ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1887326
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大山・蒜山

伯耆大山・南北縦断ちょいバリルート

2019年06月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:50
距離
9.5km
登り
976m
下り
1,172m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:09
休憩
1:40
合計
6:49
8:40
8:42
11
8:53
8:59
7
9:06
9:06
12
9:18
9:51
11
10:02
10:02
13
10:15
10:16
16
10:32
10:32
4
10:36
10:51
3
10:54
10:54
9
11:03
11:21
10
11:31
11:31
10
11:41
11:41
23
12:04
12:04
15
12:19
12:21
7
12:28
12:28
13
12:41
13:03
16
13:19
13:20
10
天候 晴れのち高曇り
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
クマ車(兵庫県三田市より)文殊堂Pに駐車
テカポ車(山口県山口市より)大山Pに駐車
-
コース状況/
危険箇所等
●文殊堂駐車場(960m) 〜 三ノ沢・最終堰堤(1220m)
 はじめは三ノ沢左側(右岸)ぞいの林道を登る。堰堤工事により登山路がややこしくなっているが、適宜、登山路のルート表示がある。工事現場を過ぎた後は、ずっと三ノ沢右側(左岸)を登っていくが、最終堰堤だけは左側から乗り越す(というのを知っていたのに少しアルバイトをしてしまった)。

●三ノ沢・最終堰堤 〜 三ノ峰(1692m)
 最終堰堤を乗り越したあとは、踏み跡を辿りながら沢央を登っていく。標高1400mを過ぎたあたりから進路はやや東寄りになっていく。このあたりの取り付きはだだっ広くて分かりにくいが、標高が上がるにしたがってしっかりした登山路になっていく感じがした。ジグザグにほぼ北東方向に登って、今回は南北の稜線直前の分岐を右にとって稜線に乗り上げた。ガレガレの不安定な稜線なので左にとったほうがいい。槍ヶ峰を巻いて、そのあとすぐに三ノ峰に着く。国土地理院の地図には1692とだけ表示されている。

●三ノ峰 〜 天狗ヶ峰(1711m) ⇔ 剣ヶ峰(1729m)
 三ノ峰からは北西方向に天狗ヶ峰へ延びる稜線を進む。砂岩のリッジであちこち崩れていて、ナイフリッジ気味な部分もあるが、バランスを崩さないように注意して進めば問題ない。天狗ヶ峰1711mには山名と標高を書かれた転石があるはずだが、見つけられなかった。ユートピア小屋方面への分岐にもなっていてジャンクションピークだ。したがって、今回は、天狗ヶ峰から剣ヶ峰のあいだだけはピストンすることになる。この区間にもナイフリッジ気味な部分があるので、バランスを崩さないように最大限注意して進めば、なんとか行ける。剣ヶ峰ピークには、大きな山頂碑(慰霊碑)があり方角案内板がついている。山頂からの下りは、登りよりも注意して降りることが肝要だ。ガレガレだが、絶対に滑ってはならない場所がたくさんある。

●天狗ヶ峰 〜 象ヶ鼻 〜 三鈷峰
 今回、この区間(天狗ヶ峰〜象ヶ鼻)が最も危なかった。短い区間だがザレザレのナイフリッジは、お尻をつけて下った部分もあった。浸食が進んで、去年よりもかなり酷くなっている気がした。バランス感覚のしっかりしたクライマー経験者以外にはお勧めできない。なお、剣ヶ峰〜弥山の区間は、この区間よりもさらに崩れ方が酷いらしいが、弥山へ(から)の縦走が禁止されているのも頷ける部分だ。稜線を象ケ鼻まで行ってユートピア小屋のよこを通って三鈷峰に登った。三鈷峰山頂にはたくさんの登山者が居た。

●宝珠尾根 〜 中の原スキー場 〜 大山駐車場
 一般ルートであり、多くの方のレポートがあるので、そちらを参照してほしい。上宝珠越えの通行禁止に続いて、中宝珠越えも通行禁止になって久しいが、選択肢は下宝珠越え、もしくは中の原スキー場経由で下山するしかない。この宝珠尾根は一般ルートだが、いつも崩れかけているので、宝珠尾根ルートそのものが、いずれ通行禁止になりそうだ。今回は、展望の素敵な”中の原スキー場”へ下ったが、こちらのルートを歩く登山者は少ないらしくて、下宝珠越えの分岐以降、整備がほとんどされておらず、かろうじて登山路が見えるといった部分も少なくなかった。

大山駐車場から文珠堂駐車場へクルマを回収に戻る
-
その他周辺情報 ●温泉
 豪円湯院をおススメします。
 金〜日・祝前日:11時〜21時(最終受付20:30)
 入浴料◎大人なんと390円
 http://www.goenyuin.com/

●夕食
 豪円湯院内のお食事処「神の湯亭」ここもおススメ!
 おぼろ豆腐が食べ放題のメニューもある。
 平日・土・日祝:11時〜18時(LO 17:30)
-
米子道、溝口ICからのアプローチ中、伯耆大山を西側から望む。
2019年06月09日 05:58撮影 by  ILCE-7M3, SONY
1
6/9 5:58
米子道、溝口ICからのアプローチ中、伯耆大山を西側から望む。
テカポは米子方面からアプローチ、良く晴れている。今日はどんな一日が待っているのだろうか・・・
2019年06月09日 05:20撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
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6/9 5:20
テカポは米子方面からアプローチ、良く晴れている。今日はどんな一日が待っているのだろうか・・・
大山寺の参道を登ってkumaさんとの待ち合わせ場所へ移動中。
2019年06月09日 06:10撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/9 6:10
大山寺の参道を登ってkumaさんとの待ち合わせ場所へ移動中。
大山寺橋から北壁を眺める。左には三鈷峰も見える。
2019年06月09日 06:12撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
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6/9 6:12
大山寺橋から北壁を眺める。左には三鈷峰も見える。
三ノ沢へいざ出発。

この後、試練が待っていることなど知らず、のんびり写真を撮っている私(te)
2019年06月09日 06:37撮影 by  ILCE-7M3, SONY
6/9 6:37
三ノ沢へいざ出発。

この後、試練が待っていることなど知らず、のんびり写真を撮っている私(te)
工事にぶつかったので左側の登山路へ。
2019年06月09日 06:45撮影 by  ILCE-7M3, SONY
6/9 6:45
工事にぶつかったので左側の登山路へ。
最終堰堤は左から巻く。
2019年06月09日 07:27撮影 by  ILCE-7M3, SONY
6/9 7:27
最終堰堤は左から巻く。
最終堰堤下を横断中〜
2019年06月09日 07:34撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/9 7:34
最終堰堤下を横断中〜
朝日をあびる伯耆大山南面。
2019年06月09日 07:32撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 7:32
朝日をあびる伯耆大山南面。
固有種・ダイセンクワガタが旬。あちこちで咲く。

やっと出会えたダイセンクワガタ 思ったよりも小さかった(te)
2019年06月09日 07:34撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 7:34
固有種・ダイセンクワガタが旬。あちこちで咲く。

やっと出会えたダイセンクワガタ 思ったよりも小さかった(te)
トリアシショウマ?
2019年06月09日 07:37撮影 by  ILCE-7M3, SONY
6/9 7:37
トリアシショウマ?
ここは穂高・涸沢かと錯覚してしまう(te)
2019年06月09日 07:56撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
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6/9 7:56
ここは穂高・涸沢かと錯覚してしまう(te)
ガレガレの三ノ沢を詰めていく。
2019年06月09日 07:58撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 7:58
ガレガレの三ノ沢を詰めていく。
マイヅルソウ。
2019年06月09日 08:03撮影 by  ILCE-7M3, SONY
6/9 8:03
マイヅルソウ。
イワカガミも旬。
2019年06月09日 08:03撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 8:03
イワカガミも旬。
迫力ある岩峰群、しかしそれはすべて崩壊寸前のギリギリの状態であったのだ。
2019年06月09日 08:05撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
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6/9 8:05
迫力ある岩峰群、しかしそれはすべて崩壊寸前のギリギリの状態であったのだ。
ツガザクラ?
2019年06月09日 08:22撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 8:22
ツガザクラ?
ダイセンクワガタ 何度も撮ってしまう(te)
2019年06月09日 08:27撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
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6/9 8:27
ダイセンクワガタ 何度も撮ってしまう(te)
クルマムグラ。
2019年06月09日 08:28撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 8:28
クルマムグラ。
槍ヶ峰へ、最後の登りは草付きの急登。
2019年06月09日 08:35撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 8:35
槍ヶ峰へ、最後の登りは草付きの急登。
イワカガミの大群落。
2019年06月09日 08:37撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 8:37
イワカガミの大群落。
コケに咲くスミレサイシン。
2019年06月09日 08:38撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 8:38
コケに咲くスミレサイシン。
槍ヶ峰の尖がり
2019年06月09日 08:42撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
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6/9 8:42
槍ヶ峰の尖がり
雲海の稜線。
2019年06月09日 08:45撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 8:45
雲海の稜線。
とても西日本の山とは思えない。
2019年06月09日 08:46撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 8:46
とても西日本の山とは思えない。
ガレガレの槍ヶ峰。あぶね〜!
2019年06月09日 08:46撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 8:46
ガレガレの槍ヶ峰。あぶね〜!
三ノ峰1692mに向かう。
右側は山体崩壊中だ(te)
2019年06月09日 08:48撮影 by  ILCE-7M3, SONY
1
6/9 8:48
三ノ峰1692mに向かう。
右側は山体崩壊中だ(te)
三ノ峰山頂から望む天狗ヶ峰(右)と剣ヶ峰(左)。
2019年06月09日 08:51撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 8:51
三ノ峰山頂から望む天狗ヶ峰(右)と剣ヶ峰(左)。
三ノ沢を稜線から見下ろす。もうすべてが崩壊中の危険な状態だ(te)
2019年06月09日 09:08撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/9 9:08
三ノ沢を稜線から見下ろす。もうすべてが崩壊中の危険な状態だ(te)
雲海に浮かぶ剣ヶ峰
2019年06月09日 09:08撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
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6/9 9:08
雲海に浮かぶ剣ヶ峰
テガタチドリ。→ ノビネチドリの誤りでした。
2019年06月09日 09:12撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5
6/9 9:12
テガタチドリ。→ ノビネチドリの誤りでした。
烏ヶ山が雲海に飲み込まれる〜(te)
2019年06月09日 09:19撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
7
6/9 9:19
烏ヶ山が雲海に飲み込まれる〜(te)
北西側には弓ヶ浜が微かに見えた!
2019年06月09日 09:20撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/9 9:20
北西側には弓ヶ浜が微かに見えた!
弥山にはたくさんの登山者
2019年06月09日 09:20撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/9 9:20
弥山にはたくさんの登山者
剣ヶ峰1729mに到着。伯耆大山最高峰。

ここまではまだ序の口であった(te)
2019年06月09日 09:29撮影 by  ILCE-7M3, SONY
8
6/9 9:29
剣ヶ峰1729mに到着。伯耆大山最高峰。

ここまではまだ序の口であった(te)
滝雲が見られた。

動画で撮ったらもっと迫力があっただろうね(te)
2019年06月09日 09:30撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5
6/9 9:30
滝雲が見られた。

動画で撮ったらもっと迫力があっただろうね(te)
三鈷峰に立つ登山者が見えるだろうか。背景の雲海に際だっていた(te)
2019年06月09日 09:36撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
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6/9 9:36
三鈷峰に立つ登山者が見えるだろうか。背景の雲海に際だっていた(te)
烏ヶ山が雲まみれ。
2019年06月09日 09:46撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 9:46
烏ヶ山が雲まみれ。
ここにもテガタチドリ。→ これもノビネチドリですね
2019年06月09日 09:49撮影 by  ILCE-7M3, SONY
6/9 9:49
ここにもテガタチドリ。→ これもノビネチドリですね
名残惜しい剣ヶ峰。

ここから本日のハイライトが始まった(te)
2019年06月09日 09:51撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 9:51
名残惜しい剣ヶ峰。

ここから本日のハイライトが始まった(te)
こんな景色に見とれているのも今だけ〜(te)
2019年06月09日 09:52撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/9 9:52
こんな景色に見とれているのも今だけ〜(te)
ザレザレの伯耆大山南面。
2019年06月09日 09:53撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 9:53
ザレザレの伯耆大山南面。
天狗ヶ峰から象ケ鼻への稜線は、今回のルートで最も酷かった。
2019年06月09日 09:58撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5
6/9 9:58
天狗ヶ峰から象ケ鼻への稜線は、今回のルートで最も酷かった。
目の前には迫力ある滝雲。でもこのあとはそんな景色を楽しむ余裕なってなかった自分(te)

心臓バクバクもんでしたね(クマ)
2019年06月09日 10:04撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
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6/9 10:04
目の前には迫力ある滝雲。でもこのあとはそんな景色を楽しむ余裕なってなかった自分(te)

心臓バクバクもんでしたね(クマ)
核心部はこのすぐ下にあった。ここからは見えない。というか、写真を撮る間がなかったのであった(te)
2019年06月09日 10:07撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
3
6/9 10:07
核心部はこのすぐ下にあった。ここからは見えない。というか、写真を撮る間がなかったのであった(te)
核心部を通り抜け一安心。
2019年06月09日 10:16撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/9 10:16
核心部を通り抜け一安心。
『おだまり!』(笑)
2019年06月09日 10:14撮影 by  ILCE-7M3, SONY
3
6/9 10:14
『おだまり!』(笑)
今回は縦走ではなく、南北縦断で上から降りて来たが、南北縦断でも一部分だけ禁止区域を通過してしまう。個人責任で!
2019年06月09日 10:22撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 10:22
今回は縦走ではなく、南北縦断で上から降りて来たが、南北縦断でも一部分だけ禁止区域を通過してしまう。個人責任で!
ヤマツツジが終わりかけ。
2019年06月09日 10:25撮影 by  ILCE-7M3, SONY
6/9 10:25
ヤマツツジが終わりかけ。
ユートピアの向こうに三鈷峰。
2019年06月09日 10:27撮影 by  ILCE-7M3, SONY
2
6/9 10:27
ユートピアの向こうに三鈷峰。
右下の谷が山スキーでよく滑られるという振子沢だ。
2019年06月09日 10:30撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
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6/9 10:30
右下の谷が山スキーでよく滑られるという振子沢だ。
三鈷峰山頂1511m。今回は雲海で弓ヶ浜の景色が見れなかった。
2019年06月09日 10:59撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 10:59
三鈷峰山頂1511m。今回は雲海で弓ヶ浜の景色が見れなかった。
伯耆大山北面の景色。南面と北面の両方が見れるのはこの南北縦断ルートならでは。

上手い具合にガスが晴れてくれましたね(te)
2019年06月09日 11:07撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 11:07
伯耆大山北面の景色。南面と北面の両方が見れるのはこの南北縦断ルートならでは。

上手い具合にガスが晴れてくれましたね(te)
元谷は雲海で埋まっている〜
2019年06月09日 11:13撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
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6/9 11:13
元谷は雲海で埋まっている〜
んーと?→ ヤマボウシですね。
2019年06月09日 11:48撮影 by  ILCE-7M3, SONY
6/9 11:48
んーと?→ ヤマボウシですね。
気持ちのいいブナ林を進む。
2019年06月09日 12:20撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 12:20
気持ちのいいブナ林を進む。
下宝珠越えで降りずに、宝珠山に登る。
2019年06月09日 12:24撮影 by  ILCE-7M3, SONY
6/9 12:24
下宝珠越えで降りずに、宝珠山に登る。
大山スキー場上部。
2019年06月09日 12:37撮影 by  ILCE-7M3, SONY
6/9 12:37
大山スキー場上部。
この景色で、しばし休憩。爽やかな風が吹いてました。
2019年06月09日 12:37撮影 by  ILCE-7M3, SONY
3
6/9 12:37
この景色で、しばし休憩。爽やかな風が吹いてました。
アカツメクサ。
2019年06月09日 12:58撮影 by  ILCE-7M3, SONY
6/9 12:58
アカツメクサ。
モンシロチョウがモンキチョウにLOVEアタックされている。こんな由々しきことがあっていいのか(笑)。
2019年06月09日 13:08撮影 by  ILCE-7M3, SONY
6/9 13:08
モンシロチョウがモンキチョウにLOVEアタックされている。こんな由々しきことがあっていいのか(笑)。
ハナニガナ
2019年06月09日 13:10撮影 by  ILCE-7M3, SONY
6/9 13:10
ハナニガナ
帰る途中に撮った伯耆大山西面。威風堂々としたこの姿には、畏怖すら覚える。
2019年06月09日 15:29撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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6/9 15:29
帰る途中に撮った伯耆大山西面。威風堂々としたこの姿には、畏怖すら覚える。

感想

 梅雨前のこの時期、個人的に恒例となりつつあった伯耆大山・南北縦断ですが、今回はIMP西日本活動として、テカポさんをお招きして行ってきました。現在、長期出張中の山口市から遠路400kmをお越しいただくには、それなりに登り応えのある山やコース取りでなくてはなりませんが、今回はちょっと行き過ぎました。去年も同じコースを歩いていたのですが、かなり浸食や崩壊が進んで、一部分でしたが、スリリングなガレガレのナイフリッジ通過となってしまいました。一瞬、ロープを出すことも考えましたが、支点となるピナクル自体も崩壊しそうであきらめました。しかし、心臓がバクバクしたと仰ってましたが、下から見ていて安心感のあるバランスで、一歩一歩、ガレを崩さない様にそっと出すフットワークにも間違いの無さが感じられましたよ。

 この危ない部分を除いて、伯耆大山を堪能できる変化のあるルートで、高山の雰囲気やダイナミックな南北両面の景観を楽しんでいただけたと思っています。ぜひまたご一緒できることを楽しみにしています。
クマ

石川ミリオンピークスのkumaさんからお誘いを受けて、
今日は4か月振りの大山へやってきた。
車2台を利用して南北縦断をやろうというのだ。

6:30三ノ沢取り付きの文殊堂にはすでに多くの駐車車両、
10台以上はあっただろうか。
三ノ沢から剣ヶ峰までは一般登山道ではないが、
地元の方たちには良く知られたルートのようだ。

堰堤をいくつも越え、次第に南壁が覆い被さるかのように
目の前に迫ってくる。
まるで穂高連峰の涸沢のようだ。

ガレた斜面を何度か登り、稜線に出た。
まずは三鈷峰へ。
稜線の両側はひどく痩せ、この山が山体崩壊をしているのが
良くわかるのであった。

三ノ峰から剣ヶ峰へもさらに崩壊が進んだ稜線を行く。
この辺りは今も急速に崩壊が進み、
次に来た時にはさらに違った景色となっていることだろう。

剣ヶ峰からの景色はほんと素晴らしかった。
周囲を雲海に囲まれ、そこはまるでアルプスにでも登ったかのように
錯覚させられてしまう。
ガレガレの急登で疲れた脚を休息させるためにも
これから控える難所に備えるためにも
いつもより長めの休憩をとった。

さあ、天狗ヶ峰から象ヶ鼻への難所へとやってきた。
そこは崩壊が進む稜線がひと雨ごとにその姿を変え、
手にするもの、足場となる場所すべてが崩れていくという状態。
岩ではなく、ガレた砂利が堆積しているという状態だ。
一歩踏み出すごとにガラガラと両側の谷へ落下していく足元の岩。
通常のクライミングの理屈、動作が通用しない・・・
あまりの緊張にこの数年間経験したことのない心臓の激しい鼓動。
「落ち着け!!」
自分に言い聞かせ、脈の落ち着くのを待って
次の一歩を慎重に出す。
時には馬乗りになって崩れる稜線を進んでいく。

無事に通過した。
もう喉がカラカラだ。
ユートピア小屋で休憩を取り緊張を解き放つ。

宝珠尾根を下っていく。
美しいブナの森に癒されながら、
さらに緊張が解け、足取りも軽くなっていた。

kumaさん、今日は本当にありがとうございました。
ここ最近のゆるゆる系山行にカンフル剤を注入された一日でした。




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コメント

お久しぶりです
kuma-sanお久しぶり ヤマレコ八つが岳以来
tekapoさん初めまして
kuma-san、自分は今は岡山に単身赴任中で
大山南北横断レコにびっくり
相変わらずすごいですね
大山もホームタウンになりつつありますが
危険な稜線へ行ったことはありません
なかなかドキどきのレコを見させていただきました
今度はユートピアへオダマキ見に行こうかなと思ってるこの頃
またどこかでお会いできるといいですね
2019/6/10 19:47
Re: お久しぶりです
ウエハルさん、ごぶさたしています。
そーですか、岡山にいらっしゃるんですね。
米子道ですぐに大山に行けますね。
うらやましいかぎりです。

ユートピアに行くのであれば、
このルートはいかがですか?
今回ほど厳しいルートではありません。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-742955.html
クマ
2019/6/10 23:02
ueharuさんへ
ueharuさん、初めまして〜
私も山口出張となって、伯耆大山を初めて登り、この日が2回目でした。
独立峰の美しい姿、崩壊激しい荒々しい姿と
登るごとに楽しませてくれる山ですね。
今回はあまりにも刺激的過ぎましたが

お花も高山植物がたくさん咲き始めていて、
また季節を変えて登ってみたいもんですね。
2019/6/11 6:34
まさに名山
クマさんこんばにわん。
テカポさんはじめまして。

大山もクマさん定番の山のひとつですね。
山を知り尽くしたクマさんが毎年訪れるってことだけで素晴らしい山だというのはきまってますが、写真を拝見するとそれがよくわかります。
今回は がまたいい仕事をしていますね。

しかし慣れた南北縦走も今回は様子が違ったようで。
これからどんどん崩壊が進んでますます危なくなって、立ち入り禁止区間が広がるなんてことになると自己責任でちょろっとだけ通過ってわけにもいかなくなるかも?
早く行っとかないとな〜
2019/6/10 22:47
Re: まさに名山
カノスケどん、まいどです。
伯耆大山には『一木一石運動』というのがあって、大山から崩落した石を、登山者に一人ひとつずつ持って山頂に登ってもらい、その石で浸食溝を埋めたり、植物の苗を植えたりして、浸食や崩落を防ごうとする運動です。

そもそもなぜこんなにガレガレの山になってしまったのか?ということに対して、人間(登山者)が踏み荒らしたからだと言われていますが、それだけではここまでひどい状態にならないのは他の山を考えたら判ります。最大の原因は、この地方の先祖の方が、生活などのために植物(木)を抜きまくってきたからだと考えます。地学的に古い地層であることがこれに拍車をかけています。自然というのはいったん狂いだすと、手のつけられようのない状態になることが、つくづく思いやられます。

この自然がいつまで続くか・・・全面立入禁止になる日も、そう遠くはないと思いますよ。
クマ
2019/6/10 23:42
kanosukeさんへ
kanosukeさん、初めまして〜
この日は雲海が素晴らしく、壮大な滝雲が流れ落ちる光景を楽しめたりもしました。
きっと動画やタイムラプスならその迫力がお伝えできたんですが。

それにしても山の崩壊は激しく、このコースも来年はさらに姿を変え、
きっとより困難な状況となっているかもしれません。
このルートが通れなくなるということは南北縦走が出来なくなり、
それは残念なことです。
でも、だれでもこのルートは行けるということでもないし、
自己責任では済まないことにもなりそうですね。
2019/6/11 6:41
大山は登りたいんですけどねぇ
関東からは遠いので何かの機会やきっかけがなければ行かないだろうな、と常々思っているところにkumaさんからのお誘いの告知が。土曜日に新幹線等で移動してお誘いに乗ろうかどうか迷ったんですけど(1日くらいw)結局パスしてしまいました。でもいつかは登りたい山です。
写真の「ん−と?」はヤマボウシではないでしょうか?
2019/6/11 20:31
Re: 大山は登りたいんですけどねぇ
レッズさん、まいどです。
 関西には吉野山とか比叡山、高野山など、日本人としての精神世界が深い場所があります。多くは山岳信仰や自然崇拝によって極められたものですが、やはり歴史的な理由で京都や奈良にある場合が多いです。より深く山に分け入ったら、より深まるだろうと思ったら大間違いで、いまの時代、それはおうおうにして観光地のなかにひっそりと埋もれている場合が多い・・・これは以前の吉野山でのボクのレコの感想ですが、レッズさんも再訪したいと仰ってました。
 ちょっと計画や日程調整がめんどくさいですが、これらの古刹をからめていったら面白いんじゃないでしょうか。

 ヤマボウシですよね。最近、判っているのに、違うように見えて仕方がないのです。なにか精神が分裂気味なんですかね?
クマ
2019/6/11 20:54
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