
茶臼岳から南西の展望。
正面に仁田岳、イザルガ岳、光岳、右に加加森山と奥に南北の池口岳。
光岳の左に信濃俣。
南南西に大根沢山、大無間山など。
2012年04月29日 08:14撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 8:14
南南西に大根沢山、大無間山など。
西に下栗の里、恵那山。
2012年04月29日 08:15撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 8:15
西に下栗の里、恵那山。
北には上河内岳、聖岳、大沢岳を挟んで兎岳。
聖岳の右奥には赤石岳、悪沢岳も見える。
2012年04月29日 08:16撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 8:16
北には上河内岳、聖岳、大沢岳を挟んで兎岳。
聖岳の右奥には赤石岳、悪沢岳も見える。
東には白峰南嶺の笊ヶ岳〜青薙山、富士山。
2012年04月29日 08:19撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 8:19
東には白峰南嶺の笊ヶ岳〜青薙山、富士山。
横窪沢分岐点から聖岳、兎岳を望む。
2012年04月29日 08:30撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 8:30
横窪沢分岐点から聖岳、兎岳を望む。
二重山稜の東の稜線から上河内岳、聖岳を望む。
2012年04月29日 08:58撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 8:58
二重山稜の東の稜線から上河内岳、聖岳を望む。
ここから下って西の山稜へ登り返す。
2012年04月29日 09:19撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 9:19
ここから下って西の山稜へ登り返す。
聖岳と兎岳。
2012年04月29日 09:19撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 9:19
聖岳と兎岳。
後ろを振り返ると亀甲状土の草原に青い池が見えた。
右奥は光岳。
2012年04月29日 09:29撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 9:29
後ろを振り返ると亀甲状土の草原に青い池が見えた。
右奥は光岳。
竹内門を過ぎ、出ていた夏道を進む。
2012年04月29日 10:19撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 10:19
竹内門を過ぎ、出ていた夏道を進む。
上河内岳山頂にて。
2012年04月29日 11:25撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 11:25
上河内岳山頂にて。
念願の上河内岳からの大展望。
悪沢岳、赤石岳、聖岳の並びが素晴らしい。
左に兎岳、奥には中央アルプス。
手前に目を移してくると聖平の赤い屋根が見える。
右手前は南岳。
2012年04月29日 11:25撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 11:25
念願の上河内岳からの大展望。
悪沢岳、赤石岳、聖岳の並びが素晴らしい。
左に兎岳、奥には中央アルプス。
手前に目を移してくると聖平の赤い屋根が見える。
右手前は南岳。
山頂付近のシャクナゲ。
葉っぱがくるっと丸くなっている。
2012年04月29日 11:33撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 11:33
山頂付近のシャクナゲ。
葉っぱがくるっと丸くなっている。
南西の展望。
茶臼岳〜光岳〜池口岳。
茶臼岳から見た展望に茶臼岳をプラス。
2012年04月29日 11:34撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 11:34
南西の展望。
茶臼岳〜光岳〜池口岳。
茶臼岳から見た展望に茶臼岳をプラス。
南には大無間山、大根沢山、畑薙ダム。
2012年04月29日 11:35撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 11:35
南には大無間山、大根沢山、畑薙ダム。
上河内岳を下部から見上げる
2012年04月29日 12:06撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 12:06
上河内岳を下部から見上げる
南岳へ向かう
2012年04月29日 12:06撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 12:06
南岳へ向かう
生木割〜笊ヶ岳〜布引山〜稲又山の展望。
南岳より。
2012年04月29日 12:41撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 12:41
生木割〜笊ヶ岳〜布引山〜稲又山の展望。
南岳より。
南岳より上河内岳を望む。
2012年04月29日 12:41撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 12:41
南岳より上河内岳を望む。
聖岳と兎岳
2012年04月29日 13:09撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 13:09
聖岳と兎岳
前聖岳と小聖岳。
聖平付近より撮影。
2012年04月29日 15:03撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 15:03
前聖岳と小聖岳。
聖平付近より撮影。
聖平小屋
2012年04月29日 16:02撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 16:02
聖平小屋
3日目。
朝の聖平より小聖岳と前聖岳を望む。
2012年04月30日 06:03撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 6:03
3日目。
朝の聖平より小聖岳と前聖岳を望む。
薊畑分岐を過ぎ、尾根より小聖岳、前聖岳を望む。
2012年04月30日 06:43撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 6:43
薊畑分岐を過ぎ、尾根より小聖岳、前聖岳を望む。
小聖岳から前聖岳を望む
2012年04月30日 07:39撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 7:39
小聖岳から前聖岳を望む
前聖岳山頂
2012年04月30日 08:49撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 8:49
前聖岳山頂
ついに見た赤石岳と百間平の全景。
最奥に女王、仙丈ヶ岳。
2012年04月30日 09:00撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/30 9:00
ついに見た赤石岳と百間平の全景。
最奥に女王、仙丈ヶ岳。
奥聖岳。
バックは白峰南嶺。
2012年04月30日 09:00撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/30 9:00
奥聖岳。
バックは白峰南嶺。
笊ヶ岳等の白峰南嶺と、奥に富士山。
2012年04月30日 09:00撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 9:00
笊ヶ岳等の白峰南嶺と、奥に富士山。
南東には上河内岳、十千枚山、青薙山。
2012年04月30日 09:00撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 9:00
南東には上河内岳、十千枚山、青薙山。
南、上河内岳〜茶臼岳〜仁田岳のライン。
奥に大無間山。
2012年04月30日 09:02撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 9:02
南、上河内岳〜茶臼岳〜仁田岳のライン。
奥に大無間山。
上河内岳〜光岳までを収める。
2012年04月30日 09:04撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 9:04
上河内岳〜光岳までを収める。
遠山川の谷と光岳、加加森山、池口岳。
2012年04月30日 09:04撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 9:04
遠山川の谷と光岳、加加森山、池口岳。
兎岳〜大沢岳。
奥に下栗から続く尾根、トンガリは奥茶臼山。
その奥に伊那山地、最奥は中央アルプス。
2012年04月30日 09:14撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 9:14
兎岳〜大沢岳。
奥に下栗から続く尾根、トンガリは奥茶臼山。
その奥に伊那山地、最奥は中央アルプス。
大沢岳〜百間平。
2012年04月30日 09:17撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 9:17
大沢岳〜百間平。
復路、小聖岳付近の雪稜。
さほど怖くはない。
2012年04月30日 09:52撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 9:52
復路、小聖岳付近の雪稜。
さほど怖くはない。
薊畑分岐より上河内岳、南岳の展望。
手前は前後して歩いていた香川のパーティ。
2012年04月30日 10:42撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 10:42
薊畑分岐より上河内岳、南岳の展望。
手前は前後して歩いていた香川のパーティ。
薊畑分岐下の雪原から。
2012年04月30日 10:45撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 10:45
薊畑分岐下の雪原から。
聖沢の無理矢理渡渉したところ。
2012年04月30日 12:26撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 12:26
聖沢の無理矢理渡渉したところ。
横着してアイゼンの下にワカンを付けていたため、刃でワカンのベルトが傷んでしまった。
2012年04月30日 13:02撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 13:02
横着してアイゼンの下にワカンを付けていたため、刃でワカンのベルトが傷んでしまった。
崩壊していた橋。
聖岳と小聖岳間から下りてくる沢との合流点近く。2012年夏現在は代替の橋が架けられているようです。
2012年04月30日 13:34撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 13:34
崩壊していた橋。
聖岳と小聖岳間から下りてくる沢との合流点近く。2012年夏現在は代替の橋が架けられているようです。
滝見台付近の尾根でビバーク。
2012年04月30日 18:13撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 18:13
滝見台付近の尾根でビバーク。
4日目。
樹林帯を進む。
2012年05月01日 06:38撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 6:38
4日目。
樹林帯を進む。
聖平方面。
まだ天気は悪くない。
2012年05月01日 07:32撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 7:32
聖平方面。
まだ天気は悪くない。
2486mピークを抜けると低木が無くなり進み易くなった。
前方の南岳北東のピークを望む。
2012年05月01日 08:31撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 8:31
2486mピークを抜けると低木が無くなり進み易くなった。
前方の南岳北東のピークを望む。
しばらく空けて、ハイジの丘まで帰還。
2012年05月01日 11:53撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 11:53
しばらく空けて、ハイジの丘まで帰還。
ザレたトラバース道。
(横窪沢小屋〜ウソッコ沢小屋)
2012年05月01日 15:39撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 15:39
ザレたトラバース道。
(横窪沢小屋〜ウソッコ沢小屋)
長い階段が続く。
2012年05月01日 15:56撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 15:56
長い階段が続く。
補修された階段。
2012年05月01日 15:59撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 15:59
補修された階段。
ウソッコ沢小屋
2012年05月01日 16:06撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 16:06
ウソッコ沢小屋
ウソッコ沢小屋内部。
なかなか良い雰囲気だ。
2012年05月01日 16:11撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 16:11
ウソッコ沢小屋内部。
なかなか良い雰囲気だ。
途中で隣に移ってください。という階段。
2012年05月01日 16:16撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 16:16
途中で隣に移ってください。という階段。
ついに畑薙大吊橋まで帰還。
長かった。この後の林道歩き長かったけど。
2012年05月01日 17:40撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 17:40
ついに畑薙大吊橋まで帰還。
長かった。この後の林道歩き長かったけど。

感想

●1日目(4月28日(土))
[畑薙第一ダム発電所入口駐車場→畑薙大吊橋→ハイジの丘手前]
長距離運転を頑張って6時過ぎに行動開始できたが、林道歩きが長い。天気が良過ぎて暑い。9日分の食糧や装備が重い。尾根を越えて沢に降りて、また尾根を越えて沢に降りて、と肉体的にも精神的にも辛い。雪が出てくると歩き難いし踏み抜くし、脚が攣って辛い。
と、さまざまな理由でなかなか進めなかった。

樺段の尾根を登っていると左上のほうに茶臼小屋が見えていたが、そのまま尾根を真っ直ぐ登っていると茶臼小屋が視界から消え、時間も押していて小屋への道を探す体力と気力が無くなっていたので、稜線へ出る手前の樹林帯でテントを張って寝た。


●2日目(4月29日(日))
[ハイジの丘手前→茶臼岳→上河内岳→聖平小屋]
まずは昨夏にあまり展望が得られなかった茶臼岳での360°の展望。上河内岳、東岳、赤石岳、聖岳、兎岳、下栗の里、池口岳、光岳、信濃俣、大無間山、富士山、白峰南嶺の山々など、思ったより沢山のものが見えた。
鞍部に戻って上河内岳へはハイジの丘から山稜部をそのまま北へ。夏道はトラバースだが、稜線にはトレースもあって地形も分かり易い。
竹内門付近から上河内岳の肩までは夏道が出ていたのでアイゼンとワカンを外して歩き、肩からはそれらを付けて上河内岳へ登った。
ここも昨夏展望を逃しただけに思い入れが強く、山頂での時間は素晴らしいひと時だった。

南岳から聖平までは樹林帯のズボズボ地獄にはまったが、同じ方向に歩いていた別パーティがいくらかトレースを付けてくれたので何とか進むことができた。このときは、腰骨とウエストベルトに挟まれた何らかの筋の痛みに耐えられなくなり、肩でザックを背負っていて疲労が溜まっていたので、非常に助かった。
僕も大半の距離で先にワカンでトレースを付けていたからお互い様だけど。

聖平の冬季小屋は僕を含め、4パーティの宿泊だった。


●3日目(4月30日(月))
[聖平小屋→聖岳→聖平小屋→滝見台付近]
腰骨の上の筋の痛みが酷いのと、翌日から天気は下り坂。という理由で下山する意思をだいたい固めていたが、この日起きてみると空は曇りでも視界は悪くなかったので、軽荷で聖岳を往復することにした。
前日登ったパーティはズボズボ地獄で山頂まで5時間かかったらしいが、この日は太陽が出ず雪が融けにくかったため、3時間弱で聖岳山頂に着いた。
上は曇りだが中央アルプスの奥に御嶽山まで見えるし、反対側には富士山も見える。当然自分が居る南アルプスは目にはっきりと映る。北側の山並みはほとんどが赤石岳に隠れて見えないが、左奥に出ていた仙丈ヶ岳の存在感は圧巻だった。

聖平小屋に戻り、荷支度をして聖沢沿いの道を下り始める。トレース無し、テープも途切れ途切れの道で激しい藪漕ぎをしながら進み、橋が落ちていたところではストックを使って何とか渡る。そのまま正面の急な尾根を越えて、右手から来る沢の縁まで下り、沢を巻いて本流沿いの尾根をトラバース気味に登り、少し登り返して東北東へ延びる尾根を進む。
この辺りで歩いてきた尾根の向きや聖岳との位置関係が少しおかしいと思い始めたが、とりあえず道があるはずの東北東方向へ尾根を下る。しかし尾根がだんだん細くなって夏道がありそうな樹間も無く、この先に道と橋があるという確信が持てなかったので、諦めて少し引き返して適当なところでビバーク。テントと大量の食糧は最大の強みだ。

後で地形図を良く見ると、渡渉後の急な尾根と巻いた沢を見落としていて、これが勘違いの原因だった。巻いた沢はけっこうな流れがあったが、地形図では着色無しの沢だった。


●4日目(5月1日(火))
[滝見台付近→南岳→ハイジの丘→畑薙大吊橋→畑薙第一ダム発電所入口駐車場]
聖平の小屋まで戻ると聖平〜南岳間のズボズボ地獄も含めてかなり時間がかかるので、南岳へ続く尾根を無理矢理登って縦走路に戻ることにする。計画書に書いていないコースを行くのはタブーだが、天気が崩れる前に縦走路を離れたかった。
2486mピークまでは樹高の低いモミの木がひしめいていて、ズボズボ埋まってなかなか進めなかったが、そこを過ぎると樹が無くなって歩き易くなった。緩い尾根から急な尾根を登ると強風ガスに包まれ始めたが、2日前に付けた南岳直下のトレースに復帰することができた。

風雨の中、南岳の近くで2組のパーティとすれ違い、ハイジの丘へと歩いて来た道を戻る。樺段へ下る途中で雨が止んで精神的に楽になったが、雪の範囲を抜けるまでが長く感じた。
終日肩に掛かるザックの重みに苦しめられたが、日没前に大吊橋を渡って林道まで出ることができた。登りのときも思ったのだが、このルート特有のザレたトラバース道や損傷したハシゴ、階段の通過は雪稜よりも怖かった。



楽しいときと苦しいときがすごく対照的な登山になったが、とりあえずチャレンジして良かった。
今回の登山のために多大なエネルギーを注いで備えてきたつもりだったが、課題が出たし、もっと勉強して確実な登山ができるようにしたいと思った。

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